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そんな独り言
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復活

2005年11月20日 17時25分48秒 | Weblog
今日も朝からタイヤ交換。
天候も回復せず。
大抵、降り始めって、
その後はまた暫らく晴れるんだけども、
この冬はご覧の通りです。
みぞれも冷たいだけなんでね、
普通の雪の方がいいです。

午後来店したお客様に聞かれてTVを付けた。
マラソンだ。
「高橋尚子復活か」
の文字が踊る。
30km地点を過ぎた辺りだ。
高橋は3位。
前走者を風除けにして、淡々と走っている。
恐らく、35km地点くらいでのスパートか。

1、2位の選手が1番7番に対して、
31番という大きなゼッケンを着けてのレース。
時代が流れたという事か。

表情には苦しさは無い。
予想通り、スパートにはいる。
あっという間に後続をちぎってしまった。
強い。

再起を賭けたレースだったが、
肉離れを起こしていると新聞に載っていた。
痛みを堪えての出走。
独走態勢に入った彼女を、カメラも大きく捕らえる。
と、体つきが随分変わったことに気が付く。
以前のふっくらとしたおもむきとは違い、
削ぎ落とした様な、筋肉質な体つきに変わっている。
トレーニング方法が大きく変わったのだろう。

金メダリストにも関らず、
出場出来なかった前オリンピック。
環境を変えたことに批判も相次いだが、
自力でここまで仕上げてきた事を、
その鍛え上げられた身体が物語っている。

2位を200m以上引き離してゴール。
文句なしの復活だ。
タイムはレコードとは程遠い。
全盛期ならば、
残り半分位の地点からスパートをかけて、
独走態勢に入り、そのままゴールだった。
このレースでは、
終盤まで3位のポジションを守り、体力を温存した。
「確実に勝つ」という事に拘ったのだろう。

以前ならば、
類稀な才能を思う存分発揮するだけで、
他の選手を寄せ付けない走りをみせた。
それが今回のレースは、
絞りきった身体とクレバーなレース運びという、
新たな武器を携えての完全復活となった。

”これから、どんどん強くなる”
そんな期待を感じさせる、
完全復活ではないだろうか。
コメント
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