http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160804-00000047-zdn_mkt-bus_all
スマホに拒否反応を示すオヂサンはどうなんでしょう?
国道を走行中、信号待ちで停まる。
ふと、
右手の中央分離帯に目が行った。
花束。
風雨にさらされたか、
はたまた、
長きに渡って横たわっていた所為か、
ドライフラワー化している。
この場所で何かあったのか、
はたまた、
偶然に放り投げられた花束なのか。
ピンクの包みの花束。
中身はバラだろうか。
お祝い事用に見える。
弔い用ならば、もう少し地味だろう。
ならば、
勘繰るほどの意味もないだろう。
誰かにプレゼントされ、
華やいだ一瞬を演出した花束。
今は廃棄物として蔑まれる。
花束は作られたその瞬間から、生物でなくなる。
そこで生を断ち切られたから。
だから終わりも、ただの廃棄物になる。
花束は横たわる。
かつての華やいだ一瞬と、
信号が変わるまでの時間と、
どちらが長かったか。