平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

スーパーケルビム片方完成

2011-03-02 23:15:08 | スピーカー工作
 ここのところ更新が滞っていますが、それほどまでにスーパーケルビムは作るのが大変なのです。僕の集中力をもってしても、四日で一個しか作れません。それでも、方チャンネル分が一応出来たので、とりあえず写真を載せます。



 一応とことわるのは、実はネックがポストに全部刺さっていません。ヘッドも底板は嵌め込んだだけで、最後には接着が必要になります。何故このような状態なのかというと、あまりにも裁断がピッタリ過ぎて、一度嵌め込んだら二度と抜けなくなるので、抜けやすくて強固な塩梅を探っているからです。ネックはあと4センチは深く挿し込む予定です。

 肝心の音ですが、さすがに最強ユニットFE88ES-Rで、これに比べたらケルビムもケルビムジュニアも霞んでしまいます。ナレーションの声はリアル、音像は極度に小さく、どんなパートも分解してみせるので、他の機器ではヒステリックなソースでもきつくなりません。もっとも、僕の自作のアンプとの組み合わせなので、ケルビムもジュニアも同じアンプなら印象は異なってくると思います。

 マリア・エステル・グスマンの『アルハンブラの思い出』は、普通の機器では、演奏が始まって約15秒のところがやかましく感じます。僕の自作のアンプは、ここを見事に分解するのでうるさくならないのですが、スーパーケルビムも見事に分解してみせるので、相乗効果で実にさりげない演奏に聞こえます。スピーカーを意識させない自然な佇まい。これがスーパーケルビムの最大の特徴です。

 しかし、まだ立て付けがおろそかなのに加え、軟弱なレコードプレーヤーの上に置いているので、低音はジュニア並みにしか聞こえません。ユニットのエージングも進んでいないし、本領発揮には程遠い段階なのですが、新しい部屋に置く頃には真価が発揮されると思います。

 とにかく、大きくて誰にも薦められるシロモノではありませんが、ケルビムとは次元が違うスピーカーなので、置く場所があれば是非とも作って欲しいと思う出来栄えです。ユニットは鉛付きのやつがまだありますから、読者の誰かが手を挙げるだろうとは思います。

      エフライム工房 平御幸

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