平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ファイナルカウントダウン

2009-12-05 22:15:20 | Weblog
 ファイナルは、予想通りの韓国選手逆転勝ち。安藤さんはオリンピック出場権をかけて、随分と慎重になっていました。その結果がワンミスでの銀確保。これでオリンピック内定ですし、何よりもファイナル優勝者の呪いから逃げ、ついでにNHK杯の呪いも帳消しに出来たので良かったですね。それよりも、今回はいくつかの収穫がありました。

 僕は随分前から、バンクーバーの女子シングル優勝ラインは190点と予告しています。昨シーズン後半からのインフレで、200点オーバーが普通の様相を呈していましたが、やはりオリンピックは特別なのでインフレはありません。今回も190点に届かなかった事で、僕の予想が現実味を帯びてきました。

 また、韓国選手とロシェットはシーズン最初にピークだったので、あとは下り坂と予想しましたが、これもその通りになってきました。本番のオリンピックでは、プレッシャーはファイナルの5倍くらいかかりますから、今からチビッテいるようでは、二人ともショートプログラムで大失敗する可能性があります。

 収穫の三つ目として、韓国選手のPCSが低くなってきたことです。フリーではとうとう8点台がありませんでした。疑惑の得点に対する、審判団による唯一残された操作が、ジャンプやスパイラルなどに対する加点だけとなったのです。これが本番のバンクーバーで無くなる予定ですね。

 今回のスペシャリストはスイス人の女性でした。実は、ここがポイントなのです。スイスと言えばIOCの本部があるところ。ISUはソルトレイクの買収騒ぎでIOCに睨まれていますから、スイスからスペシャリストが出された時点で、今回の大会が監査の対象になったのです。韓国選手爆上げの圧倒的な勝利を期待した半島本国と在日を喜ばすなら、昨年のようにクリック夫人と息のかかったジャッジで固めてきたはずです。ISUはそれがしたくても出来なかったのです。

 鈴木さんの銅メダルで、中野さんが漏れた06年と同じような雲行きになってきました。鈴木さんは世界レベルで戦えることを立証した形ですが、日本選手権後の選考会は揉めそうですね。中野さんが差のない三位なら、今シーズン実績で落とされることもあります。

 それから、あの東スポが「チンクアンタ激怒」と書いた、韓国選手の地元四大陸スルー作戦。これが本当なら、韓国選手はいやいやでも四大陸に出なくてはなりません。全日本で真央復活がなかったら、四大陸が最終選考会になるかもしれません。真央サイドは、難度を下げて確実に190点を叩き出すプログラムにすべきだし、また経験を積むために四大陸に出るべきです。大技にこだわるのなら、圧力釜の火を限界まで上げて、蒸気機関の非効率で圧倒する心構えが必要です。まだ蒸気圧は不足です。

 なお、効率の良い電車の安藤さんも、フリーのクレオパトラは曲がダメですから変えた方がよいと思います。オリンピックの優勝者にふさわしいとは思えません。コスチュームの蛇も毒蛇ですから、毒をもって毒を制する今回は良かったかもしれませんが…。最後に、緊張でグダグダになったレオノワも良い経験になったし、バンクーバーは意外な選手が勝つかもしれないという感じが強まってきました。面白くなりそうですね。それにしても、表彰式で韓国選手の国旗掲揚を映し出さなかったテレビ朝日。5.5%がよほどこたえたようですね。

    エフライム工房 平御幸
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする