酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

東京海上ごときに負けるか!1【プロローグ】

2006-01-19 12:24:55 | 怒っちゃうぞ系
仕事に向かう車の中で携帯が鳴り出した。

夏休みのこと。部活に出かけた娘が自動車にはねられ、救急車で運ばれたとのことで、ケガはしているがたいしたことはないらしい。
診断では「全治1週間」の切傷・打撲であり、本人は痛がっていたがツバでも付けとくような程度だろう。

(事故概要は画像のとおり。)
加害者は小学校の事務職員であり、通勤途中だったらしい。
何回か菓子折りを持って謝りに来ていただいたが、なんとも頼りないボーッとした方だった。一緒に来た教頭先生の方が平謝りだったことが印象的だった。
「まぁ、たいしたケガではないし、事故は誰でも起こすものですから仕方ないですよ。後は保険屋がちゃんとしてくれるでしょうから。」
と応対したことが、まさかこんな展開になるとは・・・

東京海上ごときに負けるか!2【自転車】

2006-01-19 12:23:21 | 怒っちゃうぞ系
夏休みも終わり、明日から2学期。
「ところで自転車どうなってるの?」と、娘。
そうだ!事故直後に保険屋担当が手配した自転車屋が持っていった後、何の連絡もない。
だいたい、事故当日に「私、谷川が担当になりました」と電話があったきり、相手の保険屋からなんの音沙汰もない。
自転車屋に聞いたところ、
「何も連絡ないのでこちらも困っています」
保険会社に連絡がつかないので、加害者に問い合わせ。
「事故処理はどう進んでいるのでしょうか?」
「さぁ?保険屋にまかせていますので。連絡とってみます」
「そうですよねぇ、でも明日から自転車が必要なのですが・・・」
夜にやっと保険屋から電話。
「自転車は2、3日で届きます」
「はぁ、新学期から必要なのは判っていたでしょう?」
かくして新学期はタクシーで始まった。
次の日、ま新しい自転車はやってきた。

東京海上ごときに負けるか!3【過失相殺】

2006-01-19 12:20:34 | 怒っちゃうぞ系
8/31の自転車騒動からまた何ら連絡もないまま10/5に書類が郵送されてきた。
保険金の振込先やら委任状やら領収書などを送ってくれというものである。
記入の方法がわからないことで、問い合わせたところ・・・
「自転車も軽車両なので、車両対車両の事故であるのでおたくに2割の過失がある。これは判例で決まっているが、自転車相手なので治療費など全額の補償は出します。」
とのこと。

「馬鹿を言うな。青信号を守り自転車通行帯を渡っていた中学生が2割の過失があるなどありえない。」
「親の気持ちは理解できるが判例で決まっている。もっとも今回の件でおたくに2割の請求をすることはないし、賠償も全額支払われる。」
「お前も悪いと言われたなどとは娘に説明できない。2割の過失があると主張されるならもし過失分払うことになろうとも、娘に過失がないことを争う。」

すぐに書類を返送し、一ヵ月後11/9に物損(ヘルメット代2900円)の支払いハガキが届く。
まぁ、さすがにそろそろ人身事故分の示談書なども送ってくると思っていたが、甘かった。
またも何の音沙汰も無いので11/25にこちらから電話。
あくまでも喧嘩を売っているつもりなのか、この谷川という担当者。
「あのぉ、人身分はどうなってますか?」
「2,3日中に書類を送れると思います。」
「2割の過失があると言われることについては許せません。無過失を主張しますので示談書もそのつもりで書いてください。」
「とにかく書類を送りますので。」

免責証書(示談書)と計算書が11/29郵送されてきた。
賠償金額は安いほうの基準で計算されていたが、そんなことはどうでも良い。
問題は、支払い内容だけで過失割合が明記されていないこと。
『最後までこのふざけた対応か!このままでは絶対許さん!!!』

・この事故で自転車に過失などありえないこと。
・そもそも自賠責保険内での被害者の場合、過失相殺という考えがないということ。(※要注意:皆さんは保険屋に騙されている!)
・自賠責保険請求は被害者が直接できること。(つまりふざけた保険屋のいうことを黙って我慢する必要は全くない!)
・保険業法、自賠責法にはそれぞれ「契約者等の不利益の禁止」と「被害者保護の目的」があり、被害者放置は不法行為となりうること。
以上を確認して(確認の方法は内緒^^;)まずは軽いジャブである。

12/1【免責証書】には写真のとおり、
『娘の無過失の主張・不愉快な対応への保険会社の謝罪要求』
を書き加え、さらに保険会社サービス課長あてに文書を同封した。
『連絡もせず放置した実態・過失について全くの虚偽を説明したこと』
について担当者谷川のあまりに酷い対応を知ってもらおうと思ったからである。

東京海上ごときに負けるか!4【戦闘開始】

2006-01-19 12:17:58 | 怒っちゃうぞ系
仕事納めも近い12/27・・・あれから何の連絡も無い。
こちらの要求に不都合があれば連絡するように書いておいたのにもかかわらず。
キレタ!!!----(キターではない^^;)
保険屋担当がふざけた対応とるのは、
【最初はガタガタ言ってるが、素人など何もできずどうせ泣き寝入りするしかない】
とタカをくくっているからである。

では素人の反撃を見せてやろう。次の戦略を実行する時が来た。
いくら頭に来たといっても、素人が民事訴訟に持っていくのはリスクが大きい。
裁判になると相手はクソ担当ではなく、弁護団組むのも平気な大企業となる。
作戦の基本はあらゆる合法な方法で揺さぶりをかけ、保険会社が保身のためカス担当を処分するよう仕向けることが目標である。

1 加害者を過失傷害で刑事告発→もちろん起訴猶予だろう
2 起訴猶予をもって、事故の早期解決を指導しなかった監督者の責任を問う。
(校長や教育委員会に責任を求めるのである。加害者の自覚を持たなかった罰である)
3 加害者へ直接、裁判所基準の金額で賠償請求(内容証明)を行う。(保険屋が放置するよう指示すれば思うツボ。時効停止確認を行い、いくら遅れても良い。延滞金要求及び解決の意思なしの証明ができる。)
4 交通事故紛争センター等の無料弁護士相談で斡旋相談する。(賠償金の基準が裁判所基準で計算され、さらに会社側へ不適正業務の指導がされる)
5 最終的には保険業法と自動車賠償責任法に抵触するので行政指導か、相手の出方では不法行為を問う。(谷川の怠慢が不当だと認められればこっちのもの)

朝一で1、2を加害者に警告した。(翌日12/28に告発予定だと言っておいた^^;)
驚いた加害者は担当谷川へ連絡、すぐ電話するよう申し入れたらしい。
しかし谷川から電話がかかってきたのは15:30。(加害者もあきれていた)
「一度お伺いしてご説明したいのですが・・・」
「なんだと!今まで1度も連絡もしなかったのに何をお伺いすることがある?」
「すみません、今度はきちんと説明させていただきたいので」
「うちの要求にはっきり回答するんだな?」
「は、ちゃんとご説明させてください」
結果、12/28に説明を受けることで了承。しかし、仕事の事件で後日となる。

東京海上ごときに負けるか!5【本丸】

2006-01-19 12:15:35 | 怒っちゃうぞ系
年を越して2週間、仕事のドタバタも終焉を迎えた。
あれからまた連絡がない。
この谷川って男、連絡せずに放置すれば済むとでも思っているのか?
「あのぉ、いつにしますか?」
「ご都合よければいつでもいいです、明日でも。」
「課長の謝罪文書もって来るんですか?それとも要求は呑めないとの説明ですか。」
「いえ、ですから1回説明を・・・」
「きちんと回答できないのであれば来られても無駄です。」
「では、お伺いできるか上司と相談して明日昼にご連絡します。」

次の日、約束の昼ははるか過ぎて、16時。
をぉーい^^; もう笑い話にもなりませんって・・・
「サービス課長お願いします。」
「谷川ですが・・・昼電話し損ねたので夕方にしようと思ってました。」
「あなたじゃ話にならん、課長をお願いします!」
「課長に説明をしますので、一旦切らせてください。折り返し連絡します。」
「やはり話伝わってないんですよね!課長と話がしたい・・・」
「一旦切ります、ガチャ!」
これが保険屋のクズ担当者のやることである。
思ったとおり上司への報告なんてしていないことが明らかになった。
30分待った。
「あのぉ・・・」「あと少し待ってください、折り返し電話します、ガチャ!」
1時間待って、やっと電話がかかる。
「課長代理のOです。今回の件はなんとも本当に申し訳ありませんでした。」
「先ほど初めて報告を受け、この実態を知ったのですよね?」
「はい、申し訳ありません。私のほうからお詫びに参らせてください。」
「きちんと説明できますか?」
「はい、今回の件はこちらの完全な不手際だと認識しています。」
「では、お待ちします。」

東京海上ごときに負けるか!6【エピローグ】

2006-01-19 12:10:47 | 怒っちゃうぞ系
1/18東京海上日動火災のサービス課長代理が謝罪にきた。
現況説明として、課長あてに送付した文書のコピーを見せたところ、
「これは今日の報告でも見ていません。」と読み始めた。
谷川の説明は「連絡不足で相手が怒っている」というレベルだったようだ。
そこで、O課長代理に日時を追って経過説明する。
説明途中から「考えられない・・・ありえない・・・」
一段落すると「私共の考えていたことより大きい問題です。」とのこと。

O課長代理の話をまとめると・・・
1 今回の件は連絡不足というレベルではなく、会社の信用を失墜させる【不祥事】といえる。
2 2割の過失についてもこのケースでは発生し得ない。完全な事実誤認としか考えられない。
3 谷川が何を考えてこのような発言や行動をとったのか全く理解できない。
4 全面的に保険会社の不手際であり、不法行為で訴えられても仕方のない事例である。
5 教育不足なので指導する、という域を超えており、社内の別部署による調査を実施し、谷川については厳正な処分を実施する。社内の再発防止は教育指導というより監視が必要になるかもしれない。
5 課長名の謝罪文は作成してきたが、ここまでのことを想定していなかったので作り直してくる。
6 免責証書は対外的に出回るものであり、社の反省を込めて手書きのまま正式に取り扱いたい。

謝罪文についてはそのままで受け取ることにし、こちらの質問書にも回答してもらった。(写真)
こちらの意見や気持ちも理解していただき、どちらに非があるのかもはっきり回答いただいたので、これで終わりにすることにした。
元々、ただそれだけのことだったのだ。