中野笑理子のブログ

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可愛い娘には気をつけろ

2018年11月02日 | 日記
買いました、「ぼるしち」缶。
飲みました、全然ボルシチちゃうやーん!
パッチリお目々のマトリョーシカ娘と「ぼるしち」の文字しか目に入らず、見落としていた「トマトのリコピン入り」と「ガスパチョ風トマト仕込み」の文字。
ボルシチにはトマトなんか入れないんだよッ。
そしてガスパチョはスペイン・ポルトガル料理の冷製スープであり、ボルシチとは似ても似つかぬ全く別の食べものです。

缶を開ける前からそこはかとなく感じる違和感、そしてその悪い予感を全く裏切らない味。
ええ、そうです。
それは、単なるホットトマトスープでした。
私の中では、ボルシチといえばキエフのボルシチなんです。
この味をもってして、ボルシチと名乗って良いものなのか。
飲んでいる間中、誇大広告という文字が頭の中で渦巻きました。
原材料の中にはレッドビート濃縮汁と書かれているけれど、断固これはボルシチの味ではナイ。
綺麗な花には刺がある、可愛い娘の笑顔には正常な判断力を狂わせるナニカがある。

別にこの製品を糾弾したい訳ではありませんが、あのボルシチの味を想像して買った私が馬鹿でした。
ガスパチョもきっと違うと思うのですが、ちょうど良い具合に夏の朝食用に買ってきて開栓していないスペイン産のガスパチョの瓶詰めが我が家にありますので、明日の朝、飲んでみようと思います。

ボルシチへの情熱を持ち続け、生き抜いた女の執念がそうさせるのでありました。