「蔵群」の夕食は、個室の食事処になります。時間になると、宿のスタッフが部屋まで迎えに来てくれます。
この日の担当のスタッフは若い女性で、チェックインの時にも対応してくれたのですが、話し方は少し愛想がない感じがしましたが、実際には細かい気配りができる方で、対応は非常に良かったです。宿の印象はスタッフの対応で大きく変わることがありますが、今回はこのスタッフのおかげで非常に良い印象を受けました。
他にも若いスタッフが多いですが、対応は非常に良かったです。
食事処は広く、木のテーブルが良い雰囲気です。
食事の時の飲み物も当然飲み放題なので、地元の小樽ワインをグラスで注文しました。
最初のセッティングはこんな感じです。
食前酒の梅酒、甘海老塩辛、そして厚岸産牡蠣です。
牡蠣は小ぶりで、あっさりしていますが、雑味や余計な臭みがない分、しっかりと牡蠣の味がします。
刺身、中とろ、ひらめ、牡丹海老です。これも普通においしいです。
蒸物。ずわい蟹茶碗蒸し 銀餡。器がきれいです。
進肴 小樽地鶏の小鍋醤油仕立
洋皿 安肝とパプリカのテリーヌ バルサミコソース
安肝の味はかすかに感じる程度です。
口変り 海鼠ぽん酢霙和え
海鼠を食べたのは初めてかもしれません。ホヤとか、その系統の食べ物です。
強肴 小樽産たち利休揚げ
たちはお昼にも食べましたが、揚げてあるとまた別の食感を楽しめます。
やはり臭みがなく、おいしいです。
鉢盛り 北海道産かすべ田舎煮
かすべとはエイだそうです。エイも始めて食べたと思いますが、言われなければ白身魚と変わりません。
このあと、御飯、味噌汁、香の物が出て食事は終わり。
最後にデザートは柚子シャーベットです。
夕食は特に手が込んでいる料理は出ませんが、素材の良さが前面に出ていて、非常にレベルが高いです。
夕食の後、バーでカクテルなど飲み、部屋に戻ると非常に寒いです。
暖房は入っていますが床から寒気が伝わってくる感じです。寒いので、部屋の風呂にお湯を張り、入ることにします。
お湯は透明で、わずかに苦身と塩気がある良いお湯です。部屋の風呂でも浴槽は十分に広いので、大浴場に行く意味はあまりないかもしれません。
風呂から出て、寝るために二階に行くと暖房の熱が二階にたまっており、こちらは非常に暑くなっています。この辺は、部屋の構造的に問題があるとしか言いようがありません。
<3日目に続く>