中野笑理子のブログ

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杓子定規

2018年09月08日 | 日記
母のショートステイ、なかなか希望日が入れられずデイサービスのみの利用が続いていましたが、キャンセル空きがでたとのことで急遽入れてもらいました。
ただし褥瘡の消毒と軟膏塗布の行為は主治医の処置指示書がなければ施設側が処置することが出来ないので、皮膚科の先生に指示書を利用前日までに書いてもらって持って来て下さい、と言われました。

キャンセル空きの知らせがあったのが利用前日の夕方で、会社から帰って指示書を持って皮膚科へ走りました。
診察終了時間ギリギリに飛び込み、書いてもらった指示書を持って雨の中を介護施設へ渡しに行き、翌日ショートステイへ母を送り出してホッとしたのも束の間。

昼過ぎに施設から「新たな箇所に褥瘡ができており、その箇所については指示書に記載がないのでこちらでは処置できません、ご家族の方が来て処置していただくか、来ていただけない場合はそのまま放置することになります」という電話がありました。
施設で処置してもらって何かあっても家族で責任をもちますので処置していただけないのかと訊いてみましたが、例え念書を入れてもらったとしても出来ません、と言われ処置をしに行きました。
放置すれば悪化することがわかっているのに何と杓子定規なことかと唖然とすると同時に、このような規定があることに不安を感じました。

施設の利用者には、かなり遠方から来ている人もいますし、家族が遠方へ出かけて駆けつけられない場合もある。
そのような時は、悪化するとわかっていても放置するのだそうです。
幸い近くにいてすぐに駆けつけることが出来て良かったですが、ショートステイの利用希望が取れなかった時、ケアマネージャーさんから市外の遠方の施設なら空きも多いと言われ契約を勧められたのです。
契約するにも家族面談が必要で、その時はお断りしたのですが、近くの施設のみの契約にしていて本当に良かったと思いました。

処置をしに行って、夕方からは介護ベッドのマットを褥瘡対応のエアマットに交換してもらうため実家へ戻り業者の人を迎えるべく待機していると業者の方から予定時間より送れるとの連絡が入り、ようやく先ほどマットの交換が終わりました。
まだまだ先の見えない母の介護、これから先もこのようなことが多々あるのだろうと思うと、思わず大きなため息をついてしまうのでありました。