平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

長崎の呪い

2010-09-10 21:12:09 | Weblog
 今日は熊本からワンマンカー(とは言っても綺麗)で長洲に向かったのですが、長洲駅のちょっと手前で、畑から真っ白な鳥が20羽ほど飛び立ちました。大きさは鳩くらいなので小鷺ではないと思うのですが、白い鳩の群れは考えられないし、鷺も群れでは行動しないし、ちょっと謎ですね。形は鳩に見えました。

 金魚の町長洲は、後継者がいないので廃れる一方。対岸の多比良港からバスで一つが、島原電鉄の多比良駅。多比良は知らなくても、国見高校の最寄り駅だと言えばサッカーファンなら分かるでしょう。単線のワンマンの2両編成が来たのですが、一応は急行です。これで諫早に向かいました。

 諫早というと、諫早湾の干拓事業です。例のギロチンの跡が堤防になり、三つの巨大な水門が見えてきます。水門から内側の海は黄土色になり、海の外にも堤があって、堤からは田圃が広がっています。確かに稲作地帯なのですが、海を潰してまでの干拓は疑問です。やはり、干拓事業の本質は、韓国から養殖海苔を輸入するために、国内の海苔養殖を潰す必要があったからと考えられます。

 実は、諫早駅で降りて、弟子に長洲の金魚もなかと、熊本のからしれんこんケロロを送ろうと郵便局を探したのですがありません。駅前には食事できるところはなく、マックでテリヤキバーガーを食べて再度探したところ、民主党の事務所の前を通らなくてはなりません。それで、民主党事務所に遠くから呪いをかけ、ゆうパックは長崎で出すことにしました。猛暑の中ヘトヘトでした。

 諫早到着時に、格好の良い長崎行き特急カモメ号(日立の振り子電車)を見ていたので、迷わずに特急券を買いました。ところが、到着したのはドアが車体の中央にある日輪号タイプ。日輪号とは顔付きは少し違いますが、「アイゴー サギニダ」と叫びたくなる格好の悪さです。そう言えば、途中の田圃には白やグレーのサギが多かったこと…。

 長崎に着いて、案内所で郵便局を尋ねたら、女の子がツンツンして感じ悪―。駅を出たら猛暑だし、長崎なんか来ること無かったニダねーと思ったら、本格的な昼食を取っていなかったことに気付き、郵便局からほど近い更科でオロシ蕎麦を食べることにしました。

 店には客はなく(午後3時)、ご主人と接客の女の人が伝票の整理中。ところが、二人とも話し好きで、龍馬が好きではないとか、長崎の平和運動も好きではないとか、妙に話が合います。それもそのはず、置いてある新聞が地方紙と産経です。筋金入りですね。

 結局、近くのホテルを紹介してもらい、長崎くんちで有名な諏訪神社に行くことになりました。祭りは十月ですが、境内の駐車場で練習しているのだそうです。練習は夜七時からだったので見られませんでしたが、いろいろと考えさせられる事がありました。

 まず、長崎には古い神社はないのですが、その理由はキリシタン大名による焼き払いです。諏訪神社も新しいのです。それから、下水のマンホールのマークが丸に五芒星です。変だと思って地図を見たら、大浦天主堂の方に旧香港上海銀行があります。東インド会社の亡霊の一つです。

 長崎は、イエズス会に侵略され、東インド会社に侵略され、そして原爆で滅ぼされようとしました。そして今、在日とリアルニダーと左翼とが闊歩する魔の都市になりつつあります。市役所の近くに大きくて長い歩道橋があるのですが、灼熱の中を渡るのは僕でも大変です。老人には過酷だと思いました。でも横断歩道はないのです。歪(いびつ)な平和都市です。

 長崎の第一印象は悪かったのですが、日本人気質の更科で歓迎されて、僕が招かれた理由が分かったような気がします。灼熱の諫早も長崎も、日本の伝統的な良さを捨てた呪われた地ですが、神様はまだまだ見捨てていないのです。JR九州の車両は、800系つばめ号の新幹線から、ディーゼルと勘違い(2010.09.08は訂正)するほどの騒音の日輪まで、車種もカラーリングも多種多彩です。このカオスが象徴する九州は、これからいろいろな方面で整備されて行くのだと思います。

 九州の良いところは、地殻変動が多くて人口が少なかった頃(縄文から弥生)から、災害に負けずに村や町を築き上げてきた、性格的に南方的な前向きさです。宮崎も鹿児島も豊かでした。熊本駅は、郵便局からミスドまで揃っていて、今までで一番の星三つの使いやすさです。駅前は自治体の顔ですから、熊本は民度(文化)が高いのだと思いました。諫早は、干拓の前にやることがあったと思います。明日は、長崎をもう少し詳しく見る予定です。

      エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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