会社の向かいの土地は土を盛ってある。
丁度、私の座っている席から真正面に見える。
ただの雪山だと思っていたのが、
徐々に雪が消え、土の部分が多くなってきた。
天気予報を見ても、
暫らく雪のマークは無く、
このまま春に向かうと思われる。
が、
天気は良いものの、風は冷たく、
「そう簡単にはいかないよ」
と、冬が居座ろうとしている様だ。
春は我々にとっては忙しい季節だった。
”だった”という過去形になってしまうのは、
この10年位ですっかり風向きが変わってしまったからだ。
新卒者がクルマを求めなくなって、どの位が経っただろうか。
今では、普通の月と変わらない。
多少、車検とかは混むが。
年度変わりで煩雑なだけ。
さて、
それでも春は「始まりの季節」。
私の様に歳と共に変化に鈍くなっている人間にも、
何かを感じさせてくれるだろう。