思うがままに

Step by Step

廻谷とその山々へ

2009-02-19 | 山登り・ハイキング

山を挟んで数曽寺谷の西隣に広がる廻谷
その谷と山々はどんな感じなのか?
無性に歩いてみたくなって車を走らせた
天気予報では15時くらいから雨が降り出すと言ってたので少し心配になったが決行

この廻谷のことも、実は”うろさん”のHPに紹介されていた
これがきっかけだ
内容を理解するために何度も読ませて頂いたけれど、最後のあたりの文章に私は釘づけになった
そして、月明かりだけを頼りに心身とも憔悴しきった”うろさん”の歩く姿が浮かんできた
隣に誰かが居れば心強いだろうが、夜ひとりで冬の山や谷を歩くのはきっと心細く怖い思いをされたことだろう
私も西光寺山の寺坂ルートからの迷走や音水渓谷で自分なりの恐怖感を味わったが、あの時は妻がいたし日が暮れた訳でもなかったから到底比較できるものではないものの『山は怖いものだ』ということは少なからず体感した

私の歩いたルートは”うろさん”のルートのトレースに近いもので距離的にも短いけれど、廻谷西側の山々はアップダウンも激しく籔っぽいところが多く行く手の邪魔な枝をノコギリで切りながら進んだりしたので結構体力が消耗した
特に後半の鉄塔No.163から南側の尾根道はしんどかった
最後の辺りはノコギリで枝を切っていたら時間が足りなくなるし、”うろさん”の二の舞だけはごめんと思いピッチを上げて下山して16:30頃車に辿り着いた
家に戻ったのが18時過ぎ
台所に灯りが・・・妻が帰っていた(出張で早く家に帰れたそうだ)
「まだ山から戻ってないのでメール入れといたけど  メール見てくれた?」と訊いた
「いや 携帯持って行くの忘れたんで・・・」
何とも しまりのない結末


話が変わって
廻谷はもっとじめーっとした場所なのかと予想していたが、廻池の辺りは見晴らしが良くピクニックに持ってこいのような場所だし、谷そのものも広く明るく感じた
また、水量も豊富なようで川のせせらぎがあるのが嬉しかった

それと、ここから数曽寺谷と廻谷に挟まれた山々へ登れることも自分の目で確認した
私が知る限りその山塊を紹介された殆どは数曽寺池方面からのものばかりで、わざわざ別荘地の中を歩いて行かなくてもここから登った方が住人に迷惑が掛からなくて良いように思えた
今度、廻池→廻谷→うろさんが引き返されたなだらかそうな枝尾根→上三草(299m)→尾根を南下→P298→廻池へのルートを歩いてみようと思う

尚、車で廻池への侵入は東側の山口からではなく西側の未舗装道路からとなる



さて
我が家を8時過ぎくらいに出て
途中、スーパーでいつもの鍋焼きうどんを調達 (この時、箸を貰うのを忘れた)

国道175を北上すると毎度のごとく北の山々が私の目を楽しませてくれた
ふと明神山もちゃんと見えることが分かって嬉しくなった
でもまだまだ山の名前を言えるほど熟知していないのが実情

三草のコンビニでチョコレートを買う
ここから数曽寺山塊が良く見える
”うろさん”の地図を見ながら廻池への侵入を確認

車を走らせると途中から未舗装となり、一般車両の進入はご遠慮くださいというような看板が立っていた
お構いなく入って行くと、ご婦人二人が朝のご散歩?
私は車の中から軽く会釈をした
次に向こうから年配の男性が運転する車が1台
この辺りで初っ端からこんなに人を見かけるのは初めてのことだ

9:20 車を池の畔に停めた  天気がどうも良くない  小雨がポツポツ  どうしよう?
この時 ”うろさん”のあの文章から変な想像が頭をもたげた
濡れた岩に足を滑らせて・・・ 薄暗く冷たい雨が降る中 足を引きずりながら必死に歩く  なんて・・・・
まあ慎重に慎重に・・・

9:28 出発 三草山/三草ルート駐車場の背後の風化した岩山に良く似ている
    廻池の南側は別荘地だ


廻谷へ向かう


帰りはあの鞍部に右側斜面から降りる予定


波の浸食で細くなってしまった道
湖底がすぐそこに見えるので、もし落ちたとしても大事にはいたらないだろう


9:40 廻池最奥の砂防堤 (出発から12分)
    ここから右(東)への踏み跡があったが枝でガードされていたのでそのまま北へ向かった


鉄塔の案内板
廻りの熊笹などが綺麗に刈り取られていた理由が分かった
この道も巡視路の一部なのだ




9:49 分岐点 (出発から21分)
    真直ぐ行ってしまいたくなるが、斜め左方向が正解で赤いテープがぶら下がっているのですぐに分かる



9:55 川のせせらぎ  数曽寺谷にはこんなにも水量はなかった
    ここで15分間のノコギリTIME


10:16 真直ぐな道


右手に鉄塔164が見え出す


10:24 鉄塔案内板 (出発から56分、実質は40分程度)
     左は163へ 右は164へ


鉄塔164へ向かう巡視路


10:32 鉄塔164に到着(案内板から8分、出発から64分、実質50分程度)


鉄塔164から廻谷を見る


鉄塔164から鉄塔163を見る


10:47 鉄塔165に到着(出発から79分、実質は64分くらい)
     2ヵ月半ぶり 周りの低木草が伐採されているような感じがした


目の前の大坂山と数曽寺谷を眺めながら昼食(箸を忘れて木の枝で代用)



11:22 鉄塔165を出発し巡視路を歩く

11:25 数曽寺谷のビュースポット


11:27 分岐点(巡視路と別れる)

道は悪くない

目の前にP320が見える


11:41 P320 低木が多く展望は北面の一部


尾根道からの眺望は素晴らしい


廻谷 (左が鉄塔164、右が163)


尾根道は籔っぽい所もありノコギリで邪魔な枝を切って歩いた


起伏に富んだ尾根道  鉄塔163へはまだ時間がかかりそう


尾根道を振り返る  左側は金城山


大坂山


鉄塔164、165 P299、P298 その向こうに三草山


廻池が遠くに見える


山々は300m級には見えない 鉄塔のケーブルがなければ良いのだが・・・


こちらは金城池


13:38 鉄塔巡視路と合流


13:39 鉄塔163着 (鉄塔165から2時間17分 ノコギリ作業でなかなか前へ進まない)


鉄塔163から歩いて来た尾根を振り返る


鉄塔巡視路と別れ尾根を南下、途端に道は悪くなる
でも眺望が素晴らしいので我慢できる


13:59 P330に 岩に文字が彫られていた 何?


尾根道の西側は人工的な風景に興ざめするが、草原と思えば良いのかも知れない



手前の支尾根は"うろさん"が降りて行こうされたところだろう
確かにゆったりと廻谷に続いているからルート的に賢明な選択だったと思えるが・・・




P330と鉄塔163を振り返る 道は良くないが踏み跡はちゃんとある


15:44 今日の最後のピーク  "四三二"と彫られた石碑 何のことだろう?
     ここからの眺望も解放感たっぷりだ!
     もうすぐ16時になる 急がなくっちゃ・・・と焦り出した


西側の三角点があるP305.7










15:53 廻池へ向かって下山途中



15:59 "四三二"の石碑があったピークを振り返る


ヤシロカントリークラブと廻池とを結ぶ谷道へ降りるのに苦労した
風化した岩場の砂で足が滑った
それに、どこに降りて行くべきなのかが分からなかった


シダ籔を掻き分けて谷道に辿り着いた
目の前に石垣があった 何か気持ち悪い・・・
薄暗くて早く抜け出したい感じだ

16:13 谷道を廻池へ向かう


16:14 血の色みたいで気持ちが更に萎えた
     これは谷道の南側の山への登り口のようだ  ペンキじゃなくテープにして欲しい・・・


16:33 車に戻った  ほぼ7時間の山歩きだった



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