酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

〔大衆という名の幼稚園児〕 ヒトラーは全否定されるべきか?

2017-08-30 18:13:26 | ことば系

断っておくが、私はヒトラーの伝記も読んだことがないし、崇拝しているわけでもない。
彼女がエヴァ・ブラウンだったことくらいは知っている程度である。
だから、こんな話題はスルーしようと思ったが・・・
昔から言ってきた言葉を思い出したので書いておく。

【格言:考えもせずに全否定することは、盲信することと同じである】

物事や人物を全否定する人がよくいるが、そんな人の顔つきはアヤシイ宗教にハマって誰の言葉にも耳を貸さない人に似ている。
どんな事象・人物・行動にも始終一貫したものはない。
悪い面もあればいい面もあるし、陰ながらの物語が隠されている場合だってある。
物事を否定することはその人の自由だろうが、思考停止に陥って全否定することは愚かな行為である。
教育の現場でよく発生する「これは悪いこと」という教えは、考えることを放棄させる。
「これは悪いのかぁ・・・」
それは、バカバカしいことを何の疑いもなくありがたがることと同義である。
いやいや、なぜ悪いのか?本当に悪いのか?悪いことしたかったのか?なぜ悪いことしてしまったのか?
この悪いことがなければどうなるのか?本当はこの悪いことは何かの意味があったのではないか・・・

現実の物事は2次元で存在することはなく、横も裏もある3次元なのである。
表は「悪」かもしれないが、横は優しかった一面があったり、裏は苦しかった一面があるかもしれない。
今に至る過去も生い立ちも、さらにはそこに続く歴史もある。
それを総合して自分なりの判断をすることが「自分の価値観」であり、一面を知っただけで判断を放棄し否定することは「幼稚園児」の知能にも劣る。

さて・・・


ヒトラー=悪だから、例え話の言葉だけに拒否反応する脊椎反射。
発言した本人は「どう聞いてもそんな意味にはならない」と憤慨しているのに、発言撤回に追い込まれるという社会。
もはや言葉狩りをする「マス」という怪獣。
大衆という幼稚園児・・・



【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R 復活( `ー´)ノ

2017-08-27 17:41:33 | 技術系

エンジンが無事起動し、外装シュラウドをつけDT125Rは一応の復活を遂げた。

これ以上、住宅街でぶん回すことも迷惑だから、試運転に出かける。

いつ不具合で押して帰ってもいいように、半径500m以内の道を周回。
途中、アイドリングが低すぎてエンスト3回(T_T)
その都度調整しながら、農道アウトバーンへ ブィーン3333
まぁ、感動するような調子の良さではないがいたって普通。
ピストンの慣らし運転だから6000回転を守ってはみたが・・・
『えーぃ!かそくそーち!(ーー;)』
我慢の糸は仕付け糸(イミフ^^;)結局どこまで回るか試してみたのだった(バカデスネェ)
一速で8000以上は回るがレッドゾーンには入らない。
ブビビビビッ!ブビッ!ブブブ!ブビッ!みたいな感じで回転の頭打ち。
燃料が足りないのかなぁ。
2速だと『ちょっとやばい』ってなスピードになってしまうのでこれ以上は自粛。

信号待ちでニュートラルに「確実に」入らなくなる症状勃発( ゚Д゚)
『なんだなんだー?過酷に回したからギアがいかれたか?』
それとも結構インパクト使ったからシャフトがゆがんだか?

なんのことはない、整備の合間に各ワイヤーにグリースを注入したのでクラッチワイヤーが多少伸びたみたい。
レバー側で引き代調整すればギア変速もスコスコ入るようになりました(^_-)-☆

それなりの(ほんとにそれなりの)スピードで走ると風は涼しいが、やっぱり汗だくになってきた。

『よっしゃ、ATLANTIC CAFEで大盛コーヒー飲んでこ(^^♪』


残念ながら、お出かけ中のようです。
仕方ない、帰ろう・・・

ATLANTIC CAFEはこちら


優し・・・そうなマスターが出迎えてくれます。


【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R やっぱ原因はCDIだったみたい

2017-08-26 15:18:33 | 技術系

【先週までのお話^^;】
1991年物DT125R(3FW6)は腰上オーバーホールという「お前はバイク屋か」状態に突入。
無事ピストンリング交換により心拍を取り戻したかに見えた。
しかし、ウッドラフキー破壊という、ある意味まれにみる事態を経験した「工房よよよ」
あわや電気系統崩壊の危機に陥ったのだった。

1週間の間に突然のゲリラ豪雨も数回経験し、なすすべもなかったDT125R
木曜日にやっとYAMAHA純正の「ウッドラフキー」と「CDI」が届いた。
早速、開放されたジェネレータ部分の組み立てを再開。

滑っていたスタータギア(セルクラッチ)を取り付ける。
もちろんクラッチ面となる段差部分とクランクシャフトは「鬼のように」パーツクリーナで徹底的に油脂分を除去。
インパクトで緩めたネジも新品に交換した。
サービスマニュアルには指定されていないので、ネジロック剤は使わず。

ウッドラフキーがちゃんと組まれているか、シャフトのテーパー面が密着しているかが今回のキモである。
なので、まずはキーをつけないでどこまでナットを締め込めるか位置を確認しておく。
『なるほど、ここまで入れば確実にフライホイールが浮いてないってことになるのか(^^)v』
ってことで、ウッドラフキーを噛ませてナットをこの位置まで締め込んでいく。
途中、少し緩めてガタを出してもフライホイールを回せばシャフトがガッチリついてくることを確認しないといけない。
なぜなら、強力なマグネットでキーがいつの間にかホイールの裏側にくっつくのがしばしば。
その場合も気づかなければナットを奥まで締め込めるが、位置決めのキーは存在していないことになるのだ。

よく他のサイトに「ウッドラフキーがはまっているか確認しよう」なんて書いてあるが・・・
LEDライト使おうが、レーザーポインタ使おうが、スマホのカメラで拡大撮影しようが・・・
『全く見えんしー ( `ー´)ノ』
気休めに針金突っ込んで探ってみたが・・・よくわからん"(-""-)"
まぁ、こういうときは自分の技術を信用すべし(*^^)v

懸案のフライホイールを組み上げ、ジェネレータカバーを閉じると
『お(^^♪ なんかエンジンかかりそうな気がする(^_-)-☆』

タンクつけてガソリン入れて・・・セル、セル、キック!キック!キーック!

エンジンかからない・・・

プラグ外してみるも、火花が飛んでない。
『なんてこと!フライホイール外れてもヨワッチィ火花でてたじゃんかー(T_T)』

『みんな、総力戦よ!』 byミサト
こうなったら、せっかく買ったブランド物の新品CDIに交換するしかない。
だって、電装系でチェックできていないのはこれしかないのである。

ぶびびぃーん!
なんと、軽々一発でエンジン始動。
アイドリングもくそ安定してる。
アクセルあおっても平気で6000回転までついてくる。
(一応腰上オーバーホール直後だからしばらくは6000回転までね(^_-)-☆)
プラグの火花もペチペチペチと雷のように電極のあちこちに飛びまくる。

『なんだぁ、結局は元々CDIが寿命だったのかもね』
どうせ、高くてもCDIを買うのは運命だったようだ。
ピストン周辺に2stオイル塗りまくっているから、住宅街にスモッグ警報発令中(ーー;)
それに、焼き付き防止の保険としてガソリンにも混合しているから・・・
しばらくは煙幕張りながら走らんといかんデス。

ちゃんちゃん( ˘ω˘ )


【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R 重い腰上げて腰上オーバーホール・・・4 結局電気系統か?

2017-08-19 13:17:05 | 技術系

夏休みの自由研究としての【内燃機関の圧縮率と爆発〔メンテナンスとは清掃なり〕】は失敗に終わった(T_T)
『もうこうなったら、一番怪しくて一番高い部品交換しちゃる( `ー´)ノ』
と部品発注したのが昨日のこと。
座して待つのもなんだから、今日もバイクをいじってみる。
気になっていることもあるし・・・
(このことが後々大きく響いてくるとはこの時は知る由もなかった( ˘ω˘ ))

次の研究のタイトルは【はたして火花は弱いのか】
シリンダの組付けとともに、不安要素をできるだけ減らすためにバッテリーはフル充電し電圧を測り、プラグも新品に交換した。
またしても始動しなかったのでプラグを外し、スパークが飛んでいることを確認。
セルでもキックでも火花は飛んでいるが・・・チ、チ、チ、チ、チ
『なんだかヨワッチィなぁ』
でも、相手はガソリンだぜ。 火花が飛んでれば「ドッカン!」でしょ。

「火花が飛ばない」と「火花が弱い」がネット上ではあまり区別されていない。
弱くても、飛んでいるのならエンジンはかかる!と蹴り飛ばしている回答がほとんどだ。

まぁ、2chよりも価値のない「Yahoo知恵遅れ」に頼っても仕方がないのだけれど。
ホントに、知ったかぶりより酷い「知ったつもり」の回答の多いこと。
世の中いつから某S県職員並みの奴ばかりになったのだろうか?
少しくらい「恥ずかしいという美学」はないんだろうか?
反論や否定がなければ自分の言っていることが正しいと思っている。
あまりに理解していない発言には、まともな奴は修正意見する気すら起きないというのに。
それでも質問者はシロート回答者の的外れな回答を信じて納得している構図・・・
ネット社会の始まりの頃、誰かが警鐘を鳴らしてたな。
「情報を集める時代は終わり、価値のある情報かどうか判断できることこそが生きていく能力となる・・・」
あ、話が逸れている( ˘ω˘ )

スパーク火花の発生する電気経路は、
ジェネレータピックアップコイル →CDI →イグニッションコイル →ハイテンションコード →プラグキャップ
プラグは今回新品だから要因除外として、上流に遡ってみるしかない。

とりあえずプラグキャップから。
『んー、ハイテンションコードの芯線が無くなってる(''Д'')』
1cmほど切ってみると芯線は銅色の輝きだった。
『このくらいなら導通は十分だったはずだな』
・・・ということで「火花の弱い原因とはいえない」
その1段上のイグニッションコイルの抵抗値はマニュアルどおり。
〔YAMAHA DT125Rサービスマニュアル追補版より抜粋〕
『だいたい、単なるトランスが破裂以外に故障はないよなぁ( ˘ω˘ )』

〔YAMAHA DT125Rサービスマニュアル追補版より抜粋〕
次はCDIのチェックなのだが、残念ながらテスターではチェックできないので、次のピックアップコイルの調査である。
『んー?ピックアップコイルは正常値なのだが、チャージコイルの抵抗値が5.8MΩ?!』
こりゃコイルが断線か端子外れを起こしている?
(実はこの時、コネクタの逆側つまりコイルではなくCDI側を測っていたことに気づいていない( ˘ω˘ ))

ここで、前述した「気になっていること」が俄然浮上してきた。
【前にオイルシール交換した時に、スタータクラッチにグリス塗ったからセルが滑ってんだよなぁ】
この部品、どう見ても摺動部分だからグリスを塗って組付けたくなる。
実際に古いサービスマニュアルには油を差すよう指示されていたらしい。
しかし、ネット上にたった一つだけ「マニュアル通りグリス塗るとクラッチ滑ります」という記載を発見していたのだ。
『そっかー、動作理論は遠心クラッチだから滑るとまずいよな』
ってことで「そのうち」分解しようと考えていたのだ。
今回どうせジェネレータコイル確認するから、ついでに気になる部分は治しとこ(^^)

って・・・( ゚Д゚) これが致命傷になっていたとは!

ジェネレータカバーをいつもどおり外してみると・・・
「ガコッ!」
『( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)・・・何でマグネットまで取れてくるの?』
インパクトで締め付けたナットはすでに外れており、コイル側にフライホイールがくっついたまま外れてきたのである。
こりゃぁ!?
フライホイールの位置決めをするウッドラフキーが破壊している。

フライホイール側にもキーの破片が。。。
おそらく、セルクラッチが空回りしただけじゃなく、フライホイールごと空回り。
つまり、火花の強弱なぞ語る以前に・・・点火タイミング、いやいや発電すらできてもいないジェネレータ。
『私としたことが orz...』

半月型のキーでフライホイールの位置決めをしている、それがクランクシャフトのナットが緩み、重いフライホイールのガタ付きに叩かれ、割れてしまったのだろう。
ジェネレータカバーの中を重いフライホイールが暴れまわったのだ、無事に済んでいるとは思えない。
『こりゃ、発電コイルを断線したかもね』

強力な磁石のフライホイールをなんとか引きはがし、とりあえずコイルの抵抗値を・・・『ん?』
あれまオス? そっか、おりゃさっき反対側のメスコネクタ測定しちまったんだ。
ということで、コイルの抵抗値は正常。
配線図と首っ引きで他にいろいろ測定したところ、どうやら断線していないもよう。

セルクラッチ機構の接触面はパーツクリーナで十分脱脂。
これでセルの滑りはなくなるだろう。
私がバカだった。
クラッチのグリスだけならセル滑りだけで済んだろうが、フライホイール外しに苦労した私は「固着」を防ぐためにクランクシャフトのテーパー部分にシリコングリスをたんまり塗り付けていた。
さらに、なんとなくスペーサーにもグリスを塗っていたのだ サビルノイヤダシ "(-""-)"


【考察】
セルクラッチが滑る振動でテーパー方向に力がかかり、グリスで滑りやすくなっていたナットが少しずつ緩んだ。
クランクシャフトの回転力がテーパー軸面全体でなく、小さいウッドラフキーだけで重いフライホイールに伝達された。
何度もセルやエンジン始動でガタガタやっているうちにキーが折れ、クランクシャフトが空回り。
シャフトの回転方向に回ればナットが緩まない設計だが、フライホイールが慣性で回りすぎればアッという間にナットは外れてしまっただろう。
つまり、テーパー軸は接触面積でエンジンの力を伝達する必要があり、ここを滑りやすくすることはウッドラフキーだけに全ての力を集中させてしまうことになる。
やはり固着するくらいで正解なのだ。(外すのメンドクサイが^^;)
さらに、キーに力を集中させないという意味では、ナットを締める際にフライホイールの慣性を利用したインパクト締めはキー破損の原因となるかもしれない。



スタータ機構のギア類も全部外しオイルシールも確認したが、前回の組付けのままきれいなものだった。
あぁ、なんとか被害はウッドラフキーだけで済んでよかった。

『火花が弱いとかそんな問題じゃないな(-"-)』
あわやジェネレータが全破壊するところだった。

ウッドラフキー(たった98円の重要部品おそるべし ^^;)とネジ類を追加注文したところである。
エンジン不動の原因がフライホイールの空回りならいいのだが。

(でも、CDI:12000円も注文しちゃったしなぁ^^; まぁいいか今後貴重になる部品だし)


【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R 重い腰上げて腰上オーバーホール・・・3

2017-08-19 12:07:23 | 技術系


ピカピカに洗い上げてリビングに持ち込んだエンジン上部パーツ。
この際、一つ一つチェックしておこう。


シリンダは軽くカジった感じか?
爪でも傷の引っ掛かりはないが、排気ポート側に指の腹で摩耗の微妙な凸凹が感じられる。
吸気ポート側はもんだいないみたい。
『でもこれくらいで圧縮漏れのエンジン起動せずなんてことがあるのかなぁ?』
擦れた原因はオイル切れだろう。
なんせ、キャブをとっかえひっかえしてる間、2stオイルラインからほとんど供給されてなかったかもしれない。
やっぱり保険としてガソリンタンクにオイルを混ぜておいたほうがよかったかも。

懸案のピストンリングの摩耗。
『んー規定値は超えているかもしれないなぁ』
それでも異常な固着や傷はなかった。

ピストンも多少の吹き抜けはあるが、爪の引っかかる傷はない。
『こりゃ、ピストン交換は無駄だな。こんな程度で交換が必要とは思えん(*^^)v』

せっかく涼しい台所で作業できるのだから、サーモスタットも調べとこ(^^♪
熱湯かけると・・・にょにょにょーーー♪とバルブが開いた。
生き物みたいで面白い。
これが動かなければ、冷却水が動かずオーバーヒートしてしまうのだ。

さてさて、ピストンリングが届いたので取り付ける。
実際の取り付け作業ではオイルぬるぬるプレイなので(^^♪ 写真はありません。

リングにはオイル溜めの溝があるが、古いほうは溝が少なくなっているのがわかる。
この分だけ摩耗しているってことだ。 0.2mmってとこか?

ピストン上部のリングは凹型、セカンドリングはV型の切り口である。
それによってリング回り止めのピンも異なっている。
リングのお約束として、印字か打刻のある方が上側になるので裏表を間違えないように。
まぁ、間違えればシリンダーに絶対入らないけれど・・・"(-""-)"
シリンダ組付けの注意点:
セカンドリングは回り止めのピンからリング切り口の位置がずれないが、トップリングは平気でずれる。
トップリング部分をシリンダに入れるときには切り口とピン位置があっているか何度も確認しながら入れること。
力づくでリングを縮めてもピン位置が合っていないと絶対入らないので、リングを折ってしまうことがある。

トップリングだけテーパー形状。裏表は印字が上になるようにね。
間違えると溝にきっちり収まらないのでシリンダに入らない。
セカンドリングは両面が平面だが、切り口Vなので入るようにしか入らない( ゚Д゚)

ここで登場!!!

キャプテンウルトラの光線銃?! いえいえ簡易ホーニングマシンです。
3個の砥石がグルグル、これでシリンダ内を平滑にしようと思ったのである。
『んー気持ち凸凹が少なくなったような、まぁいっか( ˘ω˘ )』

きれいなピストン組付けて・・・

シリンダヘッド載せて・・・

大体組みあがりました。

ついでにサビサビチャンバーの錆隠し塗装したりして・・・
クーラントの代わりに水道水入れて、ガソリンタンクつけ、プラグ穴からオイル数滴・・・

スイッチON・「ミーミー♪」
ランプ類もOK、YPVSも正常に動いている。
『よーっし(^^)/』
シート載せてキックキックキック!
ピストンリングが効いたのか圧縮も回復している「気がする」
ブボボ、ブボボ、ブボボ・・・
・・・・・かからない・・・・
『OH前となーんも変わりまっしえん ( ノД`)シクシク…』
結果、おそらくDT125Rの起動しないのはエンジンの圧縮漏れじゃなかった可能性が高い。
『まぁいいか。あんだけ汚れてたから、どうせいつかはやらなきゃだっただろうし』

しかし、こりゃ本格的にCDIとかの電気系統に確定だな。
・・・CDIは車種専用だから入手できなくなるとお手上げだ。ポチっ! 12000円なり(T_T)

部品が届くまでに、イグニッションの配線を遡ろう。


【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R 重い腰上げて腰上オーバーホール・・・2

2017-08-19 11:29:21 | 技術系



分解したピストン、シリンダパーツはギットギト"(-""-)"
『洗わなきゃな・・・』
この真っ黒油ドロドロを台所で洗ったら嫁さんに殺されそうだ。
『仕方がない、外の水道で荒うしかないなぁ』

【準備したもの】全て100均( ˘ω˘ )
・パーツコンテナ(小さな桶ね)
・濃縮台所用洗剤(油汚れにー♪)
・シート型のナイロンタワシ
・メラミンスポンジ
・歯ブラシ

着け置き洗いのコンテナにシリンダーを入れ、直接洗剤かけてタワシとスポンジでゴシゴシ・・・
ピストンやらYPVSやらの油ギトギト真っ黒クロスケはパーツコンテナで洗剤漬け( ˘ω˘ )
ゴシゴシ・・・
  ゴシゴシ・・・
    ゴシゴシ・・・
・・・
・・・
・・・
『どっひゃーーーー(''Д'') 死ぬ死ぬ!!!』
炎天下での洗い物は命がけである。
そんなこんなを5時間くらい。

キラリン(^_-)-☆

キラリン(^_-)-☆

キラリン(^_-)-☆
その他の部品も整理して・・・

これなら家の中に持ち込んでも怒られないぞ(^^)/
『やっと涼しいお盆休みが過ごせる( ^^) _旦~~』

さぁ、次はピストンの状態チェックだ。





【ばいく工房よよよ^^;】 DT125R 重い腰上げて腰上オーバーホール・・・1

2017-08-18 10:38:20 | 技術系

世の中、お盆休みに突入。
極暑の夏休みに何をするかというと・・・
突然死したDT125Rのエンジンをばらそうというのだ。

前回、こんなパドックを設置し突然のゲリラ豪雨にも対処。
なんせシリンダーヘッドを開けるのだ。
雨が駄々流れ込んだらシャレにならん。
心臓手術はさすがに屋根がないとね(^_-)-☆

古いバイクなので、何かの参考になる方もいると思うので写真を多く載ておこう。
以降、縮小写真は拡大してご覧ください。

シリンダヘッドを開けるのに2stオイルタンクがじゃまなので、取り外してそこら辺にタイラップでぶら下げておく。

ついでに反対側YPVSサーボモータも外してぶら下げておく(^_-)-☆

DT125Rは水冷だからして、まず最初にクーラントを抜くこと。
面倒なのでついつい後回しになりがちだが、忘れずに最初に抜いておかないとヘッドのボルト緩めた途端エンジン内が水浸しになるので要注意!
ラジエータからの太いホースとキャブからの冷却水戻りホースを外し、サーモスタットカバーと水温センサーを外す。
(ウチのDTはキャブには冷却水回していないので、サーモスタットからぐるりとヘッドに戻しているだけ(^^♪)
長年の水回り、ネジは固着して舐めやすいので注意注意(^_-)-☆

サーモスタットとOリングはそのまま指ではずせます、決してコジらないように。

ヘッドの6角ナット5本を、必ずメガネかソケットで「対角線緩め」ではずす。
おそらくガスケットが固着してるだろうから、ハンマーでコンコン!

初めて見るDT125Rのシリンダ内。
『んードロドロできちゃない( ˘ω˘ )、でもガッツリ焼き付いてはいないようだ(^^)/』
というか、おりゃ2stのシリンダばらしたことなかったニャ。

上死点までピストン上げてみるとピストンヘッドのカーボンの厚みがよくわかる"(-""-)"
『これって?カブリとかいう問題じゃないくらいギトギトだよなぁ』

ヘッドカバー側は汚れているが問題なさそうだ。

さて、肝心のシリンダーを取り外そう。
まずは・・・忘れずに(^_-)-☆

YPVSのワイヤーを外しておく。
なかなか取れない場合は、完全にワイヤーを緩めてプーリーごと取り外してからワイヤーを抜くのが吉(*^^)v
で、シリンダーの4本の六角ナットを緩めるのだが・・・
手が入りにくいのでスパナで緩めようとした途端、「ウニュ( ゚Д゚)」
『こりゃいかん、ここを舐めると大変なことになる(''Д'')』
たまたま工具箱にあった「薄手のメガネレンチ」でガッツリ噛ませて緩めた。
特に1本だけ固着が酷かったのでメガネでも舐めそう。
『仕方がない、手ンパクト"(-""-)"』
メガネレンチの柄をハンマーで思い切り小突いて、なんとか緩めることができたのでした。

スタッドボルトのサビサビが酷いが、実はネジは上部しか噛んでいないのでワイヤーブラシでごしごし錆落として『オッケー(^^)v』
そんなもんである(^_-)-☆
それにしても、クランクのガタも少なくきれいなエンジン腰下・・・ということにしておこう(^^)/
とりあえず、ピストンピンのクリップを外し、ピンを抜けばピストンが外れるはず・・・新品ならね・・・"(-""-)"
過酷な運転にさらされたエンジンはそうマニュアルどおりにはいかない。
今回も指で押したぐらいではビクともしないので、〔掟破り!〕ドライバーで小突いてピストンピンを抜いたのだった。

YPVSもギトギト"(-""-)"
こんなんでも、キーONでは元気に「ミーミー」とクリーニング動作に問題なかったぞ。

シリンダー分解はここまで。
さてさて再度組み上げることができるのだろうか・・・



【ばいく工房よよよ^^;】 DT125Rが突然死?( ゚Д゚) プロローグ

2017-08-14 23:33:38 | 技術系

前回、クランクオイルシールをやっつけたというのに。

【先週までのお話】
『相変わらずエアスクリユー調整が効かないぁ・・・』
確かにシールの効果はあるようだ。
しかし、今までになかった8000回転で頭打ちになる症状が勃発。
途中は今までになくパワーが出ているのだが、最高速ぬわわkm/hで伸びない。
『なんとなく、濃いような気がするにゃ』
吸気フィルタはオイル絞ったし、排気チャンバーもサイレンサーも「フーッ」してみた。

『こりゃやっぱりキャブレターかなぁ』
キャブ2号はまだ新しいし、この間点検はしているがまだどこか空気の通路が狭いのかも。
『おっしゃ、万全のキャブ1号の出番かな』
古いキャブと取り換えて変化を見る作戦。
キャブ1号はその後の徹底した清掃のまま保管されている。

サクッとキャブを交換して、熱中症予防のため昼飯食って戻ると・・・
お漏らししてる"(-""-)"
オーバーフローでボタボタ地面にガソリン落としてる。
組付け直後はバルブの座りが悪くて漏れることはよくある話。
少し走れば振動で治ることが多いのだからして・・・
『ちょっと試乗してくる』
といつものテストコース(農道アウトバーン^^;)行こうと思った。

セルでキュルル、ブン!と1発始動。
クソ暑いので暖気もせずに発進。
自宅から50mの曲がり角まで届かない時、突然ブボボボ・・・・
『あり?アイドル低すぎ?』
アクセルを開くと・・・・
「ブボボ、パン!・・パン! バン! プスッ Ю」 ( ゚Д゚;)
セルを回すがかからず、完全にカブった感じ。
恥ずかしながら家まで押して帰る。

その後、セルは回れどエンジンがかかる気配が全くない。
プラグ代えても、キックでシリンダ乾かしても、車のバッテリーに繋いでも。。。。
それまでちゃんと乗れていたキャブ2号に交換しても。
「キュルル、ルルルルルル・・・・」
キックでも「カスッ( ˘ω˘ )」
こりゃ単にカブったのじゃないことだけは確かである。

『あちゃー、オーバーフローしたまま走ったので不正爆発でエンジン壊したか?』
ほんとにそんなことがあるのか?
もともと止まる要因があってたまたま心停止したのか?

なんにせよ、この猛暑の中でテント張ってリゾート気分を味わう羽目になったお盆休みである。