平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日本は救世主~世界大恐慌の始まり

2008-09-30 17:16:27 | Weblog
"米下院は29日、本会議を開いて、最大7000億ドル(75兆円)の公的資金を投入して金融機関から不良資産を買い取る金融安定化法案を反対多数で否決した"サンケイニュース

 この決定により、米株価は777ドルの下落、日本も引きずられる形で大幅に株を下げました。ヨーロッパも大銀行の破綻からユーロが売られる展開になり、いよいよ、想定されていた『世界恐慌組曲』第1楽章の始まりのようです。サブプライムローン問題から昨日までは、まだまだ序奏に過ぎなかったのです。

 僕は芸術家であり経済には余り関心がないのですが、古代史で聖書の奥義を公開している事もあり、最近は経済動向にも目を向けています。その理由は、『ヨハネの黙示録』に登場する獣666の正体を「FRBとドル」に定義しているからです。この預言は様々な解釈が可能ですが、それはイスラエルの奥義(カッバーラ)として、一つの事に多様な意味を持たせる両義(一義の反対)的手法が使われているからです。ですから、この獣は中国などの一国を象徴する事もあり、また戦争という怪物を象徴する時もあるのです。でも、今の時代に必要な解釈は金融なのです。

 世界の金融というのは、古代イスラエルを構成したイスラエル12部族に付帯した、第13部族と定義される祭司レビ族が独占してきました。これは、祭司職が献金や奉納物を管理してきた必然です。ダビデなどの王家は、所領を持って税金を押さえる事で安定した収入としたのに対し、祭司レビは所領を持たないので、不安定な献金ではなく、それを原資とした金融業を始めたのです。これが世界の金融を支配するユダヤ人(第13部族)の始まりですが、彼らは7世紀にユダヤ教に改宗した白人国家ハザールに招かれる事で白系ユダヤ人となったのです。ですから、日本人のようなセム系イスラエル12部族とは外貌も異なるようになったのです。

 ところで、日本の金融構造はどうなっているのでしょうか?実は、日本もお金を支配しているのは祭司です。しかし、八咫烏(ヤタガラス)と呼ばれるこの祭司集団は、ユダ族の王家イエスと共に行動してきたので、イエスの預言を成就させるためだけに行動します。その預言とは、末日に成就するイスラエルの集合です。神に逆らった罪で前928年に分裂した古代イスラエルですが、ブドウの木にたとえられる南ユダ王国と、イチジクの木にたとえられる北イスラエル王国が、末日に世界中から集められて、二度と分裂する事はないと預言されているのです。そして、その集められる土地こそが我が日本なのです。それで、日本列島は世界地図を象って、イスラエルは一つという雛形を暗示していたのです。

 さて、日本の金融を支配する八咫烏ですが、彼らは表には出てきません。表向きは日銀総裁や財務省が取り仕切っています。しかし、円の語源を知ると、円が祭司に管理されている事が分かりますから、日銀総裁の座に空白期間があっても余り問題はないのです。

 円の語源エンは、実は祭司に付帯した言葉なのです。薫香を燃やした煙、近縁者を優遇した縁、畑を買い占めた畑、集めたお金で開いた宴会の宴、所在地の死海の沿岸の沿、儀式に用いた塩の塩、イスラエルから遠ざけられてからの遠、などなど音読みでエンとなるものは大半が祭司に関係するのです。エンとは、元々はソドムとゴモラの二都市を燃やした二つの火を表す炎を指しましたが、ソドムとゴモラが死海の沿岸であり、また塩の柱となったので、この一円(一帯)がエンと呼ばれたのです。そして、祭司レビから大預言者のモーセが出たので、モーセの妻が住んでいたエン(エジプトの東)から、猿で象徴されたモーセもエンとなったのです。猿がエンなのはこういう理由です。なお、エンという地名は考古学的に確認されていないので、今はまだ僕の仮説に過ぎません。

 モーセは申年にエジプトから逃げたので、申をモーセの名前から取ってモウスと読み、また妻方から猿をエンと読むようになったのです。ちなみに、モーセの妻は黒人系で、穴居人のケニ人ですが、これが日本書紀では土蜘蛛(つちぐも)として記載されています。土蜘蛛の特徴の長い手足は黒人系ケニ人の特徴だったのです。なお、夷(えびす)はエルサレム先住民のエブス人、熊襲(くまそ)はエジプトの黒人クマ(当時のエジプトの名前)人を指しているのです。このように、モーセの縁で祭司がエンをシンボルとするようになったのです。

 円を分解すると「国構えに十」ですから、古代イスラエルの「失われた十支族」の国である事を暗示していると分かります。従って、円から派生した韓国のウォンも中国の元も、もともとが円の異体字である圓ですから、八咫烏は韓国と中国を円の影響下に置いている事が分かります。政治の表層では中国が威張っていますが、現実には日本の支配下にあるのです。このように強い円ですから、ドルやユーロがぐらついても影響はありません。それどころか、このままドルとユーロ、及びロシアのルーブルと英国のポンドが下落すると、日本が保有する外貨で世界を支配する事も可能なのです。もっとも、賢い日本はそのような真似はしませんが。

 今回の世界恐慌は、『ヨハネの黙示録』に二頭の獣として記されるドルとユーロが、「致命的な傷を受けた先の獣を拝ませた(第13章-12)」と預言されているように、やがて復活するための布石に過ぎません。その時が来たら、本当に世界はドルとロックフェラーにひれ伏すのです(詳しくは9月18日の『666の足音~AIG救済の理由』)。昨年に金相場が獣の数字666ドルを付けてから始まった混乱は、これから先7年もの間は続く事になるのです。

 何故7年かというと、『創世記』の最後を飾るヨセフの物語ですが、宰相ヨセフはエジプトを襲った7年の大飢饉からエジプトを救って、父ヤコブをクフ(正しくはクフウ=工夫の語源)という名のエジプト王にしたのです。新総理の麻生さんは福岡出身ですが、日本を世界地図に見立てた場合の福岡はエジプトとなるのです。ですから、麻生さんはヨセフのように働かなくてはならないのです。悪魔の名前を持つ民主党が邪魔をしますが。それにしても、同じ福岡の古賀選対委員長の方は見事にエジプト人の顔ですね。なお、麻生の語源はエジプト宰相ヨセフの妻アセナテのアス(明日香や伊勢の語源)なので、エジプトと関係の深い小池百合子さんを、改造内閣などで入閣させる時期がやがて来るかもしれませんね。

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ベンチマーキングされた思い出

2008-09-26 14:06:00 | Weblog
 競馬は短い時間の中に人生を凝縮して見せているようだと言われますが、経済という分野では韓国がそれに近い展開を示します。日本が歩んだバブル崩壊ですが、韓国は日本よりもずっと短いスパンで起こしています。また、前回の金融崩壊からたった十年で同じ事を繰り返すのですから、経済学を教える教授には良い教材となるのではないでしょうか。1年半で株と不動産の爆揚げとバブル崩壊、それに為替の高騰と暴落。端(はた)から見ていて、こんなに面白い国はありません。

 韓国経済の基盤が弱いのは、日本からパクルばかりで独自の技術がない事、サムスンやヒュンダイと言った輸出企業の財閥優遇で、国内価格に海外でのダンピング価格が上乗せされている事、それに外資が逃げ出すほど法整備が遅れている事、などが上げられています。しかし一番の問題は、日本の得意分野を犯す事でシェアを獲得するため、日本から生産設備・部品と特許を大量に購入する体質にあります。これは、自国の中小企業を育成してこなかったツケでもあるのです。このような韓国というか朝鮮人の体質ですが、僕は予備校の時に被害者として経験済みなのです。要するに、技術を盗むベンチマーキングをされたのです。

 僕は高校時代に美術部にいた訳ではありませんから、浪人の1年目は苦労しました。何も知らない世界に飛び込んだからです。しかし僕は、創意工夫の権化でもありますから、先生の教える事をこなすだけでなく、早くから独自の技術開発を加えていたのです。日本画の逆遠近法を応用して、遠くにある物ほど刻明に描く等価逆遠近法もその一つです。

 このような独自技術に対して、先生はプライドがありますから何も聞いてきません。聞いてくるのはベンチマーキングで手っ取り早く技術を獲得しようという男だけです。そしてこの男の特徴が、女癖が悪い、ホラ吹き、尊大、風俗好き、という某人種そのものだったのです。当時の僕は嫌韓ではありませんでしたから、へいこらという態度で問われると惜し気もなく教えていました。それで彼は、その年には芸大日本画の最終まで残ったのです。そうしたら、態度が一変して予備校で親分気取り。その年に落ちたら、今度は京都に行って、向こうの研究所荒らしをしたのです。京都や大阪は正しいデッサンを教える研究所が皆無で、僕が教えた生徒は「他の研究所の生徒が馬鹿に見える」と豪語するほどレベル差があったのです。

 さて、デッサンというものは、極めて科学的、あるいは論理的な思索により到達できる、審美的な方法論なのです。デッサン論という体系構築が可能なのです。そのデッサン力で有名なピカソはIQが極めて高かったのですが、僕の場合でも瞬間的なIQは200を超えるのです。瞬間的というのは、極度に集中した状態でのピーク値の事で、図形などのIQテストで一番難しいのを瞬時に解く事が可能な状態を言います。このピーク状態で描いたデッサンの場合、35年前の感覚が脳裏と手先に未だに残っている程なのです。ですから、十年程度の間は絵を描かなくても、技術が衰えるという事はないのです。視力は衰えますが。

 IQテストですが、上限が設定されていないのが問題なのです。平均点が125前後の東大並み(あるいはそれ以下)の人でも、本当に大事なのは想像を絶するピーク値なのです。これが高い人が天才なのです。分かりやすく説明すると、ある事に集中していると、別の事が出来なくなる経験は誰でも有しているはずです。この集中状態でIQテストを出されても反応できません。IQテストで好スコアを出そうとするなら、心理面も含めて試験に適した集中度が必要なのです。また、今の試験方法ではピーク値は計測不可能なのです。ですから、個人の絶対能力はIQテストでは計る事が出来ないのです。日本人は、このピーク性のIQが極めて高い民族で、ここからあるゆるサブカルチャーも創造されてきたのだと思います。

 今の日本の教育は、日教組(共産主義)の"出る杭を打って天才を潰す"という逆差別政策です。平等という名の下に、平均的な生徒を生産して天才を葬る事により、反日国家(中国・米民主党)の意向に添う形で日本の国力を削いでいるのです。しかしながら、そのような酷い状況でも日本は天才を各分野で排出し続けているのですから、本当に天才教育を始めたらどれだけ優秀な人材が集まるか分かりません。日本人の底力は大変なものがあるのです。これを読んでいるあなたの子供が、もしかしたら天才予備軍かもしれませんよ。

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北朝鮮のクーデター

2008-09-20 02:20:32 | Weblog
 日本の重陽(ちょうよう)の節句に当たる9月9日は、北朝鮮の建国60周年の記念日でしたが、金正日総書記が姿を現さなかった事から重病説が流れました。情報が錯綜(さくそう)しているので真相は推理するしかないのですが、ヒントは大規模な軍事パレードが中止され、ミサイルの発射も行われなかった事にあります。ここには、明らかに軍事的な挑発を避ける意図が垣間見られます。金総書記は国軍最高司令官であると言えども、ただの健康悪化なら祝典を縮小する理由とはなりません。

 北朝鮮の最大の懸案は対外問題ではなくて、実は金正日の後継者問題にあります。長男の正男(37)、次男の正哲(26)、三男の正雲(25)のうち、三男の正雲を後継者にしたいというのが金総書記の意志です。しかし、三代続けての世襲に反対するグループがあり、また長男を担ぐグループがあるなど、政権の基盤は揺れていたのです。そこに来ての健康不安説ですが、実は息子達全員にも健康不安説が出ているのです。

 三人の息子の健康不安とは穏やかではありませんが、その中でも有力後継者と見られる三男が事故で重傷と一部では報じられました。そのショックにより、総書記が持病の心臓病を悪化させたり、脳梗塞(こうそく)を発症させたとの憶測が流れているのです。しかし、この時期に偶発的な事故というのは考えられません。あり得るのはクーデターです。クーデターにより三男は幽閉、金総書記はそのショックで倒れたに過ぎず、実権は軍部(人民解放軍)を統括する者に握られているはずです。

 ではなぜ、この時期にクーデターだったのか?それは、強硬路線を邁進する金総書記が、建国記念の祝典の最中に後継者を指名しようとしたからではないのか?禅譲は、世界が注目するセレモニーの中で行われるのが理想なのです。この禅譲が行われたなら、世界から孤立する北朝鮮という図式は変わりません。そこで、長男支持者も、次男支持者も、あるいは世襲反対派も、利害が一致するこの時期に結託してクーデターを起こしても不思議はないのです。

 北朝鮮に対して、福田首相の軟化政策が暗示する通り、日本はこの動きを把握していたと考えられます。朝鮮総連の幹部も、実際の所は金総書記の強硬路線に疲弊しているのです。金総書記は半身に麻痺があるとされますが、すでに実権は失っているはずなので、未来は後継者の後ろ盾にかかっています。要するに、長男の正男を保護する中国共産党の支配下に入るか、それとも反日のロックフェラーの手先として、アメリカ民主党や国務省の言いなりとなって、表面的な民主化を推し進めるかです。少なくとも、韓国との今すぐの統一はないと思います。北朝鮮が望む統一は北朝鮮主導であり、中国共産党が健在のうちは中国的な体制を模倣するからです。

 折しも、日本は台風13号という、強い雨を伴う不気味な風が吹いています。新政権になって反日に転向した台湾を叩き、反日の沖縄を通って本土に上陸した台風13号は、民主党の小沢代表が国替えを目論(もくろ)む東京に到達しています。自民党新総裁誕生後の解散総選挙は、民主党に雨をもたらすのかもしれませんね。

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666の足音~AIG救済の理由

2008-09-18 21:37:44 | Weblog
 米大手証券会社のリーマンが破綻し、世界恐慌への道筋が明確になってきました。しかし、リーマン救済を拒否した米連邦準備理事会(FRB))は、続くAIGの危機に対しては一転、最大850億ドル(約9兆円)の融資を決定したのです。この一貫性のなさに疑問の声が上がっていますが、その謎はFRBの特異性を理解する事で明らかになります。

 ユダヤ陰謀家が指摘する事ですが、米ドルを発行するFRBは日銀のような国家機関ではなく、ロックフェラー系の私的な機関に過ぎません。言わば、一個人がアメリカ経済を支配しているようなものです。また、ウォール街(証券取引所)のあるニューヨークそのものが、ロックフェラーの支配下にあるのです。そして、潰されたリーマンはロスチャイルド系、救済されたAIGはロックフェラー系ですから、FRBが最初に公言した公的資金を投入しないという建前は、リーマンを潰すための方便だった事が分かります。日本にとって、ロシア戦争の資金を提供してくれたリーマンの破綻は何を意味するのでしょうか。

 日本でのAIGはスター生命が有名で、フィギュアスケートファンにもカーニバル・オン・アイス(テレビ東京)のメインスポンサーとしてお馴染みだと思います。他に、AIGエジソン生命も系列ですが、問題になるのは防衛省の年金機構が運用をAIGエジソン生命に任せている事です。ロックフェラーの世界支配の野望を考えると、ロックフェラーに与(くみ)する日本人が多い事が心配です。

 ロックフェラーは反日組織を幾つか持っていますが、フジテレビも基本的にロックフェラーの影響下にあります。それで、報道部に北朝鮮のスパイである、総連幹部の娘が在籍しているのです。報道2001は安倍政権叩きで躍起でしたが、裏にはロックフェラーがいたのです。拉致問題の対応で批判された田中均元外務省アジア大洋州局長や、当時の川口外務大臣や、国連の元国連難民高等弁務官の緒方貞子など、ロックフェラーの手下として動いていたとされています。これらについては、僕などより詳しいブロガーがいますから、こちらをどうぞ。緒方貞子がカソリック信者だという点は、日本カソリックが反日組織であるとする説の裏付けにもなります。

 今年の春(2月26日)、ニューヨークを支配するロックフェラーが、反日組織の北朝鮮を支援する目的で送り込んだのが、指揮者のバーンスタインとニューヨークフィルです。ちゃんと繋がっているでしょう。こう見ると、以前指摘した、ロスチャイルドがロックフェラーを潰す目的で起こした9.11事件は、案外ロックフェラーの自作自演かもしれないという線も浮上します。

 さて、サブプライムローンの破綻から、アメリカの隠し負債は数百兆円規模だとされています。このお金はどこへ消えたのでしょうか?また今年に入り、FRBがドルの流通性を確保するために市場に投じたドルも数十兆円規模です。原油が値下がりしているのに、ドルが不足していると報道されています。原油に注ぎ込まれたドルはどこへ消えたのでしょうか?ドルが大量に供給されているのに、ドルが安くならないのは何故か?本来なら、1ドルは90円程度に値下がりするのではないか?

 このように、ロックフェラーの生み出したドルという怪物は、来る世界恐慌を象徴する存在となっています。『ヨハネの黙示録』に登場する獣の数字666は、幾つもの解釈が可能なのですが、今回はロックフェラーについて考察します。

まず、アルファベットを6刻みでカウントすると、F,L,R,X,D,J,P,V,Bとなります。この中に、ちゃんとFRBが入っています。しかも、ロックフェラーの当主はDavid Rockefeller Sr (デビッド・ロックフェラー・シニア)で、F,L,R,D,が含まれています。Jは父親のJhonの頭文字に一致します。さて、このデビッド・ロックフェラー・シニアですが、何と誕生日が1915年6月12日なのです。月日で6,6+6。生まれた年の下二桁の15も、1+5=6ですから、見事に666が完成するのです。しかも、頭の19は足して10ですから、獣がかぶる十の冠を表している事になります。

 ニューヨーク近代美術館を建てた兄のネルソンは、反共の副大統領として知られた慈善家でしたが、弟のデビッドは僕が反日と指摘する民主党支持者です。スケートアメリカのスポンサーであるシティグループも、このデビッドの系列ですが、日本では日興コーディアル証券(ニューイヤーフィギュアの冠スポンサー)や野村證券が傘下です。こうしてみると、フィギュアスケートは反日のロックフェラーがスポンサーになる事が実に多いですね。

 ニューヨークの貿易センタービルはロックフェラー兄弟を象徴したものとされてきましたが、それを弟のデビッドがブッシュと組んで崩壊させたのなら、これは亡くなった兄の思想に対する挑戦を意味します。兄のネルソンは、行方不明となった息子(人類学者)と呼応するかのように変死で見つかりました。ネルソンはコカインに対する罰則を厳しくしてマフィアから恨まれていたのです。どうも、裏に弟の姿がチラホラします。デビッドとはダビデの事であり、救世主の代名詞でもあるのですが、偽キリストとして実に相応(ふさわ)しい名前かもしれません。次回は、北朝鮮で起こったクーデターについて書いてみたいと思います。

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欠点という長所

2008-09-15 05:34:17 | Weblog
 人間の脳は、天才レベルでも5%程度した活用されていないと言われます。残りの95%は休眠状態なのです。では、この残りの部分が働きだしたらどうなるか?例えば、脳波で発生したプラズマで自分の体を空中に持ち上げるとか、テレポーテーションで瞬間移動したりとか、奇跡と言われる現象を支配できます。神はなぜ、人間の能力を封印したのでしょうか?

 この疑問の答えは夢にあります。夢の中で、僕は高等数学を解いていたり、漢文の難解な文章を理解していたりすることがあります。どちらも現実世界ではあり得ない事です。ということは、生まれてから習った事とは別に、人間は前世の記憶というか、別次元の体験を持っているのです。考えてみれば、肉体を有する前の人間(霊体)は何千才ですから、高等数学くらいはお茶の子さいさいでしょう。我々人間は、霊界での記憶を一時的に失っているだけなのです。それが神の封印です。

 では、何のために神は人間の能力を封印したのか?それは、心というか、霊格を磨くためなのです。この世で能力がある者は、時として高慢になります。これがサタンの道へのワナとなります。高慢になった者は、来世で神と共に世界を構築する事は出来ないのです。この世は仮の世であり、試しの世である。神は人の心を見るために、サタンの活動を許す事もある。一見して矛盾するようですが、神はサタンと戦う戦士も養成しているのです。

 不正に対する怒り、差別に対する怒り、理想という名の選民思想。このようなものは、安易にサタンの偽善のワナに取り込まれてしまうのです。神を求め、神と共に歩む過程において、偽善は絶対に排除しなくてはならないものなのです。そのために徹底的に試みを受けなくてはなりません。自分が賢いと思っている人、自分が理想家だと思っている人、そのような人ほど神に対して反抗心を持つようになるのです。

 僕の半生において、欠点の多い人との出会いほど勉強になるものはありません。簡単な事が出来ない。あるいは想像を絶する事をしでかす。しかし、そのような人ほど、実は神に対して忠実であり、やがて神を見るようになるのです。何かが足りないというのは、それが神の力によって足りるようになる事であり、能力がないというのは、それを神が支えてくれるという事なのです。その信頼が信仰であり、神と共に歩むという事なのです。

 人の欠点というのは、他人の長所を必要とする事であり、それが共生の源となるのです。万能の天才は、全てを一人でこなしてしまう故に実は孤独なのです。孤独とは神と対面する事である。この極致に至らない人は、天才でない事を神に感謝すべきでしょう。欠点があるから成長できる。神は無駄な事はなさらないものですね。

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平成教育委員会~もう一つの解答

2008-09-12 02:03:30 | Weblog
 僕はテレビを余り見ないのですが、日曜フジテレビの看板番組である『平成教育学院』だけは録画して見ます。録画するのは、ある程度集中して臨みたいからです。集中力を発揮できればトップクラス、出来なければ昼行灯(ひるあんどん)で簡単な問題も間違ってしまいます。成績の上がらない東大現役など、ゲスト出演者の顔色が見る間に強(こわ)ばってくるので、出演者もある程度は本気モードだと分かります。答えを最初から知っているやらせだと、見る方も盛り上がりませんからね。

 この番組に、三浦奈保子という東大現役女子大生が出ています。

 

 三浦については、以前に『クフのピラミッドに刻まれた三浦の家紋』で書いたように、エジプト宰相ヨセフの息子であるエフライムの子孫です。前928年に分裂した古代イスラエルの中でも、南ユダ王国のユダ族に対抗する勢力が、北イスラエル王国のエフライム族だったのです。その北イスラエル王国の王族として、エフライム系の天皇である桓武天皇から平氏を経て、三浦一族が関東を支配したのですが、北条氏に滅ぼされて都落ちします。以来、三浦はあらゆる世界で日陰的な存在となったのです。これは、聖書のエフライムに対する預言が成就するためです。すなわち、末日にエフライムの時代が来るという事です。ですから、三浦に注目すべき人物が現れたら末日なのです。

 このようなエフライムの一族から、先の三浦奈保子さんも出てきたのですが、競馬でも武豊を超える新人として三浦皇成騎手も脚光を浴びています(武もエフライムですが)。果たして、三浦の時代が来るのでしょうか。

 ところで、先の番組の夏休み特集の『2008 平成教育委員会 真夏の頂上決戦スペシャル』に面白い問題が出ていました↓。1から7までの数字をピラミッドの形に積み上げたものですが、3並びの合計が同じ数になるという前提で、頂上の一個と、各列の合計数を当てるものです。

 

 正解は番組のホームページに出ていますが、数学的な考えの苦手な僕は、模範解答を聴いてもすぐには理解できませんでした。でも僕は、模範解答よりも簡単な方法で別の解答を見つけていたのです。

 まず、1から7までの数字を合計すると28になるというヒントは同じです。でもここから違うのです。僕の視点は、1と7、2と6、3と5、という足して8になる組み合わせの中心に4が位置するという事です。要するに、4の倍数と、3つのグループで考えるという事です。すると、28は4×7と同一なので、全ての円に4を入れたものと同一と見なせます。ピラミッドの1段目の三個と2段目の三個は合計数が同じなので、4+4+4=12は共通です。これで自動的に頂上の4と、1段目の三個と2段目の三個の12、さらに斜めも縦も12に決定するのです。

 

 また別の計算でも、頂上の4を除いた残り6個は、28-4=24と計算されますから、ピラミッドの1段目の三個と2段目の三個は合計数が同じなので、24÷2=12と先の答えに一致します。あとは、1と7、2と6、3と5、という足して8になる組み合わせを上下に配置するだけです。4が頂点以外の位置では、3つのグループが機能しないのです。1段目と2段目、それに縦の列を入れ替えても結果は同じです。

 このように、数学が苦手でも、考え方一つで解答を導く事が出来ます。実は、僕の古代史はこのような方法で謎解きをしているのです。というのも、数学的な、あるいは理論的な思考パターンが確立している人は、カッバーラという古代イスラエルの「木は森に隠せ」的な方法論に付いて来れず、先人が仕掛けた思考のワナに陥りやすいのです。これが、推理作家の松本清張が挑んで失敗した、酒船石や益田岩船の謎が、僕が現れるまで解明されなかった理由なのです。

 僕は、小学校の低学年の時に記憶力を半分にして下さいと神様にお願いし、それから四年の時に額が割れるほどの衝撃的な怪我をしました。この後遺症で、僕は時々音階が分からなかったり思考が停止する時があるのですが、額の傷は第三の目として霊感の源となっています。記憶力、知識、計算力、という三大能力はパソコンで代用できますが、霊感だけはパソコンでは代用できません。東大生に必要なのは、実は才能の源である霊感なのでしょうね。

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ロサンゼルスからのメール

2008-09-10 04:12:36 | Weblog
 少し前にカナダからのメールを紹介したのですが、8月5日にロサンゼルスからもメールを頂きました。

 ロサンゼルスというと、モリコロで絶賛した長洲未来ちゃんの生活しているところですが、時期的にもザ・アイスのレポを書いたあとですね。でも、メールの主はスケートではなく古代史に興味を持ったエフライム工房の読者なのです。ロスの未来ちゃんを絶賛したら、ロスの古代史ファンからメールが届いたのです。何という偶然でしょう。

 ところが、僕は日本在住とばかり思っていたので、古代史のCDを国内と同じ条件で送りました。エアメールだったので元々少ない利益がもっと少なくなった訳ですが、アメリカに進出したと考えれば痛快です。メールによると、Kenji Tanaka氏は絵を描きながら古代史や不思議を研究しているそうで、そのようなテーマのサイトSayonara Capitalismも運営しています。古代史の方にリンクを張る事になりましたので紹介する次第です。

 長洲未来ちゃんというと、中京テレビのザ・アイスと名古屋おもてなしツァーを弟子が録画して送ってくれたので、その素顔を垣間見る事が出来ました。DVDに焼いて保存も完璧です。その未来ちゃんですが、あの豪華メンバーの中で気後れしないのは流石です。全米チャンプの重みという事でしょうか。未来ちゃんは本質的に、空気を読むというか、自分が何を期待されているか理解しています。それで抜け目なく応対するのですから、けなげと言うか、賢さが半端ではないですね。

 おもてなしツァーですが、個人的にはコーエンが矢場トンで豚肉を食べるところが面白かったですね。06スケアメで、ユダヤ教の祭司が付ける乳(ち~ふさ)をあしらったコスチュームだったので、ユダヤ教で禁止されている豚肉は食べないだろうと思っていたからです。コーエンは厳格なユダヤ教徒ではなかったという事ですね。(↓の紫の部分に乳という房が見える)

 

 そのスケアメですが、今年は安藤美姫・中野友加里も加わって、超豪華メンバーです。僕の本命は安藤美姫さんですが、それには理由があります。というのも、今年は韓国選手が出場するのですが、雲行きはヨナ潰しの様相を呈しています。IMGと係争中であり、韓国におけるIMGの戦略を見ると、徹底的に力の差を見せつけるという凄まじさです。昨年までの、ある意味で紳士的な受け身の姿勢とは違うのです。まさかとは思うのですが、タラソワ先生の入れ知恵でしょうか。

 それで、細かなルール改正などの動きから、ただでさえ韓国選手は不利になると思われているのですが、そこへ来て07女王の安藤美姫さんの参戦です。僕は最初、日本スケ連の平松派が仕組んだのかと思ったのですが、IMGの動きを見ると、ヨナ潰しの先鋒に起用されたのではと考えを変えました。もっとも、これは安藤美姫さんの勝負師としての欠点である優しさというか、勝利に対する執着のなさを、克服させるための荒療治も兼ねていると思いますが。これが成功すれば、安藤さんは昨年のような事はないと思います。

 見所満載のスケアメですが、シティ・バンクが危機的な状態ですから、スポンサーが気になるところです。アメリカ経済の行方も占う事になるのでしょうか。

 12時追加
★米シティグループ:3150億円、サムライ債発行 日本で資金調達
毎日新聞 2008年9月10日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080910ddm008020177000c.htm

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自民党総裁選~小池百合子の始球式

2008-09-05 03:35:50 | Weblog
 昨年の8月13日に、「8月末、小池百合子防衛大臣の『三国志』」というタイトルで、僕は彼女を次のように評しています。

"中国や北朝鮮や民主党だけでなく、自民党の防衛省利権政治家も恐れるのが小池百合子防衛大臣です。(中略)国産の、超高性能の次期戦闘機が完成する頃、女性初の総理大臣も誕生しているかもしれませんね。"

 この当時、小池さんを首相候補に挙げる人は皆無に近かったのです。アンチから馬鹿にする書き込みもあったほどです。ところが、わずか1年で上げ潮派(改革派)の一押しにまでなりました。僕がブログで書いた人は神に祝福されて結果を残す。浅田真央、安藤美姫に始まるこのジンクスは、どこまで続くのでしょうか。

 ところが困った事に、僕は考え方の基本が麻生氏の景気対策派なのです。自民党の衰退も、その原因の多くは地方の疲弊にあります。財政再建は必要ですが、次の選挙で負けたのでは、3年間も民主党の売国路線により日本は滅びます。在日に参政権を与えるとか、中国人を一千万人も受け入れるとか、人権擁護法案を通してネット規制をするとか、日本が滅茶苦茶になるのは目に見えています。これを阻止して自民党が勝つためには、小池百合子さんの人気だけではダメで、地方票を確実に取れる政策が必要なのです。

 しかし、世界情勢を見ると、アメリカ経済の衰退に始まる世界的な金融不安、ロシアのグルジア侵攻による東西対立の復活、イランの反米戦略による戦争の危機があります。このような状況下では、安易な経済拡大路線よりは、失われた10年で強靱になった日本的なリスク回避の手法が有効なのです。実際、アメリカのサブプライムローン問題の影響を最も受けていないのが日本経済なのです。日経の株安は、ドルが必要な外資が資金を引き揚げているだけで、韓国のようなバブル崩壊とは無関係です。日本の緊縮財政は、まるで世界恐慌を睨んでいたかのように用意(ヘッジ=リスク回避)されたのです。

 このように、世界情勢の不安を考えると、麻生さんの景気対策路線はリスク含みだと分かります。北朝鮮問題も、アメリカによるテロ支援国家指定解除の動きの裏で、ブッシュ大統領の名で、何と北朝鮮に対して国家非常事態宣言を発令しているのです。これは、北朝鮮に対して、いつでも武力行使が出来るという意味に捉える事が出来ます。しかし、真意は別の所にあります。イランとシリアの核施設問題から戦争状態にし、経済破綻した韓国に金融支援を持ちかけて軍隊の派遣を要請し、手薄にして北朝鮮に南進させようという魂胆なのです。北朝鮮と韓国は休戦協定を結んでいませんから、アメリカの頭越しに韓国に攻め入っても統帥権を有するアメリカの問題となるのです。こうして、アメリカは北朝鮮を爆撃する口実が得られるのです。

 アメリカが謀む世界的な戦争という筋書きに、共和党は海軍提督を父に持つマケインを担ぎ出してきました。しかも、日本は超タカ派の小池百合子と麻生太郎なのです。どちらも、日本を守るためなら自衛隊にゴーサインを出せる人物なのです。アメリカは、民主党とロックフェラーの反日勢力で日本を苦しめ、共和党とロスチャイルドの親日勢力で、日本を戦争に荷担させようとしているのです。果たして、この筋書きは成就するのか?

 9月3日の神宮球場に、総理候補の小池さんの姿がありました。自身がソフトボール経験者であり、また豊島区少年野球連盟の顧問をしておられる縁で実現したものですが、スワローズの霊的なオーナーは僕なので、昨年の記事を成就すべく神様に呼ばれたのです。ヤクルト・スワローズは、上ナイルと下ナイルの流れを象ったSとYがイニシャルです。これは、上ナイルのS字の流れに象徴される旧約の神ヤハウェと、下ナイルの三叉の流れに象徴される新約の神イエスを表したものです。上下エジプトのシンボルカラーは白と赤で、これは日本の国旗も同じ意味ですから、スワローズはイスラエル12部族のエフライムであると共に日本を代理しているのです。それで宮本選手がオリンピックでも主将を務めたのです。ちなみにスワローズの四番は、僕と同じ岩手出身で、低年棒で話題となった畠山君です。畠山は秦氏系で、ダビデやイエスのユダ族ですね。

 

 始球式は晴れて、試合も世界を滅ぼす龍=ドラゴンズを退治する結果となりました。そして、一日置いた昨日に正式に出馬表明となったのです。神宮球場は、北イスラエル王国の王族であるエフライム系明治天皇を祭った聖地ですから、これで天界からお墨付きを頂いた事になります。でも、日本は南ユダ系の天皇もいるので、総裁選に及ぼすこの力関係に注目ですね。僕としては、麻生さんの次に小池さんが理想なのですが。そういえば、百合の花は上エジプトのシンボルでしたね。

     エフライム工房 平御幸
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フルートの名曲~その2.ハーツェルツェトの魔術

2008-09-03 18:39:48 | 芸術
 前回予測したように、韓国の通貨ウォンは順調に暴落し続けています。今日の終値で1148.3ですから2日で24ポイントも下がった事になります。反日の朝鮮企業ヤフーでさえ、通貨危機の憂慮を掲載する始末。これはもう、完全に詰んでいますね。

 という事で、少し安心した(まだ気を抜いてはいませんが)ので、今回は少しばかり官能的なフルートの名曲を紹介します。正しくは曲が官能的なのではなく、この余りにも有名なスタンダードを官能的に演奏するフルート奏者がいるのです。その名は、ウィルベルト・ハーツェルツェト。トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団との共演で、バッハ(J.S.BACH)の管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067を古楽器のフラウト・トラヴェルソを用いて演奏しています。WARNER CLASSICS NEW BEST 50 というエラートの低価格シリーズで販売されているので、今でも手軽に聴く事が出来ます(Erato Disques)。

 さて、管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067は舞曲によって構成された音楽ですが、この中でも第3曲目のサラバンド(Sarabande)は古典的舞曲と評価されています。でも僕は、このサラバンドが一番好きなのです。ゆったりとした美しい旋律を噛みしめると、消耗した神経がいつも慰められるのです。でもここには官能的な表情はありません。

 官能的なのは、一つ前のロンド(Rondeau)という舞曲です。とても短い曲ですが、頭からの4音目が腰が抜ける位に心地良く、これでもかというくらい何度も繰り返されます。この官能的な音は現代的なフルートでは感じませんから、やはり古楽器独特の音色なのだと思います。古楽器はふくよかで暖かい音色ですが、この古楽器アンサンブルの音は特別にその傾向が強いと思います。もっとも、能率の低い(1W入力で91dB以下の音圧)市販のスピーカーで、この官能が表現されるかは疑問ですが。能率が低いということは、小さな音に反応しないという事ですから。

 音とか色という感覚的なものは、正しく認知したり、二次的なイメージを喚起する能力において個人差が大きく、それが嗜好に繋がります。僕はロックで興奮する人種が全く理解できない割に、日本の祭りの太鼓には結構反応します。マーラーやブルックナーの交響曲は退屈でしょうがないけれど、ベートーヴェンの交響曲第3番英雄は頭の中で編曲するほど大好きです。フィギュアスケートを観ていても、選曲に関しては大半がババァ臭くて好きではありません。ニコルさんはクラシックの名曲(ショパンなど)を扱わせると才能を発揮するのですが、ポピュラーなコッペリアなどではイマイチです。これは僕と同じく、根っからの本格派に属しているからです。ニコルさんのこういう性質を理解すれば、依頼すべきプログラムで外す事が無くなるはずです。

 フィギュアスケートを支えるのは大半が中年女性ですから、その好み(過去に気に入ったプログラム)が子供に自己投影されるのでしょう。それから、学校の音楽の時間に習った曲ですね。この二つに偏るので、世間には夥しい名曲があるにもかかわらず、悲劇的にプログラムのバッティングが度々起こるのです。フィギュアスケート関係者は真の名曲を知らない。そう思っている音楽好きがいても不思議ではありません。好きな選手の演技に、別の曲を被せて楽しむファンがいるようですが、僕もその気持ちは分かります。関係者の皆さん、特に機械音痴の女性ファンは、音楽を聴くオーディオくらいはちゃんと揃えましょう。オーディオの名器がオークションやリサイクルショップで馬鹿安く売られて(泣いて)いるのです。芸術的な感性は良い音を聴くことで磨かれるのですから。

 なお10日のFM放送で、ハーツェルツェトとモニカ・ハジェット(Vn)が共演したテレマンの曲が放送されます→バロックの森

     エフライム工房 平御幸
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フルートの名曲~フォーレの幻想曲 作品79

2008-09-01 19:13:35 | 芸術
 9月危機説の流れた韓国経済がいよいよ9月に突入し、ウォンとコスピ(KOSPI~株価指標)の動向が注目されました。蓋を開ければウォンが一時1124ウォン/ドルという、約3%の暴落。これで1100とか1120にオプションを設定していた企業は即死のようです(KIKO=ノックイン/ノックアウトオプション)。またコスピも4%の暴落。しかも、両者の暴落に、休場だったアメリカのファンドが絡んでいないのです。それで、禿鷹と呼ばれるアメリカのファンドが、コスピを始末してドル替えする明日こそ、韓国経済にとって本当の崩壊序奏だと囁かれています。

 ところで、ウォンの暴落チャートを見ていて、なぜか「フルートの名曲」を思い出しました。「フルートの名曲」というのは、90年代半ばのFM(NHK)で放送されたもので、その構成の良さに、何度聴いても飽きが来なかった番組でした。僕はNHKの左翼体質を批判しますが、FM放送では流石にプロと唸らせる番組構成と選曲が多かったのです。「フルートの名曲」もその一つですが、冒頭で演奏されるのがフォーレの『フルートとピアノのための幻想曲ハ長調 作品79』です。

 この曲は、番組の解説ではコンクールの課題曲と紹介されていたのですが、『フォーレ室内楽曲集3(パレナン四重奏団、フルート~ミシェル・デポスト)』によると、同じくヘ長調の曲の方だけ課題曲になっていました。どちらかが間違っていますね。構成が同じなのだから、両方とも課題曲ではないかと思います→デポスト盤

 さて、この曲の印象ですが、静かに始まった旋律が、ウォンの暴落チャートのように高音部に一気に駆け上がるところが課題曲としてのテーマかなと感じました。コンクールの課題曲は一般につまらない物が多いのですが(特に日本のコンクール)、この曲はとても聴き応えがあります。放送ではランパルだったと思うのですが、もう少し現代的でメリハリのある良い演奏でした→ランパル盤試聴

 この曲の後に、お馴染みの名曲が続くのです。フリードリッヒ大王の作品、グルックの歌劇オルフェウスより精霊の踊り、イベールの間奏曲、ビゼーのアルルの女第2組曲よりメヌエット、ドップラーのハンガリー田園幻想曲、デュナンのヴェニスの謝肉祭、と続きます(順番はうろ覚え)。最後は日本人作曲者だったのですが、テープが無くなり途中で切れていました。演奏者は、パトリック・ガロワ、オーレル・ニコレ、ジェームズ・ゴールウェイ、ヴォルフガング・シュルツなど多士済々。それで誰がどの曲を演奏したかを覚えるのが途中で面倒になり、結局はうろ覚えになりました。技巧的なガロワの精霊の踊りと間奏曲、情感たっぷりのゴールウェイのハンガリー田園幻想曲、清澄なニコレのアルルの女ではなかったかと記憶しています。

 もう十年前に無くしたテープですが、今でも曲と演奏者の組み合わせは覚えています。別の人の演奏だと分かるという意味です。このようなオムニバス形式の放送は、ナレーターの声と共に記憶に残るもので、親しむとCDの演奏のみは物足らなく感じます。若い時はエアチェックでナレーションをカットして録音したものですが、都会人や一人暮らし老人の孤独というのは、このような放送によって癒されて来たのかなと思うようになりました。

 デジタル放送の出現でFM放送の重要度が低下し、オーディオ産業が停滞する今の時代、バプル崩壊と共に何か大切なものを失った日本人が重なって見えます。音楽というのは、有り余る環境ではなくて、足らなくて飢えているくらいが幸福なのだと思いますね。飽食の時代は飽音の時代でもあったのです。戦後に残されたフルトヴェングラーの遺産に、当時の人の神を求める心と、音楽を求める心の一致をみる気がします。音楽は本来、神のように心を打ち叩いて求める物なのです。

     エフライム工房 平御幸
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