思うがままに

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飛べ!フェニックス

2010-10-17 | 映画・ドラマ

1965年

amazonより
アラビア石油会社の輸送機がサハラ砂漠を横断中、砂嵐に遭遇し、不時着する。
脱出計画をたてたものの、救援を求めることはおぼつかないとあって全員がいら立ち始めた頃、若い航空技師ドーフマンが双発双胴のこの輸送機を単発機に改造して飛ばすことを提案。
はじめはとり合わなかった皆も、自殺するものが出たり、アラブ人の野盗に襲われたりで、一人、二人と仲間が減ってゆくと、残された唯一の道は飛行機組立以外にないことを悟る。
やがて「フェニックス号」と名づけた飛行機に生存者7名を乗せて、砂漠脱出の為の飛行を試みるが・・・・。

   石油会社の輸送機がサハラ砂漠を横断中、砂嵐に遭い不時着。
無線は壊れ、灼熱の砂漠を歩くことも不可という極限状況の中、航空技師ドーフマン(ハーディ・クリューガー)は輸送機を単発機に改造して飛ばすことを提案。
はじめはとりあおうとしなかったフランク機長(ジェームズ・スチュアート)だが、やがてそれしか生存の道はないことを悟り、飛行機組み立てに着手する。
   男の世界を描いたら右に出る者のいない名匠ロバート・アルドリッチ監督の代表作の1本。
秀逸なアイデアと、砂漠からの脱出を試みる名優たちの赤裸々な熱演、そしてダイナミックな演出とが見事に一体化し、まさに手に汗にぎるスリリングで熱い傑作に仕上がっている。
後にジョン・ムーア監督のメガホンで『フライト・オブ・フェニックス』としてリメイクもなされている。



最近観た「フライト・オブ・フェニックス」の原版がこの「飛べ!フェニックス」で、子供の頃、TVで観て面白かったことを覚えている
フライト・オブ・フェニックス」の出来がもうひとつだったから「飛べ!フェニックス」を改めて観ることに・・・
やはり、原版は面白い
登場人物に力強さがあるし、演技力も遥かに上だし、ジェームス・スチュワートの存在感が際立っているのが大きなポイント
それと、映画全体に趣のある奥行きが感じられることも原版の良い所

原版では女性がひとりも出て来ない「男だけの映画」
それが、変な雑感を観る者に与えず、砂漠からの脱出劇をじっくり楽しませてくれたのかも知れない