平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

自由への期待

2009-12-28 16:36:52 | Weblog
 フィギュアスケートの全日本選手権、土曜日のショートプログラムと、日曜日のフリーで、共に不思議な事が起こりました。それは、鈴木さんと中野さんの演技直後に、録画しているパソコンがフリーズした事です。

土曜日
<丶`Д´> アイゴー、鈴木選手のフィニッシュ直後のキャーでフリーズしたニダ・・・

日曜日
<丶`Д´> アイゴー、中野選手が花束抱えて戻ってきたらフリーズしたニダ・・・

 似ている出来事ですが、異なるのは、日曜日には観戦中にバウムクーヘンを食べていた事です。僕はうっかりして、バウムクーヘンの木片を落としてしまったのです。幸いまな板の上でしたが、バウムクーヘンは中空でドーナッツ状。木片だけなら鈴木さんの暗示ですが、ドーナッツスピンが代名詞の中野さんの方により当てはまります。これで鈴木さんの演技を観るまでもなく、中野さんの代表落ちが決ったのです。僕は中野さんの予想でしたが、やはり反日のフジテレビ入社が災いを招いたのかも知れませんね。

 ということで、土日の二人のキスクラは再起動中で録画できず。そろそろマシンの更新が必要かも知れません。

 フィギュアスケートの試合当日はアクセスが増えるのですが、面白い事に、真央ちゃん不調の時は激増します。困ったときの神頼みの心境なのでしょうか。今回は体調が悪いと宣言しているので、コメントが少なくて管理は楽なのですが、できるならこのまま順調にバンクーバーへと願っています。

 僕は毎年ヒットを飛ばすのですが、06年の真央潰しの謀略論、07年元旦の安藤美姫擁護論からワールド制覇、縁起を担いで08年元旦(07大晦日)の浅田真央セラピスト論でワールド優勝。そして何よりも、08夏のモリコロの時点で、浅田真央不調を誰よりも早く先見し、オーラが消えたと述べています。この時に、村上佳菜子ちゃんと長洲未来ちゃんを絶賛し、村上佳菜子ちゃんはすくすくと成長。残すは未来ちゃんの復活だけです。

 今年の浅田真央死んだふり作戦(2009-10-16)は、いま読み返してみても凄い内容です。僕も、本当に剣が関わってくるとは思いませんでしたが、筋書き通りの真央不調で、大半のファンはパニックになったのでは。僕が書いたからではなく、僕は後に起こる事を先に書いただけですから、東原のデスブログとは違います。

 浅田真央復活の理由は色々とありますが、やはり強情をやめて、元の素直さを取り戻した事が大きいと思います。ギューギュー詰めのプログラムの見直しと、リカバーできる構成の柔軟化など、心理的には強迫観念から解放されて自由を取り戻したわけです。これを下の三枚の絵で具体的に説明すると、タラソワプロのオリジナルは、ベラスケスのラス・メニナスのように隙間(自由空間)がないのです。しかし、今回の簡略化で空気と空間が生まれ、二枚目の若い時のピカソのように、技術(デッサン力)が明快に伝わってくるようになりました。これ以上を望むならば、三枚目のミロのように、幾何学的な形体と自由な曲線を、黄金率で計算し尽くした構成にするしかありません。

 ベラスケスのラスメニナス

 ピカソ 少年と馬

 ミロ Personnage Figure

 フィギュアというのは矩形(幾何学的な形体)ですから、このようにミロの世界に意外と近いものなのです。残念ながら、フランスの選手でも現状はピカソ止まりですけど、これからはミロ的な選曲と振り付けも期待できます。模型を組み立てる事の好きな真央ちゃんなら、アイスリンクというキャンバスに、見かけ上は自由な線と色を描けるかも知れません。形を抽出する抽象の本質は、難しい理論ではなくて、形に対する自由なアプローチにあるからこそ、技術的な不自由さが限界となるB級選手には望むべくもなく、完璧な技術を有するS級選手にしか期待できないわけです。

 死をもたらす聖霊の黒い鳩(鳩山)ではなく、ノアの箱舟から放たれた鳩のように、ピカソの鳩が銜(くわ)えるオリーブの若葉こそ、来年の象徴となるべきものだと思います。

 ピカソ 青い鳩

      エフライム工房 平御幸
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新たなスタンダード

2009-12-28 00:01:25 | Weblog
 全日本フィギュアは、中野さんがトリノに続いて代表を逃す結果になりましたが、鈴木さんがジャンプでミスしなかったので仕方ないですね。ようやく才能の片鱗を見せた真央ちゃんと、安定期に入った安藤さんと共に、代表入りおめでとうございます。男子の3人も含め、バンクーバーでの活躍を祈ります。

 今回の女子はレベルが高かったですが、特に真央ちゃんが生まれて初めて見せたフリーの完璧さは、女子の新たなスタンダードを提示する出来映えと思います。点数を付けるなら、ようやく95点が上げられるレベルですが、マイナス5点は2番目のトリプルアクセル回避ではなく、セカンド3Tが入れられない欠点に対するものです。最初のトリプルアクセルが無くても200点越えですから、僕のトリプルアクセル不要論が証明された演技でもありました。

 完璧な演技は、観客の手拍子を拒否するほどにクールなものです。なぜならば、美術館で名画を観て拍手する人はいますか?そんな馬鹿はどこにもいないでしょう。フィギュアスケートも同じなのです。演技のどこを切り取って見ても、完璧な美しさを湛えるものならば、鑑賞者は言葉を失い、また時間の経(た)つ事を忘れて呆然と見惚(と)れます。今日の浅田真央の演技は、そのような究極のレベルに位置する、完璧な絵画の連続で構成されていたのです。文句を付けるとすれば、ごてごてとしたコスチュームとメイクだけです。

 プログラムは無駄を省いてダイエットに成功しましたが、コスチュームはまだ無駄の多い名古屋仕様です。無駄を省くというのは、高度な抽象の世界に住む事であり、ピカソやミロなどの研ぎ澄まされた、それでいて暖かなタッチに通じます。ショートプログラムは不安のせいか、お世辞にも誉められた動きではなかったですが、フリーでは一変して理想に極めて近くなりました。今日の言葉を失う完璧さによって、僕がどれほど高い要求をして来たか、目の開いていない凡人にも分かると思います。高難度よりも完璧さが浅田真央の本質。韓国選手は見てはいけないものを見る不幸に出くわしましたね。

 男子の高橋君の点数は白けますが、オリンピックではこんな採点は成されないと思います。日本男子の中では小塚君に期待しますが、最終グループに一人残れば大成功です。女子も来春の全米選手権で有力者は確定しますが、韓国選手包囲網が狭まってきた今、死んだふり作戦から圧力をかける作戦を粛々と遂行する番ですね。

 競馬の有馬記念ですが、僕の古代史で言及する「イエス=小柄な救世主」というテーマの通り、救世主の象徴数である9番のドリームジャーニー(最軽量426kg)が勝ちました。鬱憤の溜まっていた、癇癪巻きますのブエナビスタは惜しくも2着でしたね。やはり、7レースのホープフルステークスは龍退治のミカエルの名を持つ、ミカエルビスティーが2着。この両レースは来年を占うレースでしたから、フィギュアスケートの結果と共に希望の灯となりました。

 なお、読者の中でドリームジャーニーに賭けた鶴と亀さん、揺るぎない信仰に賞賛を惜しみません。僕は馬券を買いませんが、ドリームジャーニーの母がオリエンタルアートですから、理詰めで考えるのではなく、アーティスティックな馬券感覚が的中するレースだったのかもしれませんね。ゼッケン10番のスリーロールスが故障したのも、龍の力が衰えた証拠かも知れません。

      エフライム工房 平御幸
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