平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ハンダ付けは女の仕事

2012-01-26 19:02:28 | Weblog
 昨日書いたことを要約すると、贈り物が喜ばれるかどうかは、贈る人の人徳(霊格)によるということです。イエスは、着るものや食べるものにあれこれ悩むなと言っています。いわんや、贈り物で悩むなどは愚の骨頂。このような愚か者には付き合いきれません。

 聖書を読むだけなら猿にも出来る。しかし、その中の小さいこと一つでも実践することは大変に難しいのです。聖書を読めとは、その中に書かれてあることを実践しろということ。お菓子や帽子でつまらない時間を割いていないで、その分を聖書の時間に回す姿勢が必要です。

 それから、日本の電子機器産業は、女工さんによって支えられてきたのです。東芝、松下、日立、ソニー、三菱にサンヨーにシャープに至るまで、女工さんがハンダ付けをして製品を作ってきたのです。今はロボットがハンダ付けする時代ですが、ハンダ付けは女の仕事という原点を忘れてはいけません。自分にはできないと言い訳を用意している女は、今は韓流ババアになっているかもしれないけど、当時の女工さんの爪の垢でも煎じて飲みなさい。

 女の理想というのは、何でも作れる人。手先が器用で頭の回転がよく、物覚えの速い人が、創意工夫の精神で作るものは魅力があります。『紅の豚』に出てくる飛行機を設計したり組み立てたりする女共。『天空の城ラピュタ』に出てくるドーラ。共通しているのはキビキビして面倒くさくないこと。

 勝手に男の仕事と女の仕事を分けて、自分にできないと正当化する前に、何でも作れる理想の女に一歩でも近付く努力が必要。女がそのようになった上で、更に上を行くのが男の目標。そこまで行けば、未開の地に行って神と崇められるかも。そして、用済みになると追い出されて、「やがて帰ってくる」と言い残して去る。神様も大変ですね(棒)。

 ということで、弟子及びその他にもスピーカーを作らせるので観念汁 < `д´ > 。

      エフライム工房 平御幸
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愚鈍の霊

2012-01-25 15:49:09 | Weblog
 前から書こうと思っていたのですが、愚鈍の霊が蔓延しており、とうとう堪忍袋の緒が切れたので書くことにします。僕は、内に籠るのを推奨するためにSNSに招待しているわけではありません。コメントの多い読者や、支援で助けてくれる読者に、星の位より一段高い月の位を場として与えているのです。

 ですから、ブログが公の場だとしたら、SNSは教会のような自由意志の場なのです。入るのも辞めるのも自由ですが、しばらく活動実績がない場合は登録を抹消します。知らない間に抹消された人や、訳有って退会した人も、改めて申しこめば再招待されます。入りたいという人を拒む理由はありません。

 しかし、何を誤解しているのか、SNSの中で活動していれば、外界のブログでコメントしなくても良いと勝手に思う困り者が続出です。外に向かって発信する気持ちのない人は、その時点で神の目から引き籠りや閉じ籠もりとして見られるのです。外に向かっての行き過ぎた宣伝は好ましくありませんが、外との関係を断つのはもっと悪いのです。イエスは外に発信し続けたのですから。

 このような閉じ籠もりは精神を退化させます。弟子がネタを提供するので丁度よいのですが、精神が停滞した人は役に立たないことに夢中になります。例えば、弟子の送ってきたニット帽です。

 芸大ニ年のカリキュラムに、スケッチのための東北旅行がありました。この時に、その恐るべき破壊力で、才能ある新美の同僚女性二人を落とした、魔女のような人も一緒でした。魔女のようなは喩えではなく、実際に靴から帽子まで真っ黒な魔女のコスチュームで、芸大試験直前の新美に来た人です。初めてその人がアトリエに来た時、落ちた美人の一人と目を合わせ、「どうしよう」という顔をし合ったほどでした。

 その人が、何を考えたのかニット帽を僕にかぶらせたのです。僕は帽子を被る習慣はありませんでしたが、残雪の残る酸ヶ湯から十和田に至るルートで使っていました。しかし、絵が全く描けないのです。集中力がマイナスになるほど酷く、酸ヶ湯ではとうとう諦めて温泉宿に戻って来ました。宿に着いて部屋から外を眺めると、木の根の暖かさで雪が溶けているのを発見。それが次の30分で描いたスケッチです。


パステル、色鉛筆、透明水彩

 ニット帽の欠点は、サンバイザーがないので眩しい、脱ぐときも被るときも髪が乱れる、額を締めないので集中できない、霊感の源である眉毛が隠れる、ヘッドフォンをするときに邪魔、などなどあります。まるで、僕の極度の集中力を削ぐために被らされたようなものです。

 ニット帽を被っているときは集中力がマイナスになり、脱いだらスラスラと流れるように描くことができた。この事件は忘れていたのですが、弟子のおかげで思い出しました。ネタを提供する弟子ですが、その点だけは褒めてあげます。

 読者からは色々と送ってくるのですが、二度おいしい三度おいしいというのは稀です。箱やパッケージなどは、大半は邪魔者扱いになります。その中で重宝しているのが静岡おでんです。雨で買い物ができないときには非常食となり、残った出汁に肉と玉葱を入れれば肉丼となり、眠れない夜にビールのツマミとなり、読者にユニットを送るときはパッケージが役立ちます↓。


ユニットとコードとCDを送った時の箱。淡路島うどんは美味しいけど、大きな鍋がないと茹でられない

 このように、廃物利用の段階でも役に立つのが良い贈り物です。お菓子は、父親が天才的な菓子職人だったので、何を食べても満足できません。送ってきた人には申し訳ないので、仕方なく美味しいとは返事していますが、食べにくいものや、凝り過ぎたものは余り有りがたくありません。

 手で掴んで食べやすいドラ焼きや、冷蔵庫で保存が効くものや、非常食となるものが点が高いです。粉が散らばったり、崩れたり、食べる前の用意が大変とかはご遠慮願いします。凝り過ぎたものは高いのに美味しくないんですよね。その上で、パッケージなどが再利用できれば最高です。

 ということで、愚鈍の霊が蔓延しているので、改めてカツを入れる次第です。スピーカーも、自分がもらって満足しているようではダメ。隣人に伝わらない幸福は嘘。次に貰う人のために何をしたら良いか、どうやったら伝わって行くかを考えれば、自ずと答えが出ると思います。

      エフライム工房 平御幸
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天を動かしたフジテレビデモ~エレニン彗星の消滅

2012-01-21 16:34:24 | Weblog
 飛鳥昭雄氏が『ムー 2月号』付録で久し振りに興味深いことを書いていたので、補足するような形ですが持論を述べたいと思います。

 氏の内容は、8月に起こったエレニン彗星の消滅の理由です。エレニン彗星は、2010年の12月に、ロシアのアマチュア天文家レオニド・エレニンよって発見されたもので、3.11の大震災の後に、破滅をもたらす彗星として注目されるようになりました。9月24日の地球最接近で何が起こるか分からず、カルトや自称霊能者がこの彗星を宣伝に利用するようになりました。僕はへそ曲がりですから、みんなが騒ぐときは静観します。

 飛鳥氏は、8月16日に太陽フレアがこの彗星に向けて噴出され、8月19日に彗星が燃え上がり、今度は8月30日の木星の出した衝撃波で四散し消え去ったと述べています。太陽神と、ギリシャ神話のゼウス(ローマ神話のジュピター)が協力して、地球を襲う星を退治したという格好です。

 しかし、世界的に見ても、この期間に天を動かすほどの人的活動は見当たりません。強いてあげるなら、8月7日のフジテレビ抗議デモ(非公認)から、21日の本デモに至る、日の丸を掲げた運動です。あの、日の丸を持つ集団の思いに、そしてそれを応援する幾多のネットの心に、日の丸を分身とする太陽神は応えられたのです。そして、デモの要因の一つである浅田真央。彼女が今季のエキシとして選んだ曲は、あのジュピターだったのです。木星を動かしたのは、浅田真央を守ろうとする純粋な心なのでしょうか。

 木星は、星占いかなんかでは僕の星でもあるので、学生の頃から意識して『モーツァルト 交響曲 第41番ジュピター』を聴いていました。ホルストの組曲『惑星』の中でも一番美しい曲ですが、木星は芸術家の霊感に作用するような気がします。

 ギリシャ神話のゼウスは、日本でもキリシタンの時代にはデウスと呼ばれ、キリシタンの間では、いわゆる神の代名詞となっていました。飛鳥説では、木星から地球などの惑星が誕生したとされますから、むしろ女の神様かもしれませんね。

 いずれにしても、エレニン彗星の出現と消滅に関する謎に、太陽と木星が関わったとすれば、天界で起こることの雛形は人類の行動にあることになります。デモ一つで天を動かす。そのような不思議なことが実感として感じられる人は、勝手に飽きたり勝手に無関心になったりはできませんね。

 なお、知多のケルビムがあった武豊町から、落札したHA-6800のシルバーが届いたのですが、基板を固定するネジが外れず、若駒ステークスの間もドリルでネジを剥(へ)ぐっていました。無事にネジは取れたのですが、剥(へ)ぐったのが福永騎手に伝染してミス騎乗。騎手のミスを業界用語で「ヘグル」と言うのです。福永騎手は元々ペース判断が悪い騎手ですが、今日は先行有利の重馬場で超スローなのに直線に向くまで最後方。

 競走馬は、1ハロンの200mを最速でも10秒半ばですから、勝ち馬が残り2ハロンを10.7 、11.5では追い着ける訳がありません。実質800mのレースで最後方からのハンデ戦となったワールドエースは、それでも2着確保で地力は証明しましたが、何とも後味の悪い敗戦。嫌な予感がしたのに、ネジを剥ぐっていたウリの責任ニダね orz

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ワールドエース

2012-01-20 18:04:40 | Weblog
 前々回の恵方巻を補足すると、ケイホウマキの読み方はテレビで見て覚えただけです。陰陽道で恵方をエホウと読むのは、干支(えと)は兄(え)・弟(と)から来ているからで、恵まれた兄の方角という意味です。このような兄優先は特殊です。というのも、エサウとヤコブ、マナセとエフライムのように、イスラエルでは弟のほうが祝福されるケースが多いからです。

 祭司レビの中で陰陽道は独自に発展し、出自の兄のアロンが弟のモーセより優先という思惑で、兄優位の思想が形成されたのです。モーセ系の物部神道などでは、弟優先でなくてはおかしいのです。途方も無いも、トホウは弟の方角だから、本来は良い意味で使われるべきなんですね。アロンの系統は、権力欲が強くて、人々を支配したのでイエスにも嫌われました。聖書で龍に喩えられるのはアロン系の祭司です。恵方巻が胡散臭いのは当然です。

 さて、土曜日の京都競馬場では若駒ステークスが注目されています。デビュー戦を圧勝したワールドエースが出てくるので、他陣営は回避してたったの5頭立て。ここも圧勝なら、東スポ杯のディープブリランテ、ラジオ日経のアダムスピーク、それに先週の京成杯を勝ち上がったベストディールと共に、ディープインパクト産駒の四天王が誕生します。

 この四頭の中では、ベストディールの京成杯が最も好タイムですが、今の時期に目一杯走るのは疑問です。楽なメンバー相手に、楽に勝っている方が成長という面では良いのです。実際、斤量が他馬より1Kg重かったマイネルロブストと半馬身差ですから、斤量が同じなら逆転されていたかもしれません。

 僕のレイティングでは、アダムスピークとワールドエースが互角。ディープブリランテが三番手評価ですが、昨年のこともあるし、これからの成長次第では評価も変わるかも。牝馬はジョワドヴィーヴルが抜けているので、ワールドエースも明日は圧勝して欲しいですね。ジュベナイルフィリーズの前に、SNSでジョワドヴィーヴルに圧勝して欲しいと書いた相馬眼。牡馬でも当たって欲しいところです。

      エフライム工房 平御幸
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FMチューナーを買おう

2012-01-17 03:13:56 | Weblog
 昨年末のクリスマスで企画した、オーディオ難民を無くそうという試みが成功し、着々とクラシックに目覚める読者が増えています。しかし、CDを持っている読者は少なく、僕のコレクションはマニア向けも随分あり、いずれは良いアンプとCDプレーヤーを必要とするようになります。

 ということで、気軽に良い音楽ソースをゲットするために、今では忘れ去られているFMに注目したいと思います。FM放送は、高域限界が15KHzと、CDの20KHzやDVDの22KHzにはかないません。しかし、20KHzが聞こえる人は極一部であり、加齢と共に12KHz程度まで限界点が落ちてきます。また、音楽ソース自体にも、超高域は余り入っていないのです。

 地上波のテレビもFMと同じ規格でしたから、地上波の音に満足していた人は、FMで不満を覚えることはありません。それに、カセットデッキと組み合わせた昔のタイマー録音と違って、今はパソコンでタイマー録音が出来るのです→♪超録。パソコンのライン入力に接続するだけです。アンテナはテレビのアナログ地上波で大丈夫。もちろん、圧縮のないCD音質から、圧縮したMP3規格まで自由に選べます。

 パソコン側は「♪超録」というソフトで大丈夫ですが、問題は音源となるFMチューナーです。オーディオの衰退と共に、チューナーを生産するメーカーも少なくなりました。生産数の減少はコストに跳ね返り、質の低下を招きます。それで、往年の名機を安くゲットすれば、音質とコストが両立できます。

 チューナーはオーディオの中でもマイナーな存在でした。しかし、中には20万円を超える高級機もあり、そのような機種は生との差が殆ど無く、今でも高額で取引されています。ケンウッドは、そのような高級チューナーでは抜けた存在で、ローコスト機の低価格帯でも信頼感がありました。

 では、具体的に手に入りやすい推薦機種を書きます。割と新しいデジタル式が安心ですが、アナログ式のダイアルを持つ古いタイプでも同じです。アナログ式は時間と共にチューニングがずれてくるのが欠点ですが、照明の暖かさな雰囲気などはデジタルよりも優れています。アナログの推薦機種はあるのですが、安いのは手入れが必要なのと、良いものは高価なので書きません。

デジタルの推薦機種
PIONEER F-120およびモデルチェンジのF-120D
SONY ST-S222ESシリーズ、ST-S333ESシリーズ
テクニクス(松下)ST SA5
KENWOOD KT-V990

 古いチューナーは説明書が付いていないので、選曲のプリセットなど、自分で設定できる自信のない機械音痴はダイアル式のアナログが良いでしょう。クラシックは実質的にNHKだけなので、アナログで一局に固定しても不便はありません。パソコンのライン入力へは、ステレオ3.5ミリミニプラグ-ピンプラグ変換ケーブルで接続します。デスクトップ右下のスピーカーアイコンをダブルクリックし、ライン入力のレベルを設定します。

 パソコンとの接続や設定など、分からないことがあったら、gooなどの知恵袋や掲示板で尋ねてください。忙しいので個別の質問には答えられません。なお、FM放送は受信料がかかりませんから念のため。

      エフライム工房 平御幸
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ハフナーセレナーデの羇旅(きりょ)

2012-01-14 02:25:47 | 芸術
 モーツァルトの最高傑作の一つである、セレナーデ第7番K.250「ハフナー」は、ハフナー家の結婚式のために書かれた事から、ことさらに楽しい音楽とされてきました。でも、僕が感じるのは「羇旅」という、『万葉集』のテーマの一つに近いものです。決して、楽しい婚礼を盛り上げるためだけの音楽ではありません。

 羇旅というのは、旅のことを指す言葉ですが、羇(き)は羈とも書き、羈の中に馬があることから、馬に関する言葉だと推理できます。意味は「手綱で繋ぎ留める」ですから、旅でも馬を休める必要のある長旅を指すのだろうと思います。生涯の1/3を旅に費やしたモーツァルトは、羇旅の歌を歌わないわけがありません。

 当時の旅行はクッションの悪い馬車ですから、その過酷さは、僕が経験した蒸気機関車による長旅(板敷きの椅子)の比ではありません。しかも、盗賊を避けるために夜は疾走しなくてはなりません。ただでさえ悪い道を、田舎のバスの何倍も揺られて通ったのです。

 しかし、モーツァルトは旅が嫌いだったのでしょうか?僕は、モーツァルトの音楽の中から、最悪のことすら楽しめる感性を見るのです。例えば、ハフナーの第一曲目は4/4拍子で始まりますが、馬車を引く馬がスタート時に歩くときも4/4拍子ではないのでしょうか。

 1小節目と2小節目が馬車のスタートの合図。そこからファゴットとオーボエによる馬のいななきが続き、徐々にスピードを上げて行きます。そして、スピードが乗ると共に石畳の振動が伝わってきます。街から離れるときはちょっとセンチになるけれど、旅先では待っている人を思うと心が浮き立ってくる。

 そんな楽しい旅も、ジェットコースターのような上り下りの連続でスリル満点。天国に昇ったかと思うと地獄に真っ逆さまのような音符の連続。僕が一番好きな第六曲目は、馬がギャロップで走る順調な旅。少し尖った山並みが続く車窓の景色は、澄み切った高原の空気の中に牧畜の農家が点在する。

 山の端の空が浅葱色に変わって行く、なんて神々しく美しい景気だろう。ふと目線を近くに移すと(89小節目)、農家の結婚式が間近に迫ってくる。可愛い娘さんと新郎が着飾って祝福されている。これから訪れるザルツブルクのハフナー家の豪華な結婚式とは違うけど、どうか二人と村の人に幸多かれと願う。でも、もう旅の先へ急がなくてはならない。急げ急げ、到着を待ち焦がれている人がいるのだから。


全音楽譜出版社より、第六曲目アンダンテ 
赤で囲んだ89小節目 この2小節後から一番美しい旋律が続く


 モーツァルトの音楽は、どんなときでも「人」が存在します。常に人に関心を持ち、善悪を超えた所で人という存在を愛する魂。人に無関心な人は、モーツァルトの真の価値に気が付くことはないでしょう。人から神になるための人生。一番大事なのは人に関心を持つこと。そこから、本当の苦しみが生まれ、その苦しみを克服する強い魂が形成されるのです。

 古典派以降の作曲家は、モーツァルトに比べれば自分のことにしか関心のないナルシシストに感じます。美しいものに感動できるのは美しい心を持った人だけ。そのような人は、僕とも違ったモーツァルトを発見して、人生と魂の糧にするでしょう。

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力を抜くこと~ヨッフムのハフナー

2012-01-13 14:10:52 | 芸術
 元旦に書いた、学生時代に聴いたモーツァルトの交響曲第35番ハフナー。1974年3月18日放送のトスカニーニ指揮をシューリヒトと間違って書いていて、コソーリ修正。シューリヒト盤に遭遇してゲットした読者は、ラッキーだったのか不運だったのか?

 同年同月26日放送のオイゲン・ヨッフム指揮はCDが手に入ったので、早速聴いてみて、おそらくこれだろうと判断。当時はモノラルのラジオだったので、迫力満点のバックロードホーンで聴くのと全く印象は異なります。でも、演奏スタイルから間違っていないような。

 ハフナー交響曲というと、僕の脳にはワルター指揮の盤がプリンティングされているのですが、ワルターのはちょっと荒くて不満に思っていました。ヨッフムの第二楽章は、力が抜けたと言うか、とても滑らかで繊細です。録音自体は余り良くなく、中低音が強調された、ややボン付いた感じで、低音不足の小型システム向きになっています。

 第二楽章はヨッフムの滑らかさ。第三楽章のトリオはワルターの方が美しいですね。一長一短ですが、当時才気にあふれて力んでいた僕には、ヨッフムの演奏のほうが向いていると神様は判断されたのでしょう。ちなみに、前に紹介したボスコフスキー指揮のハフナーセレナーデは、白亜のマルスを描く数カ月前に録音されたものでした。

 力を抜くというのは、芸大の体育の時間にコンニャク体操で教わっていたのですが、それを絵の中で実践するのは難しいことでした。右から見ると怒った顔。左から見ると笑っている顔。このような不思議な絵は、モーツァルトの音楽という霊感の光の中で生まれたのです。時間がなくて、コスチュームは目の前のトックリのセーターで誤魔化しという黒歴史もありますが、この絵が友人に刺激を与えてレオナルドの模写をやらせたのです。


35年前の写真なので色が抜け落ちているけど、オリジナルは肌色がリアル

 ということで、今回のヨッフムほかはSNSの方で希望者に分けています。お金のある人は日本の経済に貢献するためにCDを買うのは良いことです。しかし、絶版で手に入らないものは、コピーして聴いてもらうしかありません。貴重なCDが復刻されるように、みんながもっと音楽に関心を持つ世の中になって欲しいと願っています。次回は、ハフナーセレナーデの美しさの我的分析にしようかな。

SNS連絡事項 精霊の踊りの演奏者がシュルツではなくてラリューだったので、申し込んだ人は再確認よろしく。

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イスラエルの分かれた少数民族

2012-01-10 03:16:24 | 古代史と聖書
 SNSで、中国では「真央→マオ→毛→猫→ミャオ」という話になった時、少数民族のミャオ族の衣装を紹介しました。苗族と書くミャオ族は、餅米や納豆など、日本の食のルーツを保存している民でもあります。しかし、やはり民族衣装にこそ、古代イスラエルの特徴が現れているのです。

 古代イスラエルの民は、主に三つの特徴を持つファッションで着飾っていました。一つは、大相撲の化粧まわしや優勝旗などの縁飾りで知られる、乳(ち)と呼ばれる垂れた編み紐です。サーシャ・コーエンがコスチュームに用いていたので、今のユダヤ人(白系ユダヤ教徒ハザールの子孫)にも受け継がれていると分かります。

 特徴の二つ目は、前にも紹介した前掛けです。元々は、遊牧民による牛や羊の蹄の手入れや、羊の毛を刈り込むときに用いられるものです。競走馬の装蹄師は今でも革製の前掛けをしていますが、この前掛けが大相撲の化粧まわしになったのです。

 三つ目の特徴ですが、それは神の前に頭を隠す帽子にあります。ユダヤ人の帽子は有名ですが、同じものはインカの末裔や、朝鮮人の中にも受け継がれています。南米インディオの帽子と、朝鮮半島の帽子はユダヤ帽なのです。これが日本では烏帽子(えぼし)となりますが、もともとはイスラエルの象徴である鳥を象ったものでした。カフラー王像で有名な隼は、ヨセフの長男マナセのシンボルです。九州の隼人はマナセ族なんですね。

 このイスラエルのシンボルである鳥は、祭司のレビ族では烏(カラス)となります。烏を模したものだから烏帽子。ところが、この烏帽子のルーツとなるものがミャオ族の衣装の中に見られるのです↓。元画像のリンク先は、海外旅行記「異国を旅して」より、少数民族写真館ミャオ族の民族衣装(貴州省中部/北部)岩腊型(古薫ミャオ) 鎮寧県江竜鎮



 このファッションを見て愕然としました。どこをどう見ても頭を飾るのは烏そのものです。髪を貫く簪(かんざし)の先端が烏のクチバシになっているのです。しかも、ご丁寧に乳の付いた前掛けと一緒。色彩センスも素晴らしいです。

 古代イスラエルの特徴の中に、もう一つ上げられるのが藍染です。現代のヘブライ語発音では訛ってツァブアイヤーですが、これは「染・藍屋」が原型なのです。藍染めを生業とする家が「染め藍屋」。染めがツァブになるのは、寒いが訛ってサブイとなるのと一緒で、常套的なM音→B音転訛ですね。

 この藍染もミャオ族の特徴の一つなのです。シルクロードならぬ、藍染めロードですね。古代イスラエルからアメリカ大陸ルートになると、ジーンズで知られるインディゴとなるのです。もっとも、シルクと藍染めは切り離せないものなので、ルートが一緒になるのは当たり前ですが、コットンの綿もエジプト原産なのですよ。イスラエルがエジプトにいた時代の名残です。

 SNSでこのミャオ族の流れになった日記。こういうものが多くなれば僕も楽ちんなのです。アンプの故障の人は、書き込みが少なくなった人ばかり。神様が、言葉をおろそかにするなら、それなら罰として音を出さないようにしよう。そのような思いで故障に導いているのです。能力があるのになされる出し惜しみは、神様の最も嫌うものだという戒めですね。

 出し惜しむ人は、最初は便秘になるか、お金の流れが悪くなって来ます。それで気が付かないと、あっという間に滅亡ですよ。なお、読者への要望の優先順位は、他の読者にも普遍的なものはブログのコメントで。狭いSNSの中で遠慮せずに書きたいものはSNSの日記で。記録として残しておかなくてはならないものはメールでとなっています。

 つまらない感想でメールばかり寄こされても嬉しくありません。コメントで書いてください。他の読者への配慮という視点が神を喜ばせるのです。弟子のようにネタを提供してくれるのも神を喜ばせますが。

参考 北方民族衣装
満州族の鳥の形の帽子に注目
http://mamesoku.com/archives/436007.html

      エフライム工房 平御幸
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アンプの外科手術

2012-01-08 15:30:30 | アンプ製作と修理
 何度も同じリレーが故障して帰ってくる日立のHMA-4590。業を煮やして、リレーの交換に踏み切りました。



 とは言っても、基板の端子穴にピッタリ合うものはありません。日立の中でも特殊なリレーで、端子が狭い密集になっているのが特徴です。画像では、板に乗っている取り外し品のうち、手前のものが今回取り外したものです。奥のは、今でも一般に使われる汎用品です。

 今回使用したのは、オムロンの24V電圧の中でも、4系統をオンオフする4cタイプの汎用リレーです。ソニーのV-FETアンプに使用しようと買ったのですが、基板に入らない足の加工に失敗して放置してあったものです。普通のアンプに使われるリレーは、LRの2系統だけの2aタイプですが、ソニーでは4系統を2系統ずつLRに振り分けることで、リレーの欠点である抵抗の増加を防いでいたのだと思います。

 画像を見てもらえば分かりますが、リレーを固定するのは、分厚い両面テープ。間違った所に貼っても二度と剥がれません  < `∀´ > 。黄色い線がリレーの電磁石に24Vを供給する線。紅白がLRで、それぞれリレーインとリレーアウトになっています。リレーアウトから、スピーカー切り替えや出力メーターの基板に繋がっています。

 ですから、故障でリレーが怪しいと思ったら、このリレーイン側の端子にスピーカーのプラスを繋げば判定できます。スピーカーのマイナス側はアースなので、アースにつながれている黒い端子や鉄のフレームでも、どこでも同じです(サンスイなどのバランスアンプは除く)。間違って24V供給につなぐと物凄い音が出るので注意ニダよ。ピン配置がリレーごとに違うので、ウリはろくに調べずに間違ったことがあるニダ  <`Д´; > 。

 このように、リレーは外科手術で交換可能ですが、もともと、アンプ修理は外科なのです。パーツの取り替えが臓器移植。配線は血管や神経の修復やバイパスに似ています。今回のアンプはパネルもアルミから黒いアクリルに取り替えていますから、こちらはウリナラ名物の整形外科ですね ホルホル。



 なお、故障のアンプに繋ぐスピーカーは、メーカー品から取り外しで格安に売られているジャンクを使うこと。裸のままで箱に入れず、両端がワニ口クリップになっているコードでアンプと接続。裸なので低音が出ないから、間違ってショック音が出たときに心理的にも安全。大事なスピーカーを壊すこともないニダよ。

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ダイナミック大賞

2012-01-06 17:35:19 | Weblog
 昨日のヤマハのアンプは、僕の評価が低いように感じられるかもしれませんが、実を言うと、長岡鉄男氏のダイナミック大賞に載っている機種です。その記事を見つけましたので掲載します。





 記事の内容をかいつまむと、「このクラスでは重量級でパワーもある」というものですが、別冊のオーディオ・ベーシック誌(98年冬号)では「文句なしのハイCP機」とコストパフォーマンスを絶賛しています。長岡氏は大音量派なので、僕のようにアンプが寝覚めていない音量ではなく、ちゃんと起きて仕事をするパワー領域で聴いているのです。

 この号のオーディオ・ベーシックの特集でも、「長岡鉄男の激安コンポ入門!」というコーナーがあり、2万円台から3万円台後半のアンプやCDプレーヤーを紹介しています。改めて読んでみると、初心者の読者にはこれで十分かなという感じもあり、今までのように高音質のMOS-FETに固執した選択はやめようかと思っています。

 というのも、オークションで取引されるFETアンプは、金満の中国などに流れて行きます。一度向こうに渡ったら、壊れても戻ってくることはないでしょう。それで、どんどん日本に少なくなっているのです。オークション価格も上がる一方です。直せそうなジャンクに狙いを定めている僕にも、この少ない取引ではなかなか手に入りません。

 圧倒的パワーとか、超低音まで伸びたとか、そのような贅沢を望まなければ、アンプは基本的にローコスト品も同じ音質なのです。メーカーでは価格差を出すために、わざわざローコスト機の音質を下げているのですが、メーカーが生き残りを懸けた90年代のローコストアンプは、このメーカー間の暗黙の了解が反故にされたので比較的高音質なのです。

 それでも、使っているパーツの差は出ますから、ローコスト機のパーツを高級品に換えればグレードアップします。しかも、アンプのパーツで最も劣化の激しいコンデンサーは、日進月歩で改良されています。耐久の目安である4000時間でどうせ交換するなら、高級品に換えるのが賢明です。もっとも、多くのオーディオメーカーが潰れたので、その高級品も市場から姿を消しつつありますが。

 ということで、読者が手にしやすいローコストの推奨機を折々に書こうと思っています。前回ボロクソに書いたケンウッドも、32000円のKA-3080Rは長岡氏の推薦ですね。ソニーなら、35000円のTA-F510Rです。末尾のRはリモコン付きを意味しますが、入手できるものの大半はリモコン無しです。でも汎用リモコンで音量調節が出来るものもあります。

 それから、苦労して修理していた日立のHA6800が完動になりました。接触不良のリレーが特殊で交換できないので、それがボトルネックになりますが、テスト用に片チャンネルずつ聴いてもさすがの音質です。柔らかくて高品位。やっぱり基本のしっかりしているアンプのコンデンサー交換は実りがあります。

 なお、どうしても直らなかった原因は、出力とアース間の発振防止用の、5W耐圧で 4.7Ωの太い抵抗が切れていたこと。変なのは、この切れている抵抗の右チャンネルがちゃんと音が出て、抵抗が切れていない左が不安定だったことです。音が出ているから調べなかったのにorz。アンプはクリスティーのミステリーよりもミステリアスです。

      エフライム工房 平御幸
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ヤマハのアンプ修理

2012-01-05 13:56:10 | アンプ製作と修理
 新年早々のアンプ修理。今回は1000円でゲットしたYAMAHA AX-590。『のだめカンタービレ』のオーディオはヤマハ提供でしたが、僕はプリアンプの修理以外に音を聴いたことはありませんでした。その理由は、ヤマハはトランジスタ派で、MOS-FETは一部の高級機に一度使っただけでした→MX-10000。MOS派の僕の食指は動きません。

 しかし、昔のヤマハというと、V-FETを採用したB-1というパワーアンプで有名です。東北大学の西澤教授が発明したV-FETは、真空管の三極管特性に似た静特性を有し、オーディオ用として最適とまで言われました。欠点は壊れやすいことですが、それはV-FETの特殊な構造にあります。

 普通のトランジスタやFETは、ゲートに信号が入るとドレインから増幅された電流が流れます。例えれば、ニダー君が門を叩くとニダニダニダと増幅する感じです。けれど、V-FETの場合は、ニダー君が門を叩かない時に最大電流が流れるのです。普通のアンプは、バイアス回路が切れるとパワートランジスタやFETは守られるのですが、V-FETの場合は逆に大電流で石もスピーカーも死ぬのです。守るためには、電流を供給するドレインに音質悪化の原因となるヒューズを入れるしかありません。

 このような欠点からV-FETはメーカーから嫌われ、日立が開発したMOS-FETにオーディオ用FETの座を明け渡しました。ヤマハは、エレクトーンにも使っていたV-FETの採用をやめ、普通のトランジスタを多用する平凡なメーカーに堕落したのです。昔のヤマハ製エレクトーンを持っている人は、その石を調べてみるとよいでしょう。石が生きていれば高額で売れるかもしれません。

 さて、AX-590ですが、49800円の帝王として君臨したソニーのTA-F222ESJ(MOS-FET)が引退し、その穴を埋めるように登場したアンプです。しかし、同じ値段でも物量の差はいかんともしがたく、普通のトランジスタアンプということもあって人気もイマイチでした。中を開けて調べてみると、作りは非常に真面目で、コストの多くを回路面に注いでいると分かります。ツマミがプラスチックなので、それがマイナス。

 肝心の音ですが、ジャンクの理由だったノイズ発生源のリレーを交換して完動の状態で試聴。何だか、曇天の春の隅田川で三分咲きの桜を見ながら桜餅を食べているような音です。僕の愛用するMOS-FETアンプは、シャープで繊細で切れがよく、岩清水のような透明さと鮮烈さに喩えられます。それでいて芳醇な面も持っているので、よく冷えた純米吟醸酒かも。

 これがトランジスタの限界かなと思ってバイアス電流を調べてみると、見事にゼロミリアンペア(222ESJは熱くなる250ミリアンペア)。要するに、小音量ではヒートシンクが冷たいままのB級増幅アンプなのです。この手のアンプは、パワーを入れてガンガン鳴らすと目覚めてきます。実際、音量を上げると曇天は薄曇りに改善。三分咲の桜は五分まで開き、桜餅は口の中で溶ける干菓子に変身。能率の低いミカエルセブンには調度良いでしょう。

 このアンプが発売された96年頃は、社会党の左翼政権で日本が混乱していた時代です。オーディオメーカーも国内生産に見切りをつけ始め、生き残りを模索していた時代です。今も生き残っているケンウッドは、このアンプの10年近くも前に、パワーICを使ったスカスカのアンプを出しています→KA880SD

 ケンウッドは商売が上手く、ローコストでそこそこの製品を作ることに長けていました。しかし、マニアから見ると中身がなく、僕も何も買ったことはありません。10年前の62000円のアンプが、10年後の49800円のアンプに中身で負けているのですよ。1990年代の半ば、ソニーが採算を度外視してアンプに注いだ情熱。専門誌の評価ではナジェか低かったんですよね。ヤマハとパイオニアは頑張った方でした。


      エフライム工房 平御幸
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ホルホルとアイゴー

2012-01-03 21:39:56 | Weblog
 年末もお正月も直していたアンプ。鶴と亀さんから帰ってきたソニーのV-FETアンプも、いくら直しても左チャンネルの音が小さい。日立のHA-6800は、近くに日立のサービスセンターがあったので、本社から回路図をFAXで送ってもらって修理。こちらも左が変。

 先のクリスマスプレゼントのスピーカーの一つは、フジの反日ドラマのスタッフであるサナウェイの地元に行くことになり、到着したらアンプの故障。送り返してもらったら、一番大きなブロックコンデンサーと呼ばれるものが、あろうことか基板の銅箔ごと剥落。輸送の振動が物凄かったようです。もっとも、基板に穴を開け直して、新しいオーディオ用に交換したのが悪かったのかも。

 今日は、このサナウェイの所から戻ってきた日立のHA-007を再修理。基板に穴を開け直して、紙やすりで銅箔面を磨いてハンダ付け。これで完全のはずなのに、ナジェか左の音がおかしい。ここまで来てようやく、テスト用につないでいたケルビムジュニアの左がおかしいと思い、左右を取り替えて調べてみたらビンゴ。まだ分解して確かめてはいませんが、ソニーの貴重なバイオセルロースマイカのユニットが死んだかも。

 今回の僕の判断ミスですが、読者が症状を書くときに、あいまいに音が小さいとか書くので、僕はてっきりその症状かと思ったのです。これからは、左右のいずれのチャンネルか明確に分かるように書いてください。超忙しかったので問い詰めなかった僕も悪いですが、症状を詳しく書くのは基本です。

 ということで、アンプが直ってホルホル。ジュニアのユニットが壊れたかもしれないのでアイゴー。内部でハンダ付けが取れかかっているなら幸いです。冬場は金属が縮むので、そのストレスで故障も多いのです。運送業者が運び込んだアンプは、部屋の温度に温まるまで通電禁止です。下手をすれば、電源を入れた瞬間に壊れることもあります。

      エフライム工房 平御幸
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今年は反転攻勢

2012-01-01 15:44:26 | Weblog
 新年、あけましておめでとうございます。このブログの原稿も、パスを意味するNo.22は大晦日で終え、今日からは23番目となります。新たな一歩です。今年のテーマは、ミンスや在日に対する反転攻勢です。

 僕がヨセフの年と定義した2011年は、五行の土徳から金色がシンボルカラーのヨセフにちなみ、金細工師を意味するオルフェーヴルが三冠+有馬制覇。青・白・赤で色分けされるナイル川に例えた場合、ヨセフは青なのですが、青色のドラゴンズがセリーグ優勝。今年はどのような年になるのでしょうか。

 毎年恒例の新年のフィギュア予想ですが、今年は安藤さんがいないし、大事な年でもないのでパスします。相変わらず浅田真央人気に寄生するスケ連と在日の電通やフジテレビ。この構図が変わらない限り、心から楽しめるフィギュアスケートは帰って来ません。

 読者のスピーカー工作も、今年はもう一段のレベルアップを期待します。今までのは、僕や長岡氏の設計によるデッドコピーでしたが、スピーカーの基本となるバスレフ方式からやり直してもらいます。

 バスレフ方式はバス・レフレックス(bass reflex)が正しい名称ですが、ダクト内の空気の共振を利用して低域を持ち上げるシステムです。スピーカーユニット振動板裏の音の位相と、ダクトの空気振動が逆位相になるので、別名位相反転型です。振動板とダクトは同位相になるので、低域の効率は上がります→こちら。ダクトの代わりに磁気回路の付いていないユニットを使うのがドロンコーン方式。ドロンコーンも持っているので、誰かに挑戦させようかな。

 僕は、大学の一年の春休み、新学期の前にグループ展に参加したことがあります。予備校時代の仲間で、大学進学をやめた京都の男が提唱したもので、僕は締め切りギリギリまで人物の顔で苦労していました。徹夜してもどうしても描けない頬から顎にかけての空間。カーテンの隙間から朝の太陽が射し込んだ時、FMラジオからモーツァルトの交響曲第35番ハフナーが流れてきました。

 第二楽章が始まると、その美しい旋律に涙が流れてきて、そのあとで描けなかった空間が表現できたのです。この記憶をたどっていた時、オークションに当時のFM番組表(FM FAN 1974年3月)が出ていました。落札して調べてみると、18日9時からの家庭音楽鑑賞にトスカニーニ指揮、26日の同番組にオイゲン・ヨッフム指揮と二つ見つかりました。さて、僕が聴いて涙したのはどちらでしょう?

 とりあえず、ヨッフム指揮は手に入りそうなので聴いてみます。同時代のワルターは持っているのですが、ワルターのは音が荒いところがあります。というのも、ワルターが指揮したコロンビア交響楽団は、コロンビアというLPレーベルのために組織した寄せ集め、あるいは他の楽団の別名だったからです。歴史があって、本拠地となるホールを持っている、例えばフィラデルフィア交響楽団などとは本質的に違うのです。コロンビア、覆面剥がすとフィラデルフィアという状況も。

 コロンビアとビクターを混同して、レコードを聴く犬のシンボルをコロンビアと誤解している君。勉強になったかな?正月早々、前頭葉にガツンとトンスルニダよ  < `∀´ > 。ということで、バスレフの反転にかこつけて、今年は反転攻勢がテーマ。左右のスーパーケルビムに餅と金柑を供え、反転攻勢の金管が高らかに鳴るように祈願。

 なお、SNSなどでパスワードが入力できないなどのトラブルの時、半角英数に切り替えるIME(日本語入力システム)のバグを疑いましょう。自分では半角英数のつもりでも、切り替わっていないで全角英数やカナ入力の時が多いのです。ブラウザ右上の検索に入力してみれば、半角英数に切り替わっているか分かります。僕は、テキストに書いたのをコピペして間違いを防いでいますけど。キーロガーの対策にもなりますし。

      エフライム工房 平御幸
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