平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

キーホルダーの試作と2SK79用基板の制作

2015-04-13 17:50:37 | アンプ製作と修理
 今日明日は雨で出られそうもないので、基板の制作と新型アンプのパネル加工を行いました。

 オールFETミニアンプは、窪田式オールFETヘッドフォンアンプのアレンジです。オリジナルはソニーの中出力V-FET 2SK79を2段目に用いたもので、ムターのヴァイオリンを艶やかに歯切れよく再生します。しかし、2SK79はペアで1680円で、ステレオと送料で4000円の出費。だれにでも薦められるものではありません。

 でも、作りたいと言い出す人もいるかもしれないし、裏の配線を少なくした改良版を制作しました。中央の電源部もアースなどが引き回しやすくなっています。やろうと思えば、電解コンデンサーと並列に0.47μF程度のフィルムコンデンサーを追加し、高域特性を改善することも出来ます。

 さて、前回に書いたエッチングによるキーホルダーの製作。実験的に、写真を画像編集ソフトで加工して、細かいところの再現性を確かめてみました。予想外の結果になりましたが。

 今回使ったポジ感光基板は今年の生産によるものなので、露光時間が短くて済むみたいです。今まで古い生産のものを5分でやっていたのですが、5分では長すぎました。パターンにした文字が消えかかっています。専用転写シールに印刷するパターンと、出来上がった基板の画像です。


プリント前の原版(反転にしてある)


エッチング後の基板(緑の感光剤が残っている)

 エッチングが終わったばかりの基板は、緑色の感光剤が残っています。それで、感光剤を残したままだと原版の写真の陰影も残ります。でも、感光剤をフラックスクリーナーで洗い流すと銅箔面が現れて、感光剤の陰影も消えてしまいます。

 エッチングの最中は顔の表情が全く出ていなかったのですが、エッチング液を洗い流して光に透かすと陰影が出てきました。これには驚きました。せっかくの陰影を消すのも何なので、フラックスクリーナーがかからないようにマスキングし、回りのリング部分だけ綿棒とクリーナーでピカピカにしました。


透かしてみると顔の表情が出てくる(リングは18mm径)


アップ


フラックスクリーナーで感光剤を洗い流した部分が赤銅色に輝く

 これなら、下り藤や上り藤などの家紋は簡単に作れそうです。受注生産にしようかなっと (^ω^)

 2SK241で実験していたミニアンプ。終段を東芝の2SK2013/2SJ313にしてみましたがいい感じです。2段目の電流値を測定値と同じ5.62mAにしていたときより、少し上げて7mA程度にした時のほうが良い音です。もしかして、2SK246のアンプも、2段目は5mAくらいで良いのかもしれません。変更したらバイアスその他も再調整が必要です。


2段目が2SK241で終段が東芝の2SK2013/2SJ313


東芝の2SK2013/2SJ313は足のドレインとソースの位置が日立と逆
左からGDS(日立の2SK213/2SJ76はGSD)


    エフライム工房 平御幸
コメント (7)
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