お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

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2019年 7~9月 読んだ本

2019-09-30 | 読書
 乃木坂文庫2019。新川優愛さんのドラマは最初だけみました。人の生死に関わる仕事はしんどい。先輩看護師の呟き「無力感との戦い」にハッとさせられました。 それにしても2/5が中途退学する中で、瑠美のグループは3/4がリタイア。確率高すぎない? 
 
乃木坂文庫。五つの短編ミステリー集。過去の蟠りを解きほぐす優しい視線で描かれた物語たち、なんだけど、三編めまで読んで「え?こんなに都合よくパズルのピースを持った人物が次々現れるなんて、世間狭くない?」と思ってしまった。それに、その都合のよさゆえに、どの話も「こんなに年月かけなくてもとっくに解決出来たんじゃね?」とも。まあ、面白くなかったわけではないけど、どの話も「記憶」でストーリーが進む構造のせいか(たぶんわざと)モヤッとした部分が残り、そこもはまらなかったなあ。

難解。人間とウォーカロン、そして人工知能の三者を区別するポイントとは?まして躰がなくなり、思考のみの存在になったとき、ネットワークの中で種どころか個人を明確に区分することなど出来るのだろうか?ミチルとロイディにそのヒントがあるような?
子供=家族のいないハギリにとって、ウグイ、キガタ、デボラに擬似的なそれを求めているような気がする。
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2019年 4~6月 読んだ本

2019-06-30 | 読書
 「名探偵に薔薇を」の作者さん。以前からこの作品の存在は知っていました。漫画化されてるのも。アニメ化の前に読んでおこうと思い入手。前半の雰囲気から、おどろおどろしい怪異ホラーみたいな展開になると思いきや、「論理ファンタジー」とでも呼びましょうか、超理詰めなストーリーに驚愕。なるほど「虚構推理」とはよく名づけたものですね。敵方含め、このキャラクターたちの「次の物語」を読んでみたいけど、同じ手口で続けるのは素人目にもハードに感じる…。まずは短編集を読むとしますか。 


 いつの間にか文庫出ていたのですね。ドラマから入ったので、まず厄介が巨漢なことに驚き。そして相手によって口調が変わるペラペラさに苦笑。忘却探偵の設定ゆえか、一話一事件の展開に納得。天井の文字はやっぱテレビ版がインパクトあったな。 


 
一章一話の短編構成かと思ったら、途中から章跨ぎのお話に。ちょっと戸惑ったけど、相変わらずの世界観にほっこり。ポータ単独行動の真相はいつ明らかになるの?甘えん坊ちゃんはこの先レギュラーになるのかな?

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2019年 1~3月 読んだ本

2019-03-31 | 読書
美少年М (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ
講談社


本編、薄ッ!!と思ったら、最後に本名が判明した新キャラが、今後の展開に深く関わってきそう。そして超気になる引きで終わり!と、思いきや意味深な短編二つ(てか、こっちが本編じゃね?)嘘と麗の腹の探りあいが楽しい。あとがきを信じる限り、次はまだ最後じゃなさそうだし、10巻目早く読みたい!

十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)
冲方 丁
文藝春秋


読み終わってから映画観ようと思っていたのだけど、yahoo映画に低評価なコメントが多かったので、気になって先に映画館に行っちゃった。というわけで、内容を把握してしまってから読んだので、サプライズ的なものはなかったなあ。でも、映画で語られていないシーンとかキャラクターの背景とか、補完できてよかった。
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2018 10~12月読んだ本

2018-12-31 | 読書
小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~ (講談社キャラクター文庫)
クリエーター情報なし
講談社


奥付みたら2刷だった。平成18作目の仮面ライダー、テレビシリーズのその後(映画版)のその後(OV)のその後の話って解釈でいいのかな?それにしても狡いな、高橋悠也。最後の最後まで、こんな重要なエピソード温存しとくなんて!しかも小説!スゲー面白くてスゲー引き込まれた!これはぜひ映像化希望!あ、あと先にOV観ておくべきだった!無念。

死神医師 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


「死なせない屋」の逆みたいな話かと思ってましたが、違いました。ちょっと人死にすぎかな。そのせいか、登場人物の誰にも感情移入できず。結局、誰のタムブンが足りなかったのか?

コンビニ人間 (文春文庫)
村田 沙耶香
文藝春秋


他者の「普通」を理解できない主人公。コンビニ店員という歯車を演じることで、アイデンティティーらしきものを保っていたが。完璧な世界と思っていた「コンビニエンスストア」も、薄皮一枚はげたら、ぜんぜん「普通」な空間でしかなかった。最後のシーンは恵子なりの「成長」という解釈でいいのかな?口だけ男の白羽クンに、かなり身につまされてしまった…。

NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房


やっぱり古典侮りがたし!小気味のいいどんでん返しに感服しました。とはいえ一作目の方がテンポよく読めた感。

血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


第4章とそれまでの展開との「熱さ」の違うこと。て言うか、ウグイがいると、戦闘シーンでのハギリの危機一髪度がメッチャ高まる感じ?ミチルとかロイディとか。百年シリーズもう忘れてしまったよ。
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2018 7~9月読んだ本

2018-09-30 | 読書
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?4 (ファンタジア文庫)
井中 だちま
KADOKAWA


四天王の二人目登場。母はギャンブルでも無敵だった。この作品のいいところは、真々子さんがそのパワーを発揮するのが、あくまでも息子のためって点がぶれないところですね。そしてこのシリーズの最大の謎、ポータの出自はまたしても謎のまま。次巻以降に持ち越し?

時の罠 (文春文庫)
辻村 深月,湊 かなえ,米澤 穂信,万城目 学
文藝春秋


時をテーマにした四人の作家による短編集。最初と最後は同じ「タイムカプセル」を素材にしてるのに、全く味付けの違う物語になっているのが素晴らしい。「時」という広いテーマじゃなく「タイムカプセル」で四篇統一した方が面白かったのでは?ちなみに万城目作品の鳥居のネタは「三題話」ですよね。創作や演技を志す者が「やったことない」のが不思議。

緑衣の美少年 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


またまた微妙なタイトル。緑要素は…?今回は映画製作のお話。いつも通りドタバタな展開に…、と思いきや、お話は思いがけない(いや、予想したくなかった)方向に。できあがった映画を披露する手法は流石の筆力ですなあ。それにしてもここにきて明確なタイムリミットが。あと2巻くらいなのかなあ?まだまだ描き切れていないキャラクターいっぱいいると思うのですが、どうなるか?

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?5 (ファンタジア文庫)
井中 だちま
KADOKAWA


テンポよくて面白かった!やっぱり「大会(試合)」ってフォーマットは、展開がコンパクトにまとめられるし、キャラクターのバリエーションや個々の掘り下げもしやすいんだな。何より女子二名が活躍したのも良き。それにしても真人のモテっぷり(但し母親に限る)が凄い。パラメーターに現れてないけど、パーティーの中で一番成長してるのは真人の「良い息子」スキルなのでは?

秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房


父親の所蔵本。古典侮り難し!面白かった。どっちかと思い始めてから読み終わるまで、作者の手のひらだった。
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2018 4~6月読んだ本

2018-06-30 | 読書
青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)
森 博嗣
講談社


なんか、今回はエピローグがすべてだなあ。特に最後の展開には、このシリーズが森博嗣流の恋愛小説なんだと確信できた!


武道館 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


4月20日、一人のアイドルが所属グループを「卒業」しました。彼女がいたグループ(チーム)に「夢へのルート」という曲があります。「最初は横一列でスタートしたのにいつの間にか仲間の間に距離ができた」という歌詞で始まる曲です。きっとその差は一人一人が「選択」した結果なんだろう。読み終わって、そんな事を思いました。

死なせない屋 (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


七尾センセらしい、トリッキーな設定の作品。いつにもましてサラッと読めてしまった!神楽にしてもアリスにしてもまだまだキャラクターの掘り下げができそうだし、本人には可哀想だけど、ゴローやロクローの話を読んでみたいなあ。

ロボット・イン・ザ・ハウス (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館


またまたタングの愛らしさにやられた!ジャスミンも2号ロボとしての魅力たっぷり。二人の掛け合いをもっとみてみたい!
前作から思ってた。居候ものをみるとやはり藤子不二雄センセの一連の作品を想起してしまう。さえない主人公のもとにある日一体のロボットがやってくる、って出だしはアレっぽいけど、タングはけしてドラえもんではない。ベンはのび太だけど。
どちらかと言えば出てくるキャラクターはオバQだよね。タングがQ太郎。ボニーはO次郎(人間だけど)。ジャスミンはドロンパと見せかけて、P子+U子な感じ。

話は変わるけど、ボリンジャーって科学者としてものすごい才能の持ち主だよな。萌えゲーム作らしたらすごいのできそう。
あ、あと。動力の問題。ジャスミンはそのままでいいのかな?

虚ろな十字架 (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社


作中にも出てくる「虚ろな十字架」という言葉が、読み進めるほどに重く胸にのし掛かってくる。人殺しという罪と、それに見合う罰とは。確かにその答えは犯行の数だけあるのだろう。まあ、史也に関しては、手をさしのべる相手を完全に間違っていた愚か者、としか思えず。そして浜岡夫妻の強さに涙。
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2018 1~3月読んだ本

2018-03-31 | 読書
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社


乃木坂文庫。すっかり、すっきりだまされた!面白かった。でも、これってビジュアル化は出来ないよね。あと、殺される側のほとんどが、何故自分が殺されるか知らないまま、ってのは復讐劇としてカタルシスがないなあ。「名探偵」の「さて」も欲しかった、ってのは望みすぎ?

ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館


読んでる間ずっと「動いてるタングを映像で観たい!」と思った!モラトリアム男ベンと、不思議な訪問者タングの珍道中。いつしか癒され成長していくベン。二人の旅をハラハラしながら読み。家に着いたところでホッとし。いいお話だと思ったらそれで終わりじゃなく!後半、ベンとタングを中心に家族が再生していくドラマに、さらに感動の上塗りをされ。ホントにコレが処女作なの?素敵なSFをありがとう!

スペードの3 (講談社文庫)
朝井 リョウ
講談社


私は「大富豪」が嫌いです。ババぬき、7ならべ、神経衰弱。数あるトランプゲームの中で、「大富豪」だけ、明確に前のゲームの結果が次のゲームに、明確に影響を及ぼすんですよね。「大富豪」をやると、私は必ず最後は「平民」でした。大勝ちもしないけれど、こずるく出し手を選んで大負けもしない。まるで自分の人生みたい。いやなゲームだ。表BGM:さだまさし「主人公」裏BGM:相川七瀬「Round ZERO~BLADE BRAVE~」乃木坂文庫。

美少年椅子 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


タイトルみて「いったい美少年が椅子になるって、どんな猟奇的な事件?団員の誰か(きっと生足くん)が椅子になるの?ワクワク!!」って思ったのに、裏切られた!副会長がキャラ変。彼女メインの事件がそのうちおきるかな?そう言えばすっかりトゥエンティーズのこと忘れてた。

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


推し読書本。ちょっと入り込めなかった。記憶の後出しじゃんけん。

喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


乃木坂文庫。研究を山登りに例えた部分は非常に興味深かった。養老氏の解説に「自伝的小説」とあるように、主人公は森氏の投影なのだろう。はたしてどこまでが事実でどこからがフィクションなのか。ラストまで読むと「ただ、少しずつだけれど、僕と喜嶋先生との距離は遠くなっていく方向だった」という部分が切なく。
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2017 10~12月読んだ本

2017-12-31 | 読書
ムカシ×ムカシ REMINISCENCE (講談社文庫)
森 博嗣
講談社


読み終わってみて腑に落ちる「ムカシ×ムカシ」というタイトル。今作は「最初からぐっと入っていく」永田タイプではなく、終盤の盛り上がりにきて、一気に読んでしまった。言うなれば小川さんの追体験的な?

日曜日たち (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


乃木坂文庫。何が幸せで何が不幸なのか。そして日常は続いていく。こーゆーのもオムニバスって言うのかな?

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


乃木坂文庫。「間宮兄弟」ぶりの江國香織。文体のせいで序盤は読みづらかった。でもフィールドワークが始まる辺りからは、テンポよく読めました。テーマ的にもっとドロドロしてる内容かと思ったら、かなり淡々とした作品でした。

小説 ふたりはプリキュア マックスハート (講談社キャラクター文庫)
クリエーター情報なし
講談社


ここのところ、読みなれない作家の作品を続けて読んだので、箸休め的に慣れ親しんだ系統のブツを。ぶっちゃけ、プリキュアシリーズの中でもMHの印象って一番薄いのです。多分、制作サイドもかなり手探りで作っているんじゃないかと、放映当時の感想を思い出した。そしてこの話はパラレルな展開って解釈でいいのかな?

ひそやかな花園 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


乃木坂文庫。バブル景気に幼少期を過ごした子供たちが成長して、って話かと思ったら、そこに一味付け加えた物語でした。細切れな展開の上、特殊な設定もあり登場人物の誰にも感情移入できず。なんかモヤモヤした気分で読み進めたけど、エピローグでちょっとモヤが晴れた。それにしても、あの頃人工授精って民間でできるようなことだったかなあ?

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?3 (ファンタジア文庫)
井中 だちま
KADOKAWA


あっという間に読み終わってしまった。なんだか謎だらけの敵組織登場。シラーセさんがあまり死ななかった!
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2017 7~9月 読んだ本

2017-09-30 | 読書
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
クリエーター情報なし
双葉社


泣いた。ラストの展開はズルい(褒め言葉)。出会いと別れ,それは偶然か必然か?人は生まれてから死ぬまでに何人心から尊敬できる人と出会えるのだろう。

レッドスーツ (ハヤカワ文庫SF)
クリエーター情報なし
早川書房


スター・トレック好きでメタ展開好きなワタシにはドンピシャな作品でした。最初、文庫本で1000円もするので購入をためらいましたが、そのもとはとれたな。「ギャラクシー・クエスト」を思い出した。終章も良かったけど、ちょっと蛇足かな。
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2017 4~6月 読んだ本

2017-06-30 | 読書
僕はもう憑かれたよ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
七尾 与史
宝島社


タイトルで設定のほとんどがネタバレしてる。男女二人の視点で交互に、とある事件に関するストーリーが進み、その謎が解き明かされていく。ノベル形式のアドベンチャーゲームの様な展開。この一作で終わりなのかな?シリーズ化希望。

パノラマ島美談 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


絵とか造形とか風景や音を文章で表すことの難しさ。この作品に限っては、文章だからこそ表現できる、荒唐無稽とも言えるトリックに、してやられました。面白かった!新たなキャラクターも登場しそうで次も楽しみ。そして短編二本目のゲストがこれまたズルい。いつか本編での共演を乞う。

私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? Wシリーズ (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


「私たちは生きているのか?」本書を読むと「そもそも『生きている』ってどういう状態をいうのか?」と不安定な思いがこみ上げてくる。ついにヴァーチャルな世界に入り込んだハギリ一行。さながら「マトリックス」だな。ストーリーはどんどん形而上へ進んでいるようにみえる。そしての印象とは逆に、ウグイはもとよりアネバネもどんどん「人間味」が増してるように感じるのが面白い。

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?2 (ファンタジア文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA


あああああ。また超絶アレな本を読んでしまった!すごく時間を無駄にした気分(※注!誉め言葉です)!!いやいや、二巻目も面白かった!青少年が仲間と共に成長する、正統派のライトノベル、ごちそうさまでした。ただ一点、メインヒロインが実母だということを除けば…。それにしても、メディがレギュラーメンバーになるとすると、次巻以降益々ワイズの存在価値が…。
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2017 1~3月 読んだ本

2017-03-31 | 読書
デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? (講談社タイガ)
森 博嗣
講談社


アクションシーンでのハギリの活躍といい、最後のウグイのお茶目さといい、これまでの巻とはちょっとキャラクターに変化が出てきた印象。アネバネも含め、人間関係という文化が築かれてきたのですね。でもこれは現実世界の出来事?あるいは、ひょっとして…?!

押絵と旅する美少年 (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ
講談社


タイトルに偽りあり。旅しません。まあ、そんな些末な点は置いといて。ついにロリコン生徒会長のフィアンセ登場。かなり予想の斜め上を行くキャラクターでした。次巻以降の活躍(?)に期待。それにしても、恋愛禁止な美少年探偵団なのに、眉美が毒舌にかこつけてメンバーに粉かけまくってるように見えるのは気のせい?本編がやけに短いな、と思ったらオマケに「生足くん」編。こちらも面白かった。

この闇と光 (角川文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


なかなかに奥深い闇と光の物語でした。主人公目線をむりくりまとめれば、前半が闇で後半が光って展開?でも心情的には真逆にも思え。おとうさまとレイアに幸あれ。

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? (ファンタジア文庫)
井中 だちま
KADOKAWA


変なタイトルに惹かれた!内容も変だった(誉め言葉)!これがデビュー作なのでしょうか。新人にしてはなかなかしっかりしたストーリー、流石ファンタジア大賞受賞作。トンデモすれすれな舞台設定を受け入れられれば、ですが。ともあれ、続巻はすでに決定している模様。今度はあのキャラの掘り下げ編かな?

火花 (文春文庫)
又吉 直樹
文藝春秋


文庫になるのを待っていました!又吉直樹さんのお笑いと文学に対するストイックさに打ちのめされます。神谷の破天荒で哀しいヒリヒリする振る舞い。主人公の憧れと嫌悪。濃かった。ちなみに、この小説のタイトル、ずっと「花火」だと思ってました。最後のくだりで「ああ、豪華な花火になりきれないから”火花“なんだ」と勝手に腑に落ちさせていただきました。

噂の女 (新潮文庫)
奥田 英朗
新潮社


とある地方都市、身一つで成り上がって行くオンナ、糸井美幸。「噂の女」の表題通り、この作品における美幸はいわばドーナツの芯。語られるのは彼女を取り巻く「黒い噂」の周りでうごめく、しがらみの多い田舎の人間模様。悲喜こもごも、ふんわり絶妙な味付けの10編のドーナツ、美味しくいただきました!
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2016 10~12月 読んだ本

2016-12-31 | 読書
人類は衰退しました: 未確認生物スペシャル (ガガガ文庫)
田中 ロミオ
小学館


久しぶりの人衰。短編集なのでいつもよりサクッと読めました。中では「じしょう未来人さんについてのおぼえがき」が秀逸。せんすおぶわんだー。「ブレーメンの音楽隊」の最高のパフォーマンスとは、のくだりが個人的にツボ。

美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)
西尾 維新
講談社


初西尾維新。アニメ化作品は時々観ていました。前から気になっていたこの作品。四作目のタイトルを見て「ああ、乱歩か!」とあらためて認識(遅い?)。ならば一巻目から読み進めようと。期待通り面白かった!ジュブナイル風味!敵味方含めキャラクターも好み。さて二作目に。

ぺてん師と空気男と美少年 (講談社タイガ)
西尾 維新
講談社


二作目もさっくり読了。一作目に比べると、探偵団側の灰汁の強さ描写は控え目。その分、敵方の札槻君のミステリアスさが際立つ。今のところ、麗にしても嘘にしても一人で探偵団五人と堂々と渡り合ってる。なんだろう、言うなれば「美悪」?

最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
朝井 リョウ,石田 衣良,荻原 浩,越谷 オサム,伊坂 幸太郎
新潮社


短編集。本のタイトルがダサい!でもストーリーテラーが揃っているので、短いながらもどの話もみっしりとした読後感。そしてテーマがテーマだけに、切ない。でもさあ、ほんとのとこ「ソレ」が最後の恋かなんて、本人にだってわかりゃしないんだよなあ。とゲスなオッサンは思うのであった。

小説 スマイルプリキュア! (講談社キャラクター文庫)
小林 雄次
講談社


じゃんけん懐かしい!五人五様の未来像に納得。個人的には、そのままの時間軸でラストまで行く展開も読んでみたかった。どの章も面白かったけど、やよいの章がジンときた。大人プリキュア、OVA制作希望!

小説の神様 (講談社タイガ)
相沢 沙呼
講談社


面白かった。優しい物語でした。正に九ノ里君が好きそうな王道の。正直、冒頭数ページでラストまでの展開は読めてしまいましたが、読んでいる間、それこそ「言葉に表せない気持ち」が溢れてきて、すべての登場人物に感情移入しながら読み進め。作中の小説もこの作品自体も五話構成、こういうメタ構造も好みです。だけどひとつだけ気になることが!雛子ちゃんはどうなるの?!

キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


Gシリーズなのに、珍しくサラッと読めてしまった。国枝先生の出番がいつもより多くてうれしい。彼女は森作品屈指のアイドルだと思う。そしていつものようにモヤッとした事件のモヤッとした解決。加部谷の恋はどこへ向かうのか…?

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ
講談社


美少年探偵団、三作目。今回もさらりと読めました。一癖も二癖もあるキャラクターだらけなのに、こちらが慣れてきたせいか、探偵団としての活躍は控え目だった印象。代わりに(?)存在感を見せつけたのは札槻くん。こんなに早く再登場するとは思わなかった。相変わらず正体も目的もつかみどころがありませんね。さて、劇場版の声優さん(アニメに決めつけ?)でも想像しながら、次作に手をつけましょう。

ふたつの星とタイムマシン (集英社文庫)
畑野 智美
集英社


SF(少し不思議)な短編集。って感想を書こうとしたら、解説に言いたいこと全部書かれてた!どの話もすこーしだけモヤッとした感じ。ギリギリ微妙なラインで終わってるのが良いです。「友達バッジ」は中でも重めな切なさが心に残りました。
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2016 7~9月読んだ本

2016-09-30 | 読書
ヴィヴィアンの読書会 (PHP文芸文庫)
七尾 与史
PHP研究所


サクッと読めました。ミステリー作家の死因をめぐる推理劇。章のタイトルが著作のそれになっていたり、小説という虚構と密接に絡み合う登場人物の現実。こういうメタっぽい構造大好きです。確かに、すごく分かりやすい伏線とか、それぞれ二つの顔を持つ登場人物の中で、そうじゃないキャラクターとか、ミステリーの難易度としてはあっさり目。只、読み終わったあと「遺作読んでみたいな」と思って、次の瞬間「ああ、もう読んだんだ」と気づき。やられた、と。

もう年はとれない (創元推理文庫)
ダニエル・フリードマン
東京創元社


父親の所持本。かなり久しぶりに洋モノのヒーロー小説を読みました。ミステリーと帯にはありますが、能動的な主人公の行動が次々に事件を引き起こす、アクション少な目のアクション小説ってトコですね。もう少し若い頃に読んでいたら感想も違ってたと思うけど、身につまされる部分がかなりあって、エンディングともにちょっと微妙な読後感。

風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)
森 博嗣
講談社


ハギリのユリイカ!どんどん核心に向かった展開に。しかし、この物語が行き着く先は、全く想像がつかない。最後に登場した人物(?)はその名と共にこの先のキーパーソンとなるのか?

暗黒女子 (双葉文庫)
秋吉 理香子
双葉社


帯にある「イヤミス」ってなに?と思って読んでいたら、ちゃんと解説に書いてありました!二章目を読んだとこで「はあはあなるほど、矛盾を楽しむのだな」と自分なりの犯人当てを楽しみながら一気読み。最後の展開にはしっかり「ヤラレ」ました。これは「裏マリみて」とも言うべき物語、と昭和の共学に通ったことしかないオッサンのシッタカ。

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎


新宿紀伊国屋の棚に並べられた上半期文庫本ベスト50の、ランク外にちょこんと陳列されていた本。帯のダヴィンチ1位に惹かれたし、有川さんだし、と購入。読みはじめは一人称ぽい語り口なのに「彼」という表記になんとなく違和感を感じ。Side:Aを読み終わったところで違和感から納得に変わり。ははあ、Side:Bは「彼女」視点の話だなと予測して読み始めたら冒頭で軽く「そんな簡単な構造じゃないよ」と精神的うっちゃりをかけられ。そこからは一気読み。「ストーリー・セラー」というタイトルに納得。時間おいて読み返したくなる本。
ましてや、作中に展開するとは言え、虚構と現実(?)の複雑な入れ子構造!こーゆーメタ構造に弱いんですよ。と思ったら、初出はSide:Aだけだったんですね。「そこまでメタ構造か!」と感心。

はなとゆめ (角川文庫)
冲方 丁
KADOKAWA/角川書店


「なんだなんだ冲方丁が少女漫画に進出か?」なんて訳はなく。平安の世の「はな」と「ゆめ」のものがたり。女性の一人称にあまりはいりこめず、淡々と読み終えてしまった。古文を学んだ者であれば必ず目にしたであろう「春はあけぼの」が生まれた背景がよくわかりました。

バリ3探偵 圏内ちゃん: 凸撃忌女即身仏事件 (新潮文庫nex)
七尾 与史
新潮社


あっという間に読んでしまった。今までよりあっさりめに事件解決な印象。前巻はライバル的な存在がいて、ストーリーに緩急がついてたと思うけど、今回はその人出てこないので、余計あっさりに感じた。それにしても、ライゾップとかミシシッピとか言い換えてるけど、ジョジョはそのままでいいんでしょうか?
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2016 4~6月読んだ本

2016-06-30 | 読書
光圀伝 (下) (角川文庫)
冲方 丁
KADOKAWA/角川書店


もし泰姫がもっと長生きしていたら、きっと全然違う人生だったのか?そんなことを考えながら読み進めた下巻。ちゅうか、紋太夫がいつ「そう」なるのか、気になって気になって。ずっと心の隅におきながら読んでしまった。筒井康隆先生の解説に納得。

ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)
筒井 康隆
KADOKAWA/角川書店


一気読み。てか、内容薄ッ!この本値段の半分はのいぢさんのカラーイラスト代だよ!巨匠のライトノベル、って触れ込みについ購入。確かに出だしはラノベっぽいけど、なんだかやらしい展開だなあ、とか、いやいや巻毎に同じ書き出しはラノベによくあるけど、章毎に同じ書き出しってどうなの、とか思いつつ読みすすめていくうちに「あれ?これってラノベって言うよりハチャハチャSFじゃね?70年代の香りが?!」と感じて。その感覚は案の定なオチで確信に。あー、面白懐かしかった!

魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


面白かった!でも、今作は前作よりウグイのキャラ描写が薄かったな、寿命と子孫の件は、遠い未来の話に見せて、実は現代の日本と合わせ鏡なテーマだよね、などと浅い理解をしていたら、最期の最後に来ましたよ。「彼女」が。「彼女」の発言と行動原理は、何年も何作も読んでいても全く理解できない。例えて言えば、今まで「野球」だと思って観戦していた球技が、真ったく未知のルールで行われているモノだった、みたいな?ああああああ。ダメだ。こんな凡庸な例えは、正に凡人そのもの…。

小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ (講談社キャラクター文庫)
大森 敬仁
講談社


マッハ=詩島剛視点の外伝、と言うか後日談。過去のシリーズ(TV、映画、OVA他)をちゃんと把握してるとより楽しめます。「真の悪意は人間の中に」ってテーマがぶれたラストだなあと思うのは私だけ?あと、進ノ介と英志ってやっぱり映画版の未来が待ってるんだよね、とか余計なコト考えてしまった!

もらい泣き (集英社文庫)
冲方 丁
集英社


どのお話もどこか心に触れてホロリとさせられた。忘れた頃に読み返したくなる一冊だと思う。
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2016 1~3月読んだ本

2016-03-31 | 読書
おジャ魔女どれみ18 2nd Spring has…… (講談社ラノベ文庫)
栗山 緑
講談社


高校卒業、そして魔女見習いも卒業の巻。作中でどれみが語ってましたが、ホントに濃い三年間でした。そして最後の最後まで波乱の展開。充実した高校時代を経て、みんな自分で選んだ未来へ向かってそれぞれの道を歩いて行くのですね。自分の高校時代をふりかえると、思い出らしい思い出がないので、お話とは言えうらやましい限り。

おジャ魔女どれみ19 ドラマCD付き限定版 (講談社キャラクターズA)
クリエーター情報なし
講談社


おジャ魔女どれみ高校編が小説になると知って、楽しみにして、発売されてから一気読みしたのがついこないだのようですが、もう5年も経っていたのですね。正直最初は9巻も続くとは思っていませんでした。途中の巻では展開にちょっぴりダルさを感じたのも事実です。でも、最終巻で立派に成長したMAHO堂のみんなの姿に涙。やっぱりどれみワールドは素敵でした。はるかぜどじみ先生に胸熱!

ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN (講談社文庫)
森 博嗣
講談社


ひさしぶりの森ミステリ。そうそう、この読後のなんとも言えない「モヤッと」感。好きだなあ!きっと作中の天才たちには遥かにおよばないけれど「考えてる」気分に浸れるからではないかと思います。それにしても今ラ作は、犯行の謎や超天才の再登場より、水野涼子が気になってほとんどミステリ本編に身が入らなかった!

光圀伝 (上) (角川文庫)
冲方 丁
KADOKAWA/角川書店


時代劇の黄門様は、ぶれることなく正義を行う偉い人というイメージ。それとは全く違う、血気盛んで自分の「道」におおいに迷う者として描かれている若き頃の光国。そもそも「水戸のご老侯」って小柄なイメージだよね。戦闘は配下の者に任せてるし。そのギャップを楽しみながら読んだ上巻。下巻ににはどんな波乱が待ち受けてるのか。お兄ちゃんと嫁のキャラがいいね。
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