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そんな独り言
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クルマが飛ぶほどの速度

2017年06月12日 09時44分46秒 | Weblog

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170611/k10011013831000.html


確かに、盛り土が車体の跳ね上げの原因になった可能性はある。

検証では、
路肩側のガードレールに接触痕があったと。

通常のこの類の事故なら、
スピンして停まってる事が多い。

ガードレールに接触したり、
スピンする事によって、
運動エネルギーが食われていくからだ。
100km/h位なら、飛び出す事は無いような気がするが。


盛り土が高さ70cm。
ガードレールの上端は更に上にある。
ドライブレコーダーの映像をみるに、
更にフェンスがあった。

それを乗り越えていく運動エネルギーはいか程か?

法定速度を大きく上回った速度で走っていた事は明確だ。


しかしながら、

高速道路の中央分離帯は、
この様な事故を想定してはいまい。

場所によっては高いコンクリートの壁で遮られているが、
大半は70~80cm位の高さの普通のガードレールだ。
補修工事の際は反対車線に迂回させる事もあるので、
完全固定式ではなさそうだ。


高速道路の法定速度は、
多くのクルマの性能の最大公約数。
それこそ、ついぞ10何年か前までは、
軽自動車の法定速度は80km/hだった。
それが、
軽自動車の性能の向上と共に、
(速度差が引き起こす危険もあったろう)
100km/hに引き上げられた。

高速走行に際しては、
そのクルマの「性能」が要求されよう。
動力性能しかり、
制動性能しかり、
空力性能しかり。
車体の大きさ重さ、タイヤの大きさも大きなファクター。


このドライバー(医師)は、普段は高級車にでも乗っていたのだろうか。
代車のデミオで同様の走らせ方をしてしまったのか。
もしそうなら、そこに大きな過失があったか。

デミオが悪いクルマとは言わない。
が、
高速道路での法定速度を大きく超えて走らせる事に適した車体ではないだろう。


そのクルマの性能を把握し、
その範囲内で走らせる。
それがクルマを運転させる技量だと思うのだが。