1996年
WOWOWより
かつてのテロ事件、その背後に秘められた恐るべき真実に気づいていく弁護士の主人公。
やはりグリシャム原作の「ザ・ファーム 法律事務所」のトム・クルーズ、「レインメーカー」のマット・デイモンらと同様、数々の困難に苦悩しつつ、人間的に成長をとげていく若き主人公を好演するのは、「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」でロビンを演じたC・オドネル。
対照的に、頑迷な白人至上主義者の祖父に扮して巧演を披露する、名優G・ハックマンの存在感も見もの。
監督は「アル・パチーノ 天国の約束」のJ・フォーリー。
1960年代、ある爆破テロ事件に関わり、ユダヤ人の弁護士一家を爆死させた罪でついに死刑判決が下された、白人至上主義者の男性サム。
彼の孫である新米弁護士アダムは、サムの命を救うべく、今なお謎の多いテロ事件の真相を究明しようと決意。
事件について固く口を閉ざすサムを後目に、爆破には彼のほかにもう1人実行犯がいたことを突き止めるが……?
こういう人種差別に端を発する根の深い社会派ドラマは凡人には難しい
主人公クリス・オドネルにはぱっとした華がないが誠実な演技には好感が持てる
一方、死刑囚のジーン・ハックマンは申し分のない渋い演技が光る
久し振りに見たフェイ・ダナウェイがシーン・ハックマンの娘役だとは 意外だ!
てっきり、二人は夫婦の設定だと思っていたのだが。。。
展開に乏しかったけれど まあ考えさせられる映画だった