お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

2017 1~3月 読んだ本

2017-03-31 | 読書
デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? (講談社タイガ)
森 博嗣
講談社


アクションシーンでのハギリの活躍といい、最後のウグイのお茶目さといい、これまでの巻とはちょっとキャラクターに変化が出てきた印象。アネバネも含め、人間関係という文化が築かれてきたのですね。でもこれは現実世界の出来事?あるいは、ひょっとして…?!

押絵と旅する美少年 (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ
講談社


タイトルに偽りあり。旅しません。まあ、そんな些末な点は置いといて。ついにロリコン生徒会長のフィアンセ登場。かなり予想の斜め上を行くキャラクターでした。次巻以降の活躍(?)に期待。それにしても、恋愛禁止な美少年探偵団なのに、眉美が毒舌にかこつけてメンバーに粉かけまくってるように見えるのは気のせい?本編がやけに短いな、と思ったらオマケに「生足くん」編。こちらも面白かった。

この闇と光 (角川文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


なかなかに奥深い闇と光の物語でした。主人公目線をむりくりまとめれば、前半が闇で後半が光って展開?でも心情的には真逆にも思え。おとうさまとレイアに幸あれ。

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? (ファンタジア文庫)
井中 だちま
KADOKAWA


変なタイトルに惹かれた!内容も変だった(誉め言葉)!これがデビュー作なのでしょうか。新人にしてはなかなかしっかりしたストーリー、流石ファンタジア大賞受賞作。トンデモすれすれな舞台設定を受け入れられれば、ですが。ともあれ、続巻はすでに決定している模様。今度はあのキャラの掘り下げ編かな?

火花 (文春文庫)
又吉 直樹
文藝春秋


文庫になるのを待っていました!又吉直樹さんのお笑いと文学に対するストイックさに打ちのめされます。神谷の破天荒で哀しいヒリヒリする振る舞い。主人公の憧れと嫌悪。濃かった。ちなみに、この小説のタイトル、ずっと「花火」だと思ってました。最後のくだりで「ああ、豪華な花火になりきれないから”火花“なんだ」と勝手に腑に落ちさせていただきました。

噂の女 (新潮文庫)
奥田 英朗
新潮社


とある地方都市、身一つで成り上がって行くオンナ、糸井美幸。「噂の女」の表題通り、この作品における美幸はいわばドーナツの芯。語られるのは彼女を取り巻く「黒い噂」の周りでうごめく、しがらみの多い田舎の人間模様。悲喜こもごも、ふんわり絶妙な味付けの10編のドーナツ、美味しくいただきました!

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