酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

退院の日\(^^)/

2008-09-30 08:18:32 | のほほん日記系
今日は退院の日である。
昨夜はこっそり持ち込んだビールでひとり祝杯をあげた。
特に酒を飲みたかった訳ではないが、院内禁制を一回やってみたかっただけ。(笑)
今朝、いつもどおり巡回が来た。
「調子はどうですか?今も検温しますか?」
『この期に及んで検温はパス』
「入院の状態からみても正直こんなに回復するとは思いませんでした」
看護師さんは痛みや痺れがかなり残ると思っていたと言って、よかった、よかったを繰り返していた。
同室患者の話によると私の前に椎間板ヘルニアの大学生がいたらしい。
その人は入院時に歩いて入ってきたが、退院時には杖をついて帰っていったそうだ。
私は違和感ありありの痺れがあるが歩行に支障ない。
運がよかったと思わなければならない。

長かった。
8/29から9/18まで寝たきりの生活。
その後、術後2週間で自力でとりあえずの行動ができるまでになった。
前半苦痛の、後半不安と退屈の入院生活だった。

あと少し。
リハビリ通院とプール歩行で普通の生活に耐える筋肉を付けなけらばならない。
仕事復帰に向けしばらく自宅療養が続くのである。
ちなみに手術料は約10万円、19日の入院費約17万。
どう捻出しようか。

外泊許可

2008-09-26 10:36:38 | のほほん日記系
来週火曜日の退院を目前に、土日の外泊許可を申請した。
8月終わりから一月ぶりのシャバである。
やりたいことはいろいろあるが、すぐに足が疲労するのでウロウロはできなお。
できないどころか、家でゴロゴロしている可能性が高い。
しかし、まず焼肉食べてビールを飲むことが目標である。
日曜日の夕食は娘たちとお好み焼きを食べてから病院へ帰りたいと思う。
PTに自宅でどのくらい歩いていいかをきいたら[1km]にしておくように言われた。
自分では職場へ片道くらいは大丈夫だと思っていたので、ちょっとショックだった。
現状では犬の散歩が限度ということか。
確かに昨日からこっそり挑戦した階段使用も3階往復でかなり危ういし。
平地を歩くのとはとんでもない違いであった。
これが寝たきり入院生活約1か月、術後10日の現実である。
退院したらリハビリとプール歩行が日課となる。

再発の恐怖

2008-09-24 20:19:40 | のほほん日記系
傷の経過は順調らしい。
今日は血液検査でOKが出たので予定通りの抜糸だった。
後は退化しまくった筋力を回復させることに専念するだけだが、ここにきて痛かった左足の違和感の実態が「痺れ」だったことを感じていた。
主治医は手術が好きらしく、術後の患者には興味がない様子。
違和感も痺れも訴えたが「時間がくれば直ります」だと。
不安を隠しながらPTに聞いてみた。
『手術してまた戻ってくる人がいますか?』
「結構何人か見ましたねえ、また来たよって」
どへぇー、早い再発の人もいるのか。
復帰のトレーニングで腰が痛い。
昨日は頑張って15分歩いたのでふくらはぎともも前面が筋肉痛なのであった。
そうなると足の痺れが、いつ痛みに変わるのか恐怖で《今日はこのくらいでやめとこ》となるのである。

夕方先生が突然来て退院の日が決まった。
問題なく順調なので予定どおり9/30で退院できるとのこと。
何事もなくあと1週間!

小学生殺人事件考

2008-09-23 10:41:18 | のほほん日記系
このところ、2件の痛ましい事件が連日報道されている。
その一つ、福岡県小戸公園で起きた事件について考えたこと。
母親が逮捕され、近所の人のコメントが報じられる。
「信じられない、母親が・・・」
「子供がかわいそうです」
「そういえば最初から行動がおかしかった」
母親の起こしたことについて口々にコメントしていた。
しかし、私はある思いに胸を痛めたのである。

近所の人から母親の日頃が発表されていく。
〈ほんの少し足が悪かったような感じだった〉
〈首にコルセットを見たことがある。ムチウチになっていたのかも〉
〈はた目からはそう見えないが、障害何級かと聞いた〉
〈なんの病気かはしらないが、体が弱いと言っていた〉
〈時々家で寝込んでいたらしい〉
〈体のことで将来をなやんでいた〉

直感的に、母親は特定疾患じゃないかと思った。
それも、後縦靭帯骨化症のような進行性の脊髄神経障害に思えた。
首に原因があり、足に症状があり、普段は重症ではないが時々寝込むほど。
外からは大したことなさそうに見えるのに、障害何級。
本人が苦痛の中で将来を思いなやんでいても、周囲の人には誰もその辛さを理解できない。

入院前の私が経験した椎間板ヘルニアの苦しみも周囲には理解されなかった。
人に理解されない痛み、何もできない情けなさ、将来への不安、無理解な周囲への怒り。
脊髄神経障害の苦しさは単なる体の激痛のみでなく、精神にかなり大きな影を落としていたのである。
予後良性であるヘルニアですらここまで追い詰められるのであるから、もし難病などの進行性の神経症状があったのなら心にずっと暗雲が重くのしかかっていたとしても私には納得できる。
それに子供が何かの理由で特殊学級だったとしたら、将来を思い悲観してしまうことも理解できるのである。

今回の事件の真相はわからないが、周囲に解ってもらえないことが重くのしかかったのではないかと考えるのである。

神経質(決して神経痛でないことを祈る)

2008-09-22 09:31:48 | のほほん日記系
《再発の恐怖》
気のせいか?筋肉痛だろ?痛み具合を確認するが不安はつのる。
さすがにビビってその晩は歩行器を復活した。
真夜中じゅう「椎間板ヘルニア・術後・再発」でネット検索。
術後痛みがなくなった数日後の再発のなんと多いことか。
私の最も評価しないはずの短絡的で非科学的な説ですら、さすがに気になる。

[椎間板繊維輪の亀裂から漏れ出したゼリー状の髄核を手術で取り除いても、穴は修復されないので1か月は安静にしないと髄核が再度漏れ出して再発する]

一見もっともらしいが、ありえねぇ、と無理に思うことにする。
術後再発率は中長期含め約10%、短期だと4%というある大規模病院の報告がある。
中長期でも同一椎間(手術した場所ね)の同一側再発例は2%なのである。
5個の腰椎間板のうちヘルニアの発生がほとんど下3つで占められることを考えると、再発について手術創に特別なリスク要素があると考えるほうがおかしいではないか。
ネット上のブログに再発再手術の記事が多いのも、本人の衝撃が大きいため、ネタになりやすいためだろう。
(普通に順調に治ったことを書き込む人は少ないだろ)
《再発は運次第だぁ》

疲労感(悲愴感ではない)

2008-09-22 08:45:54 | のほほん日記系
【金曜日】術後2日目
歩行器つかまり立ち歩行、電動ベッドを起さないと傷口の痛みで座位になったり立ち上がれない。
初リハビリは足の腱のばし。自称[S]というPTが恐怖のいじめを繰り返す。
痛いが、その後は非常に歩きやすくなった。
【土曜日】術後3日目
歩行器で喫煙所までの移動が苦にならない。
トイレなど少しの距離は自力歩行、全身に力を入れロボット歩き。
売店デビュー。耳かきを買い「カ・イ・カ・ン」
【日曜日】術後4日目
月曜から歩行器没収なので、自力歩行トレーニング。
廊下を3周、喫煙所まで往復。

休日の間、見舞い客が立て続けにやってきた。
そのたびに、歩いて見せたりベッドで座位をしばらく我慢したり。
さすがに疲れ、夕方から背中と右側臀部に痛みが発生した。
『どぇー、なんかおかしい。筋肉痛とは違う』
臀部痛は手術前の激痛を思い出させるのに充分だった。

飯が(-_-;)

2008-09-19 09:01:30 | のほほん日記系
一応危ういながらも歩行器にすがりながら歩ける。
傷口はイタイし、左足はしびれや違和感が酷いが、立ってからの激痛はないようだ。
症状の改善で一段落すると、飯の酷さが気になってきた。
仕事柄あちこちの給食は見馴れているが、さすがに「切って温めたただけ」メニューの連続技はないだろう。
無性にモスバーガーやカツカレーが食べたい。

クララが立った!!

2008-09-18 22:11:42 | のほほん日記系
「どうですかぁ?」
《どうって痛いにきまっとるがな》
言ってもしょうがないので、『それなりです』と答える。
手術中の体勢が悪かったらしく、右目が傷つき涙で開けられない。
両足は機械で締め付けられ、背中の傷からの管がベッドに当たって痛いが、横向きなどとても身動きできない。

とにかく、時間を数え数え乗り切るしかない。
昼過ぎ、先生がやってきて管を抜くという。
「はい、抜きましたから動いてもいいです」
《いってーぇ、いてぇよぉ》
『動くって、痛いですよ?』
「痛いのは仕方ないです。自分で頑張ってください」
《起きるの手伝いは無いんかい!》

夕方近くなって、やはり自分でどうにかするしかないと悟った。
『イタタタ、テッテテ』

《立てたわ、ねぇ私立てるのよ!ハイジ!》
クララに成り切ったつもりのオヤジがミットモナイ恰好でそこに立っていた。
【でも、ベッドから起きる時はとっても痛い】

手術当日の朝

2008-09-17 06:08:09 | のほほん日記系
やっと来た手術の日
しかし、問題発生。
このところ調子の良かったトイレだが、今朝に限って出ない。
緊張しているのだろうか、昨夜の下剤もなんのその。
・・・浣腸はしたくないなぁ

そういえば昨日はいろんな人が見舞いに来てくれた。

〈手術失敗したら行きにくいから、手術前に一応行っとこ〉
ってか^^; TT井くん!

やっと手術前日

2008-09-16 08:34:22 | のほほん日記系
明日はやっと手術の日だ。
医療体制が充足していれば、この日は3週間前だったはずである。
1か月の手術待ちなんて、テレビに出てくるようなゴッドハンド医師しか不可能な特殊な病気しかないと思っていた。
しかし、身近な手術すら大病院でしか行わない現在、特に命に影響ない症状に対しては医療資源を潤沢にとはいかないのだろう。
手術後退院まで2週間、退院後日常復帰までリハビリ2週間。
そう考えると、3週間の手術待ちは無駄に苦痛な時間だった。
(手術を決定していなければ、それはそれで保存療法として意味があるのだが)

さて、今日は入浴と手術の準備で忙しそうである。
明日の夜はきっと術後の痛みに唸っているのだろう。

要介護者?

2008-09-13 21:59:47 | のほほん日記系
今日は土曜日、連休中は何も予定が入っていない。
相変わらず朝方まで眠れず、寝返りを打つたびに時間を見る。
それに、昨夜から喉が渇いていた。
食事どきのお茶 250ML*3 では、水分が足りない。
かといって、水道までカップを持って汲みに行くことは苦痛である。
〔ぺットボトルのお茶買ってきて、ついでにハイチュウも^^;〕
朝イチでメールをするが、嫁さんと娘達が来たのは夕方だった。

午前中にシャワー浴びたかったが一人では困難なので仕方がない。
体は清拭でガマンし、看護師さん(男)に洗髪を頼んでみた。
自分でシャワー入れないなんて情けない状態だが、介助の人に洗ってもらうのは癖になりそうなくらい超快適であった。
今日は、自分ではチャレンジすることすらできず、介護が必要な場面を痛感した1日だった。

インフォームド・コンセント

2008-09-12 11:46:53 | のほほん日記系
朝イチでシャホに転院。
救急口からストレッチャーに乗る。
執刀医A先生の術前説明は、今まで立ち会った誰より科学的合理的な説明で感心した。
『ミエログラフィは?』
「あ、やりません。CTだけ」笑いながら、必要ない理由を説明する。
(ラッキー(((^_^))
念のためは不要、と言う合理性が気持ちいい。

手術に向け、だいぶ気が楽になった。

仮の宿、最終日

2008-09-11 07:37:08 | のほほん日記系
夜が明け、ここで過ごす最後の日がやって来た。
長かったこの病室も今夜限りとなった。
最初は何も身動きできず、べッドから下りることも恐怖だったが、失敗と工夫を繰り返すことで、意外と思った行動が取れるようになっていた。
顔洗うにも風呂入るにも、あれほど苦痛だったトイレも今では特別なイベントとして身がまえる必要はなくなっていた。
明日からの新しい住まいでは、また1から苦痛と戦いながらクリアしていかなければならないのだろう。
海に浮かぶイケスから、料亭の水槽に移され、まな板のコイになるまで、まだしばらくかかるのである。

襲撃事件

2008-09-09 22:39:35 | のほほん日記系
今日は昼に前の職場の知り合いが見舞いに来てくれた。
思わぬ来客で驚いたが、しばし気晴らしになった。
ところが、その夜・・・

21時の消灯時刻を過ぎ、テレビもつまらないので寝返りをうった時、
《ブルルル、ブルルル》
『誰や今頃メールなんか!』
見るとSK本君からの[電話]だった。
「入れないんですが・・・」
『夜間入口が開いてない? もう消灯時間すぎてるからねえ』
「見舞いに来たんですが、入れないですかね」
『あのなぁ^^; 昼間こいよ』
「じゃあ、ちょっと代わります」
N口君とM永さんも来ているらしい。
アホや!こいつら。何考えとんのじゃ!
「すみません、2人とも酔っぱらってるので・・・」
今日は、M永さんがK藤さんになったお祝い会だったらしい。
まぁ、アホ2人の行動はともかくとして、久しぶりに〔シャバ〕の空気を感じることができた。
見舞の皆さん、ありがとう。
(でも次は病院ということを考えてね^^;)