酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

やっとのことでDT125Rのオイルシールを打ち換えてやったど(*^^)v

2017-07-12 17:07:39 | 技術系

この間の土日で、せっかく買った専用工具が全くの無駄だったことが判明した "(-""-)"
新たにフライホイール取り外し冶具を買うのもムカつくし、買ったはいいがまた使えなかったら今度こそDT125Rにレンチを投げつけそうである。

そこで・・・
『こうなったら、専用工具を手作りしてやる( `ー´)ノ』

ずっと邪魔になっていた木切れがこんな時大活躍(^_-)-☆
だから物を捨てれないんだなぁ
前回の図面に合わせ、正三角形にドリルで穴を開けていく。
穴の大きさは8mmのネジが入ればいい。

こんな場合はいきなり8mmのドリルを使いそうだが、工作に慣れた人は絶対そんなことはしない。
いくらポンチでへこませていても8mmドリルは食いつかないし、もし食いついても途中で刃が噛んだら金具ごと回って危険である。
金属に穴を開ける場合は、安全のためにも小さい穴から少しづつ大きくしていくこと。
2mm→4mm→5.5㎜→6.5mm(普通のドリル刃セットはここまで)
近くのホムセンにドリル刃を買いに行って、最後の8mmの穴あけ終了。
(それでも8mmで刃が噛んで2回ほど危険な状態になった(''Д''))

で、出来上がった「自作フライホイールプーラー」がこれ。

なんじゃこりゃな品物だが、理論的にはヤマハ純正工具と同じ働きをするはずだ。


早速使ってみる。
取り付けはうまくいった、いい感じである。
『やっぱ精密に図面引いたからなぁ( ˘ω˘ )』

注意して見てもらいたいが、フライホイールのスペーサーを抜いて再度ナットをつけている。
ここだけは守ってほしい。
ナットをつけていないと、フライホイールは外れたはずみで足元の床に飛んでくるのだ。

しかし、これが回らないのなんの。
これだけ長いバーのテンションでも回らない。
少しずつゴンゴン叩いていくと・・・
『バキ!!!』
いきなりスパナが空回りして落ちた。
フライホイールってあるところで突然外れるので要注意である。

フライホイールの軸はテーパー形状。
つまり奥に広がっている形で止まっているので、引っ張って外すわけだ。
で、その奥にあるギア群はセルモーターからフライホイールを回すギアだろう。
抑え金具の2本のネジはネジロックで固まっているので躊躇なくインパクトドライバーを使う。
力で回そうとすると100%ネジ山をつぶすので注意。

ギアを全部外してもまだ金具があるのか orz...
このネジもインパクト必須である。

これでやっとオイルシールにたどり着いた。
後はこれを交換すれば「安心」できる。
しかしここでもそう簡単にはいかなかったのだ。
オイルシールに白い点があるが、引っこ抜くための器具が折れて刺さったもの。
これは100均の千枚通しを曲げて作ったんだが、ゴム部品はビクともせず器具の方が簡単に折れてしまった。
『うーん、このバイク、幾重にも罠を仕掛けてくれるなぁ"(-""-)"』

もう手段は選んでられない。
木ネジをねじ込んで引っ張る作戦。
・・・木ネジがグリグリに曲がる程の力でもゴムはビクともしない。
そのうちに木ネジが引っこ抜けてしまった。
『かくなる上は・・・』
ドリルでもう1サイズ大きい木ネジの穴を開け、木ネジをインパクトドライバーでねじ込んだところ・・・
ポコッとゴムが浮いてきたので、やっとこさオイルシールのゴム部品を取り外すことができたのである。

オイルシールの収まっていた穴の奥に見えるベアリングも銀色でキレイ(^^♪
オイルシールから呼吸していた(空気を吸ったりガスを吐き出していた)痕跡は・・・よくわからん。
『まぁいい。交換しとけば当分ここの心配はしなくて済むし』
新しいオイルシールをシリコンスプレーで濡らし、まんべんなく周囲を叩き込んでいく。

『やったー(*^-^*) 懸案のオイルシール交換完了(^^)v』

とりあえずシフトペダルのシャフトとフロントスプロケット後ろのオイルシールの交換はまたの機会に(*´Д`)
『だってさ、スプロケットのナットサイズ26なんて近所に売ってないしぃ"(-""-)"』
ま、これだけはバイク屋ではずしてもらうか。インパクトも必要だろうし。


DT125R(3FW6)のフライホイールが変だ! "(-""-)"

2017-07-09 20:23:05 | 技術系

前回の通販記事で買ったもの。
それは、28年物のDT125Rのオイルシールを交換する準備だった。
キャブをいくら分解してもパイロットエアスクリューの調整が効いていない。
アイドリングでスローのガソリンが来ていないようなのは気になっていた。
それでも、アイドリングスクリューで調整すれば全く問題なく元気に走っているのであるが・・・
『どこかから2次エアを吸っている・・・気がする』
キャブ周辺もインテークもクランクケース、フロントスプロケット・・・
いろいろパーツクリーナーを噴射してみても、アイドリングに変化はない。
『うーん、よくわからん』
それでも気色わるいので、とりあえずDT系の弱点といわれる左側オイルシールを3か所交換に挑戦してみる。

DT125R(3FW)も製造年によってジェネレータカバーが若干違う。
基本的には、緑のボルト(キャップボルトに変更しているが^^;)2か所がフロントドリブンスプロケットのカバー。
黄色5か所がジェネレータカバー(マグネットフライホイール部分)のボルトである。
ここでサービスマニュアル(ネットで探したものだから英文^^;)にも書いてない赤い2か所のヘキサゴンボルトが気になったが、とりあえず外しておく。
ドリブンカバーはたまーに外してたのでいいとして、何がなんとカバーのプラスネジが固着して全く回らない。
ネジをハンマーでコンコンたたいてもびくともしない。
『こりゃ、普通に回すとネジを舐めるな。このボルトは特殊な長さだろうから面倒だな』
前から欲しかったインパクトドライバ。

近所のホムセンで1500円以下の一番安い、でも打撃部が大きい「ANEX舐めたネジ外しインパクトドライバ」なるものを買ってきた。
ネットでもさほど値段は変わらないので、ご当地ホムセン「ユートク」いい仕事してます。
最初はこれで遠慮がちにカンカンやっていたのだが、ネジが回る気配はない。
打撃はネジ方向だからネジ頭を舐める気配がないのに気をよくして、おもむろに立ち上がり、間違って手を打ちつけない最大強度で
「ガンガン!!ゴンゴン!!ゴンガンゴン!!」 ここまでするかぁ?ってぐらい本気で叩く。

おおっ( ゚Д゚)回った。いきなりネジが緩んで出てきたのである。
あれだけ激しく叩いたのに、ネジ溝に傷はついたがネジは舐めていない。
『スゲー、インパクトドライバ恐るべし。今までこれを持ってなかったのは大きな損失だったかもね』

カバーは長年ノーメンテだから、全部のネジ外してもびくともしない。
こんな時はハンマーでやさしく・・・「ガン!!ガン!!」とたたくと隙間があいてパカッと割れてくる。

スプロケットが汚いのは置いといて・・・
『あ゛??? ありっ?フライホイールが逆???』

そうなのである。
カバー側にコイルがついていて(だから、あの2本のネジがあったんだ^^;)
フライホイールが外に向かって開口していた。

事前に調べた画像は全部、カバーはただのカバーで、フライホイールの向こう側にコイルがあったのに。
ネット上や英文サービスマニュアルにはこの形は全く見当たらない。
それにフライホイールの向こう側に、おそらくセルモーターのギアが見えている。。。
( ゚Д゚)? ( ゚Д゚)? ( ゚Д゚)? ナンダコレハ?

『ま、とにかくフライホイールはずしてみよう』
ここで、K藤氏に借りた「インパクトレンチ」の出番である。
センターナットは16サイズ。
普通はフライホイールを固定する器具を使うのだが、今回買ったこんな奴は全く使えない。

  注1:一生に一度使うか使わないかのツールだが、どうも使わない結果となりそうだ(T_T)
     ちなみに買ったのは真ん中の訳あり格安品です。
     必要な方にはいつでも貸出OKです(^^)/

ここはインパクトの威力で・・・
「ガガ!ガガ!ガガガガ!!!」
うりゃ、緩んだぞな。 K藤氏に感謝 m(__)m

ガーン!( ゚Д゚)
やっとロックナットはずしたのに、またしても想定していた構造と違う。
普通は・・・っていうか、ネット画像でもサービスマニュアルでも内ネジにプーラーなるツールをねじ込んで芯棒を押し出すものだと説明されている。

今回買ったプーラーである。
少なくともDT125Rの記事で、この2重ネジ式のプーラー以外を見たことはなかった。
『こ、こ、これは・・・さんざん悩んで買ったプーラー・・・無駄じゃん(T_T)』

  注2:これも今回使えないのなら生涯2度と使わないだろう代物(T_T)
     これ、少しだけいいのを買ったのになぁ"(-""-)"
     もちろん必要な方にはいつでも貸出OKです。

さて、カーポートでバイクをバラバラにしたまま放置するわけにもいかず・・・
土曜日はここで元どおりに組み立てて終了。(*´Д`)

日曜日は通販で買った特殊工具が全く無駄になったことに、ショックで寝込んで・・・・
いやいや、気を取り直してこんなことを始めました。

再度開腹手術、フライホイールの構造を研究。
手持ちのプーラーが使えないのならどうやって外すんだ?
『こりゃ、3つのサービスホール(ネジ穴)にネジを差し込んで真ん中の芯棒を押すツールが必要だな』
後で調べてわかったのだが、この形はヨーロッパのDT125REのサービスマニュアルに同じ形式が書かれていた。
そして、そこには「YAMAHAオリジナルツール」を使えと(*´Д`) あーぁ。

こんな専用工具があるには・・ある。
でもね、ヤマハ純正は12000円もするし、2000円程度のものは原付スクーター用で使えなかったとかの評判だし。

おもむろに図形の勉強・・・

ではない。
フライホイールのネジ穴の位置とセンターシャフトの型紙なのである。

近所のホムセンで200円ほどの強そうな金具を買ってきて・・・

これも100均のポンチで1辺48㎜の正三角形の頂点にドリルで穴を開ける。
そこにM8のボルトを差し込めば・・・
あーら不思議( ゚Д゚)

『一生に一度しか使わないなら工具を作ってしまえ(^^)/』

今、ここである・・・・
最初からバイク屋に頼んだらよかったかも・・・
にゃ、最後まで完成することができればバイク屋の工賃よりうんと安い・・・でもないかもね"(-""-)"
まぁ、梅雨の晴れ間の遊びと思えば。


ネットショップ、はたして宅配便は楽になるのか?

2017-07-06 18:08:14 | のほほん日記系

最近はテレビコマーシャルもやってるMonotaRO。
まにあっくな工具なんかをネットで買う店なんだが。
初めてバイクのゴム部品3個(計1380円)を注文してみた。


3000円で送料無料だったので工具を合わせて買っちまった(^_^;)
その工具フライホイールプーラーっつーんだが、おそらく一生に一回使うかどうか(^_^;)
もちろん、買ったゴム部品を取り付ける際に必要だったのだが。
『んー、1991年製DT125Rのオイルシールが純正で、それも適正価格で手に入るとは('◇')ゞ』
ヤフオクなんかじゃ300円の部品に3000円以上の値がつけられている。
足元を見た価格だが、それでも旧車マニアは買ってしまうのだろう。

しかし、恐るべしモノタロウ(-_-;)
先にプーラーだけ送ってきたと思ったら(もちろん送料追加なし)なんと!!!
同時注文の3個のゴム部品を「別送」してきやがった(@_@。
それも、別日発送になるからって理由じゃないぞ。
発送メールが同時に3通、届いた宅配兄ちゃんも「これ何っすかねぇ?間違えてないっすよねぇ?」

この箱の大きさと中身、それを各1個口で送るモノタロウ。
果たして、こんなんで宅配業界は救われるのだろうか?

PS: Amazonもしかり。同時に頼んだ「ドライバー」と「接着剤」も別便で送ってきやがった。
  「お客様に早く商品をお届けするために別送します。送料の追加請求はありません」だと。
  あんだけ騒いだクロネコヤマトの危機は、ネット通販業者にはどこ吹く風のようだ?