青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

これが消えて、家族がバラバラに・・・

2021-02-05 | こんな「モノ」ありました!

これ何か分かりますか?

僕の世代で分からない人はいないと思いますが、若い人には見たことが無いという人がいます。



電話帳です。しかも我が家で、僕が4歳くらいの時から(10年以上)使っていたものです。ここに載っていた名前をまず覚えました。名前というか、「文字」「漢字」です。そして電話番号も。

最初は親戚や両親の知り合いばかりだったのが、自分の友達の名前も加わって行くのが嬉しかった記憶があります。こうやって、家族の交友関係が家族間でオープンになり、これがいろいろな面で犯罪・非行防止になっていたと思います。

今は携帯端末に電話番号を登録するので、電話番号を覚えない。家族であっても交友関係が分からない。子供の頃から家の電話に架かって来る電話対応を行わない。

結果、社会人になって「電話を取るのが怖い」だの、電話での「言葉使い」や「礼儀」も知らない若者が蔓延してしまった。

また、メールばかりで年賀状は出さない・・と言うのは日本の伝統を壊しながらも個人の勝手ですが、字が汚い人がものすごく増えたし、手紙の書き方、いや宛名の書き方さえ知らない人が若年層を中心に増えました。電話のかけ方を知っているか、どんな字を書くかというのは、人の印象を決定する大切な要素の1つです。そういうことを知らない人が、今や親世代になってしまいました。

こういう「電話帳」が使われなくなっただけで、若者の犯罪を増加させ、親の知らないことを増加させ、人の能力を狭めてしまったような気がします。



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