思うがままに

Step by Step

逢びき

2010-10-26 | 映画・ドラマ

1945年

amazonより
イギリスのとある田舎町で、実直な夫と子どもたちに囲まれ、幸せに暮らすローラ。彼女は週に一度、汽車で食料品の買い出しに出かけるのが習慣だった。
ある木曜日、ローラはいつものように買い出しに出かけ、帰り道、目にゴミが入ってしまった。
それをそっと取り除いてくれたのは、医師のアレック。
二人は、その後も秘密の逢瀬を重ね、恋心は高まるばかり。
しかしそれは、決して許されない恋であった……。



デビット・リーン監督の名作「逢びき」を初めて観る
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の重苦しい旋律で始まる
心休まる映画?と期待して観たが、正当で実直な?不倫のメロドラマ
こういう映画はあまり好きではない
いくらデビット・リーンの映画と言えども再度観たいとは思わない
更にその理由は、ヒロインのシリア・ジョンソンのお顔が苦手の部類に入ることにもある
つまり、私なら彼女を好きにはなれないということだ
ただ、この映画の見応えは、おしゃべりのおばちゃんの登場で二人の最後の別れが邪魔され戸惑うシーンと、失意の彼女をご主人が「遠くへ旅をしてたね。良く戻ってきてくれた」と声をかけて the end のところ

もし、この映画をビリー・ワイルダーが撮ったらどんな映画になっただろう? って、ふと考えてしまう

永遠と一日

2010-10-25 | 映画・ドラマ

1998年

amazonより
・不治の病で余命いくばくもない詩人が、過去へとさかのぼる不思議な旅に出る姿を情感あふれるタッチで描く。
・ギリシャの港町テサロニキを舞台に、死を強く意識した老作家と難民の子供との1日間の交流を詩情豊かに描いた、テオ・アンゲロブロス監督作品。


重苦しくスローテンポの映像、過去と現在が入り組んだ構成、語りかける詩の内容が翻訳されて字幕に出るがこれまた難しい
1998年カンヌ国際映画祭でパルムドール大賞を全員一致で取った名作とのことだが・・・・
「明日とは? 永遠と一日」
その意味を自分なりに理解しようをする気さえ起らない

打ち解け合った老人と少年の笑顔だけがこの映画で心に残ったシーンだった

ニュームーン/トワイライト・サーガ

2010-10-24 | 映画・ドラマ

2009年

amazonより
全世界が熱狂したスペクタクル・ラブ・ファンタジー
『トワイライト』シリーズ 待望の第2弾
引き裂かれる2人、新たな男、そして強大な影―
ヴァンパイアの美青年エドワードと結ばれた人間の少女ベラ。
しかし、至福のときは、あまりに短かった―。
運命の誕生日を機に告げられた突然の別れ。
傷ついた心を温かく包んでくれるジェイコブの存在に揺れながらも、運命の恋人が忘れられない。
危険が迫るとエドワードの幻影が見えるようになり、その姿を見たい一心で自らを死の淵に追いやる。
そんな彼女を支えるジェイコブもまた、人には言えない秘密を抱えていた。
一方、ベラが自殺したと誤解したエドワードは、永遠の命を絶つことを決意し、自らの処断を願い出るため、ヴァンパイアの王族とも言うべきヴォルトゥーリ一族の住むイタリアへと飛び立つ―

2008年のトワイライト~初恋~ からの続編
前作の神秘的でもあり一種猟奇的な映像と登場人物、そしてストーリーそのものが結構私は好きだ
今回はジェイコブが狼人間だったとは意外な展開
でも、全体的に前作を超えるほどの魅力は感じられない
ラストでエドワードがベラに語りかける
「永久に離れない 僕と結婚してくれ・・・」
さて、次作はどうなるのか? それが楽しみ

チェンバー 凍った絆

2010-10-21 | 映画・ドラマ

1996年

WOWOWより
かつてのテロ事件、その背後に秘められた恐るべき真実に気づいていく弁護士の主人公。
やはりグリシャム原作の「ザ・ファーム 法律事務所」のトム・クルーズ、「レインメーカー」のマット・デイモンらと同様、数々の困難に苦悩しつつ、人間的に成長をとげていく若き主人公を好演するのは、「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」でロビンを演じたC・オドネル。
対照的に、頑迷な白人至上主義者の祖父に扮して巧演を披露する、名優G・ハックマンの存在感も見もの。
監督は「アル・パチーノ 天国の約束」のJ・フォーリー。

1960年代、ある爆破テロ事件に関わり、ユダヤ人の弁護士一家を爆死させた罪でついに死刑判決が下された、白人至上主義者の男性サム。
彼の孫である新米弁護士アダムは、サムの命を救うべく、今なお謎の多いテロ事件の真相を究明しようと決意。
事件について固く口を閉ざすサムを後目に、爆破には彼のほかにもう1人実行犯がいたことを突き止めるが……?

こういう人種差別に端を発する根の深い社会派ドラマは凡人には難しい
主人公クリス・オドネルにはぱっとした華がないが誠実な演技には好感が持てる
一方、死刑囚のジーン・ハックマンは申し分のない渋い演技が光る
久し振りに見たフェイ・ダナウェイがシーン・ハックマンの娘役だとは 意外だ!
てっきり、二人は夫婦の設定だと思っていたのだが。。。
展開に乏しかったけれど まあ考えさせられる映画だった 

ユージュアル・サスペクツ

2010-10-21 | 映画・ドラマ

1995年

amazonより
銃器強奪事件の面通しで集められた五人の前科者(これがタイトルの指す“常連の容疑者”)を主人公に、歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で描いたサスペンス・ミステリー。 
 コカインの取引現場を何者かが襲撃し、密輸船が爆破して大量のコカインと9100万ドルが消えた。
警察は唯一の生存者キント(ケヴィン・スペイシー)の尋問を始める。
キントは、事件の黒幕は誰も顔を知らない大物ギャング、ソゼだと語り、彼がキートン(ガブリエル・バーン)ら5人のワルを集めて襲撃させたというが…。
   ブライアン・シンガー監督の出世作となった傑作犯罪映画。
登場人物に善人などは皆無で、ピカレスク要素を漂わせつつもどこか閉塞的な心理サスペンス・ミステリーが繰り広げられていく。
一癖も二癖もある個性派を集結させてのキャスティングも素晴らしい。
アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)およびオリジナル脚本賞を受賞。またシンガー監督は本作が認められて「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなった。


この映画の最大の問題は、クイヤン捜査官の中途半端な人選
ここはジーン・ハックマンぐらいの堂々とした役者にして欲しかった
それと観る者を戸惑わせるような編集がストーリーを結構ややこしく分かり難くしているのが惜しい

この映画はもう3度目
ラストシーンのどんでん返しとケビン・スペイシーのタヌキぶりが痛快な映画

ゴー・ファースト 潜入捜査官

2010-10-21 | 映画・ドラマ

2008年

amazonより
警察官マレクは麻薬密売グループの捜査の際、同僚を失う。
猛訓練の末、潜入捜査官として、彼は大量の麻薬をスペインから輸送する組織に潜入することに成功する。
ターボチャージ付きスポーツカーにドラッグを積み込み、<ゴー・ファースト>が、灼熱のモロッコからスペイン、そしてフランスへ、いま史上最速の危険なカー・チェイスが始まる。

L・ベッソンの製作会社が手がけた痛快ノンストップ・アクションらしいが、今回も期待を裏切られた
中途半端な出来
「レオン」のような映画を望む自分に問題があるのか・・・

ワールド・オブ・ライズ

2010-10-21 | 映画・ドラマ

2008年

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ディカプリオ VS クロウ!
空前の頭脳戦を制するのは、誰だ。
巨匠リドリー・スコットが突きつける、空前のアクション・サスペンス大作!
レオナルド・ディカプリオと、アカデミー俳優ラッセル・クロウ――ハリウッドきっての豪華2大スターが顔を合わせ、いま至極の「嘘の世界」〈ワールド・オブ・ライズ〉が、その幕を開ける!
世界を救おうとする2人の男。
CIA工作員のロジャー・フェリス(ディカプリオ)と、彼の上司であるベテラン局員、エド・ホフマン(クロウ)。
フェリスは、世界中の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く男。
一方のホフマンは、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令し、部下の意見は無視する冷酷な男だ。
そんな生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。
地球規模の爆破事件のリーダーを捕まえること。
足跡すら残さない正体不明の犯人をおびき出せるのは、「世界一の嘘」しかない。
フェリスとホフマン、そして他国の諜報部の、息もつけない頭脳戦が始まった!
果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か--?

ラッセル・クロウの太っちょぶりにがっくり
あの のほほーんとした演技がこの映画の中で重要だったのだろうか? と ふと考えさせられる
ディカプリを初めて観たのが「ギルバート・グレイブ」 ジョニー・デップの弟役で知恵遅れの少年を好演していた
あれから何作も彼の映画を観たが、段々存在感が増して今では押しも押されもしない名優になった
でも、ハニ・サラーム役のマーク・ストロングが二人を喰ってしまったような感じもする

映画の出来は良いと思うが、こういう政治ドラマは私には難しい

オーストラリア

2010-10-20 | 映画・ドラマ

2008年

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「ムーラン・ルージュ」「ロミオ&ジュリエット」の巨匠バズ・ラーマン監督が贈る壮大なラブストーリー
世界の違う男女が――運命を変える
一年も帰ってこない夫を訪ねて、ロンドンから数千キロのエキゾチックな未知の地オーストラリアへ乗り込んできたレディ・サラ・アシュレイ。
夫の広大な領地に着いたサラは、衝撃の事実を知る。
生きていくため彼女に残された選択肢は、ワイルドなカウボーイのドローヴァーに頭を下げ、1500頭の牛を連れて、遠く離れたダーウィンで売ることだけだった。
ほこりだらけの砂漠地帯で、ブランド靴の汚れを気にし、シルクのドレスを身に着ける場違いなイギリス貴族のサラ。
互いに違う世界で生きてきたために反発しあうサラとドローヴァーだったが、2人に襲いかかる数々のトラブルを乗り越えるうちに、やがて情熱的な恋に落ちていく……。

「ムーラン・ルージュ」という最高のミュージカル映画を創り上げたバズ・ラーマンの映画
更にニコール・キッドマンも再登場なので言うこと無し!
多少、長い映画となったが娯楽大作として充分楽しめた
「ムーラン・ルージュ」を観た人なら気付くかも知れないが、ラストでウースター公爵とこの映画のフレッチャーとを似たような展開にしたのも興味を引いた
(ただ、フェレッチャーの存在が映画の中で多少希薄だったのが気になった  まあウースター公爵の方は強烈過ぎた)
それと、「ムーラン・ルージュ」で使われたエルトン・ジョンのユア・ソング この映画ではエンディングテーマをエルトンが唄っている
ニコール・キッドマンの魅力も演技力も益々お盛んだ

ウォーロード/男たちの誓い

2010-10-20 | 映画・ドラマ

2009年

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ジェット・リー×アンディ・ラウ×金城 武
アジア3大スター、夢の競演! 歴史アクション超大作!
19世紀末期。清朝の圧政下で民衆の怒りが爆発し、大平天国の乱が勃発。
戦いに破れ、味方をすべて失った清朝軍将軍パンは失意の中で盗賊団のリーダー、アルフと、弟分のウーヤンと出会う。
彼らとともに義兄弟の契り(投名状)を結んだパンは、大平天国軍を次々と倒し、西太后からも厚い信頼を得るに至る。
しかし、国のために戦うパンと、仲間のために戦うアルフの間の溝は深まり、思いもよらない悲劇を引き起こす。
それは逃れられない運命だったのか。
純粋に二人の兄への友情のために戦ってきたウーヤンが下した決断とは…!?


なかなか重厚で見応えのある映画
ジェット・リーの凄味ある演技、アンディー・ラウの四天王のような顔立ち、金城武の人間味ある表情
その3人の個性を映画の中で上手く散らばめた演出は秀逸
戦闘シーンもなかなかの迫力と映像美が展開
後半、投名状を結んだ3人の義兄弟の苦悩を描いているが、ちょっと私的にはどうしてそうなるの?と理解しがたい展開に戸惑った
それと、ジェット・リーの軍服を着た姿に威圧感がないのが難点(子供が大きな軍服を着ているように見える)
もう少し背丈があれば完璧なのだが・・・
それでも、ジェット・リーの演技力は観る者を引きつける

ホワイトアウト

2010-10-19 | 映画・ドラマ

2009年

amazonより

アメリカの南極観測所“アムンゼン・スコット基地”。
キャリー・ステッコは、この極寒の地で働く唯一の連邦保安官。
事件など起こりようもなく、せいぜいが雑用ばかりの退屈な日々を送っていた。
ところが、冬を控え、あとは数日後に迫った最終便で帰国の途に着くだけと思っていた矢先、他殺体の発見という驚くべき事件に遭遇する。
それは紛れもなく南極で起きた最初の殺人事件だった。
最後の飛行機が出るまで残り3日。
さっそく捜査を開始したキャリーだったが、そんな彼女の前に“ホワイトアウト”という極地特有の過酷な自然現象をはじめいく つもの危険が立ちはだかる。

外は氷点下65゜Cの世界?
鉄のハンドルを素手で回すキャリー  指が凍りつき離すと肉が剥がれた!
そんな状況下でも彼女の顔は綺麗な化粧のまま、吐く息も薄らと白いだけ
極寒の世界とは、そんなものなのか?
酷な言い方だけど、このリアリティーの無さに落胆する
ストーリーも物足りないし、スリラーっぽくもない

南極を脱出する飛行機に乗らず、事件が解決した後の6ヶ月を、あの3人は基地の中でどうやって過ごしたのだろう?
どうでもいいことが気になる