仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




私が自分で働いたお金で買った最初のカメラは、アサヒ・ペンタックスSPでした。



(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro : f=90mm F9 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)
【これは後に中古で買ったペンタックスSV(発売初年は1962年)】

川崎に就職していた私は、手当たり次第にカタログを読みあさり、意を決して新宿に出かけ、ヨドバシカメラで55mmレンズを付けたペンタックス(Pentax)SPと、28mm、200mmの2本のレンズも同時に買ってしまいました。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/200sec -0.7EV ISO100 RAW)
【ウコンの花】

当時の価格は覚えていませんが、倉庫のような場所の窓口でこれらの製品を告げ、計算をしてもらったところで思っていた以上に安くて驚きました。田舎では考えられない価格であり、さすがは大手の販売店だと思いました。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)
【ペンタックスSV・残念ながらシャッター幕不良】

大きな紙袋に入れてもらって持ち帰り、箱から取り出すのももどかしく、すぐに住んでいた寮の屋上に上がって富士山を撮りました。


(Photo with Nikon D200 Nikkor DX 18-70mm F3.5-4.5G ED : f=18mm F8 1/180sec ISO100 RAW)
【稲刈りの終わった株からは二番穂が出てくる】

当時は、広角レンズは35mm、望遠レンズは135mmというのが一般的でしたが、せっかくの一眼レフであればより広く、より遠くのものを引き寄せて撮りたいという意志があったため、200mmで捉えた富士山の姿には感動しました。


(Photo with Nikon D200 Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)
【55mm・F1.8】

当時のペンタックスのレンズは、ボディーとネジで結合していました。他のメーカーはほとんど、マウントにバヨネットを採用していましたが、ペンタックスは、バヨネット式ではマウント面が摩耗してくると取り付け面にガタツキが出てくるが、ネジで固定する方式は多少摩耗しても、ねじ込んでいけば完全に密着するので、レンズの平面性が保たれるというような説明をしていたと思います。
しかしペンタックスもその後、バヨネット式に変更し、現在に至っているのはご存じの通りです。


(Photo with Nikon D200 Nikkor DX 18-70mm F3.5-4.5G ED : f=55mm F8 1/250sec ISO100 RAW)
【高知自動車道】

私が最初にペンタックスを選んだ理由ですが、何よりも価格が安く(リーズナブル)、それでいて性能がよいことでした。その頃はニコンが最高峰、その次にキヤノン、ミノルタなどがメジャーでした。でも、若者(私)が手を出せる一眼レフはペンタックスしかなく、その後もいくつかの機種を使いましたが、いまは懐かしい想い出です。

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