酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

スタッドレスのすすめ

2006-01-22 22:00:34 | のほほん日記系
1/22 またまた雪が降りそうなので九重に出かけた。
今回は子供たちも慣れた様子で、5:45には準備OK。
高速代を浮かすべく、東脊振ICから乗る。
曇のち晴の天気予報だったが、高速は土砂降りの雨となり、日田を過ぎるとチラホラ雪が降ってきた。
これまた1つ手前の玖珠ICで降り、道の駅から色彩ロードに折れたとたん、そこには雪道が現れた。
順調に走っていると、坂道の路肩に数台のチェーン装着の集団が止まっていた。
反対車線に止まった軽ワゴン車の周囲で数人が何かしている。
両側2台の間を抜けようと思って近づいたが、ちょっと狭い・・・
「上りきらんとですかねぇ?」「えぇ、動けんとですよ」
近づいて止まってみて驚いた。人がまともに立っていない。
完全にアイススケート状態で足元が泳いでいる・・・
ワゴン車は輪留めでなんとか止まっているが、押す人が完全に滑っている。
あわてて一定距離バックしたが、うかつだった。
簡単に止まると思っていたが、ブレーキ踏んで完全静止してからスローモーションのように気持ち悪く滑り落ちていく。
スタッドレスなのでツーとはいかないが、微妙にツ、リ、ィ、ィ、と落ちていく。
窓の外にはアルファードの兄ちゃんがコッチに滑って来ないか心配している。
う・・・ぁ、はぁなんとか止まった・・・息が詰まる緊張感とはこのこと。
さっきの軽をよく見ると、チェーンが付いているが全く関係なしに滑って落ちてくるのを数人で必死に支えているのである。
結局、何かのカバーを敷き、多少動いたところで車止めを噛ませ・・・なんとか横に動いて道を空けてくれた。
さて、一時は肝が冷えたが、さっそうと出発することにしよう。
ギュィーン、ギュルル・・なんと今度は我車が発進できない。
スタッドレスにSNOWモードでも空転、いや空転しながらもなんとか横ブレせずに登っていくが、手で押すほどの速度である。
ゆっくりゆっくり速度が上がり、いきなり普通に発進することができた。
あの集団はチェーン装着ではなく、チェーンで登ることができなかったのである。
その後4駆にチェーンの車に追いついたが、いつもの勢いはなく道を譲ってくれた。(あそこまで真氷だとさすがにチェーンでは怖いだろうな。)
こんな状況で、スキー場は11時過ぎまでリフト待ちなし、思う存分楽しめたのは言うまでもない。

帰りには写真を撮っている人がいたので止まってみたところ、きれいな九重連山が一望できる場所だったのでした。(写真)