酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

〔大衆という名の幼稚園児〕 ヒトラーは全否定されるべきか?

2017-08-30 18:13:26 | ことば系

断っておくが、私はヒトラーの伝記も読んだことがないし、崇拝しているわけでもない。
彼女がエヴァ・ブラウンだったことくらいは知っている程度である。
だから、こんな話題はスルーしようと思ったが・・・
昔から言ってきた言葉を思い出したので書いておく。

【格言:考えもせずに全否定することは、盲信することと同じである】

物事や人物を全否定する人がよくいるが、そんな人の顔つきはアヤシイ宗教にハマって誰の言葉にも耳を貸さない人に似ている。
どんな事象・人物・行動にも始終一貫したものはない。
悪い面もあればいい面もあるし、陰ながらの物語が隠されている場合だってある。
物事を否定することはその人の自由だろうが、思考停止に陥って全否定することは愚かな行為である。
教育の現場でよく発生する「これは悪いこと」という教えは、考えることを放棄させる。
「これは悪いのかぁ・・・」
それは、バカバカしいことを何の疑いもなくありがたがることと同義である。
いやいや、なぜ悪いのか?本当に悪いのか?悪いことしたかったのか?なぜ悪いことしてしまったのか?
この悪いことがなければどうなるのか?本当はこの悪いことは何かの意味があったのではないか・・・

現実の物事は2次元で存在することはなく、横も裏もある3次元なのである。
表は「悪」かもしれないが、横は優しかった一面があったり、裏は苦しかった一面があるかもしれない。
今に至る過去も生い立ちも、さらにはそこに続く歴史もある。
それを総合して自分なりの判断をすることが「自分の価値観」であり、一面を知っただけで判断を放棄し否定することは「幼稚園児」の知能にも劣る。

さて・・・


ヒトラー=悪だから、例え話の言葉だけに拒否反応する脊椎反射。
発言した本人は「どう聞いてもそんな意味にはならない」と憤慨しているのに、発言撤回に追い込まれるという社会。
もはや言葉狩りをする「マス」という怪獣。
大衆という幼稚園児・・・



【N川語録】呼子のイカ編

2014-01-30 23:25:06 | ことば系

先週の金曜日、少し暖かかった。
そこで、職場のH本くんとイカ釣りに行ったのだが・・・
ぼ・・ぼ・・ボウズ!
何にも釣れないどころか、ウキがピクリともしない。
周りの誰も1匹も釣れなかったのである。

『釣れない釣りにH本くんを誘うわけにはいかない』
と、本日仕事帰りに一人でリベンジ。
H本くんは「そうですねぇ
それでも昼休み嬉々として「キビナゴ」を買いにスーパーへ。
定時に車に乗り込み、いざ加部島へ。
先客は2人。
こんな雨模様の天気だから釣人が少ないとふんで行ったのだが、予想的中。
『やったー、釣る場所ゲーット!』

しかし、釣れない釣れない、ピクリともしない。
後から来たアジ釣りのおじさんに「投げていいですよ、こっちはどうせ釣れないですから」

放置されたウキが流されて岸壁に近づいて、心なしか赤い光が沈んでいる。
『あー、底浅いから引っかかったかな』
リールを巻き巻き・・・・
竿放置してタバコ吸ってて、仕掛けが引っかかって取れなかったら今日の釣りは終了。
餌のキビナゴ持って帰って唐揚じゃ目も当てられない。
『おりょ、本当に引っかかったかも

・・・ジャーン

今年初めてのヤリイカ!
その後、何度かウキが沈み込んでポツポツ釣れていく

21時に撤収することを決めて、ホンキのイカ釣りに。
帰りがけ・・・『もしもし、N川さん?イカ持っていっていい?』
「えー、ホントに釣れたんですか

胴長20~30cmと小さいけど、まぎれもなく「呼子のイカ」
結果、まな板のスルメ1杯、ヤリイカ7杯。
N川語録
【H本さんと一緒じゃないと本当に釣れるんですね


【メタボリックシンドローム】どうせ特定健診なんて5年後にはなくなる

2013-08-14 07:43:27 | ことば系
最近、人間ドックに行ってからダイエットに心がけている。
しかし、腹囲85cmが話題となったメタボ健診(特定健診)には悪意さえ感じている。
私自身、何度も「メタボ、メタボ」言われてきたが、今回やっぱり言われたのでキッチリ反論しておきたい。

『どうせメタボ健診なんて5年後にはなくなる』

このところずっと言い続けてきた言葉である。
ちょっと難しいが、この際、解説をしておきたいと思う。
日本中で「キマリ」とされていることが、いかに非科学的で根拠のないことか、いかに保険料の無駄遣いをしているのか考えてほしい。
できれば、TVなんかで「内臓脂肪が・・・」などというバカげた専門家を鼻で笑えるように。

【メタボリックシンドローム】以下、Wikipediaより抜粋
(英: metabolic syndrome、代謝症候群、単にメタボとも)は、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいう。

メタボリック症候群の主要な機序は、
  ◎インスリン抵抗性
  ◎腹部肥満
  ◎炎症

 (⇒単純な「肥満=動脈硬化」の図式ではない、炎症性病態がメタボの本質である)
 と考えられ、他に、
  ○食事
  ○喫煙
  ○運動不足
  ○加齢
  ○社会経済的要因
  ○ホルモン失調状態
などが考えられる。

〔経緯〕
1951年、Jouve、Vagueらは男性型肥満が心血管疾患の原因になることを指摘したが、1981年、Rudermannらは正常体重でも肥満の人と同様に心血管疾患になりやすい(MONW)人が存在し、これが高インスリン血症によるであろうと報告した。そして、1988年、Reavenによって生活習慣病の三大要素(高血圧・糖代謝異常・脂質代謝異常)がインスリン抵抗性を基礎に集積して、心血管疾患を引き起こすという学説が、「Syndrome X」として報告され、その翌年にKaplanが男性型肥満を加えて「死の四重奏」と命名したのを契機に、インスリン抵抗性症候群の研究が盛んとなり、1993年、Hotamisligilが肥満とインスリン抵抗性の間に炎症が介在することを指摘し、1998年にWHO(世界保健機関)が『メタボリック症候群』という名称でその診断基準を発表した事により、「メタボ」としても一般に知られるようになった。

2001年に簡便なNCEP-ATPIII診断基準ができて、これが世界的に普及したが、2004年にRidkerらが炎症マーカーであるCRPを診断項目に加えることを提唱し、2005年に、国際糖尿病連盟(IDF)は腹部肥満を必須項目とするメタボの世界統一診断基準を作成している。

しかし、その直後、2005年に、アメリカ循環器学会と国立心臓肺血液研究所はIDF診断基準よりもNCEP-ATPⅢ診断基準の方が優れているという共同声明を発表し、アメリカ糖尿病学会とヨーロッパ糖尿病学会は、どの診断基準も問題であり、人々にメタボリックシンドロームというレッテルを貼ってはいけない、という共同声明を発表した。

〔日本のメタボリックシンドローム診断基準の問題点〕
2002年、日本肥満学会(JASSO)はBMI 25 kg/m2以上、内臓脂肪面積 100 cm2以上 (男女無差別)、腹囲 男性 85 cm、女性 80cm以上を「肥満病」と定義し、2005年、メタボリックシンドローム診断基準検討委員会はJASSOの提案した「内臓脂肪症候群」診断基準を日本のメタボリック症候群診断基準とした。
この診断基準の問題点を列記すれば以下のようになる。

1.「内臓脂肪症候群」は科学的に確立された概念ではない。
1997年、松澤は、限られたデータを基に、インスリン抵抗性は皮下脂肪肥満よりも内臓脂肪肥満で重症であり、皮下脂肪は内臓脂肪の病的作用から生体を守る作用があるだろうと述べた。

 (⇒日本での内臓脂肪諸悪根源説の始まり)
2007年、Pouらは内臓脂肪体積および腹部皮下脂肪体積と各種炎症マーカーおよび酸化ストレスマーカーとの関係を詳細に検討して、内臓脂肪体積と炎症マーカーとの関係は腹部皮下脂肪体積と炎症マーカーとの関係は腹部皮下脂肪体積と炎症マーカーとの関係とほぼ同等であることを明らかにした。
内臓脂肪はエネルギー過剰環境に対して皮下脂肪よりも強い炎症反応を示すが、これは内臓脂肪量とは平行しない。

 (⇒つまり、最近あたりまえのように語られる「内臓脂肪」に意義はない)
2.JASSOが腹囲基準値を決めた方法は論理的に矛盾している。
JASSOは、心血管危険因子と内臓脂肪面積との関係において性差が大きいことを無視して、男女無差別に内臓脂肪面積の基準値を決め、この男女無差別な値から男女別の腹囲基準値を決めたのは論理的一貫性を欠く誤った解析である。

 (⇒海外論文なら真っ先に却下されるようなミスが医師会系学会ではまかりとおるのだ)
日本国内の多くのグループがJASSOと異なる腹囲基準値を提唱しており、JASSOとは逆に、すべて男性の方が女性より大きな値となっている。
 (⇒多数の科学的意見を取り上げない日本肥満学会の本意は?)
3.腹囲85cmを基準に診断された男性のメタボリックシンドロームは心血管疾患発症の有意なリスクにならない。
2006年、清原らは久山町研究で、男性で腹囲85cmを基準に診断された腹部肥満とメタボリックシンドロームはどちらも心血管疾患発症の有意なリスクにならなかったと報告した。
しかし、腹囲90cmを基準に診断した場合はどちらも心血管疾患発症の有意なリスクになった。

 (⇒すでにメタボ健診の意義を失っているにもかかわらず・・・)
4.腹囲90cmを基準に診断された女性のメタボリックシンドロームは多くの高リスクの女性を見逃すことになる。
女性では腹囲基準値を90cmとしても80cmとしてもメタボリックシンドロームは心血管疾患発症の有意なリスクになったが、心血管疾患の発症は腹囲80-90cmの女性に集中しており(57%)、基準値を90cmに設定すると多くの高リスクの女性を見逃すことが、久山町研究で明らかになった。

5.肥満をメタボリック症候群の必須条件とすると心血管疾患リスクの高い多くの人を無視することになる。
Okamuraらは国保10年コホルト研究で、BMI 25未満で心血管危険因子を有する人の費やす医療費は総医療費の16.5%だったのに対し、BMI 25以上で心血管危険因子を有する人の費やす医療費は総医療費の7.1%であり、BMI 25以上で2つ以上の心血管危険因子を有する人の費やす医療費は総医療費の2.9%だったと報告した。
したがって、肥満をメタボリック症候群の必須条件とすることは、予防医学的にも医療経済学的にも不適切であると考えられる。

 (⇒メタボ健診は、もはや医療費削減という当初の目的も失っている)
6.メタボリック症候群の診断は困難である。
日本人のための暫定的な5つの診断基準について、その一致度を検討した研究では、2つの異なる診断基準で一致してメタボリック症候群と診断される割合は、男性で19-60%(均41%)、女性で31-89%(均51%)あり、すべての診断基準で一致する割合は、男性で15%、女性で21%だったと報告されている。

 (⇒特定健診では、本当の意味でのメタボリックシンドロームを検出していない)
7.日本の診断基準はメタボリック症候群の国際比較研究の障害となる。
 (⇒世界と比較できないまさにガラパゴス、研究対象にさえならない)
8.内臓脂肪面積の臨床的有用性が確立していないにもかかわらず、メタボリック症候群診断基準検討委員会が、CT等による内臓脂肪面積の測定を研究目的以外で奨励したことは倫理的に問題と考えられる。
 (⇒エビデンスのない内臓脂肪の測定のため、CT被爆を推奨するのか?)

特定健診(メタボ健診)は、医療費削減の名のもと、莫大な利益を享受する団体の圧力に影響された形で始まったものであり、あと5年もたてば意味なかったことがはっきりするだろう。

〔こんくらいのことは、ちったぁ勉強してね保健師さん

【ふと思いついたことば】 相対性理論

2013-04-15 22:10:49 | ことば系
【相対性理論(特殊相対性理論)】
アインシュタインが提唱した、ニュートン力学とマックスウェル方程式の矛盾を解決するための物理原理。
・・・つったって、ワケワカメ!

今までわからないままのことを、いつ理解するの?
『イマデショ!』
ということで、Wikipediaからわかりやすく解説。

〔ガリレイ不変〕
電車の中を走る人の速度は、外の静止している人から見ると
V(人の走る速さ)=Vr(電車内での走る速さ)+Vt(電車の速さ)
のニュートン力学が成立する。
〔ローレンツ不変〕
マックスウェル方程式から導き出した「光速は不変である」ということは実験でも確認されており、電車の中の光の速さも、電車外から見た光の速さも同じである。
(つまり、光速に関してはニュートン力学と矛盾する)

これを両方成立させるには、もはや「時間」の速さや「物の長さ」を変えるしかない。
これが有名な「動いている物は時間がゆっくり進む(ウラシマ効果)」や、「長さが短くなる(ローレンツ収縮)」につながってくるのである。

で、今日なぜこんなことを思いついたかというと・・・

小遣いが少々乏しくなったので、パチンコ銀行に貯金をおろしに行った。
今まで莫大な貯金を納めているので、こんな日は気前よく2000円で万札を吐き出してくれる。
当面の小遣いを手に入れて、今日の目的は達成。
しかし・・・『まだ、時間があるなぁ』

ワナだ
こんな日は速攻で帰るべきなのだが、ちょっとだけ遊ぼうとか言って、ダラダラ手持ちを減らし、サルの3倍は反省することになるのが常である。

『ここは、1円パチンコ
1円パチンコなら少々負けても、今日の勝ち分に大きな影響はないだろう。
で、1円なら勝ってもショボイので、普段怖くて打てない「大博打台」でイチかバチか!もありだろう。
1/399確率の、4円パチなら5万円くらいは平気で負けるオソロシ台で勝負。
『ありゃ、1000円(普通なら4000円相当)でかかったぞぃ』
ヤッタ~・・・ではない。
〔あー、なんで1円パチンコでかかるんだ〕
当たったのだから文句はないはずなのに、ナンダカナァ。
こんな時に限って大当たり大爆発、ホントなら10万円コースとか

・・・しかし・・・
継続率80%を華麗に1回でスルー、出玉950発
『あー、4円でなくってよかったホッ』
(をぃをぃ、悔しがらないのかよ

【相対性理論とは】
1パチと4パチで、損得勘定の思考が逆転するギャンブラー心理の理論なのであった。

ネガティブ・データ!

2013-04-09 21:56:02 | ことば系
決して「プラチナデータ」のパクリではない。

何か問題が発生すると、皆さん発生した事象ばかりにとらわれてしまう。
実は、問題というのは通常に対する相対事象なのであるから、「問題がない部分」または「事象の裏側で何が起こっているか」を探すことが必然的に問題の本質を理解することにつながる。
これが、極意中の極意【ネガティブデータ】だ。

「あのー教えてください」
『ハイハイどんなご相談ですか?』
まるでラジオの子供相談室みたいな出だしだが・・・

「薬にはほとんど有効期限が書いてありますが、有効期限が書いていない薬はいつまで使っていいかの判断をどうすればいいのでしょうか?」
『ムムム・・・』
・・・実はこれは結構難しい質問なのである。

説明の前に、まずは有効期限の意味から考えてみよう。
有効期限とは、薬事法に定める「使用の期限」というやつ。
3年以上期間がある薬については、表示しなくてもよい。
最近は、3年以上であっても「品質保証期間」などとして表示してある場合も多い。
有効期限は、その医薬品の規格をすべて満たすことができる期間で設定してある。

しかし一般の人は、有効成分がもつ期間だと勘違いしている。
もちろんそれは有効期限の本質のひとつである。
ちなみに一般的な医薬品の含量規格は95%~105%とされている。
よって、95%を切らない期間が有効期限として設定してある。
(あくまで一般的な医薬品の場合)

こんなイメージか。
皆さんの考えは、95%の効果しかなければ「医薬品としてはもはや使えない」と。

これは全く違う。
そもそも、医薬品の承認申請に必要な臨床データの有効性は、たった15%あればいいと言われてきた。
(私が若かりし頃、つまりずっと昔ね。今も似たようなものだと思う)
実はプラセボ効果による有効性に、プラス15%の明らかな有効性の上乗せがあれば、有効性ありと認められるのである。
プラセボ効果は実に60%の有効性があるとみなされていた。

つまり医薬品が「95%の効果だから使えない」なんてありえないのだ。
だって、プラセボだって60%あるのよ。
成分100%からたった5%の減少で、有効性を問題にする必要は・・・ない。
薬の有効期限って「効かなくなる」ことが理由じゃないことは明らかなのである。

そう
問題なのは、図で示した黄色の「劣化」部分。
有効成分については、動物実験から健康人への影響、臨床試験での副作用まで、安全性は十分に確認されている。
しかし、有効成分が劣化分解(化学変化)した物質については全く(でもないが^^;)確認されていないのである。
95%というのは、およそ有効成分10%程度の分解物なら重大な悪影響を与えないだろうとの経験値から出されたものなのである。
(よって、95~105%でない含量規格を設定した医薬品については、規格幅によって分解物の安全性データを求められる)

さて、先ほどの質問。
「有効期限が書いてないものはいつまで使えるか?」
前提がなければ、私なら『3年』と答えるだろう。
それ以上は、メーカーにコッソリ教えてもらうか、自分で全ての規格試験をしてその医薬品の規格を下回っていないことを確認するしかない。

単純に【少々規格割れでも十分効くから大丈夫】って考えで終わるようでは、まさにネガティブデータの極意が理解できない浅いアタマの持ち主だと言えよう。
『あなたは、その不純物が安全だと言えますか?』

【気になる語録】 PM2.5

2013-02-24 09:02:21 | ことば系
【PM2.5】ぴーえむにーてんご コノヨミカタヘンジャナイカ(~_~;)
 空気中に浮遊する微小な粒子状物質で、中心径2.5ミクロンで分粒し、それ以下の粒子の1㎥あたりの重量をとったもの。
(本当は違うけど、面倒だから2.5ミクロン以下の粒子濃度としとこう)
 鼻腔の生体防御(鼻毛や鼻水ね)や気道の防御(線毛や粘液ね)をかいくぐり、容易に肺胞まで達するため、肺への沈着物質として健康被害が懸念されている。
〔環境基準〕日本では、WHOと同じく、1日平均値 35μg/㎥ を【目標】としている。

ちなみに、PM2.5が測定される以前は、長い間10ミクロン以下の粒子を捕捉したSPMが測定されていた。
つまり、SPM⊇PM2.5となり、SPMの一部を抜き出して測定しているといえる。
SPMとPM2.5の挙動はかなり類似するので過去のSPMのデータも参考になるだろう。

〔出典:平成23年環境白書(佐賀県)〕
佐賀県の粒子状物質は年々減少しているように見えないだろうか?

さて、このところTVや新聞でPM2.5という言葉がやたら見受けられるようになった。
中国での大気汚染、それが日本に飛んできて環境基準を超えているというのだ。
連日、PM2.5予想などどいうものがホンキで報道され、喘息や気管支の弱い人には外出時には気をつけるよう呼びかけられている。

バカげている。
そもそも、環境基準は健康被害を防止する目的の基準ではなく、長期的に健康的な生活環境を確保するための目標値である。
35μgという基準値を50や100超えたからといって、健康に影響があるはずがない。
環境基準を何年もずっと超え続けたら、喘息や肺がんが増加することも考えなければならないが、日平均値を時々越えたって「全く」問題ない。
もし、環境基準の数倍程度で喘息が酷くなるという専門家がいれば、科学の皮をかぶったエセ専門家(それは宗教信者に近いだろう)である。
なぜなら、PM2.5はそもそも刺激性物質ではなく、肺胞まで生体防御にかからないで到達してしまうことが問題とされているものなのだ。
そんなものが、物理刺激により誘発される喘息を悪化させるわけがない。
基準を超えたPM2.5が原因なら、屋内でも喘息発作は簡単に誘発されているだろう。

公開されたデータをあげて説明しよう。
これは日本で一番レベルの高い東京都が公開しているデータである。

普通に使われているファンヒーターからもPM2.5は発生している。(当然だが^^;)
発生量はごく少量の22μg/㎥程度。
しかし、環境基準の35μgを超えて云々いう人なら、ファンヒーターだけで屋内の狭い空間に22μgも排出されるのなら、ヒステリックになる必要があるのではないか?
さらに・・・

家庭の台所からは、基準の約23倍もの(笑)800μg/㎥が測定されている。
つまり、狭い家屋内で、すでに環境基準なんていくらでも超えているのである。
家庭の台所で喘息が悪化するなんて言っている人を見たことありますか?

ちなみに、某SAGA県では肝がんワースト1撲滅キャンペーンをやってるようですが、全国一のPM2.5発生県になりそうですけど、他にすることはないんでしょうかね?

佐賀県の風物詩、稲ワラの野焼きからもPM2.5はたんまり(~_~;)
15000を超えているのだ。

もちろんディーゼル車両からは、東京都が規制をしたくらいにたっぷり排出されています。
このくらいの発生量であれば、健康被害も感じ取ることができますが、環境基準を瞬間的に超えたからって・・・ねぇ。

ちなみに佐賀県では過去にもしょっちゅうSPMが環境基準を超過しており、成分分析を行ったことがあるが、その多くはイオン成分であり海塩由来か土壌由来であることが示唆されている。
報道ではいかにも中国の大気汚染の画像と重ねているが、粒子状物質の半量は自然由来であることをもっと報道すべきである。

さて誰がPM2.5の値を利用して一般市民を中国嫌悪に向かわせ、ヒステリックに子供にマスクを着けさせているんでしょうね。
ちなみに中国の大気汚染のニュースがされていた時のPM2.5の値は、1600程度だったというのですが・・・そりゃ体にも悪いような気がするけどね。

【気になる語録】不惑

2013-01-07 22:10:06 | ことば系
あけましておめでとうございます。
休みも明け、やっとブログを書く元気が出てきました。
みなさま、本年もよろしく。

さて、私は子供のころから終業式始業式を休んだことが1回もない。
ここに勤めて約25年、たまにはいいだろうと年末年始を9日連休にした。
今時はそんなことに気を使う者もなく、海外旅行じゃ何じゃで平気で休むものなのだろうが。
1月4日に家にいても仕事始めが気になってしまうのは歳のせいなんだろう。

歳といえば・・・

【四十にして惑わず】
孔子曰く
 吾、15にして学に志し、
 30にして立ち、
 40にして惑わず、
 50にして天命を知る。
 60にして耳順、
 70にして心の欲するところに従って矩をこえず。


昨年暮れに、後輩と飲みに行った。
「本当にこのままでいいんですか?」
このままじゃ先が見えているという。
自分の子供に「お父さんは会社でここまで偉くなった」と言っても大した意味はないと。
それよりも、自分がやったことを世の中に残し「お父さんはこんなことをやっていた」と話してやりたい、と。

「もう40半ばだから、今突っ走るしかないんです!」
学問をいっしょにやりませんか?・・・と言われた。
『ムリだよ、あと10年ちょっとしかない』
「あと10年だからやるんですよ、もう後はない」
『いや・・・』
自分にはできないのである。
同じ方向に進むには、能力が圧倒的に不足していることを自分でイヤというほどわかっている。
多くの後輩と違って、そのための勉強をしてきていないのは決定的なのだ。

昔、そんなことを考えないでもなかった。
着眼点とアイディアでは負ける気はしない、が、それを学術的にまとめあげる訓練をしていない。
今まで、いろんなことを力づくで結論付けることはできても、私のやり方は素人なのである。

正直打ちひしがれた。
思い切って進むことができる後輩と、進めないことが分かっている自分。
金もかかる、今の自分にはその余裕はない。
同じ方向に進むには、置かれた状況も自分の能力もどうしても足りない。

正月3ヶ日は、いろんなことを考えながら
40代も終わりに近づいているのに、本当に今のままでいいのか惑いまくりの私だった。

【格言】 無茶はいいが、無理はするな

2012-05-06 08:21:10 | ことば系
【無茶はいいが、無理はするな】
意味:ハタから見て無茶に見えても、本人が自覚してわかっていれば問題ない。
   でも、自分で「無理かも」と感じることはしてはいけない。
   それは本当の危険そのものだからである。

昔よく後輩に言ってた言葉である。
当時は若気のいたりで、自分でも無理かもと思いながら突っ走ることもあった。
歳とった今では、「自分の無理がわからないのは、やる資格がないということである」と付け加えたい。

遭難、北ア8人死亡 薄着、天候急変で身寄せ合い 低体温症か
産経新聞 5月6日(日)7時55分配信

 北アルプスの山中で5日、60代以上の男女8人が死亡するなど計13人が死傷した遭難事故。命を落とした北九州市の6人は吹きさらしの尾根で身を寄せ合うようにして倒れていた。死因は低体温症とみられ、薄着とも言える不十分な装備が悲劇を招いた可能性が高い。捜索に携わった関係者は「もう1枚着ていれば助かったかもしれない」と無念さをにじませた。
 「軽装で夏の雨具姿。フリースを着ていない人もいた。60、70代には体力的に厳しかったと思う」。5日早朝から始まった捜索に参加した山岳遭難防止対策協会のメンバーは、北九州市の6人が見つかった状況を語った。
 6人が見つかったのは登山ルート上で、さえぎる岩場などない尾根。対策協会によると、寒さをしのぐために雪洞を掘った跡や、テント用具もなかった。十分な防寒具は身につけておらず、手袋を着けてない人もいた。
 長野地方気象台によると、6人が向かっていた白馬岳周辺は夜になって吹雪となり、気温も氷点下となっていた可能性があるという。大町署幹部は「この時期は冬山用の装備で登るよう指導しているが、毎年遭難が繰り返されている」と残念そうに語った。



時々そんなバカなと思うことが起きる。
死んだ人を責める訳ではないのだが、ありえないのである。
雪崩轟くゴールデンウイークの白馬に、薄着で行くだろうか。
それとも、何か特別な理由があったのだろうか。
5月初めの北アルプスは、感覚的には晴れた大山スキー場くらいの気候である。
スキーで汗かいて、ゲレンデのテラスで薄着でビール飲むことはあるが、基本は冬。
冬装備であたりまえ、というかそれ以外考えられない。
当然積雪で、アイゼンは必須だから軽装がいかに不釣合いかわかるというもの。
氷点下というが、夏山でも10度以下は当たり前の3000mなのだ。
夏でもセーターくらいは持っていく。
まして雪山に綿パンや手袋なしってあるのだろうか。

今回の事故の起きたコース(赤)である。
三国境で凍り付いていたという。
白馬は夏登山として、大雪渓(青)から日帰りしたことがあるが、それでもツエルトは持っていた。
夏のガスった雪渓は寒く、まるで冷蔵庫の中をウールの長袖シャツで登った。
座ることもできない雪渓を脱し、やっと岩にへたり込んで休憩したすぐ横に、ハクサントリカブトが咲いていたっけ。

〔資料映像^^;〕


気になる語録【正しいとか常識と言われているものが嫌い】

2012-01-19 10:27:37 | ことば系
相変わらずバカの相手にうんざりで、仕事場でも家でも何もする元気が出ない。
パチンコで湯水のように金を浪費し、遅く帰ったら寝るまで延々酒を浴びている。
投げやりな態度満載な今日この頃である・・・


第146回芥川賞に選ばれた田中慎弥さんが受賞後、ふざけた会見で話題になっていた。
その田中さんが期せずして昔から私が言ってきたことと同じことを思ってたらしい。

【正しいとか常識だと言われているものが嫌いである】
・・・田中慎弥さんの芥川賞受賞時の発言より

世の中で「こうするのが正しい」「そんなこと常識でしょ」ってよく言われる。
世の中をナナメ45度3回転半ヒネリで見ている非常識な私に対しては特によく言われる。
でもね・・・
正しいことや常識って言われることは「普通のあたりまえな人」にとっての常識であり、その枠から外れた人や枠に入ることができなかった人にとってはいかに残酷な仕打ちであることか考えて欲しいのです。
「あたりまえな人」達が、そのことに思いが至っていればそれは常識なのだろうし、正しいことでもいいのだけれど、私の経験上「あたりまえな人」は狭い範囲にしか考えが及ばない人が多い。
偉い(ように見える)先生やマスコミの言ったことを、さも「自分もそう思う」風に誤解して、今や伝説に近い非論理的な話や、未検証の「思い込みによるあたりまえ」を振りかざし他人を攻撃する。
個人対個人であれば、相手を捉まえて論理的な証明でグゥの根も出ないくらいに叩きのめすこともできようが、「あたりまえな人」の集合体である「世間」様やら「組織」様やらを相手にすればもはや勝ち目はない。
まさに「あたりまえな人」が「常識」だと言っているのだという(根拠のない)理由で、それは一般的に「正しい」ものとされ、「あたりまえ枠外」の人がいくら証拠を挙げて「こんな考え方もあるのでは」と言ったところで、それは「非常識」で「正しくない」と聞く耳すら持たないのだから。
世の中の「枠」からちょっとだけはみ出しただけなのに、「あたりまえな人」の心ない攻撃に傷つきながら生きてる人がどれだけ多いか。
普通の人が『そんなのあたりまえでしょ』って考えなしの言葉を吐くことで、「あたりまえ」にできない人がどれだけ泣いているか。
そんな風に考えていただきたい「非常識な」私なのでした。



以下、田中さんの会見の様子。

--今の気持ちは?--
♪アカデミー賞で(大女優の)シャーリー・マクレーンが「私がもらって当然だと思う」と言ったそうですが、だいたいそんな感じ。
♪4回も落っことされて、断っておくのが礼儀。断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやろうと。

まぁ、そんなもんであろう。
自信があった作品なら私でもそう言うだろう。
自信がなかったのに当選したら断ってるに違いない。

--他の受賞作については?--
♪読んでいないので、分かりません。

記者もバカな質問したもんだ。
本が大好きな作家が、自分の興味がない本を読んでるわけないじゃないか。
そんなこともわからんのかねぇ。

--田中さんは働いた経験がないということが話題になっているが、ネットでは「働いたら負け」という言葉もあるが、そんなニートの若者に対して。--
♪人によって状況が違うので分かりません。私は本を読んで小説を書いて作家になったというだけです。

働いた経験がないって・・・
物書いていくらかでも金もらってたんでしょ。
作家っていうのは立派な労働だと思うのだがねぇ。

--決まったというとき、今後こんなふうにやってみようというのは。--
♪気持ちの変化はありません。私に意欲はありません。

いつも思うのだが、何かの賞をもらって「さぁ頑張るぞ」ってないと思う。
頑張ってきた結果が賞なのであって、だから、自分流が賞になったわけで、賞もらったから自分流を変えちゃおかしいんだってば。
違いますか。

気になる語録 【待てば海路の日和あり】

2011-06-14 22:19:38 | ことば系
意味:待っていれば、海が静かで航海に適した日がやってくるという意。
   焦らずじっくりと待っていれば、やがてよい機会が巡ってくるということ。

やったー!今日は心晴れ晴れ。

以下、今日の夕方の出来事である。

職場の中ボスが皆を集める。
「メモはいらんよ」
何の話だろう。
小ボスも泣きそうな顔、腰ぎんちゃくも神妙な顔。
???・・・
「実は腰ぎんちゃくさんが明日付けで兼務となった」
『!?』
なんと、俺の頭上のハエがどっか飛んでいったのである。
小ボスもK君も「ちょっと大変ですね」
俺だけは心の中でほくそ笑む。
OZさんは顔色が読めないが・・・

ラッキー、このバカの相手しなくて良くなった。
これは今までの鬱積が1/5になった気分である。

「なんか今日は萎えた」
皆早々に帰っていく。
『お疲れ様でした~』
いつになく仕事やる気満々で残業。
22時になったが、全く楽チン。

自分の心を止めて、何も意見をせず、
『いいんじゃないですかぁ?』
の毎日だった。

これで、やっと空気が吸えるようになった気がする。


外道【げどう】

2010-08-21 23:03:16 | ことば系
外道【げどう】outsider
 人の道を外した者。犯罪者。
 〔釣りで〕狙った魚ではなく偶然釣れてしまった魚。

夏休み、あわててクレジットの申し込みをした朝。
14時に定期点検に病院へ行く。
「どこか調子悪いとこありますか?」
『時々痛いんですけど、あと、手術後から頻繁に足がつるようになって』
「気のせいです(キッパリ)」
で、前回と同じく、何をしてもいい、病気だったことは忘れて動くように言われ、長い療養生活が終わりを告げた。

さて、釣りにでも行くか。
目標、アジゴ。
目的地は名護屋漁港。
途中で釣具屋により、新しいルアーロッドを、と思ったが、結構高かったので断念。
いつか使おうと思いジグヘッドとワームを購入。
しかし暑い。
そりゃそうだ、日中最高気温であろう15時ごろ。
このところ、連日35度以上の異常な残暑である。
『休みだったので釣りでもと出てきたけど、暑くて夕方まで勝負になりませんね』
「日が暮れてから丁度いいんじゃないですか」
釣り餌を詰めて貰いながら、釣具屋のオバちゃんと時候のあいさつ。

16:30 釣り開始。それにしても日陰でも暑い。
途中、コンビニに寄ったりガソリンを入れたり時間を稼いだが、さすがに到着してしまったのである。
仕掛けを準備していると、サビキが2個しかないことに気づいた。
あり、糸が切れたら帰れってことだな。
やる気なく出かけたので、水汲みバケツもないし、手を拭くタオルもない。
それでも1回の投入で1匹2匹小さなアジゴが釣れていく。
『はぁー、ちっせー。こないだよりマシだけど』
こりゃ、遠投で大きいの釣れる気配が無いな。
南蛮漬けできそうな量が確保できたら引き上げるとするか。
小魚は餌に向かってバシャバシャ跳ねるくらいはいる。
同僚のK川さんが好きだというアブッテカモ(スズメダイ)も、アジゴ2に対し1の割合で釣れる。
『それにしても暑いなぁ』
バシャーーー!
気も無く放り込んだ仕掛けがいきなり引きずり込まれた。
ウキは全く見えなくなり、竿先も大きく曲がってびくともしない。
『おろ、何かに引っかかった』
違った。魚だ。大きいアジかも。
6号のサビキのハリスは0.5号である。
すぐにリールのドラグを緩め、ジージーと音を立てながら魚との格闘。
水面に見えてきたのは丸々太った〔アジとは違う魚〕だった。
『やばい、糸が切れる。ぶっこ抜きは無理』
水面下でさんざん右左に泳がせ、魚を疲れさせておとなしくなった後、50mほど離れた階段に引き寄せた。
水から持ち上げると逃げられるので、エラに指を入れて確保。
『イテテ・・・エラの中のトゲが刺さる』
それでも陸に放り出して・・・『これ何?ハタ?』

「おめでとうございます。ハタです。おいしいです」
仕事場のN山さんに写メールで照会したところ、やはり高級魚ハタだと。
大物、それも超高級魚にこれ以上アジゴを釣る気もなくし納竿。
嫁さんにメール。
『ハタが釣れた。どうやって食べるのがうまいかネットで調べて』
家族分ちょうどの刺身とアラ煮付け。
『さすが高級魚、こんな刺身食べたことが無い』

ちなみにネットで調べたら、天然ハタ1kg1匹5500円、2kg1匹17000円なり。

【格言】山登らないヤツに口を出させるな

2010-06-25 23:38:43 | ことば系
学生のころ、山登りの先輩から代々受け継がれてきた言葉。

山登りは体力、技術力、判断力、頭を使う。
思い切りも大事である。
体力がなければ成り立たないし、だからといって誰もが無尽蔵の体力を持っているわけでもない。
練習すればある程度の体力がつくが、個人差はなんともしがたい。
天気を読む技術、岩を登る技術、雪の上を歩く技術が無ければ無駄に体力を消耗する。
刻々と変化する天候、メンバーの体調、予測しなかったルート。
どんどん変化していく状況を、手持ちの材料でクリアできるか瞬時に判断し、行けるか戻るかエスケープか判断しなければならない。
リーダーであればなおさら、歩いている間中ずっと判断し続けなければならない。
さっきまでOKなことが次の瞬間にNGになることはよくある話。
NGの恐怖に耐えながらメンバーを孤高に連れて行く。
あらゆる最悪の状況を想定し、怯えず油断せず冷静に判断する必要がある。

そんな先輩達の思いが【登らないヤツに口をださせるな】
結局、正しい判断は経験に裏打ちされていないとできないものなのだ。
頭を使うことは必要、だが、頭だけでは経験に「絶対」太刀打ちできない。
登らないヤツが頭の中で考えて一見理論的に語ることより、多く登ったヤツが「うまく言えないが危険と思う」と判断したことのほうを私は信じる。

類似語:【する必要がないと思うならやめてはいけない】
昔からずっとされてきたことを、頭で考えて「無駄なこと」と思ったなら変えてはいけない。
実際に昔ながらにやってみて、「それがそうされてきた必要性がわかったら」よりよい方向に変えていい。
これは、キツイ練習のメニューを変えないように言われ続けた言葉である。
過去の先輩がいろいろな失敗を繰り返して出来上がった今を、そんな経験もしていない者が見えていることだけでわかったつもりになってはいけない。
それが理解できるほど経験を積んで、初めていい方向に変えていく力があるのだと。

あれから25年・・・仕事の場でも同じ。
このところ、大切なことが、やったこともない者にないがしろにされている。
絶対にいつか事故がおきる!

【格言】 一期一会

2009-10-14 23:37:29 | ことば系
大型テレビを買った。
職場でその話をしていたところ、
「2011年のギリギリまで待てば性能上がってもっと安い」
というご意見。
最もなご意見だ。
「なんで今頃の時期に?」
それも至極ごもっとも。
年末のボーナス商戦でもよかったのだろう。
(その時まで貯金が残っていればの話だが^^;)
だが、現実には・・・
『おー、値上がりに転じてる!』
このところ、新製品の発表で叩き売り状態だった最安価格が上がり始めていた。
最近の、特にマニア受けするAV機器は新製品の評判いかんで旧機種の人気が急上昇することがあるのだ。
秋の新製品では録画HDD容量が倍になった以外は変更無し。
さらに42型の通常ハイビジョンが消え、フルHDになって10万円は高い。
42型にフルスペックは要らないという「中の上マニア」が一斉に飛びついたのかもしれない。
事実、昨日まで在庫多数だったはずのムラウチでも〔在庫無し〕
私の買った店でも〔在庫少〕から既に〔在庫無い場合はお待ちいただきます〕に変わっていた。
価格コムの最低価格も私の購入価格とほぼ同じになり、まともな店は残っちゃいない。

実は、京都から帰った晩に価格コムのモニタリングをしていたら、よく知られた店でとんでもなく安い上位機種〔残り2台〕を発見した。
私の狙っていたのはP42HP003(ハーフHD)、その横にあったのは、形が全く同じでフルハイビジョンの42[X]P003。
まさに上位機種のP42XP003がたった1万円の差だ。ありえねぇ!
詳細ページを開いた時点で〔残り1台〕・・・うわぁ!ポチッとな!
を?完売御礼に変わってる。最後の1台に間に合ったのか?
どうにか間に合ったようだ・・・が、受付メールが来てビックリ!
フルハイビジョン42型【液晶】テレビ [L]42XP003(@o@;)
『早まった!』
よくよく見直すと、一覧の商品タイトルに型番はあるものの、その後は途中で切れていて「液晶」まで表示されていない。
商品詳細ページにはもちろん書かれているが、まさか同じ〔Wooo〕にプラズマと液晶が、それも同じ外観で同じ大きさのものがあるなんて。
それに、それに、最後の1台にアセっていて全く気づかなかったのである。
メールには「自動で商品手配するのでこのメール以降は変更キャンセルができません」とある。
速攻で〔横に表示されていた商品がプラズマだったため、残り1台であせって間違った〕と泣き落としのメールを送った。
翌日10時を待ち、電話をかける。
担当は笑いながらキャンセルに応じた。。。
その日、心を落ち着けているうちに、ムラウチの値段が一気に3000円上がった。(あちゃ^^;)
結果、間違って注文した店がまともな店では最安値となっていたのである。

【一期一会】
ネットでの瞬間価格は一度逃すと二度と出ない・・・なんか違うか^^;

新型インフルエンザ フェーズ4

2009-04-29 09:46:38 | ことば系
【新型インフルエンザ】
インフルエンザウイルスは、動物の種を越えて感染を起こすことがあり、通常は単発事例で終わる。
ところが、別動物のインフルウイルスの変異により、偶然にも同じ動物間での感染力を獲得すると、過去に免疫が経験していないウイルスとなる。
誰も経験がないため非常に感染しやすく、世界中に広がる恐れのあるウイルスの出現を新型インフルエンザと呼ぶ。
ここで間違えないで欲しい。
新型インフルエンザはあくまでもインフルエンザウイルスなのだ。
病気とウイルス自体の生命力(って?^^;)は全く別だ。
ウイルスの防御方法は普通のインフルエンザと同じ。
長時間閉鎖空間でなければ、5m離れてかなり安全。
10mならほぼ大丈夫。屋外ならなおOK。
患者本人にマスクさせれば、近づいても大丈夫。換気をこまめに。
看病は、私ならマスクで十分。できれば白衣、ゴーグル、手袋なら完璧。
とにかく患者に接した直後に手を洗い、上っ張りを着替えること。
ウイルス自体は日に当てれば数時間、放置しても1日で死滅する。
80度加熱で数分、アルコールなら瞬時。普通の消毒で大丈夫だ。
洗濯も普通にOK。
とにかく「セキを浴びない」「空気を入れ替える」「人ごみに近づかない」
発熱し、咳があれば迷わず病院。タミフルは時間との勝負になる。
酷くなければ、十分な栄養と休養で家で治すのもありかも。

目の前のH5N1鳥フルを見てたら、横からブタフルに撥ねられた感。
私の第1声『豚でよかった。今回は本当に流行るかもですよ』
なぜなら、豚はヒトモデルとされるくらいヒトに類似している。
『豚が死なないのならヒトは死なない!(根拠無し)』

【フェーズ4】
新型インフルエンザの大流行(パンデミック)段階の第4相。
小規模集団での感染が散発している。まだ海外発生だけの場合、日本では4Aと呼ぶ。
心配はいらない。日本にもすぐにやってくる。
安心して食料やマスクやティッシュを少し買い足しておこう。


臆病な者は、手に負えない悪い事態になると「きっと大丈夫さ」と考えるらしい。
困難を乗り越えていけるものは、「こわいこわい」と思いながら先に進むらしい。

「また大丈夫やろうもん?」
『今度はホントかもですよ』→次の朝フェーズ4となった。
『ホラホラ~』
「弱毒性ってやん?」
『豚ですからねぇ。でもスペイン風邪も弱毒ですよ』
新型インフルは強毒性だから怖いのではない。
弱毒性でもかかる人数が半端じゃないから、一時期に動けなくなる人が発生し、社会が回らなくなる可能性が怖いのである。

「豚フルが終わると鳥フル対策で本気になるやろねぇ」
『私は今回全世界流行すれば次の新型はないと思ってますけど』
「H5N1はまだあるとやろ?元々その対策だったろ?」
どうも自然界って、ある勢力がはびこれば他のは引っ込むような気がします。
新フルも過去30年程度の周期で繰り返されましたが、当然その時も新型予備軍があったはずです。
でもすぐに発生していない・・・
『自然界のオキテで、勢力に負けるとおとなしくなる(根拠無し^^;)ハズ』
「ほんとねぇ?」
『根拠無し、ただのカン!』
まぁ、実際は結果見ないとわからないのだが。

【ちなみにうちではリレンザ、タミフルと食料は確保しています】



【ジクロルボス】

2008-02-06 08:27:43 | ことば系
【ジクロルボス】Dichlorvos
昨日の報道で聞いたときには『げ、DDVPだ!』と思った。
「ボス」と名がついているが、れっきとした有機リン剤である。
「phos」=リン剤 の音便形なのだろうか、英語はよく知らない。
別名・・・というかこっちが通り名なのだが、「DDVP」という。
劇物指定の農薬で、日本でもたくさん使われている。

今回のギョーザ事件ではメタミドホスとジクロルボスの混合製剤が
中国に存在するかどうかであろう。
もし、別の農薬を混入したのであれば、それこそ手当たり次第の
無計画な幼稚さだからである。
製剤があるとすれば、中国での混入は間違いないと思われる。

・・・と書いたが、さっきの報道では2物質同時検出ではないようだ。
とすると別々に混入か?・・・
大陸の人の考えることはわからん^^;

ちなみに検査機関によっては、MS-MSで分析したところもあったと聞く。
その物質を狙い撃ちの精密分析では今回再度検査する必要があるだろう。
砂浜でモノを探すのに、磁石を使えばアルミは見つけられない。
古典的なようでもザルで掬っておけばとりあえずモノは見つかるものなのだ。