【相対性ゴルフ論】目指せ@月一ゴルフでシングル(級)

毎週行けば誰だってシングル。月一だから苦労する。心構えと頭の使いようで今日から貴方が別人になる【相対性ゴルフ論】。

遅いグリーンの直前練習

2005年10月28日 | 実戦ラウンド
【画像】
「マウナラニ・サウス」の有名な「海越え」のパー3。
距離はレギュラーティーからで150y強(チュンピオンからは230y)。

プレッシャーをかけたわけではないが、しかも現地の支配人の方で毎週プレーしているようですが、彼はこのあと見事に海ポチャ。察するところ現地でのハンディ12くらい(ということは国内では8、9)の上手な方でしたが、カメラのプレッシャーに負けたのだと思います。

僕は大切な「ゴルフのお弟子さん」と思い込んでいますが、支配人はどう思われているか分かりませんね。


■本題は遅いグリーンへの対応です
ハワイで多いのがバミューダ芝。日本の高麗芝に似ています。
沖縄やグアムも目が強いですね。(本来は“芽”ですが、ゴルフでは“目”のほうが通りやすいようです)

現在、日本のグリーンはほとんどベントなどの洋芝になっています。
目の影響があまりないゴルフ場での直前練習と、いわゆる遅いグリーンの練習法は違ってきます。

■高麗芝といえば東では「川奈」が、西では「鳴尾」が有名です。
どちらも伝統がある名門コースです。「鳴尾」は1920年オープンの老舗。開業当時から、グリーンやコースはほとんどいじっていないそうです。

名門コースだからプレーフィーが高い。「高いゼニ出して高麗かよ」とあたり散らすようなスコアにならないためには、朝の練習グリーンで遅いグリーンの打ち方をマスターしておきましょう。


■朝のパター練習では、理想としては2つの距離を練習します。
1)短=1m(絶対に外したくない距離。人によっては2mもあるし、75cmの人もいるでしょう)

2)近=5m(できれば入れたい、絶対に2パットでいきたい距離。同様に3mの人も7mの人もいます)

この2つを、4方から練習するのが理想的です。
4方とは、上り(逆目)、下り(順目)、フック(左に切れるライン)、スライス(右に切れるライン)。

これは基本です。時間の許す限りやってください。とはいってもコレでパターが上手くなることはありません。この練習は上手くなるためのドリル(反復練習)ではありません。あくまでその日のコンディションを確かめるためのものです。
つまり朝のパット練習はトレーニング(実戦想定練習)です。
だから、朝の練習グリーンで「わかッた」なんて思っていると、大抵は碌な結果になりません。「わかる」のは自分がどんなにノーカンだったかが分かるくらいですね。


★基本の想定練習が済んだら、5mのミドルパットを練習します。
3球のうち3球全部が30cm以内に入るようにします。
できれは4方から。
できなければ上下の2方向から。
それもできなければ上りの1方向から。

★ショートパットの練習は意識してしません。

★何故か?
遅いグリーンは強くヒットしようとします。短い距離を強くヒットしようとすると、「引っ掛け」のミスが多くなります。
「強いヒット」を安定させるためには、フェースが「正しく」「安定して」いなければなりません。しかも正しいスピード(振幅)で。
ロングパットの基本練習と同じです。

高麗やバミューダ芝こそ、基本の打ち方ができているかどうかが試されるのです。



「遅いグリーンの直前練習はミドルレンジを重点的にする」です。



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