平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

妄想は裁けない

2010-03-25 14:56:46 | Weblog
 児ポ法改正案(児童ポルノ規制強化法案)について、偽ユニセフのアグネス・チャンだけでなく、とうとう統一協会も乗り出してきたので、これについての見解を書きたいと思います。

 児ポ法改正案というのは、児童を描いたアニメや画像などの性描写に規制を加えようとするものです。簡単に言うと、ロリコン性描写の二次元表現の規制で、イラストの単純所持も出来ないという厳しいものです。秋葉原を歩いてみると分かりますが、この手のオタクはコアな層を形成しています。

 児ポ法というのはそもそも、最近もあったばかり(外人英語教師の女子生徒暴行)の児童虐待に対処する法律です。映像や写真も含めて、児童を性的な対象にしてはならないという世界的なコンセンサスがあり、これに反対する人は皆無だと思います。しかし、二次元のイラストまで規制するのは問題があります。なぜならば、二次元の世界は妄想の世界だからです。妄想を規制しようと言うのなら、鳩山民主党の数々の妄想も規制しなくてはなりません。

 性描写や性表現のモラルを問題にするのなら、映画やビデオを含めて、昭和三十年代に戻すべきだし、風俗営業取り締まりは徹底し、海外サーバーから垂れ流される無修正動画も規制すべきです。しかし、人畜無害の妄想に対して規制を設けようというのは、このような規制に対して利権が存在することを暗示しているかのようです。金にしか興味のない、豪邸に住むアグネス・チャンが動くというのは、児ポ法改正が利権として金になるからでしょう。

 このような動きに便乗して、金に目聡い統一協会が参加してきたわけです。しかし、エロゲ(エロゲーム)と呼ばれるジャンルは、パチンコと同じく在日朝鮮人のマネーロンダリングに使われているという噂もあります。それならば、規制しても麻薬と同じくアングラの世界に逃げるだけでしょうね。

 ロリコンのコミックやアニメの性描写、それにエロゲに対して僕は興味がありません。また、これらのオタクが実際の性犯罪に走ることも余り懸念していません。性犯罪に走る者は、二次元描写の世界に触発されて現実の行動に移すのではないからです。犯罪衝動を有する者が二次元で慰められる。そいうい側面が実際の犯罪を阻止しているとすれば、行き過ぎる規制は犯罪衝動の助長となる危険があります。

 妄想を取り締まる世界は危険です。妄想を持たなくてもよい世界を構築するべきです。それに必要なのは規制ではなく、家庭の幸福や、人の前向きな気持ちを受け止める社会なのです。児童ポルノを含めた精神障害は、一部遺伝を除き、真の幸福のない家庭の中に原因があります。お互いのエゴを押し付け合う、お互いが自己愛の投影という歪んだ家庭では、純粋だった幼い時に子供の時間は止まるのです。時間が止まった瞬間から、体の成長と心が離反する障害者となるのです。

 肉体は器に過ぎない。大事なのは肉体に収まる精神の方です。神は、人間の営みを全て御覧になり、その心根を噛みしめています。どんな性描写も、神の心を動かすことは出来ません。猥褻というのは、猥褻を受容する心を持つ人にだけ機能するのです。冷めた目には茶番なだけです。二次元規制を声高に主張する人は、きっとスケベ心で一杯なのでしょうね。

      エフライム工房 平御幸
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幻でなくなるとき

2010-03-23 05:31:55 | アンプ製作と修理
 以前から幻の石として紹介している、ソニーのパワーデバイスV-FETが幻ではなくなっていました。何と、秋葉原に新品が陳列されていたのです。



 秋葉原の若松通商は昨年から、中古のV-FETである2SJ18/2SK60のコンプリメタンリー(+側と-側のセット)を細々と売っていました。バイアス電流のランクが違うので、昔のソニーの製品アンプでそのまま使うことは難しいとされています。僕は、入手した壊れたアンプで用いましたが、回路のパーツを全面的に交換したので使えたようです。

 今回の石は、2SJ28/2SK82という型番で分かるように、世界初のパルス電源(パソコンの電源方式)アンプ(TA-N88という高級パワーアンプ)のパワー段で用いられたもので、僕なんかは憧れの製品でした。どうしてこれが復刻(多分)されたのでしょうか?

 実は、元ヤマハ関係者によるヴェンチャー企業(和製英語)デジタルドメイン社が、名機ヤマハB1の復刻という形でSIT(シット=V-FET)のアンプを製品化しています。でも調べてみると、このSITはデバイスのトーキンが作っていたものをSRCC社が買い取ったもので、ヤマハのオリジナルの2SK77とは違うのに、SRCC社のSSA251を2SK77Bとしたようです。SRCC社も昨年に倒産し、デジタルドメイン社の社長がヤマハのB1をヤフオクで買い占めていたという噂もあり、なかなか興味深い話です。

 話を元に戻すと、このようにソニーの復刻版はデジタルドメイン社とは無関係のようですね。すると、考えられるのは欧米のデバイスメーカーによる復刻です。アメリカの西海岸では、V-FETの新製品が時折開発されているようなのです。ソニーの特許は切れているはずですから、施設と数億円の資金があれば、復刻は難しいものではないのかもしれません。

 V-FETは作るのも難しいそうですが、使うのも難しい素子です。普通のFETやトランジスタと違い、+側のデバイスにマイナスのゲート電圧(入力電圧)をかけるのも変ですが、ゲート電圧がゼロの時に最大電流が(ドレイン-ソース間に)流れるので、前段の断線ほかのトラブルで過大電流で壊れてしまいます。深いバイアス電流が必要だし、100%安全な回路でなくては使えない、お毒味役の居る殿様のような性格のデバイスです。

 しかし、V-FETは独特のポワーンとした音が魅力で、フルートの独奏などでは他のデバイスの追随を許しません。フルートは純音(正弦波)に近いと言われるので、そういう意味では歪みが小さいのかもしれません。でも、ヤマハのB-1は叩き付けるような豪快な音で有名でしたから、僕が修理したソニーのアンプの個性なんでしようね。ソニーのは電源弱いし…。

 日曜のスプリングステークスで、ローズキングダムとサンライズプリンスが負け(どちらも騎手のミス)、相撲でも弓取り式で失敗があり、禁じられた「手で弓を拾う」というおまけまで付きました。やはり、売国民主党政権下の国情が反映されていますね。日本がもっとも輝いていた時代のデバイスが復刻されたことでもあるし、イザナギ・イザナミの国造りもやり直しが必要かもしれません。これからは、文芸復興のルネサンスに倣い、日本の再認識の時代になりそうですね。それが日本の復活のしるしとなるでしょう。

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リスク回避

2010-03-19 23:54:34 | スピーカー工作
 スーパーウーファーは片チャンネルだけ組み立ててみました。ステレオ分を一度に作らないのはリスク回避のためです。

 今回の目的は低音の再生にありますが、それだけならユニットを箱の中にしまうASW(アコースティック・スーパーウーファー)方式が楽です。ASW方式というのは日立が開発したもので、ユニットの回りをもう一つの箱で囲い、ユニットからの直接音は耳に入らないようにし、ダクトから放射される低音だけを再生する仕組みです。歪みの少ない超低音も再生できますが、キャビネットは冷蔵庫並みに大きくなります。

 対して、ASWのユニットを取り付けている中仕切りにダクトを設け、ユニットは外に出して、ユニットからの音も再生する方式をダブルバスレフ方式と言います。中仕切りのダクトがない、ダクト一個の方式が普通のバスレフ方式で、バスレフの二階建てがダブルバスレフです。やはり、バスレフでは再生できない超低音の再生に向いています→こちら

 ダブルバスレフ、ダクト2は底板に設置

 今回は、中仕切りと天板とフロントバッフルの取り外し・交換方式とし、ASWとダブルバスレフの両方に変身できる欲張った設計としました。ダクトから出てくる低音は計算式通りにならないことがあるので、あとで調節できるようにとの配慮もあります。中仕切りのダクトを取り外してユニットを取り付けるとASWになります。ダブルバスレフのままだと、中音以上に対して低音と超低音はレベル低下を起こします。何らかの補正が必要となります。

 ダブルバスレフの場合、中仕切りにダクト1が見える

 ASW方式の場合、ユニットが中に隠れる(上に見えるのは取り外したダクト1)

 このように、ユニットの交換やダクトの交換を前提にした、究極のリスク回避の設計ですから、外付けのユニットの場合は30センチ口径にも対応します。ASWの場合、フロントバッフルのユニットを取り外した穴を塞ぐのが一般的ですが、ここにもう一つのダクトを設けても大丈夫です。試しに、中仕切りのダクトを取り付けてみましたが、交響曲ならダクトから漏れてくる中高音と低音が同レベルとなり、迫力のある演奏が再生されます。ギターも良いですが、ボーカルはこもった感じがしてダメですね。

 フロントバッフルの穴にダクトを取り付けた場合(奥にユニットが見える)

 スピーカーの調整用に、MXTVで放映されたカラヤン指揮のドボルザーク『新世界から』を再生しているのですが、テレビ放送のせいか超低音領域がカットされているようです。第二楽章の途中、フルートで始まる旋律の最後にコントラバスのピチカートがあるのですが、この最後の音が再生されませんね。昔のLPで、ジュリーニ指揮の盤には腹に響く低音が入っていました。もっとも、カラヤンの盤は、LP時代から50ヘルツまでしか入っていないと評する人もいましたけど。

 さて、日曜日には皐月賞トライアルのスプリングステークスと、土曜阪神の若葉ステークスがあります。来週の毎日杯で出走メンバーが確定されますが、スプリングSは注目の二歳王者ローズキングダムと、真価が問われるサンライズプリンスが出走します。どちらかが、あるいは双方が全勝ではなくなるのですが、天候が雨模様みたいですから心配です。ワールドを占う一戦となるでしょうか。

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五十姓

2010-03-16 18:59:38 | スピーカー工作
 小学生の時に、クラスで成績の悪い生徒は農家が多かったこともあり、僕は農業に対して偏見を持っていました。でも、よく考えてみたら、何でも作る父親と母親は共に青森の農家だったんですよね。父親は長男なのに継がないで、上京して警官をやっていましたが、根が優秀なので無理矢理昇進試験を受けさせられ、とうとう本庁勤務させられたそうです。

 小学校があった仙北町は、秋田の仙北郡からの開墾者が移った地域らしいです。その元々の秋田が優秀でなかったのかどうかは分かりませんが、成績が悪い上に素行も悪いし、うちの庭に入ってきて、池の金魚を殺したりしていましたね。でも、中学の卒業時には、成績も含めてだいぶましになっていました。僕の啓蒙もありましたが。

 今は百姓と表記すると差別用語扱いされますが、百姓とはもともと、百の姓(仕事)を持つ何でも屋さんという意味です。白戸三平の『カムイ伝』には、江戸時代のお百姓さんの多忙さが描かれています。米だけでなく、米を入れる米俵まで自作していたのは驚きです。『カムイ伝』を読むと、マスカキとか手練手管の語源が分かります。どちらも米に関しての仕事の中から生まれた言葉で、計量升とセンバコキ(千歯扱)以前の手作業のコキから来ています。貧しい農家の娘が郭(くるわ)に売られた名残でしょうか。

 両親が農家の出であったためか、僕は自分で作るというスタンスを幼いときから確立していました。僕に言わせれば、ディスプレー専用の模型には価値がありません。模型は何らかの動力で動かして、修理したり改造したりして、最後にスクラップになる運命です。改造するためには、刃物やハンダゴテを扱う必要があり、また素材に対する要求度が高くなります。

 模型であっても、車のサスペンションを作るときに、一番大変なのはアームを支持する部分なんですよね。小学生でも、自分で模型自動車のサスペンション改造をしてみれば、経験的に理解できるようになります。僕は月刊『自動車工学』が小学校高学年時の愛読書でした。

 消費税が導入されたときに、真っ先に打撃を受けたのは、アンプやスピーカーのキットを販売するメーカーでした。完成品は物品税がかかりましたが、パーツを集めて自分で組み立てるキットには税金はかからなかったのです。スピーカーシステムだと税金がかかり、ユニットと板を別々に買うと無税だったのです。このシステムが消費税導入で崩壊し、自作する人が激減することになります。これが、日本の技術力低下の一因にもなっていると思います。

 さて、古くてエッジが破損したスピーカーユニットの修復ですが、エッジは鹿皮や和紙、最近ではウレタンや合成ゴムなどが使われます。メーカーでは凹凸の型でプレス成形しますが、自作では無理なので頭を使います。まず、材料はレコードのクリーナーで使う、レイカクロスのビスコ(Visco)33を用います。これを広げてスプレー糊の77番を塗布し、薄美濃(うすみの)という和紙を貼り付けます。次に、Visco33をもう一枚広げ、同じように糊をスプレーし、貼り合わせた和紙+クロスの和紙側を貼り付けます。これで、クロス・和紙・クロスの三重ラミネートができあがりです。



 次に、厚紙と画鋲と鉛筆で簡易コンパスを作り、合板の上に置いたラミネートに糊代などの同心円を描き、内径と外径は、カッターの刃を厚紙に刺して回転させると切り抜くことが出来ます。糊代の部分は、堅い木やスプーンなどで折り目を入れます。最後に、先端の丸い粘土細工用の篦(へら)でエッジの丸みを付けます。時間があれば、粘土や石膏で型を作った方がきれいに出来上がります。

 こうして作ったエッジを、最初は内径の方から糊やボンドで接着し、エッジの丸みを付けながら外周を接着して行きます。繊維の方向性で丸くならないところがあってもケンチャナヨ。少しくらいの不出来では音が悪くなることはありません。作りたては和紙がパチパチと共振しますが、そのうちにこなれてきます。エッジに丸みを付けないで平らにすると、振動板の影響を吸収できません。パンパンという音を出して使い物になりません。



 マニアが好む鹿皮ですが、重いので僕は使いません。重くなって反応が鈍くなった変化を好む物好きはいますが、エッジは軽い方がよいのです。8センチ程度の口径のユニットなら、エッジの代わりに脱脂綿を引き裂いてケバ立たせ、そのケバで振動板の外周を支えるようにすれば、信じられないほど素直な高音質となります。ただし、ユニット後ろの空気が漏れるので、低音は出なくなりますし、小音量でも振幅が大きくなるので耐入力も小さくなります。

 最後に、タバコの脂で汚れている振動板ですが、ガラスクリーナーやアルコールなどでも除き切れません。そこで、日本画の胡粉(蛤や牡蠣の貝殻を粉にしたもの)や黄土(大半は中国産で黄砂と同じ)でボロ隠しをします。振動板の重量増は0.5g程度ではないでしょうか。それにしても、修理したユニットをつくづく眺めると、僕はいまだ百姓ではなくて、半分の五十姓なんだなぁと思いました。工場と工具と素材が欲しいニダと言い訳ですね。

 
振動板よりも巨大なマグネットを持つフォステクスUP203Sの修理完了

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ファンダメンタル

2010-03-12 20:32:25 | スピーカー工作
 9日の誕生日に珍しく雪が降り、しかも朝から「ものみの塔(エホバの証人)」がピンポンするしで、今年一年の不吉さが頭をよぎりました。四年前の誕生日はジュニア選手権当日で、韓国の不正に気が付いた日でもありました。掲示板に書き込まれた、真央ちゃんに対する筋弛緩剤投与、それに続く工作員による否定の罵倒、すべてはあの時から始まっていたのですね。

 バンクーバーのショックのせいか、神経の疲れが取れ難くなっています。こういうときは、交響曲でもかけて低音をガンガン鳴らすと良いのですが、生憎(あいにく)とバックロードホーンは重低音・超低音再生に不向きなのです。それで、超低音を再生できるスーパーウーファーを企画しました。左右のスーパーウーファーの間を板でつなぐと、90×180センチのベッドになります。ただいま設計中ですが、手に入れた中古ユニットのエッジが風化しているので修復からですね。

 オーディオでは、低音のことをファンダメンタルと呼ぶことがあります。ファンダメンタルとは基音のことですが、ピアノの最低音が31Hz(ヘルツ)、パイプオルガンの最低音は16Hzです。16Hzはすでに風圧で、耳に聞こえる音ではありません。ヤマハなどのメーカーは、ピアノの最低音の31Hzを目指して設計しているのです。

 低音を再生するには条件があり、キャビネットを大きくしたくない場合は、ウーファーと呼ばれるユニットの振動板を重くします。海外製に多いこの方式は、欠点として能率が低くなり、音も生気が無くなります。また100W以上のハイパワーアンプが必要不可欠になります。逆に振動板を軽くすると、今度は冷蔵庫並みの巨大なキャビネットが必要となります。ユニットの口径は、12センチ以上であれば余り関係ありませんが、強力な駆動力=マグネットや強靱なコーンが必要です。

 このように、低音をきちんと再生するには、資金と設置スペースとノウハウが必要となります。ファンダメンタルには金がかかるのです。最近のメーカー品は小型になっているので、大半が40Hz~50Hz前後でごまかしています。僕の作るバックロードホーンも同様ですが、小型だと50Hz~60Hzが限界ですね。40Hzまで伸ばしたかったら、高さが90センチのフロア型にするしかありません。それでもスーパーウーファーが必要となるのです。

 クラシックのコンサートに行くと、オーケストラの重低音は軽くフワッとした響きだと気が付きます。スピーカーから流れてくる重低音とはイメージが違います。これが、ウーファーが重いことによる弊害なのです。このような軽い低音は、小型のキャビネットからは絶対に出すことはできません。ファンダメンタル60Hzのコントラバスが大きいのは必然なのです。

 ということで、ベッド兼用のスーパーウーファーが出来たら、左右のスピーカーの間に枕して、思う存分に低音を楽しみたいと思います。北枕になるのはケンチャナヨ。今日の教訓は、ファンダメンタルというか、基礎には金がかかるという事でしたね。芸術も学問も研究もスポーツも、基礎が一番大事という事では一致しています。基礎のない韓国は嘘と捏造と買収に走る。基礎技術を盗みに来るので、世界の皆さん注意汁。

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アイスパワー

2010-03-09 00:22:33 | Weblog
 世間にはアイスパワーというものがあり、フィギュアスケートかと思ったら、スペルがICEpowerという歴(れっき)としたブランドです。しかしその正体は、デンマークのバング&オルフセン(Bang & Olufsen )社の子会社ICEpower社のデジタルアンプです。通常のアナログアンプのように熱くならないのでアイスなんですね。なるほど。

 デジタルアンプは極めて効率が良く、アナログアンプに付き物のヒートシンクや巨大トランスやコンデンサーを必要としません。音の特徴は、見通しがよくスッキリして、雑音もなくパワーもあります。良いこと尽くめのようですが、繊細さやニュアンスといった、微妙な表現力ではどうでしょうかね。僕はデジタルアンプの高級品は聴いたことがないので、評価は保留ですね。

 ICEpowerというのは、ICEpower社の販売するデジタルアンプのユニットなのですが、心臓部のデバイスは日本のサンヨーが供給しています。回路設計とアセンブルがICEpower社なのです。親会社のバング&オルフセンは昔から高級オーディオで知られ、アナログプレーヤーの頃は、日本でもデザインに惚れ込んで使っている人がいました。

 海外製品はブランドが命で、中身を見るとガッカリします。日本だと三万円のローコスト製品が、海外からの輸入品だと15万円の高級オーディオに化けてしまうのです。この内外格差がもっとも甚だしかったのは、パイオニア製のPioneer DV-600という、13000円のローコストDVDプレーヤーです。これが、スイスの高級ブランドであるゴルドムントの手にかかれば、140万円のGOLDMUND Eidos 20に化けるのです。実に、100倍以上の値段の製品です。これを、オーディオの雑誌はべた褒めして推薦していたらしいですね→掲示板

 日本人の海外コンプレックスを逆手に取ったゴルドムントの商魂は逞しいですが、有り難がって買う方は馬鹿みたいですね。こういう馬鹿なオーディオマニアがいたからこそ、コツコツと良い製品を作っていたパイオニアが倒産寸前に追い込まれたのです。最初からパイオニアの高級品を買ってあげていれば、パイオニアがオーディオを縮小することもなかったのです。

 バング&オルフセンはアイスパワーを高級品に限定したいようですが、むしろローコスト製品向きの内容ではないかと思います。又しても、世界中で騙されるオーディオマニアが増えるのでしょうか。死にかけのサンヨーにしてみれば、デバイス供給は渡りに船ですけど。

 オーディオの神様と呼ばれた故長岡鉄男氏は、効率の悪いAクラスアンプを天才にたとえました。コストと電力を無駄(エネルギーの大半は熱)使いし、自らの出す熱のために、命(製品寿命)を縮めてエレガントな音を出すアンプ。アイスパワーはクールな秀才かもしれませんが、効率の悪い天才にかなわない部分があるのです。

 ロシアは伝統的に、非効率の天才が育つ土壌を有しています。世にも希な5拍子のワルツ(『悲愴』第二楽章)の優雅さ。非効率のストーブにあたっていると、チャイコフスキーの交響曲を大音量で聴きたくなりますね。これからは意外に非効率の時代かもしれません。

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サムスンの犯罪

2010-03-08 03:32:43 | Weblog
 バンクーバーがサムスン五輪と呼ばれ、様々な悪評を残して終わりましたが、そのトリはフィギュアスケートのエキシビションでした。スケート板からあちこちに飛び火したのでご存じの方も多いと思いますが、日本選手を排除した第二部冒頭のテーマは、カナダの養女となった韓国選手が成長する姿というとんでもない物でした。日本では、テレ東でもNHKでもカットされていたようです。

 このように、最初から韓国選手が金メダルという前提で作られたエキシのストーリーは、ISUとIOC全体が韓国に買収された事の証明になります。北米では、テレビや新聞での韓国選手上げの刷り込みが成功しましたが、日本では韓国選手アンチが増えたので、この10分間の映像はカットされたのでしょう。実際、掲示板では開いた口がふさがらないという反応です。ちなみに、日本でも放送された、子供による「出っ歯のめがね」は日本の侮辱でしょう。

 韓国はここまで恥ずべき事をしているのですが、バンクーバー後という評価の定まる時期に、韓国選手の五輪憲章違反が報道され、スポンサーのサムスンも犯罪者として告発される動きがあります。でもそれは、買収どうのこうのではなく、サムスンというマンモス企業が滅亡しかねない醜聞なのです。

 掲示板の極東には、【wktk】韓国経済ワクテカスレ 280won【サイバーテロ鮮疹国】というような、韓国経済の崩壊をワクワクテカテカ(wktkは略)しながら見守るスレがあります。今度の参院選に出馬する三橋貴明氏(ハンドル名は三つ子の赤字神)や、サポートする渡邊哲哉氏(ハンドル名は代表戸締まり役)で有名でしたが、ここには韓国のお医者さんであるsincerelee氏も書き込んでいました。sincerelee氏は以前から、サムスンの半導体工場で癌が多発していると問題視していました。今回はそれが告発となったのです→【韓国IT】サムスン電子糾弾運動が激化、半導体製造工場の作業員の間にがんが異常発生か[3/5]

 現代社会は世界的コンセンサスとして、企業のモラルを重視し、環境への配慮や従業員の安全に対して厳しい要求を加えてきました。環境アセスメントが企業を縛り、昔のような公害や労務災害は、中国が悪評を独占するかのように報道されています。しかし、ケンチャナヨ(いい加減、適当)精神の韓国が中国の独走を許すはずもありません。実際、掲示板の極東東亜+では、韓国は知れば知るほど公害と労務災害の国だとされています。

 なぜかこれだけは起源主張されない公害と労務災害ですが、韓国では国技でさえある実態から、サムスン工場での発癌が噂から社会問題へ発展するのは時間の問題だったのです。でも、韓国はサムスンで持っていると揶揄される国です。サムスンが傾くと韓国が傾くのです。そのために、最近も犯罪者の会長が特赦で復帰したほどです。ですから、今回もサムスン五輪が終わるまでは押さえつけていたのでしょう。

 バンクーバーの五輪施設で使うテレビはサムスンが提供した物です。しかし、シャープとの特許紛争に敗れ、全製品が撤去の対象となりました。これが、先月に締結されたシャープとの電撃和解の理由なのです。和解内容は公表されていませんが、全面的にシャープの言い分が通り、サムスンは毎年1000億円の支払いが生じたと噂されています。今でも粉飾決算で、国からの補助金でやりくりしているサムスンには致命的です。

 このシャープの勝利に験(ゲン)を担いだのでしょうか、サムスンを告発したメンバーは、Supporters for the Health And Rights of People in the Semiconductor Industry(半導体産業における労働者の健康と権利を守る会)を組織しました。略してSHARPsです <ヽ`Д´> アイゴー。

 サムスンは、この従業員の訴えを無視しているようですが、世界の良識はこの告発を全面的に支持します。安全を無視した工場から出荷されたメモリーは、これを読んでいる読者のパソコンにも入っている可能性が高いのです。一度開けて、中身を確かめることをお勧めします。安物のデルやヒューレットパッカード(コンパック)、ソニーとアップルは怪しいですね。特にアップルは、サムスンやLGという韓国企業とベタベタで、安物パーツに頼って利益を上げた会社ですから、デスクトップも安心できません。

 最後に、サムスンに対する原告団が勝つ条件ですが、シャープの原告団に加わった弁護団を味方に付けることです。サムスンの弱みを握っている弁護士連中ですから、巨大な賠償金ほかをゲットしてくれるはずです。もう一つ、英語での告発サイトを作り、世界に発信することですね。世界が見方になってくれますから。

参考 五輪エキシビションはキムのものだった
http://ameblo.jp/lop-ear/entry-10475146829.html

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ルールについて

2010-03-06 04:29:48 | Weblog
 最近、精神的な疲れがひどくなっています。その理由は、主に読者のルール無視にあります。

 午前二時過ぎに心配事を書き綴った長文メール(+添付文)があったり、一度で済む事務的な手続きに四回以上もかかったり、自分で調べれば分かることに質問があったり、僕は精神科の医者でもなく、暇な事務員でもなく、小学校の先生でもありません。掲示板で「ググレカス」と罵る気持ちが理解できる今日この頃ですね。

 僕の頭の中は、聖書と教会と古代史、新作の『灰色の鳩』の構想、スピーカーの設計と製作、アンプの修理と製作、デッサンを学ぶ読者のためのガイドの制作、ブログの更新とコメント管理、などで一杯一杯です。その上で、一番苦手なメール管理などの事務的な仕事を行っているのです。長文のメールは読む気にさえなりません。

 ということで、ガイドラインを作成します。

1.メールでの質問は古代史CDの読者に限らせていただきます。それも、代金は古代史のもので、あくまでもおまけです。当然、長文はご遠慮ください。

2.他の読者にも普遍的な質問(共有できるという意味)は特に、ブログのコメントでお願いします。何度も同じ質問されるのは効率が悪いし、第一に、自分だけの満足しか考えない人を尊敬できないからです。自分の質問が、他の読者との間にどのような効果や反応を起こすのか?そういう空気を読むコメントは歓迎です。

3.相談事も基本的に上記1と同じです。エクソシストなどに関しては、メールでは簡単な方法しか教えられません。それ以上を望むときは、往復交通費+宿泊費+αが必要となります。

4.弟子や一部の読者に対するような特別扱いについては、読者の実活動を見てこちらが判断しています。例えば、弟子のブログに対するコメントとか、企画ものへの参加呼びかけへの反応などで決めています。当然、支援金の額だけではなく定期制も判断材料になっています。長文のメールをよこしても特別扱いはしません。

5.上記に関して、弟子などの特別扱いは、新たな教会の隅の石として磨き育てている結果です。古代史や聖書の知識よりも、実活動での人間性に重きを置いています。知識は年数を重ねると自然に身に付きます。

 これは経験値ですが、読者の心配の大きさと支援金は反比例します。コメントやメールで「シンパイダーシンパイダー」とお題目を唱えているかのような読者は、支援金への参加が極めて少ないのです。対して、古代史や聖書を勉強し、僕の苦労が少しでも理解できた読者は、貧しい中からも支援金を捻出してくれます。聖書では、収入の十分の一が神のものとされています。それから見ると、シンパイダーは何も分かっていない愚か者です。

 心配ばかりする者は、信仰がないので心配ばかりし、実りがないので神に対する奉仕(奉納)がないのです。シンパイダーは役に立たないので、二年前に『真央ファンへの十懐疑』で選別したのですが、最近の読者は読んでいないのでしょう。無駄に心配することは、足を引っ張るだけで何の貢献にもなりません。

 最後に、僕の古代史やブログの基本姿勢は、「読者に考えさせる」事にあります。考えることを放棄して脳の皺が足りないスベスベの読者は、「頭は生きているうちに使うもの」という原理原則を忘れないで、考えることの楽しさに目覚めてほしいですね。頭は使うほど良くなる。最近絶好調の弟子のブログが証明しています。これも僕の古代史の隠された効能ですけどね。メール一つで弟子の文才を見抜いた僕は、やはり自画自賛の天才です。

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マキャヴェリアンの台頭

2010-03-05 02:12:37 | Weblog
 原稿を書く方のパソコン(Windows 2000)の調子が悪くなって、修復しようとしたらクラッシュ。ファイルをサルベージするために、デュアルブートのXPを立ち上げようとしたらこちらもダメ。仕方ないので、XPを再インストールしてみたら、2000のファイルは壊れていませんでした。一月ほどバックアップをさぼっていたので <; `∀´> ホッとしたニダよ。

 三月が来たので、競馬界はクラシックの前哨戦となるトライアルの季節です。日曜日の弥生賞は皐月賞のトライアルレース(3着まで優先出走権)ですが、本命はネオユニヴァース産駒のヴィクトワールピサです。この馬主は冠号としてピサを付けるのですが、未だに大レースのG1は勝ったことがありません。今年は大チャンスですが、母の父のマキャヴェリアンが気になります。

 折しも、今年の世界選手権(23日から)がイタリアのトリノです。マキャヴェリアン(Machiavellian)とは、権謀術数に長(た)けた策士や、権謀術数そのものを指します。語源がニッコロ・マキャヴェリなのは周知の通りで、彼はイタリアのルネサンス期の政治家です。ミケランジェロの彫刻で有名なロレンツォ・ディ・メディチ(メディチ家の当主)に対して『君主論』を献呈したことで知られています。

 『君主論』で語られるのは、アレキサンダーなどを例に取る統治と支配の政治理論ですが、小国家に分裂していた、当時のイタリア半島を統一する第一人者の資格を論じているともされてます。ラテン語のプリンケプスが第一人者で、プリンシパルやプリンスと言った方が分かりやすいですね。マキャヴェリはバラマキを批判しているので、鳩山総理は第一人者として失格です。

 マキャヴェリは、君主には運命(フォルトゥーナ)を引き寄せる技量(ヴィルトゥ)が必要とし、目的と手段の明確な分離を説いています。五輪の金メダルは目的ですが、手段が見境なくなると、韓国のような不正が横行することになります。金メダルを取った韓国選手は、その手段が正しくなかったために、君主としての尊敬は受けられないのです。

 マキャヴェリストとは、目的のために手段を選ばない人と誤解されていますが、本来は、統治のための原理原則を貫く政治家に向ける言葉かもしれません。その原理原則が過酷なものだけに、統治者は優しいだけではダメなんですね。

 ローズキングダムやルーラーシップと言い、今年のクラシック競馬(3才馬の頂点を競う)は、キーワードが統治にありそうですね。そうなると、やはりデビュー二連勝のサンライズプリンスが気になります。皇太子様を連想するビオラ賞を勝っていますしね。有力馬が、ローズキングダム(英国)、ルーラーシップ(米国)、ヴィクトワールピサ(羅馬カソリック)、サンライズプリンス(日本・皇太子)、というのは出来過ぎです。

      エフライム工房 平御幸
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作られた偶然?~韓国機墜落

2010-03-03 00:10:51 | Weblog
 韓国からのF-5アタックによりダウンした2chのサーバーは、今日の夕方に目出度く復帰しました。しかし、最初に復帰したサーバーは、韓国選手買収の書き込みでF-5アタックの標的になったスケート板です。次がハングル板で、明らかに意図があります。

 そんな事を考えているうちに、韓国でF5戦闘機が二機墜落したというスレッドが立ちました→こちら他。ここまでで十分に出来過ぎなのですが、詳細が分かってくると抱腹絶倒のシンクロ率です↓。

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 20:08:43.99 ID:nUbUUQ2v0
 2ch=二機
  f5=F-5戦闘機
ファビョ=ファンビョン山
まだ探せば暗号というかジョークがありそうだな


 ところが、驚いた事に、ハングルの2機は2chに見えるのです。

247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 20:28:31.99 ID:we4/ApI60
F5連打→自国のF5戦闘機墜落ww
標的は2ちゃんねる→2機墜落www
墜落場所→平昌(韓国冬季五輪開催候補地)
墜落場所→ファンビョン山www

墜落したF-5戦闘機の愛称がtiger
F5アタックで落としたのが2chのtiger鯖

ハングルだと飛行機は2台と数え、2CHと書く。


 掲示板から画像を拾いました。



 流石に背筋が寒くなります。しかし、怖ろしいのは次の二つです。

【国際】2ちゃんねる攻撃で米企業がFBIと法的措置検討 損害2億2千万円
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1267529321/

>2ちゃんねる以外のサーバー利用者にも被害が出ており、中には
>米政府機関に関係するサーバーも含まれていた。

日韓サイバー戦争、韓国人が調子に乗ってGoogleにも攻撃→「インターポール」出動のうわさ
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1267523867/

 こうなると、韓国は填められたのではないかという疑いが出てきます。そもそも、韓国選手の買収疑惑から始まったサイバー攻撃です。日テレの『バンキシャ!』では、韓国のジャッジのイ・ジフィが真央ちゃんのトリプルアクセルにマイナス点を付けるところが映されています。この場合も、イ・ジフィだけがグレーの服で、一人だけ後ろ姿でも判別されるようになっていたのです。イ・ジフィも填められたのです。

 イギリスでは保険のロイドのリークがあり、国民銀行が韓国選手の新記録優勝に9000万円の保険をかけていたというものです。ところが、ホルホルと受け取るはずの国民銀行は、なぜか報道を否定しているのです。何か焦臭いですね。

 アメリカは、飛んでいる戦闘機に衛星からプラズマ投射して、機能不全による墜落を誘発できるのです。この場合は脱出装置も働きません。戦闘機が落ちたところは、統一協会が買い占めて五輪誘致する平昌です。その五輪誘致の顔となる韓国選手の買収騒ぎがサイバー攻撃の発端で、なぜか丸一日も放置した挙げ句のFBIの出動。

 以上から推理すると、日テレが手に入れたイ・ジフィの映像も、日テレの裏にいるCIAの関与と見る事ができます。CIAは麻薬市場を統一協会に荒らされていますから、統一協会潰しに関与する理由があります。もしかしたら本当に、五輪憲章違反で韓国選手失格まで持って行くかもしれませんね。

      エフライム工房 平御幸
コメント (26)
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