次は十石舟で濠川を巡ります。
十石舟は水運が盛んだったころに使用されていた船を再現したもので、今は観光船として使用されています。
20人乗りですが満員でした。若い女性が多いのはイケメン大河の影響でしょうか。
伏見が舞台となった大河ドラマといえば、最近では「新撰組!」「龍馬伝」「八重の桜(前半)」等でしょうが、なるほどイケメンぞろいです。
先ほどの月桂冠大倉記念館そばの乗船場から出港します。
いつの間にか雲が多くなり、風も強くなり肌寒くなってきました。京都駅のコインロッカーにセーターを置いてきたことを後悔します。
桜の花びらが浮かぶ川面を穏やかな波を立てて進みます。
京都方面からの流れと合流部分です。
ここを越えると南に向きを変え、元伏見港のあった場所へ向かいます。
そして、宇治川との合流地点にある三栖閘門に到着。いったんここで下船し、約25分程度の散策時間となります。
ここには三栖閘門資料館があり、歴史を知ることができます。
昔は伏見港から直接宇治川に出ることができ、大阪と結んでいましたが、護岸工事により直接通航できなくなったため三栖閘門が設置されたということです。
この閘門の向こう側は宇治川です。
この閘門はパナマ運河の設計図を取り寄せて作られたため、規模が違うだけでパナマウンガーと同じ構造になっているとのことです。
いまでは上流に天ヶ瀬ダムができる等治水工事が進んだことで、宇治川の水位がさらに下がり、船の通行はできませんし、閘門が開くこともありません。
いまではのどかな風景が広がります。
閘門の桜は満開を少し過ぎた感じでした。風が強い分遅いのかもしれません。
三栖閘門から再び十石舟に乗って戻ります。行に乗ってきた船ではなく、20分後に出発した舟で、乗ってきた観光客と入れ替わりで戻ることになります。
ちょうど、三十石舟がやってきました。相手が通過するまで広い場所で待機します。
同じ航路を乗船場に戻ります。
単なる観光船ではなく、伏見の歴史を学べるという点で、とても良い体験ができました。
再び地上から伏見の町を歩きます。
<その6に続く>
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