仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




長男が、大阪から大事なお客様をつれて帰ってきました。
高知は初めてと言うことで、皿鉢をとることにしました。組み物と刺身、二皿を頼みました。通常、刺身とタタキは別皿になるのですが、今回は少人数と言うこともあって一緒に組み込んで貰いました。


土佐では宴会を開くことを”お客”と言います。小さな集まりであれば手作りの料理でもいいのですが、大人数になるとやはり、仕出し店から料理を取ります。そんなときの料理が皿鉢で、寿司や揚げ物、煮物、それに羊羹や果物まで、前菜からフルーツまでまとめて大皿に盛ったものが組み物です。
それに刺身、カツオのタタキ、蒸し(鯛などの魚の中におからを入れて蒸したもの)、そうめん、天ぷらなどがそれぞれ、大皿に盛られて並びました。


最近は結婚式もホテルや宴会場などで行うことが多くなり、皿鉢料理だけの宴席はずいぶんと少なくなりました。それでも、見た目も美しく、それでいて色々な種類の料理を自分が好きなだけ小皿に取って食べることができますので、和食宴会のバイキングみたいなものです。ただ、バイキングは料理のあるところまで取りに行かなければなりませんが、皿鉢料理は全て、目の前に置いてあるのですから座ったままでお酒も進みます。



コメント ( 5 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
ごちそうだー!! (riku)
2007-04-30 22:32:43
皿鉢料理、豪華ですネ~~~!!!
こんなのを注文しておうちで食べれるなんて・・・
なんとすばらしい文化でしょう、高知っていいですね!
私も注文してみたいです!(笑)

 
 
 
大皿 (aigen)
2007-05-02 17:17:21
>rikuさん
今はもう、自宅で大きな宴会をすることがなくなりましたので、こんな皿鉢料理を取ることも珍しくなりました。
我が家にもかつては、料理に使う大皿が何枚かあったのですが、いつの間にか使われなくなり、処分してしまいました。
そんなに値打ちのするものではなかったのですが、今に考えるとちょっと残念です。
 
 
 
もてなし上手 (海華)
2007-05-02 17:56:32
去年の秋、高知引き受けのある会で高知に行った時の事を思い出しました。
バンド演奏の中、カツオのタタキの実演があり、
数々の土佐料理と色んなお酒・・・感激のひと時を過ごしました。
土佐のいごっそうは、もてなし上手だと感じました。♪
 
 
 
皿鉢料理 ()
2007-05-02 18:34:32
息子さんの大事なお客様に皿鉢料理喜んで頂けましたか。
高知ではお客と言えば皿鉢料理でしたが、ホテルなどのお客は洋風も増えましたね。でもやっぱり皿鉢は好きです。見ていても楽しいですよね。

子どもの頃から比べれば前菜やフルーツは随分と豪華になったものだとは思います。
 
 
 
土佐の宴 (aigen)
2007-05-02 22:33:30
>海華さん
高知で魚と言えば鰹しかありませんね。
タタキの作り方もいろいろと紹介されていますが、それぞれの家で食べ方も違っています。
それでも薬味を沢山載せて、そしてニンニクを囓るように入れるのも特徴ですね。
お酒も、相手に酔ってもらうのがもてなしだと思っていますので、なかなか手強いですよ。

>風さん
私もですが、先ずはカメラで撮ってからお箸になりました。
皿鉢として取ることは少ないのですが、ここの料理は美味しくて、お寿司の単品やタタキなどはよくいただいています。
フルーツはせいぜいミカンやリンゴでしたが、今はメロンですね・・・・
 
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