青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

昭和のダイエー ~遥か昔の懐かしい景色

2024-08-18 | 昭和・懐かしい北摂の風景

今も尚現存する昭和の懐かしい建物であり、最も古いダイエーである「曽根店」が、間もなく取り壊しになります。同じ阪急電鉄・宝塚線・池田駅前にある「ダイエー池田店」は、改築を終えたという意味で先輩店になります。そのダイエー池田店は、現在の店舗と昔のそれとは実は場所も変わっています。もう昔の店舗がどこだったか知る人も減り、え?昔からここじゃないの?という人の方が多いかも知れません。

懐かしい昭和のダイエー・池田店を現在の景色と比較してみましょう。

昭和51年(1976年)撮影のダイエー池田店です。さて、これがどこにあったのかと言うと・・・。

目の前に踏切があり、阪急宝塚線の電車が走っています。国道176号線・池田市役所前交差点を南に下がり、線路を超えた右側にダイエーはありました。写真のように「よる8時まで営業」と、垂れ幕がかかっています。

今では考えられない営業時間の短さですが、そもそも働き方改革と言われても、盆も正月も、朝から夜遅くまでお店が空いているから、会社から帰宅する時間も遅くなるのかも知れません。僕が子供の頃は父親が夜7時には家にいて(時には残業で遅くなる時もありましたが)、家族みんなで食卓を囲むのが普通でした。

これが現在。駅前再開発で移転し、駐車場になっています。昭和51年当時、ダイエー側から踏切の反対側を見ると・・・

現在は踏切が高架になっていますので、印象が随分違うかと思います。踏切待ちの人々が当時は大勢いました。ちなみに、電車の線路はどこも高架化していなかったのに、現在のように人身事故によって電車が長時間止まることはありませんでした。自動車が踏切内で立ち往生したり、子供が硬貨を線路に置くいたずらがあったのにです。

写真中のお好み屋さんの向こうの自転車屋さんは、今も営業しています。

昔の写真の街の景色の方が、確かに建物は古臭いのですが、先進国の景色であるように見えるのは、人が多いからだと僕は感じます。特に子供が多い。昔を懐かしむのが悪いことだとは僕は思いません。「温故知新」・・時にはふり返って、いろんな意味で生活を見直すのも必要ではないでしょうか?