中野笑理子のブログ

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藤の香

2018年11月25日 | 日記
先日、新聞に平等院と有名化粧品会社がコラボしたという香水とハンドクリームの記事が出ておりました。
ハンドクリームは日々使うけれど香水は毎日使うほどでなく、特に何とも思わず記事を読んでいましたが、ある文字を目にした途端にオッと心が揺さぶられ平常心が見事に崩れました。

それは「藤の香」という文字。
えっ、藤の香り?
欲しい!
藤の花は沈丁花に次いで好きな花であり、その香りも大好き。
あの藤の香りを5ヶ月かけて開発したという香水とハンドクリームとなれば、これは手に入れなくては、という気持ちがムクムクと沸き起こりました。

しかし香りというものは難しいもので、実際にその香りをつけてみなければ、わからないものであります。
あくまでも藤をイメージして開発されたものであり、藤だけでは甘すぎるので白檀などを加えた香りと記事には書いてありました。
今まですぐに飛びついてポチってしまい、後悔先に立たずという苦い経験もあり、販売サイトまで覗きましたが、いや待てよ、と自制心を取り戻し一旦考え直すことにしました。

しかし藤の香への未練は完全に振り切ることができず、思い悩むこと数日。
もう一度販売サイトを見てみますと、かなり売れ行きは好調のようで、それぞれ香水は5千個、ハンドクリームは1万個の限定数の残りはいかばかりかと、はやる心でとうとうポチってしまったのでありました。

藤の花そのものの香りではありませんでしたが、心落ち着く良い香りでありました。

やっと修理完了

2018年11月24日 | 日記
9月の台風21号で吹き飛ばされてしまった、ベランダの仕切り板の修理が今日やっと来ました。
資材不足で板の調達が出来ずに遅れてしまったそうですが、ワンフロア3戸のベランダの仕切りがすべて粉々に吹き飛ばされて枠だけになり、自由に行き来できる状態での9月4日から今日までの日々は、いろんな意味で長かった。

3戸のうち反対側の端の部屋はルーフテラス付きの空き部屋で、隣の建物と繋がっている渡り廊下があり、その廊下の柵は少しよじ登ればルーフテラスへ出入りできる程の高さなのです。
空き部屋のルーフテラスとベランダは続いており、そこからはお隣、そして我が家のベランダと、自由に行くことが出来ます。
もしベランダ側のサッシや出入口の鍵をかけ忘れていたら、お隣にも我が家にも誰でも容易に入り込むことができるのです。

なので玄関はもちろん、ベランダ側の施錠の徹底を常々気をつけるように言っていたにもかかわらず、主人が何度もかけ忘れ、その度にヒヤリと冷汗をかいていた日々。
そんな怖い思いも今日で終わりです。
これで洗濯物を干した状態で買い物に行くこともできると、ようやく安堵のため息をつくことができました。

9月の台風の被害をまさか11月下旬まで引きずるとは思いませんでしたが、会社の社用車はフロントガラス割れ等の緊急性のあるものを除いて、部品の不足から修理を来年に持ち越される車もあって、台風21号の被害からの完全復帰はまだ先になるようです。
なのになのに、気象予報では台風28号が発生しているというではありませんか。
なんとか平穏無事に、年を越したいものであります。

2ヶ月半、この状態でした。

日向子さん

2018年11月23日 | 日記
出かけた帰りに急になんだかゾワゾワ寒気がしてきて空腹で余計に寒く、一刻も早く家に帰りたい一心でしたが、抗い難い何かを感じて本屋へ寄り道。
確かに昨日発売のオール讀物12月号と、他にも買いたい本がいくつかあるにはありました。
けれど調子の悪い今、なにも急いで買いに行かなくても明日でもいいのに、と思ったのですが何故か足が勝手にその方向へ。

書店へ入って文芸誌コーナーの前に立った瞬間に目に飛び込んで来た、文藝別冊増補新版「杉浦日向子 生誕60周年 江戸から戻ってきた人」の文字。
初版本は家にあるけれど、もう何度も読んでくたくたになっている。
迷わず手に取り、今なぜ自分が本屋にいるのかが解りました。
日向子さんが知らせてくれたんだナ。
ありがたやありがたやと、少し寂しくけれど懐かしい思いで表紙の日向子さんを見つめました。

日向子さんの本は、同じ本が何冊も家にあります。
どれも読み過ぎてくたくたになり新しく買っても、くたくたの方も手放せずことあるごとに手に取ってしまいます。
もしも今もお元気であったならば、どんな江戸を見せてくれただろうかと、詮ないことを思ったりもしてしまうけれど、いつ、どの本を読んでも日向子さんの作品は古くならない。

ファンがアイドルのファッションやヘアスタイルを真似るように、かつて日向子さんの本に出てくるもの、好きな食べ物、お酒、本に出てくるあらゆるものを追いかけていた時期がありました。
その中のいくつかは今、自分の生活の中の定番になりました。
そして今も、日向子さんの本を読むとキラキラした気持ちになるのです。

書店を出る頃には悪寒もおさまり、気分も心なしかスッキリ。
買おうと思っていた本の何冊かは店頭になく、買えない本もありましたが、良いのです。
今日は、日向子さんに出会えたから。

月夜の猫と風邪と鍋

2018年11月22日 | 日記
帰りつきバスを降りると、夜空にまんまるお月様。
見上げていると、にゃ~んという声。
次郎ちゃんが、駐輪場の前で行儀よくお座りしてこんばんは。
トコトコこちらへ向かったかと思うと、ヒラリと軽やかに花壇の縁にジャンプして顔の前まで来てくれました。
ちゅ~るをあげて寒くなるから気をつけてねと別れましたが、途中まで送ってくれる紳士な次郎ちゃん。
私としてはこのまま家までついて来てくれて、そのまま居ついてくれても良いんだけどナ。

家に帰って手洗いうがいを済ませても、喉の奥に痛みがありゾワッと寒気が。
今夜は野菜と豚肉、豆腐に自家製鶏つみれのちゃんこ鍋。
野菜は白菜、人参、ニラにエノキとシメジ、お揚げさんを買うのを忘れてしまいましたが、具だくさんのちゃんこ鍋。
箸休めは、いただき物の身知らず柿と大根で柿なますを作りました。
明日は休みなので熱燗もつけて、風邪養生。
三連休の間に換気扇掃除や断捨離の続き、喪中葉書の印刷もしなければ。

傘に興味津々の次郎ちゃん。こっち見て~。

見てくれました!

ポカポカ陽気

2018年11月21日 | 日記
今朝はこの冬一番の冷え込みとのことでしたが、お昼はポカポカ暖かい日差しでありました。
介護タクシーに乗って母を病院へ連れて行き、病院の近くの薬局で処方された薬がなかったので一旦帰宅してから家の近くの薬局へ行った帰り道、最近仲良くなった黒猫ちゃんに会いました。

今日ものんびり、遊歩道の真ん中に寝そべって日向ぼっこをしておりました。
身体中にひっつき虫の植物をつけて、黒地に茶色の点々がまるでドット模様のよう。
しばし寝そべる彼女の横にしゃがんで、ひとつずつ取り除きました。

世間では自動車会社の会長が自分の役員報酬を過小記載していたというニュースで持ちきりですが、50億円なんて想像もつかない、途方もない額であります。
50億円ってワカル?
と訊いても、ニコニコ気持ち良さげにゴロンゴロンと寝返りを打ちながら澄んだ瞳でこちらを見つめる黒猫ちゃん。
そうだよねぇ、あっしには関係のねえことでござんす、だよねぇ。

鞄からちゅ~るを取り出そうとすると素早く起き上がってこの表情。
黒ちゃんもこの辺りのアイドルのようで、彼女を介して知らない人との挨拶や会話が増えました。