思うがままに

Step by Step

チェンバー 凍った絆

2010-10-21 | 映画・ドラマ

1996年

WOWOWより
かつてのテロ事件、その背後に秘められた恐るべき真実に気づいていく弁護士の主人公。
やはりグリシャム原作の「ザ・ファーム 法律事務所」のトム・クルーズ、「レインメーカー」のマット・デイモンらと同様、数々の困難に苦悩しつつ、人間的に成長をとげていく若き主人公を好演するのは、「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」でロビンを演じたC・オドネル。
対照的に、頑迷な白人至上主義者の祖父に扮して巧演を披露する、名優G・ハックマンの存在感も見もの。
監督は「アル・パチーノ 天国の約束」のJ・フォーリー。

1960年代、ある爆破テロ事件に関わり、ユダヤ人の弁護士一家を爆死させた罪でついに死刑判決が下された、白人至上主義者の男性サム。
彼の孫である新米弁護士アダムは、サムの命を救うべく、今なお謎の多いテロ事件の真相を究明しようと決意。
事件について固く口を閉ざすサムを後目に、爆破には彼のほかにもう1人実行犯がいたことを突き止めるが……?

こういう人種差別に端を発する根の深い社会派ドラマは凡人には難しい
主人公クリス・オドネルにはぱっとした華がないが誠実な演技には好感が持てる
一方、死刑囚のジーン・ハックマンは申し分のない渋い演技が光る
久し振りに見たフェイ・ダナウェイがシーン・ハックマンの娘役だとは 意外だ!
てっきり、二人は夫婦の設定だと思っていたのだが。。。
展開に乏しかったけれど まあ考えさせられる映画だった 

ユージュアル・サスペクツ

2010-10-21 | 映画・ドラマ

1995年

amazonより
銃器強奪事件の面通しで集められた五人の前科者(これがタイトルの指す“常連の容疑者”)を主人公に、歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で描いたサスペンス・ミステリー。 
 コカインの取引現場を何者かが襲撃し、密輸船が爆破して大量のコカインと9100万ドルが消えた。
警察は唯一の生存者キント(ケヴィン・スペイシー)の尋問を始める。
キントは、事件の黒幕は誰も顔を知らない大物ギャング、ソゼだと語り、彼がキートン(ガブリエル・バーン)ら5人のワルを集めて襲撃させたというが…。
   ブライアン・シンガー監督の出世作となった傑作犯罪映画。
登場人物に善人などは皆無で、ピカレスク要素を漂わせつつもどこか閉塞的な心理サスペンス・ミステリーが繰り広げられていく。
一癖も二癖もある個性派を集結させてのキャスティングも素晴らしい。
アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)およびオリジナル脚本賞を受賞。またシンガー監督は本作が認められて「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなった。


この映画の最大の問題は、クイヤン捜査官の中途半端な人選
ここはジーン・ハックマンぐらいの堂々とした役者にして欲しかった
それと観る者を戸惑わせるような編集がストーリーを結構ややこしく分かり難くしているのが惜しい

この映画はもう3度目
ラストシーンのどんでん返しとケビン・スペイシーのタヌキぶりが痛快な映画

ゴー・ファースト 潜入捜査官

2010-10-21 | 映画・ドラマ

2008年

amazonより
警察官マレクは麻薬密売グループの捜査の際、同僚を失う。
猛訓練の末、潜入捜査官として、彼は大量の麻薬をスペインから輸送する組織に潜入することに成功する。
ターボチャージ付きスポーツカーにドラッグを積み込み、<ゴー・ファースト>が、灼熱のモロッコからスペイン、そしてフランスへ、いま史上最速の危険なカー・チェイスが始まる。

L・ベッソンの製作会社が手がけた痛快ノンストップ・アクションらしいが、今回も期待を裏切られた
中途半端な出来
「レオン」のような映画を望む自分に問題があるのか・・・

ワールド・オブ・ライズ

2010-10-21 | 映画・ドラマ

2008年

amazonより
ディカプリオ VS クロウ!
空前の頭脳戦を制するのは、誰だ。
巨匠リドリー・スコットが突きつける、空前のアクション・サスペンス大作!
レオナルド・ディカプリオと、アカデミー俳優ラッセル・クロウ――ハリウッドきっての豪華2大スターが顔を合わせ、いま至極の「嘘の世界」〈ワールド・オブ・ライズ〉が、その幕を開ける!
世界を救おうとする2人の男。
CIA工作員のロジャー・フェリス(ディカプリオ)と、彼の上司であるベテラン局員、エド・ホフマン(クロウ)。
フェリスは、世界中の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く男。
一方のホフマンは、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令し、部下の意見は無視する冷酷な男だ。
そんな生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。
地球規模の爆破事件のリーダーを捕まえること。
足跡すら残さない正体不明の犯人をおびき出せるのは、「世界一の嘘」しかない。
フェリスとホフマン、そして他国の諜報部の、息もつけない頭脳戦が始まった!
果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か--?

ラッセル・クロウの太っちょぶりにがっくり
あの のほほーんとした演技がこの映画の中で重要だったのだろうか? と ふと考えさせられる
ディカプリを初めて観たのが「ギルバート・グレイブ」 ジョニー・デップの弟役で知恵遅れの少年を好演していた
あれから何作も彼の映画を観たが、段々存在感が増して今では押しも押されもしない名優になった
でも、ハニ・サラーム役のマーク・ストロングが二人を喰ってしまったような感じもする

映画の出来は良いと思うが、こういう政治ドラマは私には難しい