戦後、国道を中心とした一般幹線道路は、GHQの規制の下におかれ、戦後の荒廃からの復旧工事が21年から5カ年計画で行われました。
国道27号線(現12号)については、21年に白石村々界から西野幌の北海道林業試験場入り口までの改良が実施され、22年同試験場入り口から函館本線鉄道を横断、町道の1番通りを江別に向かい、宮下通り(現在の市道)に連絡、さらにそこから江別駅前までの路盤改良が行われる、など、いわば応急手当的な改良が進んでいきました。
27年、新道路法が施行され、国道27号は12号と改称されました。
31年の北海道総合開発第1次5カ年計画の終了と同時に、北海道開発庁は輸送の動脈となる主要幹線道路網の整備などを重点に道路整備5カ年計画を樹立、これにより国道12号の改良と舗装が一気に本格化しました。
年度をおっての進捗状況は、以下のとおりです。
32年度=江別駅前ー江別橋間404メートル舗装の完成
33年度=札幌市境から元江別4丁目(西野幌跨線橋部分を除く)間、6,060メートル改良工事
34年度=上記6,060メートルの舗装完成。元江別4丁目~北日本引き込み線間、670メートルの改良工事。石狩川河畔3,018メートルの簡易舗装の完成
35年度=元江別4丁目ー江別駅まで542メートル、改良工事。跨線橋の設置地点の決定
36年度=元江別3丁目5差路ー江別駅前間の舗装完成
37年度=豊幌および西野幌跨線橋の完成
38年度=岩見沢市境ー西6号立体交差の完成
註:江別市総務部「えべつ昭和史」242-243頁.
写真:昭和35年5月宮下通り(左側級市庁舎)
同上書242頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。
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