弘浪山を下山した後、遠くから山を眺めてみようと車を勝って気ままに走らせた
田舎道にめっぽう弱いサイバーナビも何とか道を表示してくれた
自分自身、今走ってる場所がどこだかさっぱり分からない
ただ、弘浪山が見えるところ・・・としか言いようがない
ふと、目の前にこんもりとした森が見えた
神社のようだ
お堂の隣に巨木が見えたので車を境内に乗り入れた
近くに池を眺めてる女の人がいた
「このお堂は何という名前なんですか?」と訊いた
すると、その人は「妙躰さんです」と言った
(灯篭にも"妙躰権現"と文字が刻まれていた)
私はお堂の隣の巨木よりも女の人が眺めてる綺麗な池の水の方が気になった
池の上流を辿ると社の丸い水路があったが、その先はなかった
「これ湧水なんですか?」と訊くと「ええ そうですよ」と答えてくれた
こんな所に湧水があるのかぁ・・・
木や湧水の辺りの写真を撮っていると、いつの間にかあの女の人の姿がなかった
家に戻ってyahooの地図を立ち上げて場所を探してみた
航空写真のモードにしてやっと分かった
ここだ
丹波市氷上町谷村の妙躰権現のケヤキ(?)の巨木
いつかの台風で主幹が折れてしまったそうだ
根元に石を抱いていた
"白川の石抱きカヤ"とそっくりだが、こちらの方がもっとしっかり石を抱いている
何か歴史的な逸話がありそうだが、このまま放っておいたことが不思議でならない