青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

駅の「売店」~三種の神器・今と昔

2020-11-30 | 昭和・懐かしい北摂の風景

ここは阪急宝塚線・蛍池駅の東口です。1978年まで僕は、西口改札前の小さな売店で、猪木の名勝負の数々を報道した大スポを買っていたのですが、高齢のお婆さんが店を閉めたため、それ以降この東口を使うようになりました。

この写真は昭和54年(1979年)頃と、現在を比較したものです。

僕がジョン・レノンが凶弾に倒れたニュースを知ったのもここです。学校帰りに駅売店をいつものように覗くと、ジョン・レノンの悲報が目に飛び込んで来ました。

駅の売店ではいわゆる夕刊紙だけではなく、スポーツ新聞の早刷りも売られていました。米で開催されているゴルフトーナメント。例えば現地木曜に開催されているマスターズ初日の新聞報道は、当時は土曜の朝刊でした。インターネット等無かった時代は、これが普通でした。しかし駅売店に行けば、金曜午後にはそれが報道された新聞が買えました。この半日の違いが大きかった。

ここで、高3の時に初めて宝くじを100円で1枚買いました。それが10万円当選!次に宝くじを買ったのは、いつだったか覚えていないのですが、第一回の年末ジャンボ1等前後賞込み3000万円が発売された時です。確か、1万300円リターン!

当時の駅ナカで売れる“三種の神器”は、「たばこ、雑誌、新聞」でした。しかし、コンビニが増えるに従って、その需要に変化が現れました。現在は「おにぎり、調理パン、ベーカリー」に変化し、駅ホームの売店も、駅ナカのミニ・コンビニに変わって行ったのです。

昔の駅の売店のおばさんは、数人が1度に新聞や、タバコ、ガムを求めても、暗算で次々とお客を神業で捌いていました。御釣りもあっと言う間で、電車に乗り遅れないよう、ものすごい速さでお客対応をしていました。今はそんな売店はなく、店員は自分のペースで、バーコードでピッピとのんびりお客を捌いています。

電車の中でも、新聞・雑誌を読む人は今ではほとんど目にしません。みんなスマホ。あのスマホへの熱中度は、依存症というか病気としか言いようがないのですが、携帯会社がCMの大スポンサー様ですから、どのマスコミもそうは言いません。



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