Seldom Scene - Joe Val 2008 - It's All Over Now Baby Blue
明けましておめでとうございます。
昨年中は、大変お世話になりました。
本年も何卒宜しくお願いいたします。
さて、小生が確か学生の頃からこのグループは活動していたと思います。未だに活動をしているんですね。
しかも伝統的なブルーグラスに止まらず、いろいろな歌を歌っているところが素敵なグループです。
ところで、昨年は30日まで仕事をして、やっと年末年始休みに入りました。先月、用事で出かけた仙台駅のCDショップで、3枚買うと1枚1000円になるというDVDコーナーに以前から観たかったディランの「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム [DVD]
」を見つけ、それだけを目当てに買って参りましたが、大晦日にやっと観ることができました。
ディランのデビューから有名になっていく過程を関係者及び本人のインタビューと曲によって振り返る構成の内容でした。
当時の世相とディランの登場と活躍がよく分かりました。ディランは、もともと特別なアーティストではなく、普通のそして、特に目立つ人でもなく、他人のレコードを400枚近く、持ち出したりするような人で、それがニューヨークに出かけ、様々なものに触れ、吸収することにより、眠っていたものが一気に開花し、とにかく曲を作り、それを人前で表現したいということだけだったようです。
本人には特にフォークとかプロテスト・ソングとかの主張や歌詞の深い意味などはなく、評論家やマスコミが勝手に解釈し、作り上げたものだったということです。
ディランの思いとは別の存在に作られ、ファンもその情報に踊らされ、いろいろなことが起こっていったということのようでした。
しかし、やはり当時のディランは何かに取り憑かれたように次々に曲がひらめき、ちょっとしたことでもそれが曲につながっていったということで、その辺がアーティストの間においてもカリスマ的な存在につながっていったように思いました。
当時のホークス、後のザ・バンドの映像もちらちら観ることができたりで、なかなか面白いDVDでした。
ということで、今年最初の曲は、セルダム・シーンによるディラン・ナンバーでしたが、DVDの中でもエレキを持ったディランにブーイングの中で歌われたという「It's All Over Now Baby Blue」でした。