【映画がはねたら、都バスに乗って】

映画が終わったら都バスにゆられ、2人で交わすたわいのないお喋り。それがささやかな贅沢ってもんです。(文責:ジョー)

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」:東駒形三丁目バス停付近の会話

2010-07-03 | ★業10系統(新橋~業平橋)

消防団員といえば、青島クンを思い出すな。
どうして?
「踊る大消火栓」。
あのねえ、青島クンは警察官であって、火消しじゃないのよ。
でも、そろそろ「踊る大捜査線」もマンネリになってきたことだし、青島クンが消防署に転職したっていう設定でドラマ化したらどうかな。タイトルはもちろん、「踊る大消火栓」。
マンネリってあなた、今度の映画は七年ぶりの新作よ。
その割に、かつて観た映画をそのまま、またつくり直しているような感覚を覚えて、懐かしさよりマンネリ感を感じてしまったのは俺だけ?
まあねえ、犯人が軽薄な若者たちだっていうのがまたかよっていう感じだし、その裏にいるのがあの人物だっていうのも、もはや新鮮味がないしねえ。
出てくる面々の人間関係というか関係性っていうのも、まったく変わり映えしないで、そよとも変化を起こさない。
偉大なるマンネリって言われた「男はつらいよ」だって、毎回マドンナが違って、手を変え、品を変えしてたもんね。
同窓会みたいなメンバーばかりじゃなく、もっと新しい血を入れてもよかったんじゃないかなあ。
それが小栗旬なんじゃない?
でも、「調整役だ」ってセリフにあるとおり、あっちにもつかず、こっちにもつかずの中途半端な存在になってしまった。
前回の真矢みきの存在のように、ちゃんとした対立構造になっていないから、青島クンの「俺には部下はいない。いるのは仲間だけだ」っていう決めゼリフも、「事件は現場で起きているんだ」っていうセリフほど、心に響かないのね。
なんか、締まるところが締まっていないというか、全体的に構成がルーズな気がするなあ。
「踊る大捜査線」のディープなファンにはわかるような小細工はあちこちに仕掛けているのにね。
いかりや長介のような重しがなくなったのも、締まりがなくなった一因かもしれないな。
彼の抜けた穴を「交渉人・真下正義」でひとまわり大きくなったユースケ・サンタマリアが埋めるかと思ったら、また軽くなっちゃった。
やっぱり、「踊る大消火栓」に衣替えするしかないかな。
でも、そのときの主役は“青島クン”じゃなくて、“石原クン”よね。





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