酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

『砂の船』

2014-03-31 07:45:39 | のほほん日記系

誰か 僕を呼ぶ声がする
深い夜の 海の底から
目を 開ければ窓の外には
のぞくように 傾いた月

僕はどこへゆくの 夢を泳ぎ出て
夢を見ない国をたずねて
いま 誰もいない夜の海を
砂の船がゆく

望むものは何ひとつない
さがす人も 誰ひとりない
望むほどに 消える夢です
さがすほどに 逃げる愛です

月は波に揺れて 幾百 幾千
古い熱い夢の数だけ
いま 誰もいない夜の海を
砂の船がゆく

ただ 誰もいない夜の海を
砂の船がゆく

Song by 中島みゆき


『世情』

2014-03-31 07:42:13 | のほほん日記系

世の中はいつも 変わっているから
「頑固者」だけが 悲しい思いをする
変わらないものを 何かにたとえて
その度 崩れちゃ そいつのせいにする

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため

世の中はとても 臆病な猫だから
「他愛のない嘘」を いつも ついている
包帯のような 嘘を 見破ることで
学者は 世間を 見たような気になる

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため

Song by 中島みゆき


技術屋はせめてマジメでないといけない

2014-03-18 22:58:16 | のほほん日記系

風邪気味だったとしよう。
当然、近所のクリニックに受診する。

『長いこと咳が出てて、昨日から熱も出てきて・・・』
「ま、ただの風邪でしょう、薬出しときます」

この間、レントゲンも撮らず聴診もせず3分。
結果、1年後に肺がんが発見されても誰も文句は言わないはずだ。
その咳だって肺がんが原因だったかどうかなんて、今更わからないからだ。

それでいいのだろうか。
患者はセンスのない医者にかかったなんて、思いもしないだろう。
他の医者だったら見逃さなかった可能性なんて考えもしない。
自分の運の悪さを呪いながら・・・

だから・・・
私たちは【最低でも】マジメに知識と技術を磨き、自分のできる最大限のマジメさで取り組まないといけない。
なぜなら、被害者はいつも「何もわからない患者」なのだから。

「どうせわからないから」と検査も調査もせず、(明らかに食中毒なのに
「面倒くさいことにならない」ように気づかなかったことにし、(隣の係だよ
「誰もわからないから」と平気でウソの数字を書き込む。(こんな副ボス信用できるか
そんなことがあたりまえに行われていて、誰も見ぬ振りをしている
【技術屋の職場 ナニを隠そうココだよ 】に愛想を尽かしている。
ちゃんとやろうとしている仲間たち今頑張ろうとしている後輩
立ち上がれ

こんなヤツラの平気な顔を放置しているのなら、あなたも同罪だ


3月1日は待ちに待った解禁日

2014-03-01 09:05:20 | のほほん日記系

朝5時半、まだ世の中は眠りの中・・・だと思っていたら、
幹線道路は車が連なり、意外とノロノロ運転。
『あり?なんでこんなに混んでるのかなぁ?・・・もしかしてみんな魚釣り?』
んなわけないけど、今日はヤマメの解禁日。
前日「いきましょう、5時我が家集合、餌おっけーです」とN山メール。
『5時半で十分じゃね?日の出は6時半ごろだろ』
「ですね、いつか山の中で凍えましたからネェ」

昨年シーズンは連れなかった。
解禁1回目だけそれなりで、後は何度行っても1、2匹。
明らかに魚がいないことがわかり、ボウズの連続だった。

「あまり時間がないので、いつもの場所だけ暗いうちから陣取りましょう」
N山さんが7時過ぎには帰らないといけないとのことで、夜明け前作戦となった。
前日までの雨の影響も少なく、水は程よく「笹濁り」。
これが濁流だったら沢を渡れなくてアウト。
懐中電灯1個(N山さんが忘れた)の明かりで、真っ暗な山の中へ。
なんとかいつもの崖上へ到着。

暗闇に目が慣れてきても、まだ釣りができる明るさではない。
(というよりまだ夜だ(~_~;))
N山さんがおもむろにテルモスを取り出し、カップヌードルを作り始めた。
『俺も俺も
山の朝ごはんはやっぱりカレーヌードルだ。
まだ暗くてよく見えない滝つぼに仕掛けを放り投げて、2人ともカップヌードルを食い始めた。
「やる気ないですねぇ、釣りに来たというより山にラーメン食べに来たような・・・」
『おりょ、サカナかかった・・・けど上の木がじゃまで上げられん』
竿を縮め、糸を手でたぐり寄せるが崖に生えた草に引っかかり魚が上がってこない。
ポチャ 『おりょ、魚落ちたー
そんなこんなで今年初めてのヤマメさん

ん、見えない・・・
ライトライト・・・とりあえずパシャ!

例年この場所に来ているが、今年は異常に多く車が停まっていた。
スキー場に向かうチェーン装着所のような車の台数だった。
『解禁日狙いの人ばっかだな』(自分たちのことはタナに置いといて
滝つぼの上から釣っていて、下に人影を見たことなかったのだが、今年初めて下に釣り人を見た。
2人が膝まで水に入り、滝つぼに竿を出している。
「お、向こうも釣れましたねぇ」
『おりゃ、釣れた!』
『あ゛ー餌とられた』 「餌とられるまで合わせないからですよ・・・下手かも」
『ほりゃ、ちょっと大きい
『ほりゃほりゃ』
「くそ、また木に引っかかった」
こっちは、コーヒー飲みながらの、全くホンキじゃないおちゃらけ釣り。
崖下のオジちゃん2人はマジ釣りである。
だって、あの場所に行き着くには結構頑張って川を上ってこなければならないのだ。
それを、まだ暗いこの時間に到着するなど、ある意味命がけである。
こっちみたいに、ちょっとガードレールから降りるなんて、お手軽釣りじゃないのである。
『あそこまで頑張るかなぁ、滝つぼのヤマメ全部釣ってやろうという意気込みだな』

「あと1匹釣ったら、そろそろ帰りまーす」
『いま何時?』
「7時5分くらい」
『おりゃ、もう少し釣ろうかな』
「粘れば100匹くらい釣れますよ」
『そうね、資源枯渇してもいけないから、食う分、あと1匹釣るからちょっと待って』
言った30秒後にビビッ『うりゃ、これで最後だ』

ヤマメ釣り恒例の朝マックを買って、8時にはこんな感じ。


しかし、あの車の数の釣り人が根こそぎなら、来週にはヤマメはいなくなるだろうな。
呼子も釣れなくなって、数年前からめっきり減ったイカ釣りのエギング兄ちゃんたち。
たくさん釣れるからって、そんなに根こそぎ釣ったらイカもヤマメもいなくなるってばよ。

毎年のことだが、解禁日1週間は多くの釣り人を見かけるのに、その後は誰一人山の中で会ったことがない。
渓流釣りが好きでもないくせに、解禁日だけドッと押し寄せるのはやめてくれぃ。