仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




梅が数輪、咲き始めていました。近くのミカンの木にはウグイスが止まっています。しかし、未だホーホケキョではなく、”チャッチャ”という地鳴きです。


小学生の頃、秋から冬にかけてはメジロを落とすのが子どもたちの楽しみでした。
オトリのメジロ(雌)をコバン(鳥かご)に入れて、メジロの来そうな木に吊します。そして、その回りに止まり木となるように鳥もちを付けた小枝を渡し、じっとやってくるのを待ちます。
オトリの雌の鳴き声に呼ばれてメジロがやってくると、早く鳥もちのついた小枝に止まれと、ドキドキして待っています。


ところがここに、招かざる客もやってきます。それが”チャッチャ”と呼んでいたウグイス。釣りで言うと外道なんですが、これが結構、メジロに誘われてやってきます。
チャッチャが先にやってくるとメジロは逃げていき、ひとしきり時間を潰さなくてはなりません。ましてや、間違って鳥もちの枝に止まってしまうと大騒ぎです。


早く外してやらないと、鳥もちにくっついた鳥が暴れて、羽根までくっついてしまいます。そうするとそれを外すのが一苦労で、しばらくは専念しなければなりません。
その間にメジロがやって来ても鳥もちはなく、そんなときに限って群れになってやって来て、すぐ近くで飛び回ったりすると腹が立ちます。


メジロを落とすというのは、やってきたメジロが鳥もちの付いた小枝に止まると、足が鳥もちでくっついてしまうので、飛び立とうとするとバランスを崩してその小枝にぶら下がるような格好になることから、子どもたちの間ではそう言っていました。
今はメジロも禁猟、ときどき密猟でつかまる人もいますが、野鳥は自然のままで愛でるのが良いですね。

[Photo : NIKON D700]

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