思うがままに

Step by Step

青垣方面へ

2007-11-23 | ぶらっと

まだ仕事が残っている
朝早くから図面を仕上げ客先にメール送信した
昼頃までかかるかもと思っていたが何とか9時頃には終わった いや、終わらせた

妻は今日から3連休
彼女も朝早くからレコーダーに録りためてある韓国ドラマを観ていた
せっかくの休日はゆっくりとしたいようだ

仕事を終わらせた私は「ドライブせえへん?」と妻に言った
「今日は風邪っぽいからやめとくわ」と、本調子ではないようだ
私はベランダに出て天気の具合を見たり、部屋に入ったり、そわそわと動き回っていると「あんた、ひとりで行ってきー」
「ほんまにええの?」と訊くと「たまには私もひとり家でゆっくりしたいわぁ」と本音をチクリ
「ほんまにひとりで行くよ ほんまに行ってくるよ」と言うと、「一緒に行こうよって言ってよ!」と、いつものパターンとなってしまった(笑)

「で、どこ行くの?」と聞かれ、正直に「あのイチョウを見に行きたいねん」と言った
「あのイチョウって?」
「お寺の裏山を登って行って、途中がけ崩れや倒木なんかでお前が『もう帰ろうよ!』と言った所や」
「ええっ!!??」
「多分今頃葉っぱの絨毯で一面綺麗と思うよ」
どうも、あまり気乗りがしないみたい
「途中お寺の紅葉も見るからな」と妻をその気にさせた

今朝は風もあってちょっと寒かった
ナビに青垣町の岩瀧寺辺りをセットした
やはり結構遠いもんだ
岩瀧寺の駐車場に車を停めた
その近くに「五台山登山口」の案内板があった
「いつか、この山に登るからな」と妻にサインを送っておいたが、心待ちにしているような様子なし
岩瀧寺の紅葉は綺麗だった

お腹がすいたので、道の駅あおがきに寄った
凄い車  そして、レストランも順番待ちの行列
ヤメ
どこか食べれるとこないかと探したが見つからず、そのまま高源寺辺りまで来てしまった
ここは昨年来たことがあったが、今が紅葉見頃とあって車・車・車
そのまま通り過ぎて、大公孫樹を見てから昼飯にすることにした
久し振りに乳の木さんとご対面できて感激!

腹が減ったぁ!
ところで、向かい側の山裾に見える神社のイチョウと紅葉が気になり、もう少しお昼を遅らせて寄り道した
丁度、「愛菜館おなざ」がありそこの駐車場に停めた
タコヤキを売っていたので、ちょっと腹の足しにした
腹が減ってると何でも旨い!

そこから歩いて、その神社へ
鹿野馬神社というところだった 面白い謂れのありそうな名前だ
ここのイチョウは落葉が始まって綺麗だった

さあー昼飯! もう2時になってる

播州トンネル手前のモミジ並木を見て、道の駅R427かみ へ


やっと昼飯(14:35)
前の青玉神社のイチョウはどうかと見に行ったが、ここもまだだ

国道427を南下しながら、ふとあのイチョウはどうだろう?と円満寺が浮かんだ
「中町の所にイチョウの木があるから見に行くよ」と言って、ナビにその場所をセットした
妻はナビの案内と私の口案内の双方から攻められながら円満寺に辿り着いた
やはり、ここもまだ落葉には早すぎたようだ
だけど、イチョウの古木に巡り会えたのは幸運だった

神戸に入った頃は既に暗くなってしまった
明石大橋が見える高台に寄って帰宅した


円満寺のイチョウ

2007-11-23 | 樹木-兵庫/北・東播

二度目となる円満寺へ
前回はすっかり落葉した後の昨年の2月だった
あのイチョウの木は落葉しているだろうか?と車を走らせた
しかし、まだ早かった・・・





奥の阿修羅堂の阿修羅像を参拝
お顔はやはり暗くて分からない


境内から眺める里山の風景はのどかだ


車に戻り、お寺の上を歩いていると長い石段があるのに気付いた
この上には多分昔の古いお堂があるのだろう
息を切らせながら石段を登って行った
すると、動物避けの電流ワイヤーと防護ネットの二重柵となっていた
この電流ワイヤーは良く見るものだが、本当に通電されているものなのか試したことがない


その向こうに黄葉したイチョウがあるのが見えた
しかし、これを潜って行くのに躊躇してあえなく退散した
・・・・
でも、見たい
・・・・

お寺に戻り境内を掃除されていた奥さんに「あの石段の上にも大きなイチョウの木があるようですが、中には入れないんですか?」
すると「いいえ入れますよ あの線も網も潜って入って下さい こちらのイチョウは雌株ですが上のイチョウはこちらのものより大きくて雄株です」と答えて下さった
お礼を言って石段に向かった
確かにこちらのイチョウは実がなって異臭が漂っていた
また石段を登った
目の前の電流ワイヤーを潜るのはやはり勇気が要る
近くの小枝で触ってみた
どうも映画ジュラシックパークの恐竜避けワイヤーが頭を過ぎった
奥さんに「電流が流れてるんですか?」と訊くのを忘れたことを後悔した

何とか中に入れた
思っていたより樹齢のある古木だった





気根も垂れ下がっていた











落葉した後の裸の姿を見てみたい
今度、この近くに寄った時に再び訪れてみよう

陽が落ちるのが早くなったものだ
山に囲まれているせいもあるが4時ちょっと過ぎだというのに薄暗くなってきた





鹿野馬神社の社叢

2007-11-23 | 樹木-兵庫/丹波
乳の木さんへ行く途中、右手にイチョウの黄葉とカエデの紅葉が綺麗な鹿野馬神社が見えた

乳の木さんの葉はまだ青みが残っていたのに、こちらはすっかり黄色くなって落葉しつつあった













鳥居から続く石段を登って行った
どこまで続いているの?と不安になった
石段の登り口に置いてあった「つえ」は、このためだったのか・・・




社殿が見え、苔むした木の根が現れた




社叢はシイ樹林






昔々、自然に虐められた傷跡か?


大公孫樹(乳の木さん) '07.11.23

2007-11-23 | 樹木-兵庫/丹波
もう大公孫樹の葉もすっかり落ちてしまっただろう…と、また常瀧寺の裏山にある乳の木さんを訪ねた
前回は去年の3月だった)

常瀧寺の駐車場から大公孫樹の方を見る
山の陰にその大公孫樹の天辺の葉が見えた 多分あれがそうだろう


前回は気付かなかったこの案内板 ちゃんと『乳の木さん入口』と書かれている


しかし、この登山道はやめて、前回と同じようにお寺の裏山から登ることにした
いつ見ても歴史を感じる石段だ


さあー登って行くぞ!
前もこんな感じだったのか? 前より道が狭くなっているように感じた
猪の防護ネットがある! 前は無かったのに・・・


裏山から見た常瀧寺


大名草の集落


ネットを持ち上げて中に入った
一方、妻は嫌がっている。。。。 林道の方を歩きたがっている。。。。。
(文句を言わずに来なさい・・・)


最初に見るお地蔵さん  このあとも3体か4体ほど見たような


前回、この土砂崩れを見た妻が「もう帰ろうよ!」と言ったところだ
(あの時、この土砂崩れの前方には木が倒れて通せんぼしていた)


まあー山登りにも慣れてきたので、今となってはどってことない


てくてくと登山道を歩いた
なんか、あっという間に大公孫樹とご対面!
あれっ? こんなに近かったかな? と、それが率直な感想
やっぱり、前回は初めての道だったし、その道が荒れ放題だったから凄く長く・きつく感じたのかも

手前に見えるのは若いイチョウ(しかし、ちゃんと気根がある)
あいにく、落葉には早すぎたようだ


ふと小屋にリュックがあるのが見えた
誰かいるんだろうか?




ぐるっと写真を撮っていると、絵を描いている人が見えた
私は「こんにちは!」とその男性に声をかけた
その人も「こんにちは」と、あいさつされた
その絵をちょっと覗いてみた (お上手だ!)
京都から朝7時出発してこの乳の木さんを描きに来られたそうだ
ここに登って来た時に一組のご夫婦とすれ違ったとも言われていた
いつしか自然と木の話で盛り上がり、その人から「別宮のカツラ」の話が出た
「ああー あのカツラは良いですねぇー 僕も大好きです! 湧き清水と棚田と氷ノ山とカツラ 本当に良いですね!」と私は自分が褒められているような気持ちになった
(妻もあのロケーションが好きだと言ってた)
私は人と木の話をする機会が殆どない
それは、訪れた場所に殆ど人がいないからである
案外、自由は自由だけど淋しいと言えば淋しいものである
だから、人がいると自然と喋りたくなる
だって、多分同じ趣味を持つ人間同士なんだから


まだ黄葉をいっぱい抱えたこの大公孫樹を見ると、あまり恐怖心が湧かなかった
前回は、とにかくこの木が、そしてこの場所が「怖かった」
行く年来る年、ただ黙々と自然の中で成長し続けたこの大公孫樹の姿に、得体の知れない悪魔の仮面を被っている巨樹ではないのか?とさえ思えた
しかし、今日はじっと見つめていられる心境だった
この色付いた葉に、大公孫樹は「生きている!」ということを自分の眼で確かめられたからかも知れない














気根をじっと見ていると、人の手/指のように見えた
「あそこまで行くんだ!」と地面に向かって言っているような・・・


「ねえー ジャンケンしようよ!」ってか?(笑)




今日は、大公孫樹を違った目で見られたのは幸いだった
しかし、すっかり落葉した黄色いじゅうたんの上を歩いてみたい!
そして、悪魔(?)の姿をもう一度見てみたい
更に、新緑のころの姿も・・・

絵を描いておられたあの男性に挨拶をして下山した

途中、目に止まった花などをカメラにおさめた
みんな、名前を知らない。。。。。








岩瀧寺の紅葉

2007-11-23 | 樹木-兵庫/丹波
二度目の訪問となる岩瀧寺は隠れた紅葉スポット
そんなつもりで訪れたのだが、観光バスが駐車場に停まっていた

緩やかな石段を登って行くと山門が現れる
















散策道を登って行ったところにある独鈷の滝、そして裏山を見上げると、このお寺の名前の由来に通じるところがある