ホンダが2016年9月16日に発売した小型ミニバン「フリード」は、ホイールを重くしてロードノイズを減らした。
新型フリードのホイールは鉄製とアルミニウム(Al)合金製の2タイプがある。いずれのホイールも、1個当たりの質量を1kg重くした。具体的にはホイールのリム外周部の肉厚を、従来のホイールよりも10%厚くした。
リム外周部の肉厚を増やすことで、ホイールが回転したときの慣性力が増える。従来のホイールよりも回転が安定するため振動が抑えやすくなり、ノイズの発生を減らせる。「従来のホイールに比べて、音圧(dB値)で10~15%ノイズが下がった」(同社)という。
なお、ホイールを重くしたことで車両質量は4kg増えたが、その増加分はシートや内装などの軽量化で補ったという。
バネ下荷重の軽減は、
加速・ブレーキ・ハンドリング等、クルマの走りに関して良い事尽くめなんだな。
しかしながら、
日常での使用で感じられない効果なら、
ユーザーに「分からせ易い」効果を狙うのもアリだな。
十数年前だが、
トピーがデザインされたスチールホイールを発売した事があった。
硬質なアルミホイールより、衝撃を吸収するスチールの方が乗り心地が良いと。
まあ実際、
重いホイールの方が乗り心地はいいな。
エポックメイキング・ホンダなんだから、
いっそ、スチールホイールでやってくれれば良かったのに。