酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

ドキドキの研究発表会^^;

2007-05-24 20:22:51 | のほほん日記系
土曜日は仲間内での研究発表会と飲み会だ。
毎年見るだけなのだが、今年は会費の元を取るべく発表することにした。
なんと、発表者には金一封が出るのだ。
タイトルは、「マトリックスの現状と限界」
皆さん、馬鹿にしているのかマトリックスの評判はすこぶる悪い。
(というより見向きもされない)
マトリックスとは病気の原因推定ツールである。
私には必要ないが、知識が不足している人にはおそらく役に立ちそうに思う。
現状は不安定なドキドキ物だが、結果としてはそこら辺の人よりよっぽどうまいところを引き当ててくるのである。

発表を目前にして、ネットで公開されているいろんな事例を試してみた。
自分自身あまり期待していないのであるが、試してみると毎回驚かされる。
こやつ、ほとんど確実に押さえてくるのだ。
絶対1番目には引いてこないが、許せる範囲に引いてくるのはすごいと思う。
しかし・・・
一部のベテランおっさん連中は科学的に検証もせず「それはおかしい」とか「使えない」とか言いそうである。
おっさん達は思い出に残っている自分の体験(それも1回きりの^^;)の思い込みに凝り固まっていて、先入観でしか測らない。〔と思う^^〕
【あっと驚く発想&基本をちゃんと押さえる】動作をするということは、いろいろな経験と何でもほじくり出す好奇心と『自分の知らないことがある』という控えめな態度で検証して、初めてその価値がわかるというものだ。
さて、今回どういう反応になるのだろうか。

ちなみに、職場で今提案していることは、他の職場も巻き込んだ「事例のレトロスペクティブな検討会」である。
過去の事例について、その当事者に当時の動きを詳細に報告してもらい、みんなで検証するという会である。
検討も反省も詳細な報告もない現場で、自分たちがとった行動でうまく出来たと満足〔勘違い〕していないか? 他の人がみたら「はぁ?」的なことも多いはず。
もちろん傍の人が後から思っても、実際の現場では「そんなこと出来なかった」ということもあっただろう。
身内同士での叩き合いを否定する風潮を打破したい。
がんばったから偉いのではない、叩き合ってみんなが成長するべきなのだ。

気になる語録 【アスペルガー】

2007-05-14 22:12:26 | 技術系
障害者のパソコンボランティアとして活動している。
正直なところ私は身体障害者が苦手である。
インスピレーションで行動決定する私は、第一印象の「見かけ」から抜け出すことが非常に苦手なのである。
差別だと言われかねないが、かっこいいことは言ってられない。
実際にボランティアで接する時、どう接していいのか戸惑うし、相手を傷つけてしまいかねない。
そういう訳で、精神障害の方を対象に選ぶことが多い。
今回も自閉症という方にパソコンを教えることになった。
『こんにちは。よろしくお願いします』
彼は1時間も部屋に戻ってきてくれなかった。
〔まぁ、こんなもんだろう。そのうち慣れてくれるさ〕
仕方ないので興味のあるというキューピー3分クッキングのHPを開いていたら、興味を持ったのか近づいてきた。
「1997年の5月何日の何とかサラダが見たい」
『へ?2000年からしかレシピがないよ』
「1984年何月何日からこの番組は始まったんだよ。何月何日は何とかサラダがあったんだよ」
唖然とした。すさまじくマニアックだ・・・と思った。
このテレビ局系列は途中の何年何月から変更になって何チャンネルに変わったとか、何月何日から時間帯が変わったとか・・・
しばらくHPを見ていたが、突然・・・
「2006年の何月何日から城島町が合併して、神埼市も合併したから久留米市と神埼市は隣接しているんだ。合併前だと久留米に行くには何処町と何処町を通らないと行けなかったのに、合併ですぐ行ける様になったんだよ。合併で距離が縮まったんだ、すごいね」(年月日は覚え切れなかった^^;ので適当です)
これは・・・アスペルガー
その後、興味のありそうな地図サイトを開いてやると、なんと全国の道路を知っているのである。
「常磐自動車道の何とかインターは何月何日に開通して何処其処までつながったのか。地図にはまだ点線で計画道路になってる。この地図は何年の地図だ」
本当に日本の隅々まで探し出し、彼の言うとおり道路は行き止まりだったり開通していたり・・・
時折、常同行動(医学系諸君習ったでしょ^^;)を伴いながら、2時間みっちり全国の道路を探索(検索とは言わない。彼らは特徴的なコトバ使いをする)していた。
彼は、全くこちらを向くことなく、話を変えようとする私の手を振り払い一心不乱に地図に向かっていた。
アダルトチルドレン(AC)という言葉が10数年前に流行った。
ACOA(アルコホリック)とかACOD(ドラッグス又はナルコティックス)、ACODとかである。家族機能障害とも呼ばれた。
しかし、すぐに「あなたもAC、私もAC」みたいに軽々しく扱われたのである。
本当の(本来の意味での)ACはそんな生易しい障害ではなかったはずなのに、いつの間にか社会病みたいに言われて本当に苦しんでいる人がボヤけてしまい、人々に忘れ去られてしまったのである。
今、アスペルガー症候群もその方向にあるように感じてならない。
人とうまく付き合えず、興味の偏っていることをもって、多くの人が「軽々しく」アスペルガーとして「自称」していることが我慢ならずにこのブログを書いている。
なぜなら、彼のような【本当の】アスペルガー症候群の方々がどんなに社会的に隔絶しているか、目の前で感じるからである。

アリアケギバチくん

2007-05-09 22:44:48 | のほほん日記系
アリアケギバチという魚を水槽に入れて数日・・・
流木の陰に隠れ、その姿は謎のままだった。
夜になれば活動しているのだろうが、少しでも灯を点けると姿を隠してしまう。
今日も懲りずに眺めていたら、ちょろちょろと動き始めた。

『か、かっくいー。こりゃ人気が出るわけだわ』
タイガーシャークのような縞模様に間の抜けたヒゲ。
熱帯魚でもこんな愛嬌のある魚はめったにいない。
ちなみにマニア店で売っているものは数千円で取引されているらしい。
しかしワイルドを売られたらそりゃ希少種にもなるだろう。
いつか逃がしてあげようと思う私であった。

アリアケギバチ:有明義蜂】(ナマズ目ギギ科)
ギギという魚の親戚で、九州西北部の固有種。
水から出すとギーギーと鳴くことからギギ、毒棘を持ち刺されると痛いことからギバチと名がついたという。
環境庁:準絶滅危惧
某S県:絶滅危惧Ⅱ類種

GW後半日記

2007-05-08 00:35:22 | のほほん日記系
GW後半は雨が多かった。
娘が三井グリーンランドへ行きたがっていたのだが、唯一晴れた5月3日の私は二日酔いだった。^^;
そこで、4日にどこかへ連れ出すことにした。
雨が降りそうな天気である。
『そうだ。エビ採りに行こう』
水草を植えた水槽にいいかげんコケが生えまくっていた。
コケ取りにはヌマエビ。
どこにいるのかは知らない。
100円均一で網を買い、バケツを持って気の向くまま娘とドライブだ。
いろいろ探したが、下流は汚い。泥臭くなるのも嫌だったので、多布施川の河畔公園で様子をみることにした。
『こうやって、水草の生えているところをガサガサと・・・』
いわゆる【ガサガサ】である。
娘もやってみるがカワニナと川虫ばかりでエビはいない。
〔うーん、流れがあるところにはいないと書いてあったな〕
あきらめムードで水草ごと網で掬えば、
『いた!』
小さなヌマエビが2匹はねている。
調子に乗って10匹ほど捕まえると雨が降り出した。
変な小魚(体長2cm)も一匹採れたので持って帰ることにした。
水槽にエビを投入。かわいいかわいい。
魚も入れたが、あっという間に隠れてしまった。
髭があり、ナマズの様なのでエビを食べないか心配だ。
ネットで調べると・・・
〔アリアケギバチ:希少種〕
『ガーン!』知らないとはいえ希少種を採っちまった。
網で掬って川へ帰そうと思ったが、水槽の水草や流木に隠れて捕まるもんじゃない。
しかたない。少し大きくなるまで飼って、捕まえられたら逃がすことにしよう。
水槽のエビが泳ぐのをのんびり眺めながら、ビールのつまみはエビの唐揚げだったことは内緒にしておこう。
ちなみにギバチは毒のトゲをもったナマズの一種である。
色が黄色のシマシマでいかにも鑑賞魚っぽいところが人気の淡水魚らしい。

後で気づいたのだが、このエビら、草食の陸封型ミナミヌマエビだと思っていたが、肉食の両側回遊性のスジエビが混じっていたようだ。
似たようなエビなのによってたかってミナミらしき1匹を食ってしまった。
スジエビらしき数匹は庭の水草容器に移したが、グッピーがやられないか心配でこんな時間まで毎晩見張ることになった。(^^;)