to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2015年12月26日 北海道旅行 2日目 その4(蔵群 その1)

2016年01月04日 22時20分04秒 | 旅行

今日の宿は、「小樽旅亭 蔵群」です。

いつか宿泊してみたい、と思っていた宿ですが、北海道に来ること自体ががなく、宿泊する機会がありませんでした。

今回も最初見た時は満室だったのですが、たまたま26日に空きが出たので、念願かなって宿泊することができることになりました。

 

 

さて、「蔵群」は朝里川温泉というところにあります。事前に予約すれば小樽築港駅まで送迎してくれます。小樽築港駅から車で20分ほど山あいに入ったところにあります。

 

 

 

 

目の前がラブホテルだったりしますが、中に入るとそこには別世界が広がります。

 

 

まずはロビーで抹茶とお茶菓子が出され、一息ついた後部屋に案内されます。

 

 

今回宿泊する部屋は、メゾネットタイプの和室です。この部屋しか空いていなかったので、選択の余地はありませんでしたが。

1Fの和室です。小さめですが、二人ならば問題ありません。テレビも小さめですが、BSが映らないのはこのクラスの宿としてどうかと思いますが。

 

窓の外の景色は期待できません。

 

 

部屋の風呂は、お湯は温泉が出ます。

部屋の風呂は、温泉組合から供給されたお湯をそのまま使用しているということで、大浴場は循環消毒ありなので、入るなら部屋の風呂のほうがよい、ということになります。

 

 

 

 

階段を登り2Fに向かいます。

 

2Fには小さな和室が二部屋あります。

 

 

2Fのどちらかの部屋に布団が敷かれることになります。

 

なかなか凝った作りの部屋ですが、使い勝手は今一つです。特に気になったのは、クローゼットが2Fにあること、2Fに目覚ましがないこと、1Fは寒くて2Fは暑くて寝苦しいくらいだったことです。

 

館内は名前の通り、蔵をイメージした造りで照明も暗めです。古い蔵を移築したりしているわけではありません。

 

パブリックスペース周辺は明るい造りになっています。

 

 

この宿の特徴は、オールインクルーシブシステムで、宿泊中の飲み物代はすべて宿泊代に含まれる、つまり無料ということです。

館内にはバーがありますが、ここの飲み物もすべて無料です。

 

アルコールを多く飲むほどお得になるシステムで、飲み物代を気にする必要はないですが、飲みすぎには注意が必要です。

部屋の冷蔵庫の飲み物も当然無料で、このようなスパークリングワインが用意されています。

 

 

 

この後、大浴場に行きました。

大浴場、といっても洗い場は4個しかなく、広いわけではありません。露天風呂、もありますが、川側がオープンになっているだけで、開放感はあまりありません。目隠しも高いので、眺望もよいわけではありません。

泉質の面からも、ここでは部屋の風呂に入るのが正解と感じました。

 

ところで、大浴場では外国人の家族連れと一緒になりましたが、あのマナーの悪さはなんとかならないのでしょうか。

今、日本の観光は外国人抜きでは成り立たないし、国によって習慣や考え方が異なるのはこちらも理解しなければなりませんが、だからといって他国でやりたい放題やってよいわけではありません。

海外に出るのであれば、公共の場所をお互い迷惑をかけずに気持ち良く使用するくらいのマナーは最低限身に着けてほしいものです。

 

また、宿側も外国人を受け入れる以上、その辺の啓蒙は行ってほしいと思います。実際には難しいのかもしれませんが。

安くない金額を支払って宿泊する以上、宿泊客はそれなりの品格を求めています。宿泊客が不満を持ってしまうと宿自体の評価を下げる結果になりかねませんので。

 

 

                         <その5に続く>

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2015年12月26日 北海道旅行 2日目 その3(小樽)

2016年01月03日 21時57分50秒 | 旅行

小樽は北海道で最初の鉄道が敷設された地であり、かつて石炭の積みだしや貿易の拠点として大層栄えました。しかし、石炭産業の衰退および太平洋側の港の整備等により小樽の町も衰退しますが、その後観光都市として見事に復活しています。

栄華を極めた当時の遺構が多く残っていること、寿司等おいしい食べ物があること、北一硝子、ルタオ等土産物として魅力的な商品がある等、観光地としての資質がそろっていることが要因だと思います。

当然関係者の努力はあるのでしょうが、札幌から近いこともあり、全国でもトップクラスの観光地となっています。

 

小樽駅は、町の南の高台にあります。有名な小樽運河へは、長い緩やかな坂道を下っていくことになります。

朝は晴れ間も見えていましたが、いつの間にか本格的に雪が降っています。

 

 

途中、北海道で最初の鉄道、手宮線の跡があります。

かつて神田の交通博物館に展示されていた蒸気機関車の弁慶号、客車の開拓使号はこの路線を走っていました。

 

 

 

 

小樽運河までやってきました。ここまで来ると結構観光客がいますが、やはりほとんどがアジア系外国人のようです。

夜になってライトアップされるとまた雰囲気が違うのでしょうが、厚い雪雲のせいもあり、今一つパッとしない風景に見えます。

 

 

さて、ここで昼食をとることにします。

運河のほとりにある倉庫を改造した建物にある、回転ずしの函太郎という店に入ります。名前の通り函館発祥の店のようです。店内は7割ほどの入りでしたが、ここはほとんどが日本人のようです。

 

 まだちの軍艦。まだちは鱈の白子です。臭みは全くなく、クリーミーで非常においしいです。鱈の白子は山形、宮城でも食べたことがありますが、今回食べたものが一番です。

 

 

 ウニ軍艦。苦身はなく、ウニ独特の臭みも必要以上に強くなく、これも非常においしいです。

 

 

これはにしんです。北海道以外ではまず食べられないでしょう。味は上品な青魚といった感じです。

 

 

あさりのお吸い物とあら汁。あら汁は味噌仕立てで具は鮭です。

 

 

 

いくら軍艦。皮が柔らかで、しつこさがなくこれもおいしいです。

 

これも珍しい、八角です。小樽名物らしいです。

 

 

最後はマイカ。メニューには朝獲りイカがありましたが、時期でないのか、海があれているからなのか、今日はないとのこと。でもこのイカも充分おいしいのです。

 

 回転寿司としては料金は高めかもしれませんが、クオリティは高いです。

 

 

 ここから小樽観光の中心、堺町通りに向かいます。

この辺にも観光客がたくさんいました。

 

 

特に買いたいものや観たいところはないので、ルタオのチョコレート専門店でホットチョコレートを飲み、早めに宿に入ることにします。

 

 

 

小樽散策バスで小樽駅に戻ります。

 

小樽駅には長万部行の普通列車が停車していました。キハ150形の単行で、約4時間かかります。

小樽駅は函館本線の駅ですが、定期の優等列車は一本もありません。昔は特急「北海」とか急行「ニセコ」があったのですが。

 

 

快速エアポートで、宿の送迎がある小樽築港駅に向かいます。

 

 

                       <その4に続く>

 

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2015年12月26日 北海道旅行 2日目 その2(札幌~小樽)

2016年01月02日 23時26分10秒 | 旅行

札幌駅から、小樽に向かいます。

 

が、その前に、ちょうど時間が良いので、札幌駅である列車の到着を待つことにします。

 

 

札幌駅は列車の発着が多く、退屈しません。

 

 

 

北のモンスター気動車、キハ201系と731系、733系。

 

 

 

その列車は、約15分遅れでやってきました。

 

ゆっくりと高架への線路を上がってきます。

 

 

上野からやってきた「カシオペア」。

 

 

唯一残っている、上野発の夜行列車です。「上野からの寝台特急 カシオペアが到着します」のアナウンスが流れ、札幌駅の雰囲気が一気に華やかになります。

 

 

 

「カシオペア」は、2016年3月の新幹線函館開業で廃止されます。人気の列車であり、積極的に廃止しなければならない理由も特にないと思われますので、JR側が廃止したかったのだと思いますが。

 

 

 

DD51重連が旅客列車を牽引する姿が見られるのもあとわずかです。

 

 

 

 

しばし停車の後、札幌運転所に向けて回送されていきました。

 

 

 

 さて、この日は貨物列車が鹿と衝突した影響で、小樽行の列車が軒並み遅れています。

やってきた小樽行普通列車に乗車しましたが、立ち客もかなりいる混雑でした。しかし、停車するたびに少しづつ降車していき、札幌運転所のある手稲を過ぎると車内はガラガラになりました。

 

縁起の良い駅名として有名な銭函を過ぎると、それまでの市街地とは一変し、荒々しい海岸沿いに出ます。

 

 

 

小樽駅に到着。朝のうちは天気が良かったのですが、いつの間にか雪が降りだしています。

 

 

 

ホームにも駅にもランプが飾られており、いい雰囲気です。

 

 

                          <その3に続く>

 

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2015年12月26日 北海道旅行 2日目 その1(北海道大学)

2016年01月01日 17時31分39秒 | 旅行

北海道の二日目。今日の全日本フィギュアスケート選手権は女子ショートプログラムと男子フリースケーティングが行われますが、残念ながらチケットは取れませんでした。

なので、今日は一日観光することにしています。

 

まずはホテルで朝食をとります。昨晩遅かったので、遅めに起きると、晴れ間も見える良い天気です。

北海道は朝食がおいしいホテルが多いことで有名ですが、今回宿泊した「札幌アスペンホテル」もなかなかのものです。

和洋共に品数が多く、味もかなりおいしいです。これならば連泊でも十分に楽しめそうです。

 

 

 

 

 

さて、まずはホテルから徒歩数分で行くことができる、北海道大学に向かうことにします。

ところで、今回、コロバンドという靴の滑り止めを持って行ったのですが、これがなかなかの優れ物で、多少コツはいりますが滑り止め効果もまあ十分で、滑り止めはピンが出ているわけではないので、雪がないところでも普通に歩くことができます。

最初、付けたり外したりが面倒くさいかと思いましたが、結局北海道滞在中はずっと付けっぱなしで問題なく過ごすことができました。

 

 北海道大学の正門から中に入ります。

 

 

 

中はすっかり観光地化しています。現役の大学構内でここまで観光地なのも日本では珍しいでしょう。やはりここも外国人が多いです。

 

 

南門からはJRの線路越しに赤レンガ庁舎が見えます。

 

 

 

構内を進んでいくとまず目に入るのが古河記念講堂です。古河財閥の寄付で1909年に建築されたもので、建築後100年以上たっていますが、今でも現役の研究室として使用されているとのこと。

 

 

 

古河記念講堂の少し先にある銅像、雪で良くわかりませんが、ウイリアム・スミス・クラーク像です。

 

クラークは北海道大学の前身、札幌農学校の初代教頭として来日しましたが、札幌に滞在したのはわずか8ヶ月にすぎず、しかしその間に大きな影響を残していきました。

 

クラーク像から、ポプラ並木を目指して進みます。

 

 

ポプラ並木は構内の結構奥まったところにあります。正門からは徒歩で20分くらいかかります。

 

夏のポプラ並木を見たことはありませんが、冬は何とも寒そうに見えます。

 

 

一旦ホテルに戻り、預けていた荷物を受け取り、札幌駅に向かいます。

 

                         <その2に続く>

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