平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

名古屋試聴会のお知らせと、アダム・カドモン零号機 概要

2013-04-24 09:35:09 | スピーカー工作
 一週間ぶりの更新です。サボっていたわけではなく、新型の汎用人型スピーカー『アダム・カドモン零号機』の設計に集中していたのです。頬はコケ、肝機能が低下して、昨晩はステーキ肉を二枚(合計194g)も食べて栄養補給。板取まで一応の完成です。

 最初の企画では、初夏に一番簡単なものと考えていましたが、設計するうちに進化してしまい、簡単なものをパスして進化型から始めることになりました。しかし、このスピーカーは集大成に位置するものとして、工人の技能試験に使うことも想定していました。一人で作り上げたら、『出エジプト記』35-30にある、契約の箱を作った工人、すなわちユダ族のベザレルと、ダン族のアホリアブの称号を与えるものです。

 この称号はライセンスであり、やる気があれば僕が設計したスピーカーの改変と販売が自由になります。そして究極的には、不思議な力を発揮するスピーカーの自主設計ができるようになることです。そうすれば、僕もスピーカー設計から隠居(引退ではない)できます。これから古代史で忙しくなりますから。

 ということで、SNSで発表した設計図を公開します。とは言っても、寸法は省略してあります。これはライセンスに直結するので公開できないのです。また間に合えば、5月に名古屋の画廊若林で開催する、エフライム工房作品展(5月18日、土曜~5月19日、日曜 11:00 am~18:00 pm)でお披露目する事になります。


右クリックで画像を表示

 名古屋での試聴会は三度目ですが、今回は画廊を借りての土日開催となります。昨年までは一日で慌ただしかったのですが、土日ということで来られる方も楽になります。また、昨年までと違って、僕の絵画も飾るので、ピエタの本物も展示することになります。画廊ですから、工人や読者の作品も名前入りでの展示となります。

 今年のスピーカーは新作が少なく、作らせているスーパーウーファーではインパクトがありません。それで、汎用人型スピーカーのアダム・カドモン零号機で盛り上げようと企んだのです。今回は試作的な意味もあるので、ユニットも5センチと小さく、バックロードホーンというより、共鳴管や音響迷路的な動作になると思います。低音よりは、不思議な音場感が出ると予想されます。こればかりは聴いてみないと分かりません。

 なお、ゆっくりと作っている暇はないので、各地で分散工法を実施し、直前に持ち寄って最終的な組立になるように手配しています。各自が分担するので一週間で出来上がりますね。

    エフライム工房 平御幸
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AKAI AM-A90の修理

2013-04-18 14:26:12 | アンプ製作と修理




 部屋と押入れを広くしよう作戦の一環として、ストックしてあったジャンクアンプを次から次へと修理しています。

 まず、オンキョーのパワーアンプM-506ですが、これは片チャンネルのドライバー段と、両チャンネルのパワー段トランジスタが全滅。もともと電源部が欲しくて落札したものなので、このように修理するつもりはなかったのです。でも開けてみれば、修理の虫が疼いてしまい、手を入れることに orz。でもやはりFETアンプに改造しようかなと…。

 次に、2012年の1月に予告しましたが、クリスタルグラスの音の石を採用した、AKAI AM-A90の修理。こちらは右チャンネルにザーというノイズ。初段の2SK117というFETを交換して綺麗な音が出たと思ったらまたノイズ。結局、二段目と三段目のトランジスタ交換で直ったようです。

 このアンプは独特の構成で、自作派なら安井式として知られる、プラス側トランジスタとマイナス側トランジスタを最初から最後まで上下に配置した形です。近代アンプの定番である差動式を使っていません。ちなみに、日立などは差動二段+ドライバ+パワー段で、これが最もスタンダードです。僕の自作は差動二段+パワー段というシンプルさです。

 AM-A90のもう一つの特徴は、バイアス電流が小さくてヒートシンクが冷たいB級アンプに近いということです。同じ石(東芝2SK405/2SJ115)を使った日立のHA-007の方は、バイアス電流が大きいAB級なので結構暖かくなります。なぜこうなったのかを推理すると、当時の会社の状況が目に見えてきます。

 まず、AM-A90の筐体は奥行きが深く高さがないデザインです。スリムタイプが流行っていたこともあり、初期設計で背の高いデザインだったものを急遽変更したものと分かります。なぜ分かるのか?それは、ヒートシンクが収まりきれず、基板を複雑にカットしてヒートシンクを埋没させている構造から分かるのです。もともと、ヒートシンクの真下にパワーMOS-FETが取り付けられる構造を、無理やりデバイスの足を折り曲げて取り付けているのです。

 この無理な構造でボトムの強度が足りなくなり、底の脚は6個も付いています。普通は4個ですから異様です。また、パワーが欲しいものだから、無理矢理にパワーデバイスをパラにして、出力を倍にしています。ヒートシンクが小さいからバイアス電流を下げて発熱を抑え、結果として、MOSらしい繊細感とキレはあるが音質的にイマイチという評価となったのです。

 ということで、欲張った設計を見直して、パワーMOSを半分にして、バイアス電流も少し上げてみようと思います。取り外したMOSは、そのままソニーやフィリップスのMOSアンプに使えるので、今度はソニーなどの改造を考えています。僕としても、長岡先生絶賛のソニー TA-F222ESJが、一世代古いMOSに換えることで、どのような音に変化するのか見てみたいのです。やはりクリスタルグラスの音になるのでしょうか。

 長岡先生のテストレポートが出て来ましたので掲載します。圧縮してあるので文字が小さいですが、何とか読めると思います。また、パワーMOSを半分にして、バイアスを目一杯にしてボンネットをかぶせました。最初は冷たいままでしたが徐々に暖かくなり、これなら100mA程度は流れているように思います。時間が経つと良くなるアンプです。

 なお、修理写真が出せないのはボリュームツマミがシルバーだからです。もともとアルプス製のボリュームが壊れていたのですが、特殊なシャフト長と4端子で互換性がありません。ボリュームをアルプスの市販品(3端子)に交換して音は大丈夫ですが、オリジナルのツマミは入らないので市販品に交換。しかし、ツマミは種類が少なく、特に黒がありません。シルバーに塗装を考えています。

    エフライム工房 平御幸
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生命の樹タイプバックロードホーン~アダム・カドモンの予告

2013-04-14 20:52:16 | Weblog
 皐月賞はロゴタイプが強さを示し、この距離と中山では負けない王者であることを証明しました。危惧されたフラグも、オレンジ衣装でコケた浅田真央ということで、橙の7枠に立ちましたね。エピファネイアの負けを暗示したのです。

 カミノタサハラは案の定、4コーナーで遅れる中山下手。やはり東京向きでした。ダービーは、今回は回避したキズナを加えた争いになりそうです。

 さて、天使シリーズで始まったバックロードホーンも、いよいよ集大成となるアダムとイブのシリーズを設計することにしました。アダムとイブのシーンで出てくる生命の樹は、古事記でもイザナギとイザナミの求婚の場面で出てきます。まず、左回り3回転半のイザナミと、右回り3回転半のイザナギをスピーカーの形にしようと思います。

 今回の設計はカッバーラの生命の樹をイメージしているので、最後には人間型の複雑怪奇なスピーカーとなります。これが、ヘブライ語で最初の人を意味するアダム・カドモンです。左右で一体ですから、片方が必然的にイブとなります。

 自分で設計するのになんですが、設計図を書いてもイメージしたり理解できる人はいないと思います。それくらい難しい作品なので、設計する段階でも超難関が予想されます。三次元的な図を入れないと工人にもわからないだろうし、Illustratorで作業するには難しすぎます。仕方ないので最初は手描きですね。

 イメージとしては、木に絡み付く蛇、ラピュタのロボットさん、生命の樹の三次元的な形。そんな感じですが、初夏には一番簡単なものが出来そうなので、それから作ってもらいます。秋には第二作、冬には最終形のアダム・カドモンを予定しています。生命の樹ですから、永遠の命を得られるか、それともストレスで死んでしまうか。いずれにしても大仕事になりそうです。

    エフライム工房 平御幸
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Lo-D HMA9500Ⅱの修理 2台目

2013-04-13 23:07:34 | Lo-D HMA-9500の修理
 連日の修理ですが、今回は日立の誇るパワーアンプHMA9500Ⅱです。片方の音が出ないジャンクなのですが、電源コードを切って改造していることもあり、安く手に入りました。画像を見れば一目瞭然ですが、防振テープを貼ったり、コンデンサーの頭に銅板を貼ったり、いわゆるマニアと呼ばれる層の改造です。



 僕は、このような神経質な改造には否定的で、本当に改造するならトランジスタの誤差をゼロに近付けるなどの、本質的な改良をすべきだと思っています。とりあえず、劣化しやすいヒューズ抵抗の抵抗値を測り、大きくずれているものは交換。その他、コンデンサーの頭が被覆から出ているものも交換しました。

 この状態で電源を入れたらリレーが動作してオン。しかし、音が突然出たかと思えば、逆に音が出なくなったり不安定です。これは、リレーの汚れだと判断できるので取り外したらビンゴ。接点が汚れているどころではなく、錆びかけています。



 このリレーはとっくに生産中止で、48Vと高電圧で動作させるタイプなので互換品も市場では皆無。オムロンのMY4-02 DC48は特注品で、注文してからひと月ほど待たねばなりません。しかも高価。仕方なく注文して、それからあれこれ調べていたら、松下(パナソニック)のHC4-HP-DC48Vも使えると分かったのですが、海外に在庫が6個だけ。

 途方に暮れたのですが、偶然にパナソニックの通販サイトを見つけ、少量でも注文できるので登録して、多めに発注しました。何だ、メーカーサイドの直販があるじゃないか orz。

 とりあえず、音の出なかったLチャンネルのリレーは紙やすりで磨いて取り付け。今度は磨いてない右が少し出にくいですが、ちゃんとステレオで聴くことができます。やはりいいですね。ここのところ、ミニアンプや昔のローコスト品ばかり修理していたので、耳がそれに慣れていました。ジャンクフードからレストランの一押しに変化した感じです。

 HMA9500Ⅱは、最も音の良いと言われる初代MOS-FETを採用しています。静電気で壊れやすいので改良されたのですが、二代目からは少し甘くなったようです。もっとも、東芝のクリスタルグラスの音がすると言われた石との比較では、甲乙付け難いかもしれません。透明で高域が素直に伸びていて、キレと艶があって声が自然。やはりトランジスタとは違います。

 少しの手間で修理完了と喜んでいたのですが、先のクリスタルグラスの音の石を採用した日立のHA-007を持っている読者から壊れたとメール orz。コンデンサー交換しなかったので、それが原因かも。女神の祟りかも。

 ということで、明日の皐月賞は4枠7番のロゴタイプにはドツボ的なフラグ。ロゴタイプの父ローエングリンが白鳥の騎士ですから、白鳥でコケた真央ちゃんと同じになるような気が…。3倍を切らない一番人気も危ない人気馬とされますから、エピファネイアかコディーノか、明日の一番人気が気になります。馬券的には、インパラトールとカミノタサハラがリターンが多いので狙い目ですね。

    エフライム工房 平御幸
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Lo-D HA-M1の修理

2013-04-12 17:42:49 | アンプ製作と修理
 日立のミニアンプの修理が終わりました。このLo-D HA-M1は、リンク先にあるように特殊なコネクタで、専用ケーブルでチューナーと接続し、セレクタを兼ねたチューナー側にインプットされた音楽信号を増幅する仕組みです。アンプとしての魅力はないのですが、筐体の大半を占めるドーナツ型のトロイダルトランスが欲しくて2台も落札したものです(格安)。もともと分解してトランスを取り出すつもりでしたから、今回の修理は想定外ということになります。



 修理したものは程度がよく、コンデンサーの劣化もないし、接点の洗浄だけで済みました。しかし、いかんせん専用ケーブルがないので、チューナーと接続するDIN6ピン-DIN6ピンケーブルと、DIN6ピン-RCA変換ケーブルの二種類を作ってみました。ピンの配置にはアサインという約束事があるのですが、基盤を外すのは面倒なので端子間の抵抗を測り、アースに対して8.7KΩを示す二箇所をLRのホットとして使うことにしました。



 ピンの配置は、アンプの後ろから見た場合、時計回りで右2時がアース1、右5時がチューナーへの+15V、真下の6時がアース2、左7時がRチャンネルのホット、左10時がLチャンネルのホットとなります。しかし、DIN6ピン-DIN6ピンケーブルではうんともすんとも言いません。チューナーの電源は入っているのですが…。


このように接続する
電源ケーブルはプリンタと同じメガネケーブル


 それで、DIN6ピン-RCA変換ケーブルで接続してみたら、小さいけど音は出る。でも変なのでDIN6ピン側を分解して調べてみたら、チューナーへの+15Vの位置を左右逆にしていました。Rチャンネルのホットに+15Vの間違いですから、壊れなかっただけ儲けものです。すぐに直して再接続。今度は綺麗に音が出て来ました。

 このアンプは、ソニーやアイワのミニアンプと兄弟で、日立のパワーICを使ったOEMだと思います。生産は日立系工場で、おそらくソニーやアイワはデザインしただけですね。では音も同じかと言うとそうではなく、日立のものが一番クラシック向きに聞こえます。やはり自前のパーツなのでノウハウもあり、またコストもかけられるからだと思います。だって、トランスだけで5千円はしますよ。でも、このトランスを使った自作アンプは先になりそうです。

 今回の修理で、SNS内でのスピーカー難民はいなくなり、全員が試みのミカエル以上のスピーカーを鳴らすことができます。フィギュア団体戦には少し間に合いませんでしたが、僕は元々この大会には否定的であり、団体戦があるから韓国の不正には目をつぶれというISUと日本スケ連の態度にも虫唾が走ります。

 中国の小生意気ちゃんがワグナーの巨体に衝突して、ジャンプの軸足となる左足の怪我。キスクラでは泣き顔を見せないように後ろの選手の帽子を奪い取って被りましたが、この機転と負けず嫌いなら将来有望です。ワールド後に調子を落としている選手が多く、その中で来年を見据えて3-3の難度を上げて行く姿勢は良いと思います。相変わらず自爆している選手は、もう選手として終わったのかなと思いました。何とかしてもう一花咲かせてやらないと…。

    エフライム工房 平御幸
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皐月賞の予想

2013-04-11 19:34:37 | Weblog
 韓国がヘタレて北朝鮮に対話を持ちかけているとか。対北経済制裁の輪から抜けるつもりでしょうか?週末は忙しくなりそうなので、早めに皐月賞の予想をします。天候は崩れそうもないので良での予想。

 まず、トライアルの二つから振り返ってみます。弥生賞を勝ったカミノタサハラは、4コーナーで置かれたように、本質的には中山向きではありません。前を行く重め残りの有力馬が止まったので差すことが出来たのです。では、なぜ4コーナーで置かれるのか?それは、体型的に3段構造だからです。

 サラブレッドの体型はいろいろありますが、基本的に前後が段差なく繋がって、一本の流れる線として見えるのが良いのです。競馬ブックコーナーのパドック写真では、今回は写りが悪いロゴタイプは良い体型の典型です。陣営もダービーではなく今回が全力投球だと思うので、騎手がデムーロ兄ということもあり本命とします。

 対して、対抗のカミノタサハラは胸と腰の間(ウエスト)が長く見えます。胸、ウエスト、腰と3段構造なのです。このタイプは、2001年のダービー馬ジャングルポケットが典型的で、ジャングルポケットが中山の皐月賞で負けて東京のダービーで巻き返し、産駒も東京向きが多いのも、この体型が遺伝するからです。車で言えば、ホイールベースが長くて大回りの車に例えられます。

 この中弛みというか3段構造に近いのは、黒三角のエピファネイアも同じです。阪神で勝っていますが、本質的には東京向きだと思います。逆に、コディーノは前後に詰まった感じで、体型的には早熟なマイラーに見えます。パチンコのダイワメジャー産駒は意地でも印を付けたくないので無視。この二頭は思い切って無印。

 体型的に面白いのは、レッドルーラーフェイムゲームです。これにミヤジタイガを加えた3頭が白三角。桜花賞を勝って注目のディープインパクト×ストームキャットのインパラトール。桜花賞で見事な手綱さばきを見せたデムーロ弟が乗るので無視出来ません。

 前走はきさらぎ賞回避後の休み明けで+16Kgと明らかな重め。パドック写真はきさらぎ賞前のものしか見当たらないのですが、体型的に中山も大丈夫でしょう。インをグイグイと伸びてくると、外枠に入った有力馬が追い込みをかけても間に合わないケースが考えられます。注目の×印です。

参考 皐月賞(GI) 出走予定馬の「調教後の馬体重」
http://jra.jp/news/201304/041106.html

    エフライム工房 平御幸
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初恋のアンプ

2013-04-11 07:27:52 | アンプ製作と修理
 北朝鮮のミサイルが飛んで来ませんね。このままヘタレて開戦しないのでしょうか?円も1ドル/100円に届きそうですし、そろそろ皐月賞も気になって来ました。

 ところで、今週はアンプの修理が順調で、昨日までにアイワのミニアンプ AIWA S-A22 を完了。このアンプは小さいけどずっしりと重く、日立のパワーICで動作をさせています。故障内容は電源スイッチが入らず、スイッチの分解履歴がありました。修理できずに途中で投げ出されたものです。

 レバー式の電源スイッチは、コイルスプリングと一緒になった小さい棒がシーソーを押す仕組みで、眼の前にあった爪楊枝と同じ太さだったので爪楊枝で代用。ちょっときついですが大丈夫です。爪楊枝は弱そうですが、短くして使うと結構強度があります。それでも心配ですから、パソコン用のスイッチ付きのコンセントの使用が望ましいです。電源のオンオフはコンセント側でということです。

 このアンプはツマミが貧弱で、プラスチックにコーティングしたメッキが錆びてきています。それで、取り外して割り箸や爪楊枝に挿して、銀色のスプレーで塗り直し。これで見栄えも良くなりました。電源オンと連動するグリーンのLEDも切れていたので交換。読者への出荷を急いだので画像はなし。

 それで昨日からは、僕の初恋のアンプである、パイオニアSA6300を開けてみました。ほぼ美品の程度の良い物で、中のコンデンサーも大丈夫そうです。

 このアンプは、芸大寮に引っ越した時に買おうと思ったものですが、渋谷の店員に上級機のSA8800を薦められて断念したものです。とにかく、デザインが優れています。35センチ幅と小ぶりですが、ツマミの配置のバランスが良くて、ツマミも重くて安っぽさがありません。



 中を見て驚いたのですが、パワートランジスタも独立のディスクリートで、とても最低価格帯のアンプとは思えません。パイオニアは、モデルチェンジ後にパワーICによる簡素化を図っていますから、おそらくは採算的にギリギリだったのではないかと思います。これなら少しの改造で高音質も可能ですが、今回はオリジナルのままで修理完了。脚が付いていなかったのでゴム脚を取り付けただけです。



 音ですが、オーディオ全盛時に流行となったDCアンプではなく、出力に直流が出ないようにアウトプットコンデンサーを入れたACアンプです。このコンデンサーが音を悪くするので、モデルチェンジされたものからはDCアンプとなったはずです。でも、今の安いデジタルアンプも、最後にはコンデンサーで直流をカットしているのです。

 ACアンプは出力に直流が出ないので、保護回路がなくても電源オンOFF時のショックノイズは出ません。ただ、どうしても音は甘くなるし、コンデンサーの品質で音質も変化します。実際、このアンプの音はオール3という感じで、良くも悪くもない平凡な音です。突出したところがない、無個性な女子高生のような、改造(整形ではない)で変化させたくなります。それはまた別の機会に。

    エフライム工房 平御幸
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クイズの回答

2013-04-06 17:45:56 | 古代史と聖書
 回答はコメントで提示しましたが、改めていろいろと説明したいと思います。

 まず、アダムは最初の人なので当然「一の人」となります。「人」とは二人が支え合う形なので、もう片方がイブだと分かります。

 イブはアダムの肋骨で造られましたから、アダムの「一」に肋骨「ノ」を足したのがユニコードu20089なのです。アダムとイブに限定するとユニコードu20089で、人類全般となると人となります。

 アダムは土から造られましたから、「土」+「ユニコードu20089」で「生」。アダムに神が息を吹き込んだので「気」なのです。塩は、アダムを作った土を池(口の文字)に入れ、そこから抽出して皿に盛ったので「塩」。

 今回は正解に近い人も居たのですが、近寄ったら遠くに飛ばされるという恒例の法則。カッバーラで奥義に近付くには、最後の素直さというか、真っ直ぐさが不可欠なのです。霊に抵抗分が多いと、エネルギーは抵抗を迂回して枝葉に回り、結局は枝葉末節でウロウロすることになります。

 カッバーラでも近寄ったら仕留める。敏捷な大型トンボを手掴みする集中力が必要ですね。

    エフライム工房 平御幸
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クイズの続きと太陽角度連動メートル法の新資料

2013-04-06 00:49:08 | 古代史と聖書
 ユニコードu20089について、軽く考察してみましたが、やはりこの文字には特別な意味が隠されていました。神、アダム、イブ、の三人のうち、誰に関わるものなのか、きちんと説明が可能なのです。また泥沼に陥った答えを書かれるのも何なので、文字数制限で40字以内ということにしましょうか。

 なお、資料作りで忙しく、ただいま製作中のものをアップします。昨年の正倉院展の図録が手に入り、その中に本物の古代尺が出てきます。二寸五分で64mmの碧瑠璃(へきるり)の小尺(しょうじゃく)や、三寸で69mmの黄瑠璃(きるり)の小尺、二寸で59mmの斑犀(はんさい)の小尺などです。


資料は、大英博物館展、藤ノ木古墳展、正倉院展図録
寸法は17.0cmのように0.1ミリまで計測されているが図では割愛



碧瑠璃(へきるり)の小尺 64mm


黄瑠璃(きるり)の小尺 69mm


斑犀(はんさい)の小尺 59mm

 これらは、太陽角度連動メートル法を証明する資料ですから、僕は理論物理学のように存在を預言していたものです。正倉院展は一度しか行ったことがなく、それで確認が今年になりました。簡単に説明を加えたいと思います。

 まず、古代イスラエルの尺度はメートル法と基本的に同じなのです。というか、メートル法は古代イスラエルの尺度を復活させたものに過ぎなかったのです。だから、メートルの長さを決定する物理的な性質(地球の大きさ)などに誤差が出ると、変更したのはメートルに一致する科学的定義の方で、メートルという長さは不変だったのです。

 このメートル=100センチ=1000ミリを基本に、これを太陽角度にシンクロさせたのが太陽角度連動メートル法なのです。緯度が34.5度なら34.5センチ尺、冬至の南中高度が32度なら32センチや32ミリという寸法が出来るのです。

 太陽角度連動メートル法の本質は、太陽神を証しする事にあります。アニミズムやシャーマニズムは、極めて科学的な太陽信仰とは関係のないものです。開運グッズを集めて信仰深いと自己満足している愚か者の反対側に、科学的考察に裏付けられた本当の太陽信仰があったのです。それが数千年前だから恐ろしい。

ということで、先の小尺を説明します。

 二寸五分で64mmの碧瑠璃小尺は、一尺が256ミリとなります。25.6センチ尺と言っても良いのですが、おそらくは25.6センチ尺はなかったでしょう。と言うのも、太陽角度連動メートル法で大事なのは、64=エルサレムの緯度32×2、あるいは明日香の冬至の南中高度32×2、という数字の64にあるからです。要するに、エルサレムの緯度を倍にした64ミリを隠し持っていれば良かったのです。

 三寸で69mmの黄瑠璃小尺はもう少し簡単で、これは一尺が23センチとなる尺です。そして、エルサレムの冬至の南中高度34.5×2=69から、その2/3が23センチとなるのです。69は明日香の緯度の倍でもありますから、明日香はエルサレムと鏡の関係にあることが分かります。

 二寸で59mmの斑犀小尺は少し複雑ですが、59=90-31ですから、これはウルの緯度31から作られたものと分かります。また地軸の傾き23.5+ウルの冬至の南中高度35.5=59ですから、59にはウルの冬至の南中高度と地軸の傾きまでが隠されていたことになるのです。

 太陽角度連動メートル法は、一見すると素数の羅列にも見えます。例えば、17センチ、19センチ、23センチ、29センチ、31センチ、37センチ、41センチ、43センチ、47センチ、53センチ、59センチ、61センチ、などが古代遺跡に出てくる素数です。しかし、これらの数字は聖書と太陽角度でも説明が付くのです。

 現代の数学者でも、素数は神の領域として探求されています。素数を解明出来ればノーベル賞に匹敵する栄誉となります。でも、単純に素数を尺度にしたのではなく、そこに、アブラハムが歩んだ土地、すなわちギザ、ウル、エルサレムの太陽が作る角度が盛り込まれていた。この恐ろしい叡智は、僕という者が現れるまで、神によって封印されてきたのです。もちろん、他の者には奥義に近付く資格がなかったということですが。

    エフライム工房 平御幸
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新年度のクイズ~梅はなぜにウメ

2013-04-03 19:00:44 | 古代史と聖書
 新年度ですね。定期券を購入する新入社員や学生が駅に列をなし、初々しさが満開です。僕はアンプ修理と資料作りに忙しいので、またぞろクイズを出して考えてもらいます。アンプを修理する→スキャナーの上を専有していたパーツほかが整理できる→スキャナーで古代史で使う資料の画像を取り込む→超忙しいニダ、ということです。

 こちらでは桜は散りつつありますが、これから満開を迎える地方も多いと思います。本来なら桜の問題ですが、桜は以前にケルビムの所で出したし、まだ未発表のものとして梅を取り上げます。

 梅は「木偏になかれ」で、神がアダムとイブに戒めとした「食べること勿(なかれ)」の木を指します。これは以前にも説明した通りです。しかし、調べていて驚いたのですが、「毎」の冠には名前が無いのです。宀のウ冠とか、艹の草冠と同じ、冠を持つ文字だと思っていたのですが、ユニコードu20089というコードネーム以外に名前はないのです。そればかりか、Win7では表示されますが、XPでは表示されません。u20089を検索して表示されない人は、画像検索すれば出てきます。

 この謎に満ちた「冠として扱われない冠」にこそ、イブの犯した罪の本質が隠されているのかもしれません。ちなみに、同じ冠の「乞」の字は、「願う、こい求める」という意味があり、見事にアダムに食べるように願ったイブを表しています。「尓(なんじ)」も神がアダムとイブを呼んだ時の言葉です。

 u20089はイブの罪を表すからこそ、悔(く)いや、侮(あなど)る、などにも使われるのです。アニメの『ミスター味っ子』に「食いあらためよ」という名言が出てきますが、意外に「悔い改め」は「食いあらため」から来ているのかもしれません。

 ということでクイズです。梅はなぜウメと呼ばれるのか?いつものようにカッバーラで答える問題です。しかし、日本語は奥が深いですね。

    エフライム工房 平御幸

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YAMAHA B-2の基板交換

2013-04-02 19:48:09 | アンプ製作と修理
 修理して送ったばかりのB-2が、届いてみれば右から音が出ないとか。右は男なので、女神の祟りですね。スワローズが開幕戦で、祟りがあった誕生日と同じ3対9で負けるわけです。

 重いのを送り返されても困るので、前に修理した基板を送って交換をしてもらうことにしました。少しはアンプの調整にも慣れるだろうし、この程度の知識と技術は必須ですから。

 最初に、基板に付いている2つの半固定抵抗器(トリマー)の取り扱いから。半固定抵抗は、終段のV-FETに流すバイアス電流と、スピーカー出力の直流を±0にする機能があります。最初に調整するのはバイアス電流で、基板左上の水色のトリマーを回します。とは言っても、電流値を直接読むのではなく、ソース抵抗にかかる電圧を測定し、「電圧=抵抗値×電流」という公式から、「電流=電圧÷抵抗値」と計算して電流値を出します。


バイアス電流のチェック 基板左上の水色の半固定抵抗で調整

 B-2の場合、ソース抵抗値は0.22Ω。計測する場所ですが、基板上部の3本のピンを使います。真ん中がアースで、ここにテスターのマイナス側を繋ぎます。バイアスの場合はアイドル電流とも言うので、IDLEと書かれたピン右端にテスターの赤いプラス側をに繋ぎます。画像では36.2mVと表示されていますから、0.0362V÷0.22Ω=164.5mAと計算されます。B-2のマニュアルでは44mV前後となっていますが、これだと200mAです。


DC漏れのチェック 基板右上の青い半固定抵抗で調整

 次にDC漏れのチェックですが、テスターのアース側はそのままに、プラス側の赤い方をピンの左端に繋ぎます。スピーカー出力に直流が出ると、電源オンかオフの時にボンという音が出ます。スピーカーに電池を繋いだのと同じだからです。アンプは電源オンから刻々と状態が変化します。この直流は小さいほうが良いので、アンプが温まった30分後くらいに測定し直します。画像では7.3mVとなっていますが、これは電源オン直後の10mVから十数秒で下がった値で、すぐにゼロからマイナスに動き、またプラス側に動きます。

 直流漏れはゼロが理想ですが、半固定抵抗の大半は一回転型で微調整が利きません。画像のDC BALと書かれている所の青いトリマーは多回転型で、13回転するので微調整が楽です。小さなマイナスドライバーを差し込む頭が横向きで小さいのが難点ですが…。特にバイアス電流の調整の時に注意が必要ですが、一回転型を無闇矢鱈に思い切り回すと、あっという間にヒートシンクが熱くなるほど電流値が変化します。画像では基板左上の水色のトリマーがそうです。こちらはプラスドライバーで少しずつ回します。

 さて、実際の基板の交換ですが、最初にアンプの底板を外して、ヒートシンクの前後を連結しているI字型のパーツを外します。きついので少しずつ引っ張ります。次にアンプを裏返して、基板左上の電源コードをハンダを溶かして外します。基板の表側からハンダ面にハンダゴテを当てて、溶けたらコードを引っ張るだけです。外したコードはショートしないようにテープで覆います。次に、基板右上の入力ケーブルも外します。それから、ヒートシンクに基板を固定している太いネジを2本外して基板を上に引き抜きます。ヒートシンクを固定している長いボルトは抜かないように注意。








基板左上の電源供給のケーブルと右上の入力信号ケーブルを外す


外した基板と、ショート事故を防ぐ処理をしたドライバーと端子

 組み立てる場合は、逆の手順で行います。注意することは、左右を半分ずつ組み立てて、Lチャンネルだけ、あるいはRチャンネルだけの調整をしたくなりますが、絶対に厳禁です。終段のV-FETはドライバー段が無信号の時に最大出力となるので、一瞬でV-FETが昇天してしまいます。基板のドライバー段とV-FETは同時に電源電圧をかけなくてはならないのです。基板を外したまま電源を入れると、V-FETにバイアスがかからないので、一瞬で最大電流となるからです。

 Nチャンネル(+側)のV-FET(2SK176など)は、MOS-FET(2SK134など)なら+1Vのゲート電圧で400mAのバイアス電流が流れるところ、実に-13.5Vの逆電圧をかける特殊な石なのです。-13.5Vよりも-12Vの方が大量にバイアス電流が流れます。この逆電圧でしかもバイアスが深いから、V-FETは使い難くて嫌われたのです。V-FETだけが、回路図ではゲートへの配線がプライマイナスを交差させて書き込まれます。

 ということで、完全に組み立ててから電源を入れ、最初に両チャンネルのバイアスを調整し、次に直流漏れのチェックをします。漏れる直流は50mA以内なら良いとされますが、僕は一桁でないと納得出来ません。なお、季節でも変化するので、電源オフの時にボンという音が出るようなら再調整が必要です。

 なお、トリマー調整用の小さなドライバーも先端以外は絶縁処理してあります。基板の調整用ポストもショートの原因となるので、テスターの先端が同じ高さにならないように、絶縁物を巻き付けて段差にしてあります。これくらい神経を入れても、時々はバチッとショートさせてしまうのです。念には念を入れる作業が必要です。

    エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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