酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

アルバム 「風の予感」

2014-09-21 21:19:49 | のほほん日記系

いつか昔に口ずさんでいた歌って、今も時々口ずさんだりしませんか?

調子はずれの口笛吹いて
 歩く背中がなぜか懐かしい・・・
 風のむこうに何を見てるの?
 腕にしがみつけば軽く苦笑い

幸せなんてわからない
さみしくはないけれど・・・

 ほんの少し優しくなれた
 あなたを愛して
 触れていたい感じていたい
 せつないくらいに
〔 触れていたい by沢田聖子 〕

酔っぱらっての帰り道でいつも口ずさんでた曲、その2番の歌詞がどうしても思い出せない。
気になって気になって、この半年くらいどうしても聴きたくてたまらない曲だったのです。


CD持ってたはずなんだけど、ガラクタ箱のCDの山には入っていない。
『どこいったー??』
たぶん車を買い替えた時に行方不明になったCDケースの中の1枚だったんだろう。

たいがいの曲はアップされている「ようつべ」でさえもこの曲はなかった。
違法MP3の痕跡はあるものの、全て削除されていた。

『ま、中古CDでも買うか』とAmazonを覗くと・・・

どひゃー! プレミアじゃん!
調べてみたら、沢田聖子の数ある絶版CDの中で「風の予感」だけが高値。
理由は、このアルバムがマイナーなレコード会社だったため、倒産後に音源が残ってないようなのだ。
違いました。
レコード会社は日本フォノグラム、大手の会社です。
アイドル歌謡曲路線がファンから酷評されて、CD復刻の時にこのアルバムだけ全く売れなかったらしい。
それで、世の中に出回らずレアな存在になっているようだ。
だから廃盤をCD化してくれるMEG-CDにも「このアルバムだけ」ないのだ。
(MEG-CDはレコード各社の本物の音源から受注でCDを作ってくれる)

ヤフオクではさらに足元を見た12000円のインフレ価格だった。
(もちろん誰も入札していない。いつかマニアが手を出すのを待ってるだけ)

CDが入手できないのなら仕方がない。
LP(レコードよ!レコード!知ってる?)からデジタル録音するしかない。
幸い35年前に大枚はたいて買ったシステムコンポTechnicsが実家に眠っている。
で、毛布かぶったプレーヤとLPの束を持って帰ってきた。

レコードの復活についてはオーディオマニアの人がいろいろ書いてる。
今や、当時は誰もやらなかった「んな乱暴な」としか思えない方法でレコードをクリーニングするのが常識となっているようだ。
その方法たるや・・・台所洗剤で丸洗い、歯ブラシごしごし!

もちろん、ただの洗剤や歯ブラシではない。
「油汚れにジョイ」と「デンターシステマ極細毛ふつう」がおすすめである。
レコード盤の溝にそって、歯ブラシでしゃこしゃこブラッシング!

これまた、水分ふき取りは「リードクッキングペーパー」一択!
ほこりがつかず、吸水もいいらしい。
ちなみに、溝に埋め込まれたホコリがプチプチ音の元だから歯ブラシで溝から掻き出すためのデンターシステマなのだ。(毛先がレコード溝よりも細いのがこの歯ブラシだけなのである)
溝さえ掃除をすれば、盤面に乗っかった少しのホコリはあまり関係ないようだ。
だからベルベットのクリーナーで拭いたりしない。

とりあえず、干す(笑)

で、天下のダイレクトドライブプレーヤで鳴らしてみると・・・
(もちろん針はダメになってた。しかしオーディオマニア恐るべし。針も復刻してる)
『おー、こんなにノイズが少ないレコードは初めてだよ』
昔はお金出してレコードスプレーやら、ベルベットのクリーナブラシやら使ってた。
結局、それがごみを溝に埋め込んでスプレーで固めていたようだ。
今のトレンドは水洗いなんだそうな。
ハイテクの時代に、マニアが研究した究極のクリーニング方法は手洗い(笑)

ちなみに、今回デジタル化したのは・・・
〔レアもの沢田聖子ちゃん〕

まぁ、LPはレアでも何でもない。
LP持ってないと思ってヤフオクで沢田聖子11枚セット500円で落札しちゃったのだから。
家で探したら『あ、持ってた (-_-)/~~~ピシー!ピシー!』

〔これはホントにレアもの森田童子さん〕

だいたい、マイナーな森田童子がテレビドラマ「高校教師」の主題歌で売れちゃったりしたもんだから、今は知ってる人も多いけど、学生の頃「誰もしらなかった」のさ。
黒テント行きたかったなぁ。(30年前を思い返す遠い目(-.-))
ということで簡単便利なデジタルミュージックもいいけど、アナログなレコードもいいものです。


世論調査のウソ 【結局、住民の気持ちはどっちやねん?】

2014-09-04 17:38:28 | 技術系

≪2014.09.06 わかりやすいように、過激な意見を追加しました

さて、某S県の2大マスコミ「佐賀新聞」と「サガテレビ」のオスプレイ世論調査。
片や自衛隊容認「58%」の大見出しに対し、サガテレビは「賛成34%、反対41%」と真っ向勝負。
この2大マスコミしかないのに、住民はどっちを信じればいいのだろう?
結論からいえば、「科学的に2つの調査結果が違っている」ということ!
どちらかがおかしいか、両方おかしいか、誰も判断できないので、調査を信頼できる根拠が失われたということだ。
それを、説明していくことにする。

 〔世論調査方法〕
一般的な世論調査の手法とされている、自動生成した電話番号をあてずっぽに電話しまくる方法。
調査地域の有権者について「市町人口比」「男女比」「年齢比」となるようなデータ数としている。
適当な電話番号だから不通やら対象から外れるやらで、佐賀新聞は2万4304件電話して600件をデータに使っていると書いてあった。

佐賀新聞  n=600
サガテレビ n=300

サンプリングから母集団を評価する場合、そのデータ数(n)と特定の回答出現率により「標本誤差」が発生する。
今回の標本誤差を計算して表にしてみた。

〔自衛隊オスプレイ〕
佐賀新聞  賛成意見の範囲 54.2~62.0%(調査値58.1%)
サガテレビ 賛成意見の範囲 28.9~39.7%(調査値34.3%)

ここまでやってやっと、2つの調査が違う結果となっている、と言えるのである。
もし、範囲が重なっていた場合は「結果が違うとは言えない」
また、賛成と反対意見の範囲が重なってしまう場合において、サガテレビのようなコメントはウソである。
数字の上っ面だけでは、軽々しくどちらが多かったなんて言えないのである。


(スミマセンネェ、エクセル手書きなので30%の場所が30%代の真ん中です|д゜)
サガテレビの世論調査では賛成34%、反対41%だった。
理論上、プラスマイナスに正しい値の可能性の範囲が発生する。
ただし、範囲内のどの点が真の数値かなんて、この調査結果からは言えない。
結果から言えることは「この範囲に正しい値がある」ということだけだ。

つまり、同じ調査をもう一度やってこんな結果が出ても「それが正常」なのである。
しかし、調査結果をみる側の人にはの数字しか知らされない。
だからこそ、調査条件を知る唯一の存在である「調査者自身」が、誤解を生まないよう科学的に解説する責任があるのである。

サガテレビ内部の人は、世論調査を評価する資質すらないと断言してよい。

〔サガテレビHPより抜粋〕
佐賀空港へのオスプレイの配備計画についてサガテレビでは8月29~31日までの3日間で電話調査を行い県内の20代以上の男女、300人から有効回答を得ました。
その結果、佐賀空港への陸上自衛隊のオスプレイ配備計画について賛成と答えた人が全体の34・3パーセント、反対が41パーセントと反対が賛成をやや上回りました。

みなさんには、こんなことしか書けない恥ずかしい人にならないことを望む。

 
さてさて、賛成意見に違いがあるという結果から、2つの調査が適正に行われたかという疑問が発生する。
この調査の母集団は「県民そのもの」であり、その意見を代表しているのなら本来違うはずがないのである。

ちょっと無理やりだが、χ2乗検定をしてみた。

〔帰無仮説〕
【自衛隊オスプレイに賛成する意見と、各社の調査方法は無関係である】

さて、今回の調査結果は%である。
χ2乗検定は「絶対」丸まったデータで行ってはいけない。
測定数の分布に意味があるのであって、%で比較することに意味はないのだ。
よって、人数に割り戻すことにした。

ここで本当にn=600,300が有効回答数として利用されたかがわかる。
有効回答nとされていても、実際は設問毎に使われたデータ数が違うことなどザラである。
今回は、ほとんど誤差なく元データに戻せた。


さて、χ2乗検定の計算過程は省略する。
(手計算なので間違ってたら教えてね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!)
結果、【賛成意見と、2社の調査方法は無関係である】という仮説が棄却された。

つまり、2社の調査方法によって、賛成意見が左右されたという意味である。

となると、両社の世論調査結果の違いは・・・
世論調査の設問のニュアンスが違っていた (*'ω'*)
ランダムな電話番号が偏っていた (´・ω・`)
電話で聞き取りする調査員の誘導があった ( ゜Д゜)
調査員への説明会で一方の意見への圧力があった (-_-;)
調査委託でクライアント(報道各社)の意向があった (-"-)
面倒なので、データを水増しした (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

なんてことを、疑われても仕方がないのだ。

だ~か~らぁ~

どちらが正しい県民の意見なのかは、全くわからない。
まぁ、某S県の2大マスコミは、できない世論調査をやっちゃいけなかったんです。

言えることは、この世論調査の結果を破棄するか、世論調査をやり直すかして間違いがなかったことを証明する必要があるってこった・・・

だって【意図的に偏った世論誘導を行った可能性】
も、疑われるんですからwwwwww


世論調査のウソ 【オスプレイ問題】

2014-09-04 11:49:53 | のほほん日記系

8月31日の佐賀新聞の見出し

陸自オスプレイ「容認」58%

〔出典:佐賀新聞HP〕
佐賀新聞の世論調査の結果である。

『はぁ?いくら某S県民でも、そこまでノーテンキじゃないだろ』
先に書いたように、私自身はオスプレイや自衛隊には絶対反対じゃない。(どちらかというと好きな方だ)
しかし、それにしてもこの数字はとうてい信じることはできない。
住民の過半数が「自衛隊マンセー」って、ありえねぇ。

さらに、原発再稼働については賛成大ばく進、反対派が減少

キムジョンイル知事に至っては、道端で旗を振ってマンセーマンセー状態である。

『なんか、うさんくさい記事だなぁ』
このところ、〔原発再稼働〕も〔諫早湾干拓〕も今回の〔オスプレイ問題〕も、責任を国に押し付けてごまかしているキムジョン知事。
来春の知事選出馬も「やる気満々」なのに明言を避け、「選挙前にこんな面倒な問題はさわらないに限る」と知らんぷりを決め込む、とっても卑怯な作戦だ。
どうせ当選したら「県民の信任を受けた」とか言ってゴリゴリ進めるクセにねぇ。

某S県のもう一つの巨大マスコミ〔サガテレビ〕がこれに疑問を投げかけた。
この「住民の肌感覚からかけ離れた世論調査」に、自社独自で世論調査を行ったのである。
(やっぱ田舎マスコミはアホやな・・・)

それがこれ!



マンセー世論調査の翌日、いきなり旗色の悪いサガテレビの報道を見たキムジョン知事は・・・
「民間空港としての発展を阻害することにならないかどうかという点、このことが担保されなければ次のステップに進めないぐらいの前提」
と、「私は推進派じゃないんですよ、どっちかというと私もちょっとは抵抗してるんですよと訳わからんアピール。
あーたねぇ! 前日は「国が丁寧に説明すべき」とか言ってたのに、手のひら返し反応良すぎ

どうでもいいけど、次回この2つの世論調査の結果が何を意味するのか検証していこうと思う。

題して:【住民の気持ち、本当はどっちやねん?】

 


代々木パンデミック

2014-09-02 08:38:36 | のほほん日記系
デング熱が大方の予想を覆して、今日で22人の発症者となったようだ。
全員が「代々木公園周辺」に行ったことがわかっている。

ところで、最初のデング熱が確認されてからすぐに、代々木公園の一部で蚊の駆除が行われた。
【封じ込め】である。
感染症の合言葉「TPP」つまり、タイム、パーソン、プレイス、のうち、プレイスは明らかになった。
だったらもっと徹底的に代々木公園の蚊を駆除すべきだと思いがちだ。
特に発症者がこれだけ多くなったので「偶然運がわるく感染した」のではなく、明らかに代々木公園の蚊が危険なのは誰もが感じるところだろう。

しかしすでに、蚊の駆除をする意味が変わった。
発症者が広範囲に広がった以上、蚊の駆除もデング熱の【封じ込め】ではなく、一般的な疫病予防のそれを意味する。
もう、代々木公園「だけ」を駆除することに意味はないといことだ。
これが感情的になかなか理解されない「感染症対策」のフェーズ進行なのである。

幸いなことに、日本の蚊は季節発生だ。
仮に感染した蚊がいても、一旦はいなくなる。
卵を遺しても、そこから成虫になるのは極めて少なく、生き延びた蚊がウイルスを持っている確率は極めて低い。

ま、デング熱自体も普通の熱病だから、ほっといても「心配することはない」というところだろうか。