日曜日の通勤。
いつもと変わらないルートなのだが、
交通量が極端に少ないので、
まわりの景色が良く見える。
気がつけば、
道路は当然として、歩道にも雪は見当たらない。
弱い朝陽を浴びるアスファルトは懸命に冷たさを主張する。
風は未だ冷たいが、逸る気持ちが空気を伝わってくる。
なんか懐かしい空気。
なんだろう。
卒業式の頃の風。
新たな始まりのための、
ひとつの終わり。
気持ちが、先に歩いていく、妙な感覚。
ベイブリッジから見下ろす街の風景も、
穏やかな表情になってきている。
空の色も少し明るい。
最早、新しい門出なんか遠い記憶の中。
若しかしたら、想像の中だったかもしれない。
働く環境は変わったが、
こうして何も変わらぬ感覚の自分は、
どこか、取り残されているような気分でいる。
いつもと変わらないルートなのだが、
交通量が極端に少ないので、
まわりの景色が良く見える。
気がつけば、
道路は当然として、歩道にも雪は見当たらない。
弱い朝陽を浴びるアスファルトは懸命に冷たさを主張する。
風は未だ冷たいが、逸る気持ちが空気を伝わってくる。
なんか懐かしい空気。
なんだろう。
卒業式の頃の風。
新たな始まりのための、
ひとつの終わり。
気持ちが、先に歩いていく、妙な感覚。
ベイブリッジから見下ろす街の風景も、
穏やかな表情になってきている。
空の色も少し明るい。
最早、新しい門出なんか遠い記憶の中。
若しかしたら、想像の中だったかもしれない。
働く環境は変わったが、
こうして何も変わらぬ感覚の自分は、
どこか、取り残されているような気分でいる。