酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

夏の終わり~に

2020-08-29 12:24:25 | のほほん日記系

仕事で消耗したときは、満天の星を眺めに久住に行く。
まぁ、今回の夜は雲がかかっていて月もおぼろ。
牧ノ戸駐車場の気温は19℃、下界では30℃近いだろうに少し暑いというのは贅沢だろう。
冷えたビールを流し込み、ネットニュースを見ていたら23時。
『ありゃ、さっさと寝ないと・・・』
今夜の車中泊の連中は到着後さっさとエンジンを切り、さっさと消灯。
さすがシーズン外れの登山者はマナーがいい。

ところが、ところがである。
深夜1:50に目が覚めた。『うぇー、あと2時間は寝かせてくれぃ"(-""-)"』
しかし、あちらこちらで車のドアの音、ヘッドランプと道具をそろえる音。
『えーぃうるさい』
確かに何グループかは御来光に間に合うように3時頃から行動を始めるのだが、
それにしてもほとんどの人が行動開始してるんじゃないか?(@_@)
車中泊以外のクルマも続々入ってきては、ガチャガチャ道具の音をさせながら出発していく。
「ワーッ♡ ありえなーい♡ 星むっちゃキレイ♡♡♡♡」
そんな声があちこちで途切れることなく続くので
『あ゛ーωωωωωωω』
ということで我慢できなくなり、とうとう3:00に起きだし3:30に出発と相成った。
『確かに・・・夏空の完全な満天の星』
天の川も久々にスゲーって感じ、一眼忘れたのが悔やまれる。。。

ま、こんな時間から登り始めたら山頂着くまで夜明け前だ。
よって全行程ヘッドランプなのだが、余裕こいて手に持って歩きだす。。。
『うわ!なんか調子悪い・・・具合が悪い・・・』
そうなのである、手に持ったランプはゆらゆらフラフラ一定の位置を照らさない。
たぶん車酔いのような感じになってギブアップ。
途中からちゃんと頭に装着したところ、気分の悪いのは治った(-_-;)


『おっ、スマホでも星撮れるじゃん(^_^)/』

もっと星が撮れるかとHDR使ってみたが、うまくいかない。
マニュアルでISOと増感とフォーカス合わせた方がいいみたい。
ちなみに、山の陰に写る星は「地上の星」
遠くを登っていく登山者のヘッドランプである。

ヘェヘェ言いながら山頂に到着。
空はしらじらと夜明け前。

私はこの夜明け前の空の色が好きだ。
昔々、北アルプス大天井岳で「オレンジマンゴーの色」とメモしたことを覚えている。
その後「グアバアップル」に変化していく。。。なんて詩的な表現(@_@)

ま、当時ハマッていたジュースの色なんだが(-_-;)

だんだん朝焼けの色に変わってきて・・・

御来光!である。。。
星生山の山頂はうじゃうじゃ20人はいる。
『さてと、さっさと帰ろう』
他の登山者たちは御来光の余韻で山頂から動かないが、私一人だけ御来光に背を向け離脱。

いつかチャレンジしようと思ってた尾根ルートを下ることにする。

これがまたトンデモ登山道だったさ。
普通、尾根道は距離は長いが緩やかと相場は決まっている。
しかしここは直登ルートに匹敵する段差ありーの、岩と泥の交互攻撃でズルズルで滑りまくるありーの。
おまけに低木帯で景色は見えず、ヒザ上までの草ルートでビッショリ濡れる。
『もう二度とこのルートは使わんぞ"(-""-)"』

いちお、疲れた顔ですが、ちゃんと登りましたということで。(^^)v
7時過ぎには下山したのだが、陽が昇ると暑いのなんの(それでも駐車場24℃だったが('Д'))
だからみんな懐中電灯で登るのか。
景色よりも暑さ対策だな、ありゃ。(暑いのわかってるから夏場に登ったことなかったしなぁ)
汗だく泥だらけだったので筋湯温泉にダバーっと浸かって、高速のSAで「プリンどら」買って帰りましたとさ。
『あぁ眠い(-_-)ZZZ…』

雲一つない快晴の久住高原。。。オレンジのXVもバエーです(^^)v
九州離れした景色でお気に入りの場所。