江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

潤いの街路樹

2015年08月17日 | 歴史・文化

 公園ならびに市民生活に潤いをもたらすものとして街路樹の役割は重要です。

 春から夏、夏から秋にかけ街中を行き交うとき、目にしむ街路樹の緑、しみじみと四季の移り変わりを実感させてくれる紅黄葉のあでやかさは、この街に住んで良かったとの思いを増幅させるものです。

 市内の街路樹を構成する主な木々は、高木ではナナカマド、ニセアカシア、それにプラタナス、ハルニレ、シナノキ、ポプラなどであり、低木では学園通りのツツジや3番通り中央分離帯のモンタナハイマツなどに代表されます。
昭和59年度現在の市道の植栽道路率3.8%は、国・道道と比しかなり低率でした。
また、植栽の状況としては江別市街から大麻(おおあさ)方面へ走る東西線に比し、角山方面から鉄南地域にわたる南北線の植栽が遅れているのが総体的傾向でした。

 そのたえ、江別市緑化推進計画では、市道8路線を中心に、6,250mに、ナナカマドなどを植栽することになりました。
その後、2番通り、3番通り、4番通り、鉄西線、鉄東線を中心とする東西線、3丁目通り、13丁目通り、早苗別通りの南北線ともかなりの伸展をみたところです。
そのうち、特筆すべきことは、3番通りの大麻(おおあさ)地区において既存の大木をそのまま残すため、中央分離帯を通常の2倍から3倍もとったことです。
それは、緑化思想の具体的な発現であり、先行的な試みとしても注目されるところです。

 その他、関連するものを列記すると、昭和62年4月、市は錦山天満宮(野幌代々木町)境内林を保存樹林地第1号に指定にしました。これは 59年3月議会にて制定された江別市緑化推進条例に基づくものです。
 また、平成2年度からは、江別市指定樹木選定事業をスタートさせ、市内の銘木の保存をとおし、緑化思想の普及と都市の快適性、美観性の保持に努めています。
現在は、江別市緑化推進計画(平成3年~平成7年度)に基づき、推進施策が展開されているところです。


註:江別市総務部「えべつ昭和史」709-710頁.
写真:市道3番通り(大麻<おおあさ>地区)
 同上710頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。



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